バトルロワイアル ~Dream and Phantasm~   作:歩く激戦区
次の話 >>

1 / 9
プロローグ

「夢」とは、一体どういうものであろうか。という問いは、古代から現代まで絶えず問われてきたものの一つである。深層心理学においても無意識の働きを意識的に把握するための技法として「夢分析」というものが存在し、また生理学や哲学に於いても様々な「夢」の定義が存在する。

夢という言葉の意味の一つとして「儚いもの」というものもある。これが生じたのは夢という現象そのものの私達が感じている性質からしてほとんど自明であろう。夢は一般に目覚めてしまうと文字通り「夢のように」消えてしまい、また夢の中も自らの意思の届かないものであるからだ。

しかし、反対に夢が何か具体的で明確な世界を形成するという考え方もある。古代ギリシャでは「夢は神託であり、その意味するものはそのままの形で現れるため解釈を必要としない」とアルテミドロスが言い、またネイティヴアメリカンの一部の部族には夢を霊的なお告げと捉え、朝起きると家族で見た夢の解釈をし合う習慣がある。このように夢は何か超自然的存在からのお告げであるといった考え方は世界中に見られるのである。これらは全て外界からの影響があって夢を見るというものだが、別の考え方として興味深いものには、これは古代人や未開人の間での考え方だったが、睡眠中に肉体から抜け出した魂が実際に体験した事柄が夢として現れるのだ、というものもある。


このように夢というものは、「現実から程遠いもの」と「現実そのもの」と2つの真逆の意味を併せ持つ矛盾を孕んだものであるのだ。



さて、古代人や未開人の間での一般的な認識である「睡眠中に肉体から抜け出した魂が実際に体験した事柄が夢として現れる」という夢の解釈に焦点を当ててみよう。

もしそうだとしたら、私達の生きているこの世界も実は只の夢に過ぎないのではないだろうか、という問いが生まれることは至極当然のことである。クトゥルフ神話---これは小説の為の架空の神話体系なのだが---に於いても、我々の世界は最高神であるアザトースの見る夢に過ぎないといった解釈も生まれている。

つまり我々は現実世界を生きていると思っているが、もしかすると決して覚めることのない夢を見ているのかもしれない。夢から覚めた瞬間、この世から去ってしまうのかもしれない。言葉を変えれば、夢から覚めるには死ななければならないのかもしれない。



本当のところはどうなのだろうか?



それは死ぬまでわからないのである。








【脇本町立脇本中学校3年2組】
旧担任 鴨山 彩子

新担任 燈導 刹也


 1番 男子 蒼杉 芳樹   
 2番 女子 浅見 響     
 3番 男子 天戸 清春
 4番 男子 安藤 隆史 
 5番 女子 英利 おたる
 6番 女子 遠望 怜悧 
 7番 男子 大蛇 龍牙 
 8番 男子 鏡 聊爾
 9番 女子 風見 楓夏
10番 男子 金田 金太郎
11番 女子 如月 珠莉 
12番 男子 岸間 浩平 
13番 男子 桐生 雅人
14番 女子 桐生 レイア 
15番 男子 久良明 藍作
16番 男子 栗原 アキト 
17番 男子 黒野 焔
18番 男子 黒城 雅也
19番 女子 坂本 京子   
20番 男子 佐川 吉鷹 
21番 女子 細波 涼音
22番 女子 篠田 このみ 
23番 女子 白崎 怜   
24番 男子 須田 拓哉
25番 女子 住井 麗奈 
26番 女子 弾間 梨緒奈 
27番 女子 茶々乃 ゆのみ
28番 女子 九十九坂 妖乃
29番 男子 徳河 瑠々家 
30番 女子 七光 やよい
31番 女子 初音 えりか 
32番 女子 葉山 まりあ 
33番 男子 春城 ショウ 
34番 男子 平本 響一  
35番 男子 星野 琢磨 
36番 男子 真壁 亮介
37番 男子 町田 擬古 
38番 男子 御影石 銀将 
39番 女子 深月 琥珀
40番 男子 山寺 呼人 
41番 女子 雪野 聖夜
42番 男子 夜桜 水鏡 
43番 女子 吉田 蛍
44番 男子 矢島 港 
45番 男子 山田 太郎
46番 女子 竜崎 星子
47番 女子 霊松院 鏡花