デート・ア・ライブ 電子精霊達と共に   作:神谷 莢那

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 九時半執筆開始します。これで深夜投稿は避けられるか……?

 あ、あと、明日に言うべきなんだろうけど忘れてたら困るので早めに報告をば。二週間後くらいに中間テストがあると友人から教えてもらったので来週、再来週、テストの期間によってはさらに次の週までお休みさせてもらいます。それが終わったら前々から書くつもりしてはIFルートの分のやり始めるかねってところ。

 そんな感じですかね。そういえば最初の一つ除いて二文字に統一しました。被ってたら報告お願いします。変えるので。

 執筆中に寝落ちてギリ起きたけど深夜だぁ……。


観察

 「士道、起きてください。朝ですよ」

 「早く起きなさいよね、話すこともあるんだし」

 

 鞠亜の声を聞き、徐々に意識を覚醒させる。

 

 「ああ、おはよう、鞠亜、鞠奈」

 

 寝起きの頭でぼんやりとしながらも、返事を返し、ふわぁ、とあくびをする。

 直後、脳裏に蘇ってくるあの光景。折紙を救うべく過去に戻った先にて俺達は――

 

 「っ、そうだ鞠亜。折紙は……」

 「不明です。私たちも、つい先程目覚めたばかりでして、士道と合流して動き出そう、というつもりでしたから」

 「ま、そういうことね。だから、急いで起きなさい? 狂三も探さなきゃならないんだから」

 「あらあら、それねら心配には及びませんわ」

 

 鞠奈が言い終えると同時、部屋に広がる影からにゅ、と現れる狂三。

 

 「で、キミ、どこへ行ってたのよ」

 「無事に別の時間に移れたようでしたので、折紙さんと〈フラクシナス〉の方を確認に行っていましたの。ぱっと見ただけですが、無事ですわよ?」

 

 それじゃあ――

 

 「ええ、士道さんの願った通り、ちゃんと世界が変わった――きっと、そういうことですわね」

 

 安堵ゆえか、体から力が抜け、起き上がろうとしていた体がまたベッドに倒れ込む。

 

 「――良かったじゃない」

 「やりましたね、士道」

 

 一人は控えめに、もう一人はとにかく素直に。二人からの言葉が伝えられ、少し恥ずかしい気分にもなる。

 

 「……って、あ!」

 「士道さん、どうかしましたの……」

 「士道……? きゃっ」

 

 鞠亜、そして鞠奈も小さく悲鳴を上げる。その理由は、士道が急に彼女の手を――強引ではなかったが唐突に――引っ張ったからだ。同時に、引き寄せられた彼女らの腕が、士道の指が這うようにして撫でられていく。

 

 「き、キミ、急にどうして――」

 「――――良かった」

 

 遮るように言われた言葉とその安堵の表情と、同時に行われた抱きしめによって困惑と恥じらいが出てきて言葉が止まる。

 

 「私はもう少し、様子でも見てまいりますわ。では、お昼すぎにでもまた」

 

 そう言って、狂三が影に消えた。気をきかせた、そういうことなのだろう。

 

 「あ、あの、士道……?」

 

 ぎゅぅ、と優しく抱きしめられ続け恥ずかしさで顔を赤くした鞠奈が話を切り出す。

 

 「その、良かった、というのは……?」

 「腕」

 

 たった二文字の言葉を告げられ、え? と二人揃って首をかしげる。

 

 「折紙のやつを受け止めてたろ? それで、怪我をしてないか心配で……」

 

 もちろん士道は、彼女らに再生の炎を使ったことは覚えている。だけどそれでも、心配する。彼女らを大切に想う士道にとって、それくらいは当たり前のことだった。

 そしてそれは、鞠亜、鞠奈にとってはむしろ驚かされること。その程度、と言ってしまえるほどに、精霊の身からすれば大したことのないものであったから。そして、士道の自分たちへの想いが、想像を超えていたから。ひたすらに一途にこちらを見てくれているのだと改めて理解すると同時、一瞬で顔が真っ赤に染まる。

 

 まあ、その後恥ずかしがったり愛を再確認、なんてことをした後の彼等がナニをしていたのか、は察してしかるべきである。

 

 

 

 

 

 なんて朝の出来事もありつつ、昼頃になってやっとリビングに降りた士道達は、シャワーや食事を手早く済ませ、家を出る。琴里は家にいなかったのでおそらくは〈フラクシナス〉にでもいるのだろう。できればそちらもどうなっているか見ておきたかったが、優先するべきは折紙――彼女が救われているなら、それだけで時間遡行をしてまで助けたかいがあったと言えるのだから。

 なんて考えの彼等だったが、実のところ今日は平日であり、向こうとこちらの時間の差があったということには気づくのはもう少しあとのことだ。

 

 「……士道、さん。鞠亜さん……に、鞠奈、さん……も、こんにちは……っ」

 

 外に出た士道達を見つけ、挨拶を交わすのは手にパペットをつけた特徴的な少女――四糸乃だ。士道達を待っていた、なんて理由ではなく、たまたま通りがかったところ、と言った様子だ。

 

 「ああ、こんにちは、四糸乃。ちょっと行くところがあるから、またな」

 

 鞠亜、鞠奈も続くようにこんにちは、と挨拶を交わし、彼女の元を去る。

 

 「大丈夫……そうだったな?」

 「ええ、そうみたいね」

 

 精霊は人よりも頑丈なため傷などでは判別しにくいが、おそらく何も無かったと判断できる様子だった、と鞠亜が述べる。その意見には残り二人も賛成のようだ。

 

 「とりあえず、狂三もそのうち合流するだろうし、折紙を見に行こうか」

 「まあ、それが良いでしょうね。町の様子を見る限りおそらく平気だとは思いますが、彼女が精霊になっているかいないかだけでも確認する必要はあると思います」

 「ええ、そうですわね。私もそうするべきだと思いますわ」

 「狂三!?」

 

 ナチュラルに会話に参加してきた狂三に、鞠奈と共に驚きの声を上げる士道。唐突に現れるその様子は朝の再現のようでもあった。

 

 「キミ、朝からどこかへ行っちゃって何をしてたのよ」

 「私の分体がどうしているのか確認していたのですわ。全員、世界改変前の記憶しか持っておらず、有益な情報はありませんでしたけど」

 

 なるほど。無駄骨に終わったようではあるが、分体から情報を集める、という手もあったのか、と感心する。

 

 狂三はひとまず、と前置きして

 

 「折紙さんの様子を見に行きましょうか」

 

 改めてそう提案した。




 寝落ち後は結構寝ぼけたっていうかぼんやりしてるので変な事書いてるかも。展開とか変な感じするけど何がとは言えない現在。眠たいです……!

 まあ、後につながるようにかつ全く濃くない内容だから問題にはならないかなー、と言ったところ。そんなわけでおやすみなさいのアップロードしまそ。

 サブタイは情報収集のためにいろいろ見る、ということで情報集めるイメージと合わせて観察、と言った感じで。

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