訂正するのも手だけどやること見つけたのでまあ最初に思い描いてたのとはまた違った流れでやってみます。
そういやAST警戒してた割に読み返したらやたらざるじゃね(まあ街中に精霊が普通にいるなんて考えないからなんだろうけど)とか気づいてしまった。設定のところでなんやかんや話してるんだけどまあここでもちょぴっと話に出してみたり。
ここ二日アップが無かったのは文化祭準備と本番あって疲れたからです。とくに当日は午前中は自クラスの食品作りで鉄板のそばにいたし午後は知り合いにヘルプ頼まれてチョコバナナひたすら作る作業。休憩なんて無かった。
――それは、唐突に空から降り注ぐ光だった。
線を成す光の数は十条。それらは意思を持つかのように一点へと収束する。
見ようによっては美しく映るそれが秘めるのは人を歪ませるほどの殺意と破壊の力。
それを受けてしまえば、精霊であれど多少の手傷を負うことが彼には見てとれた。
ならば、その霊力の大半が封印され、精霊の鎧と言える霊装がないその時に受けてしまえば――一体どうなってしまうのか。
少なくとも、霊力や生成魔力を扱うことの出来ない一般人であれば、跡形も無く消し去られてしまうほどであることは確かだ。
それらは放った者の意思に従い、まっすぐに狂三へと向かう。万が一を避けるためか、士道達と狂三を隔てる
隔てられ、届かないはずの手を、それでも士道は伸ばした。
「兄様っ――!?」
狂三を救うために、自らの力を晒し、解放して。
狂三達と合流し、何処かを回るか、はたまたもう帰ってしまおうかと言った状況となったその時、レーダーよりも早く生成魔力の反応を感知した士道は即座に自らの内にある霊力を精霊たちに分け与えた。元々彼女らのものであったそれだが、その力を完全に掌握した士道にとってはそれほど難しいことでもない。
霊装を展開するに足る十分な霊力により、封印によって人に近しくなっていた彼女らの体がまた精霊のものへと戻る。これならば、万が一は起こりえないだろう。しかし、精霊を守るために動く士道にとってそれはあくまでも保険に過ぎない。
そして、光が降り注ぐ。随意領域による隔たりと共に。
「狂三っ!!」
そしてそれに対抗するべく、一瞬の迷いも持たずに霊力を解き放つ士道。彼の意識によって顕現する天使の名は〈
その変化に、それを見たことの無い十香と四糸乃、琴里が驚きの声を上げる。
驚愕に目を見開く三人をよそに、霊装の展開を完遂した士道はその手に握られる天使ではなく、何も持たない片手の五指を広げて随意領域に触れ――ただ力を込めた。
霊力により精霊の持つ圧倒的な膂力を得て、それによって随意領域の壁を握りつぶした。言葉にすればそれだけのことだが、士道のことをを一般人であると考える真那にとってそれはあまりにも常識外れなことで、彼の変身もあいまって思考が停止する。随意領域が貼り直されるまでのその隙に手を伸ばして、瞳に不安げな色を宿す狂三を抱き寄せる。意思を持つかの如く追尾するはずのその光条は、操作が打ち切られたことによりランダムな場所に着弾し、施設の破壊を残して消える。
「兄様っ――!?」
そこで初めて知覚する襲撃者の姿。それは、兵装がある程度自由に変えられることを考慮したそのうえでも異様な姿であった。
手に持っているのは、先ほどの光条を打ち出したのであろう武器だが、それだけ別の装備から引っ張ってきたのだと思わせるほどにその他は――あまりにも異質。
背にはいくつものミサイルポッドやコンテナパーツが並び、両腕パーツには長大な光の刃がある。その外側には、戦艦の主砲を思わせる巨大な砲門が二つ。それはまるで、武器庫そのものを背負ってきたかのような姿。
両手で剣を構え、戦闘準備の体制に入ると同時、周囲を知覚し一般人の気配がないことを確認する。それと同時に、生成魔力の反応がないことも。
「どういうことでいやがりますか……!!」
「士道!」「シドー!」「士道……さんっ!」
困惑の声を上げる真那を置き去りにして、十香に四糸乃、琴里がそれぞれ霊装を展開して近寄ってくる。分配される魔力の都合もあり、鞠亜と鞠奈は即座に退避している。
「っ! 〈プリンセス〉、〈ハーミット〉に〈イフリート〉っ!?」
〈ナイトメア〉と戦い続けてきた真那にとって名前しか知らない三体もの精霊が目の前に現出する。何よりも驚きであるのは、それらが顔見知りであり、また〈ナイトメア〉を守るかのようにこちらの前に出てきたことだ。
「何をするつもりでいやがりますか!」
〈ナイトメア〉は危険だ。精霊同士でさえ戦うという事は以前の来禅高校の件で判明しており、精霊たちにとっても危険な相手であるはずなのにどうして。
疑問に答える声はない。そして、交戦経験が少なくとも十分な訓練を受けた真那の思考は、戦闘の想定によって加速していく。
今回装備しているのは、DEMインダストリーにて開発された新型のものだ。精霊一体を殺すに足るユニットを作り上げた代償として、異常なまでの負荷がかかるといった諸刃の剣。今はまだなんともないが、しかし規格外の実力を持つ真那であろうとも長時間戦う事は厳しいだろう。真那の実力もあれば精霊を殺すことも不可能ではないだろうが、しかし如何せん数が多すぎる。
ならば――
新たな手を打とうとした真那は
「ごめんな」
突然耳元に聞こえてきた兄の声と共にやってきた衝撃で、その意識を闇に沈めた。
ホワイトリコリスを装備した真那が他の人に一般人避難させて(士道を避難させようとするのは鞠亜達が気づいて対処してた)一騎討ちという展開にするつもりだったがイレギュラー多すぎてどうしようも無かったという事態。
ならば――の後は考えてません。気絶させられる前提でそのへん書いたからね。
士道は真那に対してDEMが寿命を縮めるような手術をしてると知ってるので(鞠亜が解析したってことで)それを止めさせるためにも一度連れて帰って治すつもりだったとかいう話なんだけど眠過ぎてなんか変になってる気がする。朝から意識飛びまくり(寝落ち)で何してたか全くわからん。
真那の実践経験はでっち上げ。〈ナイトメア〉おいかけてばっかで他はそれほどでもないんじゃね? って考えなだけで実際は知らないです。
後、wiki見て知ったんだけど鞠奈って霊力あるかも。捉えた二亞の霊力を云々書いてたし。まあ、それだと鞠亜はどうなるのって話だからまあ電子精霊としての人格形成のためにでも使われたということで。鞠亜は鞠奈をベースとしただけだしね。
あと本文ちょぴっと書き足しました。二千文字にしたかっただけというかなんというか。