悪魔城ドラキュラ Dimension of 1999 作:41
あの時アルカードは一体どこへ行っていたのか……
ライバル
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「…………ここ……は?」
カヌーを取り巻く霧が晴れた時、何故かアルカードは暗闇の中にいた。
「…………」
両の瞳は間違いなく開いている。しかし周囲は全てを閉ざす黒一色。
理解不能のこの状況……普通の人間ならば訳も解らずたちどころに発狂していただろうが……アルカードは一切動じる事無く感覚を研ぎ澄ました。
そもそもアルカードは
……周囲に人の反応は……無い。少なくとも近くにユリウス達はいない……
……空間は……かなり広い。特に天井が高い。また光が一切無い事からみて窓は無い様だ。
……大気の流れはほとんど無く、淀んだ空気が滞留している。地上では無く地下か……?
……空気は……ひんやりと冷たい。が、どこか饐えた匂いがする。これは間違いなく死体。それも朽ちてから大分たった物の匂い……牢獄?いや、それにしては数が多い……と、いう事は……
「――地下墓地!!」
”ビシャアアアアンッッ!!”
アルカードが結論を導き出した瞬間、漆黒の闇を振り払う眩い雷光がほとばしった!!
何の前触れもなく放たれた電撃を、アルカードは瞬時に避ける。一瞬だけ稲光によって照らされた部屋の奥、再び闇に閉ざされた空間から聞き覚えのある野太い声が聞こえてきた。
「匂う……匂うぞ…………」
「取るに足らん人間の匂いと……」
「お高く留まった吸血鬼の匂い……」
「俺様の……大嫌いな…………」
「
再び雷鳴が轟き、黒一色だった空間を真っ白に照らし出す!……しばしの静寂の後、暗黒の空間にポツ、ポツ、と松明が灯りだした。そしてその灯りが指し示す部屋の最奥に……その魔物はいた。
「アル……カアァ――ドオォォ――ッッ!!!」
「ガラモス!!」
アルカードに雷を放った者の正体……それはエジプトの獣神を彷彿とさせる異形の魔獣、
”魔神ガラモス” であった。
ガラモス……この悪魔城においてただ一人城主ドラキュラに反抗する者。
彼は「1万年計画」と言われる壮大な版図を基に、虎視眈々と悪魔城と魔王の地位を狙っていた…………筈だったが…………
「姿が見えないと訝しんでいたが…………そういう理由か……」
ガラモスはその首と腕を、壁から垂らされた太い鎖に繋がれていた。かなり長い間幽閉されていたと見え、筋骨隆々だった体は見るも無残にやつれ果て、所々骨が浮いて見える。見上げる程だったその巨体も、力が失われたからか一回りも二回りも縮んで見えた。
「何をしに来たアルカード!貴様の!せいで!オレ様はァッ!!」
「…………」
その時アルカードは長きに渡るこの魔物との因縁を思い返していた……
◇
そもそもガラモスがいつ頃この悪魔城に住み着いたかは定かではない。だが少なくともアルカードが物心つく頃にはすでに存在し、ドラキュラと敵対していたようだ。
ただアルカードが幼かった頃は父であるドラキュラも賢君として健在で、ガラモスも表立った行動は出来なかったようである。そのバランスが崩れたのは母が魔女狩りに遭い、父が狂気に堕ちた五百年前からだった。
人間への反乱を企てたドラキュラは、暗黒の神と契約し魔界から異形の魔物を召喚、自らの手駒とした。ガラモスはそのどさくさにまぎれドラキュラが召喚した魔物のうち自身と波長の合う者をかすめとり、少しづつ勢力を拡大していったのだ。
それ以後アルカードとガラモスは幾度となく矛を交えた。もっともしばらくの間は互いの力がそこまで強くなかったため小競り合い程度ですんだ。本気で戦ったのは今から二百年前……1797年にベルモンドの先祖が仮初めの城主となって悪魔城が復活した時の事だった。
互いにドラキュラと敵対する者同士、共闘も出来そうな物であったがやはりそううまくはいかなかった。もっともドラキュラを”止めよう”とする者と、ドラキュラに”成り代わろう”とする者では、ハナから対決は避けられなかっただろうが……
とにかくそのタフネスと電撃に苦戦はしたものの、なんとかアルカードはガラモスを撃破した。だが命までは取らず、その後アルカードはドラキュラを倒し、城の封印に成功したのだが……
◇
目の前のガラモスの惨状は、おそらくアルカードとの戦いの傷が癒えきらぬ所をデス辺りに捕縛されたのだろう。一息に命を取らないのはあえて呪詛を吐かせることによって城の混沌の糧とするためか、それとも城主の気まぐれか……どちらにせよあまりいい趣味とはいえない。
――ここが……俺の行くべき所……?
因縁の相手を前にして、アルカードは自身がここに送り込まれた理由を計りかねていた。
確かにガラモスは危険な魔物だ。ドラキュラに反抗はしているが人間に友好的という訳でもない。放っておけばいずれ必ず(1万年後だが)人間に牙を剥く。
かといって今のガラモスにかつての危険性があるとは到底思えない。そもそも自由に動けるなら執念深い奴の性格から考えて、いの一番に自分につっかかって来ただろう。それすら出来ない程に今のガラモスは弱っているのだ。このまま放置した所で自分や忠守達をどうこう出来るとは思えない。
ガラモスは鎖に繋がれながらも目を血走らせ、今にもアルカードに食いつかんばかりに体を震わせている。ガラモスがその身をよじる度、鎖がきしみ地下墓地の石壁が震える。
アルカードは自身を見下ろす突き刺すような視線も意に介さず、一人思案にくれた。そしてしばしの沈黙ののち、ガラモスに静かに語り掛けた。
「…………その楔から放たれたいか?」
「!!」
アルカードの言葉に、それまで暴れていたガラモスの動きがピタリと止まる。
「その鎖に込められた呪いは強力な物だ。今のお前では例え一万年たとうが千切る事など出来まい」
「だが俺ならば……ドラキュラと同じ力を持つ俺ならその鎖を断ち切る事が出来る」
「ぬううううッ!?」
自分を解放するというかつてのライバルの言葉に、ガラモスはその真意を測り兼ねた。だがその答えはすぐに本人の口から明かされる事となる。
「ガラモス。俺たちに協力しろ」
「何ッ!?」
意外過ぎるアルカードの要請に、ガラモスの恐竜の様な口があんぐりと開きその口腔を覗かせる。
「俺達は今ドラキュラを完全に滅ぼすために戦っている。だがそのための結界を守る戦力が心もとない。お前の力を貸してほしい」
ガラモスの体が時が止まったかの様に固まる……だがすぐに我に返ると、今まで以上の怨嗟に満ちた声で雄叫びを上げた。
「貴様……ふざけるなッ!!俺様に協力しろだと!?貴様のせいで俺はこの二百年ここで……!しかも言うに事欠いて下等な人間を守れ?どの口が言う!!」
自業自得とはいえ、現状囚われる原因をつくったのは目の前の貴公子である。限りなく逆恨みに近い物ではあるが、それだけにガラモスの恨みは深い。だがそんな魔神の性格を熟知しているのか、アルカードは落ち着き払った口調で続けた。
「話は最後まで聞け……。言っただろう、「ドラキュラを”完全”に滅ぼす」と、俺たちはドラキュラの魂を悪魔城から切り離す。成功すればドラキュラは二度と復活しない。残った城はお前の好きにすればいい」
「――!!」
アルカードの誘いに、ガラモスの表情が一変した。やがて長い沈黙の後、先程までとは打って変った落ち着いた口調でガラモスが聞き返す。
「……人間どもに協力すればこの鎖を解いてくれるのか?」
「……約束しよう」
「……城主がいなくなった後の悪魔城を俺の物にしていいというのか?」
「……好きにするがいい」
「そうか……そうか………………」
「ふ ざ け る な」
「……!!」
「……このガラモス様をなめるなッ!我が”一万年計画”は完ぺきだ!!!貴様らの手なんぞ借りんでもいずれ必ずドラキュラはこの手で滅ぼす!大体封印された悪魔城なんぞ貰った所で嬉しくもないわ!薄汚い人間どもの犬になるくらいなら…………」
いつのまに取り出したのか、ガラモスの左手には先端に緑色の宝石がはめ込まれた巨大な杖が握られている!
「ドラキュラの下僕になり下がった方がマシだアァァ――――ッ!!」
ガラモスの怒号と共に、荒れ狂う雷の雨が至る所に降り注ぐ!痩せっぽちのその体のどこにそんな魔力が秘められていたのか……その威力はハルカのトールハンマーに匹敵するほどだ。
「く……ッ!
アルカードは即座に体を4足の獣に変えると、一目散にその場から駆けだした。
「やはり……甘い考えだったか!」
スコールの様に降り注ぐ雷の隙間を縫うように走りながら、アルカードは自身の甘さを痛感した。渡し守の導きに一縷の望みを抱き、二百年の間にガラモスの心境が変わっている事を期待したが、やはりそんな都合のいい事は起こらなかった。
「決着を……つけろというのか?」
アルカードはガラモスの電撃を紙一重でかわしつつ、隙を見て反転、瞬く間にその距離を詰めていく。
その素早い動きにガラモスの表情がみるみる歪む。アルカードの狙いは明らかに雷光の杖を持つ自身の左手だ。だが両腕は呪いの鎖に繋がれろくに動かすことも出来ない。このままでは杖ごと左手を切り落とされてしまう。
「ガアアアッ!!」
ガラモスが口から強力な火炎を発した。だがタイミングが一瞬遅く、既にアルカードはガラモスの左手目掛け跳躍していた。そして間合いに入った瞬間、アルカードは獣化を解き腰の鞘からヴァルマンウェを一気に引き抜く!
”バキイィィィンッ!!”
「――ッッ!?」
だがどうした事か、アルカードが切断したのはガラモスの左腕を縛る巨大な鎖だった。自らの半身を縛る楔が外れ、ガラモスはある程度自由が利くようになったが……
「どこまでも……俺をこけにするかァァァ!アルカードォォォッ!!」
当然情けをかけられた形となったガラモスの怒りは頂点に達した。雷光の杖を持った左腕を切り落とす所か、枷を外す情けをかけられたのだ。ガラモスにとってそれは侮辱以外の何物でも無い。
”ドガシャアアアアッ!!”
自由になった左手で、ガラモスはアルカードにむかい杖を思い切り振り下ろした!だがこれも素早くかわされてしまう!それどころかガラモスがアルカードの姿を見失っている間に、反対側の右手の鎖も砕かれてしまう。
「うがあああアアアア――――ッッ!!」
怒りに震えるガラモスが地下墓地に轟く雄叫びを上げた。二百年ぶりに両腕が自由になったが、よりにもよって憎きダンピールのおかげだ。食い物など何も入っていないガラモスの腸が煮えくり返る。
一方アルカードは怒り狂うガラモスから一旦距離を取った。両腕の枷を外され、首だけが鎖に繋がれたガラモスの姿は、さながら首輪をした猛犬の様にも見えた。
「もう一度問う!力を貸せガラモス!」
諦めきれないのか、尚も説得を試みるアルカード。だがもはや今のガラモスには会話というコミュニケーション自体が通じない!
「アルカードォォォッ!!」
ガラモスは左手の杖を振りかざすと、今度は長身のアルカードが軽く収まる程巨大な雷の玉を続けざまに放った。地面を這うように向かって来る雷球を、アルカードは華麗に飛んでかわすが……
「かかったな!死ねええええッ!!」
「!」
上空で待ち構えていたガラモスの巨大な牙がアルカードに襲い掛かる!二百年間何も口にしていなかった飢えと渇きを癒そうと、ガラモスは唾液を振りまきながらアルカードに食らいついた!
”ガチィィィンッ!!”
上あごと下あごがガッチリと噛みあい、久方ぶりの食事に舌鼓をうつ……が、隙間なくかみ合った牙の間から白い靄のような物が染み出し、やがてそれはガラモスの眉間に集まり始め……
”ドゴオッ!!”
「うがあッ!?」
アルカードの強烈な右こぶしが、ガラモスの眉間を打ち据えた!!ガラモスに食われる瞬間、アルカードはその身を白い霧に変え攻撃から逃れたのだ。
「馬鹿……な……ッ!!」
脳天に強烈な一撃をくらい、”ズシン”という重低音を響かせながらガラモスは地面に崩れ落ちた。その衝撃で地下墓地は地震が起きたかの様に揺れ、石の墓標が幾つも倒れる。
”何故……だ……何故こうもたやすく……ッ”
地下墓地の冷たい地面に突っ伏しながら、ガラモスはひたすら考えた。二百年もの長きに渡る幽閉生活で力を大幅にそがれた事もある。鎖に繋がれ思うように身動きがとれなかった事もあるだろう。だが何故こうも手玉にとられる?かつて鎬を削り合ったこのダンピールと自分にそこまでの実力差は無かったはず……!
「ガラモス……これが最後だ。俺たちに協力しろ」
アルカードがガラモスの首を縛る鎖を斬った。そしてそのままヴァルマンウェの切っ先をガラモスの眉間へと突きつける。
「…………ッッ!!」
その凍るような視線に、不覚にもガラモスは心の底から恐怖した。二百年前に戦った時とは比べ物にならないアルカードの迫力……かつてのお坊ちゃん染みた面影など微塵も無い。それは数々の修羅場を見てきた者、不退転の決意を秘めた者のみが宿す事の出来る気迫だった。
――たかが二百年程度の間に、こいつに一体何があったというのだ――
”たかが二百年”……不死と言える程の長寿を誇る魔神の、それが最大のミスであった。
ガラモスが一万年計画という緩慢な謀にあぐらをかいている間、アルカードは戦い続けていた。例え自らは前線に赴かずとも、数多の戦士達が自分よりも遥かに強大な敵に立ち向かい、戦い、時には倒れるさまを見届けてきた。その名も無き人間達の生き様が、アルカードに不可視の力を与え、成長させたのだ。
……かつて鎬を削り合ったガラモスとアルカードの実力は、悲しいかな埋めがたいほどに開いていたのだった……
「う……」
「うう……」
「ウオオオオオオオオ―――――――ッ!!!」
「ッ!?」
地下墓地……いや悪魔城全体に響き渡るガラモスの咆哮!!果たしてそれは自身へのふがいなさか、それともかつての
「ぐ……うぅ……き、貴様の軍門に下るくらいならば…………」
「俺自身の手で滅びの道を選んでくれるわァ――ッ!!」
「ガラモス!?何を!」
ガラモスがその手に持つ杖に魔力を込めると、導かれるように雷のマナが辺りに漂い始めた。ガラモスはアルカードを道連れに自分に引導を渡す気だ!
「チィッ!!」
荒れ狂う雷が巨大な竜となってガラモスに降り注ぐ!だが電撃の魔法がガラモスを貫くよりも早く、その巨体より高く飛んだアルカードがヴァルマンウェを天に翳した!たちどころに巨大な雷撃はその矛先を変え、避雷針となったアルカードの体を飲み込む!――だが!
「てりゃあああああァァァ――――ッ!!」
「何!?」
”ヴァジイィィィィィィィィッッ!!”
次の瞬間、声を荒げる事など滅多に無いアルカードの絶叫と共に、巨大な雷竜の体が真っ二つに裂けた。闘気を込めたヴァルマンウェの刀身がガラモスの放った雷を両断したのだ。
「馬鹿な……ッ!俺の雷を……斬りやがった……!?」
アルカードにその身を裂かれ、行き場を失った雷は地下墓地を暴れまわり、その外壁をぼろぼろに破壊した。ようやく嵐が収まった後には、もはや墓地とは呼べない躯と石碑の残骸が散乱する荒地が広がるのみだった。
「……く、さすがに……こたえる、な……」
片膝をつき、その場にうずくまるアルカード。以前に比べ衰えたとは言え、ドラキュラに比肩する魔神の雷と正面から相対したのだ。その体は至る所が焼けこげ、いまだ煙が燻っている。
……と、その時アルカードを巨大な影が覆った。
「何故俺をかばうような真似をした……そんな事で俺が感謝するとでも思ったか!?それとも恩を着せた事で俺が協力するとでも思っているか!」
雷のダメージで未だに体を起こせずにいるアルカードを、ガラモスがはるか頭上から問い詰める。その形相は今にもアルカードを踏みつぶさんばかりに憤っていた。だが怒りに震える魔神を前にしても、アルカードはかたくなに口を開こうとはしない。
「答えい!」
たまりかねたガラモスが右手に持った円月刀をアルカード目掛け振り下ろす!
「どうしても……お前を斬る事は出来ん……」
「!!」
アルカードの答えに、ガラモスの振り下ろした右手が止まる。
アルカードがこの悪魔城に生を受けた時から、両者の因縁は始まっていた。何度も命がけの殺し合いをした。だが幾たびも矛を交えるうち、両者には奇妙な”絆”が生まれていた。
もちろん友情などでは無い、かといって憎悪というわけでも無い。多くの者が寿命という運命に従い儚く散っていく中で、無限ともいえる時間を生きる事を強いられた限られた者同士……無理やりにでも言葉を探すならば、”腐れ縁”というのが一番正確かもしれない。
「貴様……何を言うか!」
荒げてはいるが、ガラモスの声は明らかに動揺していた。思い起こせばこの城に住み着いてから幾星霜、まともに自分の相手をしてくれたのはアルカードだけだった。アルカードが感じた奇妙な絆を、ガラモスもまた同じ様に感じ取っていた。
微妙な沈黙が互いの間を流れる……だがやがてアルカードはポーションの小瓶を一飲みすると、音も無く立ち上がりガラモスに告げた。
「……もう俺たちに協力しろとは言わん。だが出来るならば……ドラキュラとの決着がつくまでは静観していて欲しい」
「………………」
「もし俺たちが討伐に失敗した時は、お前の好きにすればいい。…………頼む」
「………………ぐ……ぬ」
アルカードの懇願に、ガラモスは答えを躊躇する。しかしその返答を待たずに、アルカードはガラモスに背を向け、来た道へ歩き出した。
「逃げるかアルカード!!話はまだ終わっておらんぞ!」
結論が出ていないのに話を切り上げ去ろうとするアルカードに、ガラモスが再びくってかかる。だがもはやアルカードは振り返らなかった。
「……ここで俺が出来る事は終わった。……さらばだ、ガラモス……」
「!!」
ガラモスがアルカードに手を伸ばしたその時、すでにその姿は地下墓地から消えていた。
「………………」
一切こちらを振り返らなかったアルカードを見て、ガラモスはその気迫と強さの理由がやっと解った。あれはもう退く事が出来ない。背水にその身を置き、死を覚悟した者のみが為せる物だ。
「あやつ……死ぬ気か…………」
薄暗い地下墓地で一人、ガラモスは霧の様に消えたかつての
前回から投稿が空いてしまい申し訳ありません。
また今回のガラモスについては原作でのガラモスの設定がほぼ解らないため多分にオリ設定が含まれています。何卒ご容赦ください。