蒼の彼方のボッチズム   作:サラリーマン

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最近学校が大変になってきて書く時間が取れないサラリーマンです。
なんであの先生はあんなに沸点が低いんだろうか・・・
脱線しましたね
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まっかん?

翌朝学校へ行くと青柳さんが倉科さんと話をしていた。話を聞いているとどうやら昨日の相手は高藤学園のフライングサーカス部の副部長だったらしい。

窓果 「聞いたよ~倉科さん!昨日高藤の副部長さん相手に1ポイント取ったんだって。

兄ちゃんから聞いた時にすごいびっくりしちゃった。」

明日香 「いえ1ポイント取れたのは2人でしたしそれに比企谷さんの作戦のおかげです。」

窓果 「そうなんだ もしよかったらうちのfcの同好会に入ってもらえないかな?もちろん比企谷君もみさきも一緒に」

八幡 「いやだ 俺は運動なんてしたくない」

窓果 「そんなこと言わずに入ってよ~」

八幡 「だったら日向を誘えよ。あいつたぶん経験者だぞ」

窓果 「もちろん日向君も誘うつもりだよ」

そういうとちょうど日向が入ってきた。

八幡 「昨日はお疲れさま」

昌也 「大変だったんだぞお前らが逃げてから」

八幡 「悪かったな」

窓果 「日向君fcやってたんでしょ。もしよかったらうちの同好会に入ってくれないかな?」

昌也 「俺は入らない」

そこでチャイムが鳴り先生が入ってきたのでこの話は終わりとなった。

 

昼休み。俺は昨日見つけたベストプレイスに昼食とマッ缶を持って向かっていた。このマッ缶は家から持参したが自販機にあることがわかったので持参することはもうないだろう。そんなことを考えながらベストプレイスへ向かうとそこには先客がいた。

八幡 「何でそんなとこにいるんだ 日向」

昌也 「比企谷か 1人になりたかったんだ。比企谷は?」

八幡 「俺は飯だ。隣いいか」

昌也 「いいぞ ん、なんだその手に持ってる危なそうな色の飲み物は?」

まさかこいつマッ缶を知らないのか。

八幡 「マッ缶だ」

昌也 「まっかん?」

まじで知らないのか。

八幡 「MAXコーヒー。もしあれだったら飲むか?」

昌也 「いいのか?」

八幡 「ああ。もう1本あるしそれに昨日の迷惑料だ」

昌也 「じゃあありがたくいただくよ」

そう言って日向はマッ缶を一口飲んだ。その瞬間日向の口から口に含んだコーヒーが噴き出した。なんでみんな噴き出すのだろう。解せぬな

昌也 「なんだこれすごい甘いな。お前いつもこれ飲んでんのか」

八幡 「ああこれは俺のソウルドリンクだぞ。」

それから俺は昼食を食べ始めた。しばらくしてから俺は朝から気になっていたことを日向に聞いてみた。

八幡 「昔、fcでなんかあったのか?」

昌也 「どうしてそう思ったんだ?」

八幡 「朝の反応が気になってな。」

昌也 「そうか・・・」

八幡 「別に無理に言えってわけじゃない。」

昌也 「誰にも言うなよ。俺は昔・・・」

そして日向は話してくれた。昔fcの選手だったこと。最初は楽しかったが強くなっていくにつれ負けることが怖くなっていったこと。そしてfcをやめ空を飛ぶこと自体あまりしなくなったこと。

八幡 「そうか」

昌也 「俺はこのままでいいのかなってときどき思うんだ」

八幡 「別にいいんじゃねーの。」

昌也 「え?」

八幡 「おれはそんな経験ないからあれだけどやりたくないのに無理にやる必要ないだろ。

ほらあれだ、勉強をやる気がない時にやっても全然頭に入らないのと同じだ。やりたいと思ったらやればいいんだ」

昌也 「プっ!あははっ!」

何か急に笑い出したぞ

八幡 「なにいきなり笑い出してんだよ」

昌也 「いや、比企谷お前いいやつだなって思って」

八幡 「ふぇ?」

なにいきなりこいつ恥ずかしいこと言ってんの?

昌也 「突然変なこと言ってごめんな?でも比企谷に話して良かったわ」

八幡 「そうか」

昌也 「・・・俺もみさきみたいにハチって呼んでいいか?俺のことも昌也でいいからさ」

ならここで俺が言うことは1つだろう

八幡 「お断りします」

昌也 「なんで!」

八幡 「いやだってあれだし」

昌也 「な、いいだろハチ」

なにこいついきなりグイグイ来るな

八幡 「わかったよ ・・・昌也」

なんだろう今寒気が走ったぞ。

 

―――総武高―――

海老名さんが突然鼻血を出した。

三浦 「海老名鼻血出てるよ!どうしたん?」

海老名 「今新たなBLのにおいがした。」

三浦 「ちゃんと擬態しろし」

この日の総武高ではこんなことがあったという。

 

―――久那島―――

昌也 「どうしたんだハチ!変な汗が出ているぞ」

八幡 「いまちょっと寒気がしたんだ。もう大丈夫だ。」

昌也 「そうだ今度はハチの話をしてくれよ。みさきから聞いたんだが奉仕部とかいう部活に入ってたんだろ?」

奉仕部の話か・・・。あまり話したくないな。けど昌也も話しづらいこと話してくれたし俺も話すしかないか。

八幡 「部長曰く

説明しようとしたところで青柳さんに声をかけられた。

窓果 「比企谷君やっと見つけた。はいこれ君の入部届。全部書いといたからあとは提出するだけ。」

八幡 「あの俺入部するなんて言ってないんですけど」

窓果 「VS佐藤院さんで作戦立てたの比企谷君なんでしょ!そんな作戦立てられるのに君の目みたいに腐らせるなんてもったいないよ!」

この人ナチュラルに罵倒してきたよ。この人は勧誘したいの?それとも罵倒したいのどっちなんだよ

八幡 「あのナチュラルに罵倒するのやめてもらえます?」

窓果 「じゃあどうしたら入ってくれるのよ!」

八幡 「少なくとも罵倒されて入るなんてことはないですからね。じゃあ昌也が入ったら俺も入りますよ。」

窓果 「ほんと!じゃあ日向君を入れればいいわけだ」

昌也 「おいハチ。何言ってんだよ!」

昼休みが終わるチャイムが鳴った。

八幡 「じゃあ俺はマッ缶買ってから教室に戻るから2人は先に戻っててくれ。」

 

今日の授業は終わり放課後になった。

昌也 「おいハチ一緒に帰ろうぜ」

八幡 「お前各務先生によばれてなかったか?」

昌也 「そうだったちょっと行ってくるわ」

昌也は職員室に向かっていった。そして俺は

八幡 「帰るか。晩飯の用意もしないとだし」

 

Side change

昌也side

俺は今職員室にいる。

各務 「昌也はどう思う。」

先生の机の上には3枚の入部届があった。倉科さん・みさき・有坂のものだ。

各務 「同好会状態のfc部に1度に3人もの新入部員・・・何かあったのか?」

昌也 「さあ・・・倉科さんがfc部に入ったなら指導員はもういいですよね。

失礼します。」

俺はそう言って職員室を出て、教室に向かった。教室には誰もいなかった。

俺の机の上にはノートの切れはしがおいてあった。そこには「晩飯の準備があるから先に帰る。比企谷」と書いてあった。

昌也 「あいつ先に帰ったのか。俺も帰るか。」

学校を出て海の近くを歩いているとfc部が練習していて、各務先生もいた。

各務 「昌也今帰りか?」

昌也 「ええまあ」

各務 「せっかくだから見ていかないか久しぶりに」

そして俺は先生に並んで練習を見た。

昌也 「基礎体力つけないとだめですね。まずは走り込みやって

体幹を鍛えて・・・」

各務 「そう思うならアドバイスしてやってくれ」

昌也 「俺は部外者なんで・・・。帰ります。」

各務 「・・・気をつけて帰れよ」

 


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