やはり俺がμ'sのマネージャーになるのはおかしいと思う (完結) 作:リヨ
絵里「ことり!テンポ遅れてるわよ!」
ことり「はい!」
最近ことりの様子がおかしい。練習にも集中できてないし帰りもいつも1人で帰っている
絵里「じゃあ10分休憩!」
八幡「海未ちょっといいか?」
海未「はい。なんですか?」
八幡「最近ことりの様子がおかしいと思わないか?」
海未「....やはり八幡も気づいていたんですね。」
八幡「その様子だと事情知ってそうだな」
海未「はい。練習が終わった後で」
八幡「わかった」
にこ「今全国のスクールアイドル達が最後の追い上げをするためにライブを開いているわ」
花陽「あのアライズも7日間連続ライブをするそうです」
穂乃果「なら私達もライブやろう!」
希「そうやね。でも場所はどうするん?」
八幡「秋葉とかどうだ?」
にこ「あんたそれアライズに宣戦布告してるようなものよ?」
八幡「だからこそだよ。それぐらいしないと」
穂乃果「そうだね!よし!じゃあ頑張るぞー!」
『おー!』
海未「お待たせしました」
八幡「じゃあ聞かせてもらえるか」
海未「はい....ことりは服飾関係の仕事に興味があるのは知っていますよね?」
八幡「まぁあいつ服作るの好きだからな」
海未「それで三週間前くらいに理事長からある手紙を渡されたそうです」
八幡「手紙?」
海未「はい。その内容は海外で本格的に服飾の仕事を学んでみないかということだったそうです。」
八幡「そうか。.....それでことりは留学するのか?」
海未「はい。それでμ'sのみんなにいつ言い出せばいいかわからず悩んでいるのです。もうすぐラブライブもありますし」
八幡「いつごろなんだ?留学するのは」
海未「二週間後です」
八幡「ラブライブ終わったすぐくらいか...」
海未「穂乃果もまだ気づいていないようですし」
八幡「あいつは今ライブのことで頭いっぱいだろう。....とりあえず、俺たちがあいつらに話すのは良くない。ことりの口から言わなきゃな。」
海未「はい...」
八幡「とりあえず今日はもう遅いし帰ろう」
海未「はい。では...」
ふぅ....雲行きが怪しくなってきたな...
しかも雨なんてついてない。
prrrr.prrrr
八幡「電話?はい?」
雪穂「はちにい?お姉ちゃん知らない?」
八幡「なんでだ?帰ったはずだが」
雪穂「うん。それですぐまたどこか行っちゃって。帰ってこないの。もうすぐご飯なのに...」
今雨だぞ...まさかあいつ
八幡「わかった。ちょっと探してくる」
雪穂「ありがとう。ごめんね。」
八幡「穂乃果!!!!」
穂乃果「え?ハチくん?」
八幡「お前こんな土砂降りの中何やってんだ!」
穂乃果「何って練習だよ!もうすぐラブライブあるから!」
八幡「馬鹿野郎!もし風邪でもひいたらどうするんだ!自己中なことしてんじゃねぇ!みんなのことも考えろ!」
もうすぐことりも留学するんだ。ライブが潰れるなんてことさせるわけにはいかない...
穂乃果「八幡には分からないよ!私の気持ちなんて!」
八幡「お、おい!!」
八幡「ただいま...」
小町「おにいちゃん!?どうしたの!?そんなずぶ濡れで!」
八幡「ちょっとな...」
小町「.....どうかしたの?」
八幡「穂乃果と喧嘩しちまった...」
小町「ことりさんが留学するなんて...」
八幡「俺もことりのためにもライブ潰したくないからさ。
ついムキになって怒鳴っちまった」
小町「穂乃果さんは不安だったんだろうね。ライブが万が一失敗したりしないように練習したかったんだよ。」
八幡「俺ってマネージャー失格だな。ことりのことも気づいてやれずに、穂乃果だって普段は元気いっぱいにしてるがあいつだって人間なんだ。不安なはずなのに...」
小町「確かにおにいちゃんは今回のことに関してはダメダメだね。ごみいちゃんだよ。それでね。おにいちゃんには仲直りして欲しいの。そしておにいちゃんはマネージャー失格だなんてことはないよ。おにいちゃんはいつも皆のこと考えてたでしょ?それに失敗した分は取り返せる。しかもマネージャーやってる時のおにいちゃんすごく楽しそうだもん。だからね。小町のためにマネージャー続けて欲しいな。それで穂乃果さんとも仲直りして欲しいな」
八幡「小町....そうだな。小町の頼みだからな。」
小町「うん!....あとね。これはアドバイス。おにいちゃんはいつも皆のこと優先だけど、たまにはわがまま言ったっていいんだよ?」
八幡「....よくわからんがわかった。」
小町「よし!じゃあご飯食べよ!」
八幡「おう」
ライブが無事終わるのを願うしかないな.... 続く