機動戦士ガンダム Mirrors   作:ウルトラゼロNEO

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ラグナロク

 浮遊城の玉座。そこで幾度となく火花を散らす激闘が繰り広げていた。それは玉座の主であるフェネクスとEXブレイカーの援護を受けながら戦うゲネシスブレイカーのものであった。

 

 フェネクスに対して、一斉射撃を放つEXブレイカー。とはいえ、それをまともに受けたところで、このフェネクスは損傷の一つもない。そのため、避ける必要もなく真正面から浴びる。

 

 だがそこにゲネシスブレイカーが覚醒を解き放って接近するとGNソードⅤの刃を残光を走らせながら荒波のように叩きつける。流石に身動き一つ取れぬ状況からか、フェネクスが無理にでも動こうとした瞬間、ゲネシスブレイカーはその機動力を活用して、一気にフェネクスの目の前から離脱する。

 

「いっけぇっ! ハイメガキャノン砲ッ!」

 

 そこにはエネルギーをフルチャージしていたEXブレイカーが待ち構えていたのだ。

 EXブレイカーによって膨大なエネルギーを解き放たれ、全てを飲まんとするハイメガキャノンの光はフェネクスに迫り、すかさずフェネクスは防ごうとするのだが……。

 

「こいつも食らえ……ッ!」

 

 更に上方へ離脱したゲネシスブレイカーからはGNソードⅤを媒体に肥大化させた光の刃を真っ直ぐにフェネクス目掛けて振り下ろしたのだ。ハイメガキャノンと覚醒による一撃を放たれた玉座は直視できないほどの閃光に覆われる。

 

 

 

 

 

 

 

「……今ので中破が精々か」

 

 

 

 

 閃光が消え去った先には煌びやかな黄金の装甲が痛ましいほど傷つけられながらも悠然と佇むフェネクスがいたのだ。正直、今ので決着がついたと考えていた一矢は下唇を噛む。

 

 《一矢さん、優陽さん、そろそろ限界だ! 防衛用のNPCが増えてきた!!》

 

 そんなゲネシスブレイカーとEXブレイカーに大悟からの通信が入る。彼もまた激しい戦闘を行っているのだろう。その声は切羽詰った様子だった。

 

「……限界だね」

「……ああ、撤退だ」

 

 大悟の通信やフェネクスの様子から潮時を悟った優陽に一矢は頷く。

 見ればフェネクスはデストロイモードに今まさに変形しようとしているのだ。すぐさま一矢と優陽は弾幕を張りながら、一気に玉座からの戦線離脱を行う。

 

 ・・・

 

「ったく、城の中なのに沿岸ステージがあるってどういうことだよ!?」

「恐らく城の区画の一つずつを全く違うステージとして設定しているんだろう。ゲームでもなければ、こんなことは出来ない……!」

 

 先ほど通信を入れた大悟、そして進は小波の音が聞こえてきそうな沿岸ステージにいた。彼らは今、大量のNPCやMAシャンブロとの戦闘を行っているのだ。しかしこれは進が言うように、ここは浮遊城内なのだ。城を突き進み、一つの区画に入ったと思えば、この沿岸ステージが構築された。それはゲームとして組み込まれているのだろうと大悟は語る。それこそ他には噴火する火山があるステージがあるのかもしれない。

 

「──ごめん、待たせた」

 

 しかしそのNPC機達の大半を後方から伸びた光の奔流が飲み込んだ。見て見れば、こちらに合流するEXブレイカーとゲネシスブレイカーの姿があった。

 

「他は皆、離脱しました」

「ああ、俺達もすぐに離れよう」

 

 一矢や大悟達以外にも、この浮遊城と戦闘をしていた者達は多くいたのだろう。大悟の言葉に頷いた一矢達は一目散に浮遊城を離脱し始める。

 

「しかし少しはお前のことは分かってきたとは言え、お前のお陰なのか、戦いやすかったな」

「翔さんとシュウジさんよりも、今の君と僕が出会った君は時期が近いせいか、一番分かりやすかったよ」

 

 浮遊城を離脱する最中、ふと一矢は優陽に通信を入れる。それは連携の話だ。先ほど、フェネクスとは彼ら二人しか戦闘をしていなかったが、それでも損傷その物は与えることは出来た。それはお互いに対しての理解が深まっている証拠だろう。

 

「だから安心して。ミサちゃんがいない分、僕が君を守るよ」

「……何だかムズ痒いな」

 

 通信越しに一矢ににっこりと可憐な少女のような笑みを見せる優陽の姿とその言葉に何だか気恥ずかしさを覚えた一矢は優陽達と共に浮遊城を脱するのであった。

 

 ・・・

 

「うーん……確かに全体的に皆が互いを理解したから連携も底上げされたけど、同時に浮遊城に攻め込む度にNPC達の戦力も強化されているわ」

「以前はMAはいなかったものね」

 

 ネオ・ホンコンの格納庫では、戦闘のデータを解析していた歌音が渋った表情を浮かべていた。全体的にプレイヤー側の練度は高まっているものの、比例してNPC側も強化しているのだ。どうやら浮遊城のNPCはシャンブロだけではないらしく、サヤナも苦い表情を見せる。

 

「お陰でみんなの損傷が激しく、撃破されてる子も出始めてる。幸いなことに昏睡もしなければリトライも可能だけどこのままじゃジリ貧ね」

「──だったら次で終わらせます」

 

 正直な話、戦況はどんどん悪化していく始末だ。このままではNewガンダムブレイカーズも攻略できないまま終わる可能性が大きくなってきた。そんな頭を悩ませる歌音に声をかけたのは希空であった。

 

「確かにこれ以上、向こうの戦力が強化されるのはまずいです。だからこそここで決着をつけます」

「そうだな。少なくとも俺達はここでお互いを理解しようとしてから、何度も浮遊城に挑んでいる。フェネクスに有効な連携が取れるほどになっているはずだ」

 

 フェネクスに挑んだのは、何も一矢と優陽だけではない。これまでも翔から優陽までの四人が揃った後も幾度となく浮遊城に挑戦しているのだ。その度に歌音が言うように強化されてしまっている。これ以上、戦いを長引かせない為にも希空と翔は進言する。

 

「……成る程。どうやらみんな、同じ考えみたいね」

 

 それは希空と翔だけではない。この場に集まったNewガンダムブレイカーズに挑戦するファイター全員が同じ意志のようで力強く頷いていた。

 

「オーケー。このゲームは特に戦略は必要としないゲームなんだし、どうせなら派手に殴り込んじゃいましょうか!」

 

 その意志を確認した歌音は快活に笑うと、盛り上げるように声を張る。その歌音の言葉に呼応するように歓声が広がるのであった。

 

 ・・・

 

【これで終わりなのかな】

 

 全ての機体の修復が完了した後、順に出撃するなかでふと、翔の中でシーナがポツリと零す。

 

(……どうした?)

【いや……フェネクスを倒した後、どうなるのかなって】

 

 突然の彼女の言葉に翔が尋ねると、シーナはフェネクスを倒した後に待つのは何かを話す。

 

(……なるようになるさ。ずっと俺達はそうしてきた筈だ)

【そう、だね。うん……ごめんね、翔。……アナタを戦いに巻き込んで】

 

 この戦いの後に何が待つのか。その言葉に少し考えた後、翔は静かに答えるだけだ。その言葉にシーナは彼を戦いに巻き込んだことを改めて謝罪する。

 

(気にするな。それにこんな争いを破壊出来ないようでは、あの世界の争いを破壊出来やしないさ)

【……うん。その為にも私は力を貸すよ。破壊の後に待つ創造の為にも】

 

 ふと彼には珍しくおどけたように口にする。確かにこれはゲーム。その争いを破壊できないようならば、誰が世界を蝕む戦争を破壊することが出来るというのだ。

 

 《──翔さん、聞こえますか》

「希空か」

 

 そんなやり取りが行われていたブレイカー0のコックピットで、不意に希空からの通信が入る。

 

 《……私はこの世界で出会ったアナタからどことなく……憎しみと優しさを感じました》

「……」

 《それだけではない。アナタは常に目の前のことを乗り越える為に手段を模索していた。それはどんな理不尽にも抗おうとするかのように》

 

 言葉で言い表せないように、難解そうな表情を浮かべながら話す希空の言葉を翔は黙って聞いている。そんな彼を通信越しに見ながら希空は言葉を続ける。

 

 《……でも、アナタはその目にずっと悲しさを宿してる。アナタはずっと戦い続けて、傷ついているようなそんな悲しさです……。アナタはきっと……戦いに向いてるような人ではないんだと思います》

「……」

 《……ごめんなさい。急に変な話をして》

 

 昔から希空は人の心情等には敏感な人間だ。そんな彼女だからこそ、この翔に対して感じるものがあったのだろう。

 

「……いや、気にするな。お前の言うとおりなんだと思う。だからこそもう終わりにしよう」

 《はい。ここにいる皆がアナタに力を貸します。だからアナタと共に戦わせてください》

 

 希空の言葉に思うところがあったのか、しかし表情を切り替えて首を横に振って儚い笑顔を見せる翔の言葉に頷き、この言葉を言いたかったとばかりに希空は強く口にすると、ブレイカー0の発進準備が整う。

 

「そうだな。ここでもあの世界でも……俺は一人ではない」

 

 カタパルト画面に移行しながら、翔は強く操縦桿を握り締める。

 

「如月翔」

【シーナ・ハイゼンベルク!】

「【ガンダムブレイカー0、行きます!】」

 

 胸に灯った強く温かい希望の火を感じながら、翔とシーナはガンダムブレイカー0と共に出撃するのであった。

 

 ・・・

 

「チッ、一機一機のNPCもしんどくなって来やがったな」

 

 浮遊城の玉座に待つフェネクスに向かおうとするファイター達だが、そうはさせまいと浮遊城からの迎撃システムや出撃したNPC機達によって梃子摺ってしまう。涼一も何とか撃破しながらでもそれでも損傷を負ってしまい、舌打ちをしてしまう。

 

「ッ……! 巨大な熱源がッ!!」

 

 それでも何とか浮遊城に侵入しようとするのだが、ふとそんなファイター達に待ったをかけたのは貴文だった。センサーを見た貴文は鋭く浮遊城の方向を見つめる。

 

 何と次の瞬間、そこには地を割って、デビルガンダムが現れたではないか。

 

「ッ……。このままでは侵入すらッ!」

 

 下半身をガンダムフェイスにするデビルガンダムの中間形態が現れたと同時にその猛威を振るい戦場は大混乱に陥る。これも前回の襲撃では現れなかった。であれば浮遊城側の戦力がまた強化された証であろう。だがなんであれ、希空の言うように浮遊城に侵入すら出来ない状況なのだ。

 

「──だったら、俺達が引き受けよう」

 

 猛威を振るうデビルガンダムだが、その注意を逸らすかのようにフィンファンネルとスーパードラグーンによる四方八方からの攻撃が行われる。見て見れば、そこにはガンダムブレイカー0、バーニングブレイカー、ゲネシスブレイカーが並び立ってデビルガンダムを見据えていたのだ。

 

「ハッ! デビルガンダムか……。何度だってぶっ倒してやるぜ」

「……ああ。タイガーのデビルガンダムよりは強そうだが、倒すのには変わりない」

 

 拳を鳴らし、軽やかなステップを踏みながらデビルガンダムを見据えるシュウジに、一矢もシュウジと同じように自信を思わせる笑みを浮かべる。

 

「……翔さん」

「皆が力を貸してくれるように俺も手を貸す……。例え傍にいなくても、共に戦うのは一緒だ。だから行け」

 

 デビルガンダムを三機で引き受けようとする。先ほどのやり取りもあってか、希空が翔に通信を入れると、翔は穏やかな笑みを浮かべながら諭す。

 

「……分かりました。任せます」

「NPC達はまっかせてーっ! ルティナがなぎ払ってあげるっ!!」

 

 それは翔だけではなく、シュウジと一矢も同じ思いなのだろう。

 それを感じ取った希空は頷くとロボ助と残ったガンダムブレイカー達と共に浮遊城を目指し、それを阻もうとするNPCをパラドックスを含めたファイター達が食い止める。

 

「さて俺達も行くぞ、シュウジ、一矢」

「ああ。俺達のスーパーノヴァ……見せてやろうぜッ!」

「呼び捨てか。本当に今のアナタ達と肩を並べられている気がする」

 

 希空達が浮遊城に突入したのを見届けた翔はシュウジと一矢に声をかけるとそれぞれの想いを胸に三機のガンダムブレイカーはデビルガンダムに挑むのであった。

 

 ・・・

 

「ッ! 宇宙ステージか!」

 

 一方、一つの区画に突入すると、ステージが構築されて、宇宙空間に様変わりする。それは同時に敵を知らせるものであり、奏は警戒する。

 

 その読みは正解だった。ステージの構築と共に樹木の枝葉のような複雑かつ広範囲な軌道を描くビームが放たれ、咄嗟に希空達が回避してみれば、相手はユグドラシルだったのだ。更なる攻撃が仕掛けられようとした瞬間、EXブレイカーから高収束ビームが放たれる。

 

「さて、ここは僕の出番かな」

 

 優陽はユグドラシルを見つめながら、和やかに話す。それは大抵、これから戦おうとする者の態度には思えないほどだ。優陽の言葉を読み取れば、ここは引き受けるから先に行けとのことだろう。実際、ここはステージが構築されようが、浮遊城の中。この宇宙空間を抜けて先に進む道は進行方向にあるのだから。

 

「今の僕は本来、ここにいない人間だからね。美味しいところはこの時代を生きる君たちに任せるよ」

 

 とはいえ、優陽の口調とは裏腹にEXブレイカーからは怒涛の射撃が放たれる。そんな優陽の言葉に頷いた希空達は先を急ぐ為に宇宙空間のステージを抜け浮遊城を突き進む。

 

「僕は希望を守る。これはそのための戦いだよ」

 

 如月翔が英雄、シュウジが覇王、雨宮一矢が新星であれば、南雲優陽は希望であり、その守り手だ。そんな優陽が希空達に希望を見出している。であれば希望の守り手はその力を惜しみなく振るうだろう。

 

 ・・・

 

「ふむ……。玉座には順調に近づいているのですがね」

 

 また浮遊城を突き進んでいた希空達だが、データが構築され、新たなステージである沿岸地帯が構築される。そこに現れたシャンブロにラグナのブレイカーブローディアが前に進み出る。

 

「ラグナ……」

「阻まれた道を開くのは兄であり、教師の務めですよ」

 

 その背中にラグナの意図を感じ取ったのだろう。奏の彼を案じる言葉にラグナは心強さを感じる笑みを見せる。

 

「なに覚醒をわざわざ使わずとも、実体剣を叩きつけてやればすぐに済む話です」

「……ふふっ、ラグナはやっぱり凄いな」

「ええ、アナタの兄は凄いのです」

 

 GNバスターソードをふるって、風圧を巻き起こすその姿に頼もしさを感じて安心したように微笑む奏に対して、ラグナも笑みを交わしながら強く頷く。

 

「さあ行きなさい。振り向かず、真っ直ぐに」

 

 しかしシャンブロは拡散メガ粒子砲を放って、兄妹の会話の邪魔をする。GNバスターソードで奏達に迫るビームを全て防いだラグナに促され、奏達は先へ突き進む。

 

「では、真っ向勝負と参りましょうッ!」

 

 沿岸地帯に降り立ったブレイカーブローディアはGNバスターソードを大きく振るい、力強く構えるとシャンブロに向かっていく。それはまるで気高き騎士が魔獣に挑むかのように。

 

 ・・・

 

「やはり邪魔が入るか」

 

 玉座まで後一歩と言うところであった。青白い炎が希空達に襲い掛かる。見て見れば、そこにはジークジオンの姿があった。

 

「……希空、ロボ助。私が言いたいことは分かるな」

 

 すると奏のブレイカークロスゼロは注意を引くように己のCファンネルを解き放って、周囲に展開しながら希空とロボ助に声をかける。

 

「一人で戦うつもりですか……?」

「ああ。なに私もガンダムブレイカーの端くれ。諸先輩方と一緒にすぐにでも追いつくさ」

 

 優陽やラグナもそうだが、巨大な相手を自分ひとりで引き受けようとしているのだ。

 何より奏はチームの一人。そんな彼女を一人置いて、ロボ助と共に進むことは流石に気が引けるのか、どこか渋った様子を見せる希空に奏は力強く話す。

 

「ここには希空がいる。そしてこれはお前の為に戦う。何より今日も希空は可愛い。この三つの要素があって私が負けるはずがないだろ」

「……相変わらずですね」

「ああ、私は変わらない。お前だけの無敵の奏お姉ちゃんだ」

 

 フフンッと鼻を鳴らしながら、さも当然のようにどや顔で口にする奏に呆れ混じりながらも希空は微笑む。これこそが希空の知っている奏だからだ。

 

「……待ってますから、すぐに来てくださいね」

 

 どこか彼女を気遣いながら希空はNEXdhをストライダー形態に変形させ、FA騎士ユニコーンと共に玉座へ突き進む。その前にジークジオンが追撃しようとするのだが、ブレイカークロスゼロがそれを遮る。

 

「希空に待ってると言われたんだ。すぐに終わらせよう」

 

 ジークジオンがブレイカークロスゼロに視線を向けるなか、周囲にCファンネルを展開しながらふと奏の雰囲気は変わり始める。

 

「白黒つけてやる。どこまでも真っ黒な世界に墜ちて行け」

 

 ジークジオンを見据える冷淡な奏の瞳は虹色に輝く。

 今まさに彼女の瞳が映す世界は全てが鈍重になっていたのだ。その中でブレイカークロスゼロはジークジオンに向かっていくのであった。

 

 ・・・

 

「……やっと辿りついた」

 

 そして漸く希空も再び浮遊城の玉座にたどり着くことが出来た。そこに待っていたフェネクスを見据えながら静かに呟く。

 

「皆が背中を押してくれたから、私はここにいる。あの人達ならきっと最後には私の共に立ってくれる。私にはその確信がある。どんな時だってもう一人じゃない。何よりここには私が一番絆を育んだロボ助がいる!」

 

 フェネクスはどうやらNEXdh達から仕掛けてくるのを待っているようだ。

 そんなフェネクスを見つめながら、これまで道を切り開こうとしたガンダムブレイカー達の姿を振り返り、何よりずっと傍らにいたFA騎士ユニコーンを見やる。

 

「だから始めるよ。この戦いはこれまで育んだ私の全てをぶつける戦いだから!」

 

 そう強く宣言して、NEXdhはFA騎士ユニコーンと共にラスボスであるフェネクスに挑んでいくのであった。

 

 ・・・

 

「おーおー、派手に始めちゃってまあ」

 

 そんな激闘が各箇所で行われている浮遊城の様子を遠巻きに見ているのは、RX-78-2 ガンダムを操るあの青年だった。

 

「さて、勝因となるパーツは全て揃ったな」

 

 青年も浮遊城での戦いに参戦しようと言うのか。彼もまた人知れず行動し、浮遊城へ向かっていくのであった。


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