やはり俺がμ'sのマネージャーになるのはおかしいと思う (完結) 作:リヨ
比企谷八幡、24歳。
仕事も慣れ、穂乃果との結婚生活を満喫している。
そして今、俺たちに新たな家族が生まれた。
「可愛いね」
「あぁ。穂乃果似でよかったよ。俺の目なんか受け継いだらろくなことにならんからな」
「えー?私は八幡の目好きだよ?」
「それは穂乃果だけだ」
「そう?あ、そういえばこの子の名前どうする?私はパン子とかいいと思うんだけど!」
「やめろ、絶対将来いじめられる」
「えへへ、冗談だよ。八幡何かないの?」
そうだな.....
「.....比企谷花穂。花に穂乃果の穂で花穂ってのはどうだ?」
「比企谷花穂....うん!いい名前!私も賛成!」
「決まりだな。お前は今日から比企谷花穂だ」
「八幡はどんな子に育って欲しい?」
「健康に育ってくれればなんでもいい。まぁでも俺のようにはならんでほしいな。めんどくさいだけだ」
「ふふっ、捻くれ者だもんね」
「うっせ。まぁ元気に育ってくれればそれでいいさ。穂乃果みたいに元気すぎるのもあれだけど」
「えー?」
「冗談だよ。.....これからもっと頑張らないとな」
「そうだね。.....これから八幡のこと呼び方変えた方がいいかな?」
「まぁ別にどっちでもいいんじゃないか?」
「パパ?お父さんとか?」
「それじゃあ俺が穂乃果の親みたいだろ」
「うーん、じゃあ......あ、あなた、とか?」
「もう3回言って」
今のはなかなかグッときました。
「これからもっと楽しくなりそう」
「あぁ」
数年後
「ママ!パパ行ってきます!」
「うん!行ってらっしゃい!ファイトだよっ!」
「車に気をつけてな」
花穂も今日から小学生。俺達親としてはすごく心配でもあり、子供の新たな旅立ちの日でもあり嬉しくも悲しい複雑な日だ。
「私達も入学式の準備しなきゃ!」
「これから勉強するに運動、様々なことに励み.....」
まさか校長の話をまた聞くとは。ほんとこれ眠いよな....穂乃果のやつ寝てやがる。
「おい穂乃果起きろ」
「ふぇっ?あ、あはは、寝ちゃった」
「お前相変わらずだな.....」
「ママー!パパー!」
入学式も終わり花穂が駆け寄ってくる。
「あのね!もうお友達できちゃった!」
「ほんと!?すごいねー!」
「えへへー!あ、そうだ!3人で写真撮ろうよ!」
「おっ、いいねー!」
「ほら!パパも!」
「いや、誰がとるんだよ写真」
「あ......」
「それは私がやりますよ」
「え.....花陽ちゃん!?」
声のするほうを向くと花陽が立っていた。
「どうしてここに....」
「私今日からここで働くんです」
「あ!花陽先生!」
「そして花穂ちゃんの担任になりました!」
「そうだったの!?すごい偶然だよ!」
「まじで驚いたわ」
「サプライズですっ。それより、写真私が撮りますよ」
「あ、ありがとう花陽ちゃん。ほら八幡も!」
「パパ早くー!」
「はいはい......」
「じゃあいきますよー!はいチーズ!」
帰り道
「それでね!未海ちゃんが....」
今は学校からの帰り途中だ。穂乃果と花穂が楽しそうに話している。
....花穂もこれからどんどん大きくなって反抗期とか迎えて....いつか誰かと結婚して...いや、俺は絶対認めんぞ。....話がそれた。それから花穂に子供が出来て、俺もおじいちゃんになって.....って先のこと考えても仕方ないか。
「パパ?何してるの?」
「ん?花穂は可愛いなーって思ってただけだよ」
「えへへ!パパもかっこいいよ!」
「うんうん!八幡も花穂もかっこいいし可愛いよ!」
今を全力で楽しもう。
終わり