Charlotte After   作:音無白野

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タイトルが十四話なのは、アニメ第十三話『これからの記録』の後日談だからです。


第十四話 これまでの記録

 

 セミの鳴く季節に僕は目が覚めた。

 なんの前触れもなく、ただ目覚まし時計が鳴ったから起きた。僕にとっては、そんな当たり前の感覚だった。

 

 僕が日本に戻ってから、二週間が経過したらしい。

 『らしい』と、漠然としているのは、ここ最近まで僕の記憶が曖昧(あいまい)だったからだ。

 

 医者は奇跡だのなんだの 仰々(ぎょうぎょう )しく語っていたが、あんなものを毎日持ってこられたら嫌でも思い出すと思う。

 

 乙坂(おとさか)家秘伝ピザソース使用、歩未特製オムライスだ。

 

 友利(ともり)いわく、病院食があるにも関わらず歩未(あゆみ)は毎日手料理を作ってきては僕に無理やり食べさせていたそうだ。

 まあ、僕もイヤイヤながらも食べていたそうなのだけれど。

 そこのところは記憶が曖昧(あいまい)で本当に助かったと思う。

 

 そんなありがたい特効薬を毎日投与されたおかげで僕は割と元気だった。

 

 

『――続いてのニュースです。◯◯で、航空飛行機が墜落した事件で――』

 

 

 ラジオが流れる。僕はベッドに体をあずけながら黙って耳を傾けていた。

 嫌な事件だ。こんな話を聞くと自分がしたことが無意味だったんじゃないかなんて虚無感に襲われる。

 全ての能力者から能力を奪っても、この世界ではまだまだ物騒な事件が起こっている。

 

 

『――武装した△△教の過激派集団が日本に密入国――』

 

 

 まして海外だけでなく、日本でもだ。

 

 全世界の能力者たちから能力を奪う。

 

 能力者たちがそう言った連中に利用されるのが見逃せなくて、やったことだった。

 でも、現実は能力者のかわりに、まるで帳尻を合わせのように世界では人が死んでいるのだろう。どうしても犠牲は一定数でてしまう。

 

 僕は本当に能力者たちを救えたのだろうか。

 

 ……ってなに考えてんだ僕は。

 

 たかが高校生がなにさまのつもりだ。いまさら、そんなこと考えても遅い。自分が正しいと思ってやったことだ。

 この世界から能力者をいなくさせる。あとは僕が思春期を終えて大人になれば本当に能力者はいなくなる。それだけの話じゃないか。

 これでよかった。

 

 全ての人を救えなくても、せめて僕が手の届く範囲は――

 

 

 ――ガラガラ。

 

 

「オッスー、起きてるっすかー?」

 

 病室のスライドドアが開いた。

 銀髪碧眼の少女、友利(ともり)奈緒(なお)が入ってくる。

 女子力の気概もなく、ドアを脚で器用にスライドさせる。なにか手に持っているらしい。

 

 てか、ノックぐらいしてくれ。

 

「起きてるよ、なに持ってきたんだ」

 

 よっこらせっと、わざわざ声に出して僕は病院のベットから体を起こす。だいぶ体の自由がきくようになった。最近では一人でも歩けるまで回復した。

 

「クリームシチューすよ、柚咲(ゆさ)さんと歩美ちゃんの三人で作ったんです。食べてください」

「これ全部を一人でか?」

 

 そこそこでかい鍋だった。目測で四人分はありそうだぞ。

 

「食べないと良くなりませんよ?」

「ちゃんと病院のを食べてるよ」

 

「男っしょ? これくらいペロリと言ってもらわないと。それともなんです? わたしの飯が食えねえーのか、おい」

「………………」

 

 なんだこの扱い。

 

 僕、病人だよな?

 それと、この人一応僕の彼女なんだよな?

 

 僕はしぶしぶ鍋を受け取り、中身を確認した。

 

 あ、赤い……。

 

 だと思ったよ。

 歩未(あゆみ)の名前が出た時点で覚悟していた。

 ピザソースのせいで真っ赤である。

 なにがクリームシチューだ。

 牛乳が全く仕事していないぞ。

 

(ちゃんと食べて元気になってください)

 

 友利(ともり)から心の声が聞こえてくる。 どうやら本当に悪気はないらしい。

 この『読心術』能力はあまり制御がきかないから不便だ。

 まあ、それでも関口伊織里(いおり)が使っていた頃よりはだいぶ制御がきくようになったのだが。

 

 ――ああ、関口伊織里(いおり)と言う人物は僕たちがまだ星ノ海で生徒会活動をしている時に出会った少女の名前だ。

 長い間、筋ジストロフィーに(むしば)まれていたが、僕の特殊能力でなんとか直すことができた。今は元気にしている。

 

「………………」

「どうしたんすか? 乙坂(おとさか)さん?」

 

 ぼうっと物思いに耽っていた僕を見て友利(ともり)が表情を(いぶか)しめた。

 

「いや、なんでもない」

 

(シチューの量が多かったのかな……)

 

 量の問題じゃない。赤いのが問題なんだ。

 

(食べてくれるかな……)

 

 友利(ともり)はしゅんとした表情でこちらの様子を(うかが)う。

 しかし、こんなことを思われては……。

 

「……食べます」

 

 食べるしかないだろう。

 

「よろしい!」

 

(やった!)

 

 屈託のない笑顔を向けられる。

 まあいいけどさ。

 うまそうな匂いするし。赤いけど。

 

「あれ? 柚咲(ゆさ)歩未(あゆみ)はどうした? 一緒に作ったんだろ?」

 

 赤いとはいえ、一応、礼を言っておきたい。

 僕のために作ってくれたのだから。

 

「もうすぐ来ると思いますよ。コンビニに寄りたいそうだったので」

「そうなのか」

「そうなんすよ――って! あれれ! 右目どうしちゃったんですか?」

 

 友利(ともり)ご自慢のカメラをこっちに向けられる。

 

「治ってるじゃないっすか!」

「勝手に撮るな! 昨日治したんだよ!」

「へえー。すごいっすねー」

 

(隻眼の死神って言われて嫌だったのかな?)

 

 全くもって、その通りだ。

 友利(ともり)といい高城(たかじょう)といい、こいつらと目が合うたびに――

 

隻眼(せきがん)の死神!)

隻眼(せきがん)乙坂(おとさか)!!)

 

 ――と、心の中でつぶやきやがるので、僕じゃなくても気にすると思う。だから治しておいた。

 

 まあ、本当は目を治さなかったのは過去をやり直さない――時間跳躍(タイムリープ)を使わないための僕なりの決意だったわけだが、今はどうでもいいだろう。

 

 もう、僕に特殊能力は必要ないのだから。

 

「まあ、片目だといろいろと不便だからな。この能力が使えなくなる前に治しておいたほうがいいだろう。思春期を過ぎると消えてしまうからな」

「そうっすね」

 

(でも、すぐに治さなかったってことは、実は気に入ってたんじゃ……)

 

「断じて違う!」

「うおっ! 心読まれた! ダメっよ! それはナシっす! ズルいっす!」

 

「……ああ、スマン。できるだけ抑えるようにするよ」

 

 もちろん嘘八百(うそはっぴゃく)だ。

 この力は僕じゃ制御出来ないし、どうしようもないのだ。

 

(本当か怪しいなぁ)

 

 友利(ともり)には完全にバレてしまっているようだ。

 

「心を勝手に読むのをやめないなら、私は乙坂(おとさか)さんに対して口も聞かないし、無視します。喋らなくても通じるんですからいいっすよね?」

「え? ちょ……」

 

 ふんっと背中を向けられる。

 どうやら、怒らせてしまったらしい。

 

「おい友利(ともり)。僕の力じゃこの特殊能力はどうしようもないんだって」

 

「………………」

(………………)

 

 なにも聞こえてこないかもようにそっぽ向かれたままだ。

 すげぇ! こいつ! 無心になれるのか!

 そういや友利(ともり)は、いよりの時もうまく心を隠していたな……って、いやいや感心している場合か。

 

「いや、僕が悪かった。無視しないでくれよ。謝るからさ」

 

「………………」

(………………)

 

「おーい。友利(ともり)奈緒(なお)さーん」

 

「………………」

(………………)

 

「……1+1=は?」

 

「――!」

(あなたのテストの点数!)

 

「即答かよっ!」

 

 しかもかなり辛辣(しんらつ)だ。

 いくら僕でも2点以上は取れるぞ。多分。

 

「あーまた心読んだな。このカンニング魔め」

「その設定まだ引っ張るのかよ!」

 

「当たり前です。今や隻眼(せきがん)の死神捨てたあなたの唯一のアイデンティティじゃないっすか!」

「そんな悲しいアイデンティティはいらない!」

 

 ああ。

 何なんだよ、もう。

 

 でも――

 なんかこういうの懐かしいな。

 

「まあ冗談っす。ちょっとからかいたかっただけなんで気にしないでください」

 

 また屈託のない笑顔を向けられる。

 

「本当にちゃんと帰ってきましたね。乙坂(おとさか)有宇(ゆう)くん。お帰りなさい」

「………………」

 

 女子ってズルいよな。

 そんな顔をされると何も言えないじゃないか。

 

「……ありがとう。友利(ともり)。僕を待っていてくれて」

 

 なあなあになってしまっていたけれど、二年間も僕のことを待っていてくれたんだよな。

 

「あの……わたし……」

 

 友利(ともり)が表情をあからめる。

 

 僕と友利(ともり)は恋人――

 

 ――ドキドキ――

 

 なんだ?

 

 僕はなんでドキドキしているんだ。

 

 

 ――――ガララッ!

 

 

乙坂(おとさか)さん! お見舞いに来ましたよ!」

 

 

「………………」

「………………」

 

 颯爽(さっそう)と登場した高城(たかじょう)を見て、その場で固まる僕と友利(ともり)

 

 そして――

 

「おい……」

「な、なんでしょう友利(ともり)さん」

「空気読めよ! お前何月生まれだっ!」

 

 

「ぬわっああああああああ――――――!!」

 

 

 友利(ともり)高城(たかじょう)に飛び蹴りを入れるのだった。

 いつものように。

 

 

 

     ◆   ◆   ◆

 

 

 

 高城(たかじょう)友利(ともり)蹴飛(けと)ばされて、数分後柚咲(ゆさ)歩未(あゆみ)もお見舞いに来てくれた。

 

乙坂(おとさか)さん。これお見舞いのクッキーです」

「……あ、ありがとう」

 

 柚咲(ゆさ)に綺麗に包装された箱を手渡される。

 また食べ物。

 コンビニレジ上段のめったに買われないであろうあれだ。

 僕は覚えていないのだが歩未(あゆみ)いわく、お見舞いにくるたび買ってきていたらしい。

 

 ……絶対、近くのコンビニの店員に変なアダ名つけられてるだろうな。

 

 グラサンマスク粗品買い女と言ったところだろうか。

 (ひび)きだけであやしすぎる。

 

(あ、あわわっ!)

 

 何かに驚いたのか、柚咲(ゆさ)から心の声が聞こてくる。

 てか、こいつ心の中でも『あわわっ!』とかいってるのかよ。

 正直、ぶりっ子さんしていているだけかと思っていたが違うらしい。

 いままで疑って、すまなかった清純派アイドル。

 

「あわわっ! 乙坂(おとさか)さん。右目治ったんですね!」

「あー本当だーっ! 有宇(ゆう)お兄ちゃん目が治ってるのですっー!」

 

 柚咲(ゆさ)に続いて歩未(あゆみ)が大げさにリアクションをとる。

 

「ああ、不便だったからな。能力が消えるまでに治しておくことにした」

 

 そう言うと二人は顔を見合わせる。

 

(異名気にしてたんですね)

(異名気にしてたんだ)

 

 僕には、なにも聞こえなかった。

 

「すごい! 全能感バリバリですね! これからは隻眼(せきがん)の死神改めて、ゴトゥー乙坂(おとさか)さんと呼ばせてもらいましょう」

 

 ……ゴトゥーって。

 

高城(たかじょう)、僕は神さまじゃないんだからそれはやめてくれ」

「そうですか残念です……」

 

(いいアイディアだと思ったのですが)

 

「………………」

 

 高城(たかじょう)は相変わらずバカだった。

 

「そうだ! 乙坂(おとさか)さん。今日は乙坂(おとさか)さんの好きなモノを持ってきたんです!」

 

 ま、まさか……。

 高城(たかじょう)が保温機能を備えた円柱型の弁当箱を取り出す。

 

「じゃんっ! わたしたちの友情の証! 何度食べても食べ飽きることはない星ノ海学園食堂特性牛タンカレーです」

「おおっ!」

 

 またまた食べ物。

 だが、これは非常に嬉しい!

 とことん嬉しいぞ!

 

「でかしたぞ! 高城(たかじょう)!」

 

 僕は嬉しさのあまり親指をぐっと立てる。

 

「ご期待に添えて何よりです! 私たちは今年で卒業ですからね。今のうちにたくさん食べておきましょう!」

 

 皿にカレーが盛りつけられる。

 湯気とともにスパイスの香りが食欲をそそる。

 見てるだけでヨダレが出そうだ。

 

「さっそく食べていいか?」

 

 

「ええ! 冷めないうちにどう――」「――はーい、ストーップ」

 

 

「ああっ――!」

 

 僕の叫び声も虚しく、友利(ともり)に牛タンカレーを取り上げられてしまった。

 

乙坂(おとさか)さんは先にこっちを食べてもらわないとダメですよー?」

 

 赤いクリームシチューが入った鍋をゴリゴリ押し付けられる。

 

「そ、それは後でちゃんと食べる。いまは男の友情をだな……」

 

 

「食べろ」「食べてくださいっ」「食べてほしいなー」

 

 

「……はい」

 

 女子力及び集団の圧力に負ける僕。

 

「ゴトゥー乙坂(おとさか)さん……」

 

 同情してくれるのか高城(たかじょう)……でもその呼び方はやめろ。

 

「ユサリンの手料理が食べられるなんて羨ましいです!」

 

 やはり高城(たかじょう)はバカだった。

 

高城(たかじょう)さんっ! わたしのことユサリンって呼ぶのはもうやめてくださいっ!」

 

 ――え?

 

「もうわたしはユサリンを卒業したんですっ!」

 

 えっ? え?

 

「そ、そうなのか?」

「そうですか……乙坂(おとさか)さんは知らないんでしたね……」

 

 高城(たかじょう)はこの世の終わりだと言わんばかりの苦悶の表情を浮かべる。

 

「ユサリンがっ! ユサリンがっ! あのわたしが大好きなユサリンがっ――!! ユサリンを卒業しちゃったんですっ――――!!」

 

 リノリウムの床で高城(たかじょう)は子供のようにのたうちまわった。

 

「引くなっ!」

 

 お決まりのツッコミを入れる友利(ともり)

 ……このやり取りも懐かしいな。

 

「そもそも始まりはですねっ! ムーブメント朝日――通称ムブ朝の放送が終わってしまったのが原因なんですっ! ああっ――あの占いコーナーがまた見たいっ!! ユサリンのおまじないシリーズがまた見たいっ! ユッサリン! ユッサリン! ユッサリ――ン!!」

 

「引くなっ! 病院でさわぐんじゃねえっ!」

「ぐぼぉぁ――――――」

 

 高城(たかじょう)の顔面に友利(ともり)の右ストレートが入った。

 

「さて、くだらないこと話してないで本題に入りましょうか」

 

 地面にぶっ倒れている高城(たかじょう)を横目に友利(ともり)は手のひらの返り血をハンカチで拭った。

 ……いつも思うことだが、少しは手加減してやれよ。

 

「本題ってなんだよ?」

「ふっふっふ、実は有宇(ゆう)お兄ちゃんに内緒にしていた計画があるのですよっ!」

 

 ――計画?

 

乙坂(おとさか)さん実は明日から退院です」

「え? マジで?」

「そうなんっすよ。てなわけで、みんなで乙坂(おとさか)さんの退院祝いをします」

 

 わーいわーいと喜ぶ柚咲(ゆさ)歩未(あゆみ)

 

「え、本当か? 僕はなんにも聞かされてないぞ」

「はい、今言いましたから」

 

「前に受けた診断結果だって――」

「それならここに」

 

 ――ピラリッと一枚の紙。

 診断結果と思しきものをつきつけられる。

 

 

「実は乙坂(おとさか)さん。もうすぐ死にます」

 

 

「「ええ――――――――!?」」

 

 

 僕と地べたの高城(たかじょう)が叫ぶ。

 僕は急いで診断書を見た。

 

「――ってなんだよ。なんでもないじゃないか……」

 

 診断書には少し健康被害がどうのこうの書かれていたぐらいで、特に目立ったことは書かれていなかった。よくわからないが少なくとも死ぬとは書いてない。

 

「ごめんなさい、冗談っす」

「やめてくれよっ!」

 

 タチが悪いってレベルじゃねーぞ。

 

「退院祝いにみんなで遊びに行きましょう」

「はあ……そりゃどうも」

 

 てか高城(たかじょう)はなんで驚いてたんだよ。聞かされてなかったのか?

 

「――というわけで、またバーベキューしに行きましょう。アウトドアです」

「バーベキューか」

 

 懐かしいな。

 生徒会の活動以来か。

 

有宇(ゆう)お兄ちゃんずっと病院だっだもんね。だからお外で遊びましょー!」

「夏ですからね。今回はちゃんと計画を立てて、着替えも持って行きましょうっ! 水着だって持っていきますっ!」

 

 天井に向かって拳を突き上げる柚咲(ゆさ)

 それを見て高城(たかじょう)が、

 

「――――――っ聞きましたか乙坂(おとさか)さん! ユサリンが! 水着を! あのユサリンが水着を持っていくそうですっ! イヤッッホォォォオオォオウ! ユサリン最高――!!」

 

「引くなっ!」

「もうっ! 高城(たかじょう)さんっ! ユサリンはやめてくださいっ!」

 

 友利(ともり)に睨みつけられる高城(たかじょう)

 また殴られてもしらないぞ。

 

「バーベキューか……懐かしいな」

「おろ? 有宇(ゆう)お兄ちゃんたちはバーベキュー行ったことあるのでしょうかー?」

「ああ、生徒会の合宿でな」

 

 あの時は能力者を探していたんだったな。

 確かスカイハイなんとかってやつ。

 

「また大量に肉持ってきましょう! 肉! 肉!」

「……野菜も持って行くからな。今度はちゃんと食べろよ」

「えー……」

 

 うなだれる友利(ともり)

 

「じゃあ(あゆ)はピザソースを持っていくのですー」

 

 やめてくれ。

 

「じゃあ、詳しい連絡はまた後で回しますね!」

 

 そんなこんなで僕の退院祝いはバーベキューに決まった。

 


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