機動戦士ガンダム Mirrors   作:ウルトラゼロNEO

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50000UA記念小説
コロニーへの帰還


 宇宙エレベーターの完成と共に進行していた宇宙開発。それは全て夢物語と鼻で笑われていた時代から少しずつ積み上げてきた人類の英知と発展による歴史であり、遅かれ早かれ人類が第二の故郷を手に入れたのは自明の理とも言えるだろう。

 

 かつてアメリカの大学教授が提唱した宇宙コロニーは現実のものとなり、ラグランジュポイントに設置された宇宙コロニーは総人口15万人の人々が生活しており現在は二基が稼働しているが今後もコロニー開発が進めば人々の生活圏は更に拡大して宇宙での生活もさほど珍しいものではなくなっていくだろう。

 

 これはかつて完成された宇宙エレベーターとその先の未来に想いを馳せていたあの時代から30年後の物語である───。

 

 ・・・・

 

 けたましいほどに緊迫した声が飛び交う。ここは多くの立体モニターを使用するパソコンが置かれており、これを扱う人々は切迫した様子で立体コンソールを叩いている。

 

「ウイルスの侵攻、抑えきれません!!」

「まだだ! すぐにワクチンプログラムの使用とした担当官を宛てさせろ!!」

 

 部下の一人が上司と思われる男性に報告する。彼らは皆、警察のサイバー犯罪対策課の人間であり、彼らが現在、あたっているのはあるウイルス事件だ。だが事は上手くいかず、逆にこちら側にウイルスを送り込まれてしまった始末だ。何とかウイルスを抑え込もうとするのだが、それも難しいようだ。だが諦めるわけにはいかないと上司が檄を飛ばす。

 

 この時代の人間達がウイルス駆除に使用しいている手段の一つが、ガンプラを用いたガンプラバトルによる駆除方法だ。これはかつての事例から有効性が認められたものであり、ことさら彼らが現在、対応している事件には有効な手段の一つだ。故にガンプラファイターによるウイルス駆除を指示するのだが……。

 

「ダメです! 担当官達のガンプラ、次々と撃破され、残り半数……」

「手段はないのか……っ!!!」

 

 ……有効的な手段も通時なければ意味がない。フィールド上のファイター達が使用するガンプラ達は次々と撃破されていってしまい、モニター内にはなおもこちらに向かって、歩を進めてくるウイルスたちの姿があり、そのおぞましい光景を見て捜査官達の間に絶望の暗雲が漂い始める。

 

 

 一閃

 

 

 その瞬間、ウイルス達は真っ二つに切断されて、消滅する。一体、何が起きたのかわからず、捜査官達がバトルフィールドを注視すると、そこには一機のガンダムが存在した。

 

 ガンダム試作三号機をベースにしたガンプラだろう。耐ビームコーティングマントとGNフルシールドを纏ったその機体はウイルスを両断したであろうGNバスターソードをドシリと重音を響かせて突き立てる。その姿はまさに気高き騎士と形容するのが適切だろうか。

 

「あの機体は……ッ!」

「良かった……。まだ我々には光がある!!」

 

 そして何より電脳空間に出現したその機体を見た捜査官達は一様にその表情に安堵と希望を宿し、輝きを取り戻す。

 

「あれこそ……ガンダムブレイカーッ!」

 

 上司が高らかにその存在の名を口にする。電脳空間の中でマントを自由に靡かせたその機体は一斉に自身に襲い掛かってくるウイルス達を確かに捉えるようにそのツインアイを輝かせると、勇猛な獅子の如く立ち向かっていくのであった……。

 

 ・・・

 

「なにも戻って来て、早々にお土産を渡しに行かなくてもいい気がしますが……」

 

 稼働する宇宙コロニーはその中はかつてのSF作品のように人工的ではあるが、母なる地球の自然を可能な限り、再現したものとなっている。一見してみれば、地球の都市とさして変わらない街並みの中を歩いているのは希空、奏、ロボ助であった。

 

 先頭を歩くのは奏であり、苦言を口にする希空の様子を見る限り、どうやら奏がある場所に行きたいと言って、今に至ってるのだろう。

 

「良いや、こういうのはすぐに渡すべきだ。奴だって行きたがっていたしな」

 

 しかし奏は希空の苦言を意に介した様子はなく、むしろ振り返って晴れ晴れとした笑みを彼女に向けながら答える。その手にはGB博物館のロゴが入ったショッピングバッグが握られており、どうやら地球で経営しているGB博物館を巡り、コロニーに帰ってきた直後のようだ。

 

 そうしていると一軒のマンションが見えてくる。周囲には塵もなく管理が行き届いているのが伺える。そんなマンションに入り、奏達は目的の部屋へと向かう。

 

「たーのもー!」

「……道場破りじゃないんですから……」

 

 目的の部屋の前にたどり着くとインターフォンを押して、張り気味に声をあげる奏に希空は呆れ混じりに嘆息する。そうしていると扉越しに物音が聞こえ、やがて開錠音と共に扉が開く。

 

「やあ、奏に希空、それにロボ助。こんにちは」

 

 そこには何も知らなければ思わず委縮してしまう程の大男がいた。

 180cmは優に超えるであろう身長と部屋着越しにも分かるほど筋肉質な巨躯の人物であり、外国人であるが故か、ふわりとくせのある金髪に彫りの深い精悍な顔立ちと翠瞳が奏達に向けられ、流暢な日本語と共に穏やかな口調で出迎えられた。

 

「うむ、久しぶりだな、ラグナ!」

「……突然、申し訳ありません。ウェイン先生」

 

 大体、奏達と一回り年上くらいだろうか。そんな外国人の男性に奏と希空は対称的な挨拶をする。奏が男性を見た途端、その胸に飛び込んだのに対し、希空は突然の訪問を詫びている。

 

 しかしここで取り上げるのは希空が男性に口にした先生という言葉だろう。そう、この男性は何を隠そう、この春から希空達が普段、勉学に励む学校で教鞭をとっている新任の教師であり、その名をラグナ・ウェインという。

 

「うぅむ、相変わらず良い雄っぱいだな、ラグナ!」

「……会って早々にそれですか」

「ラグナに会って、この雄っぱいに触れなければ損だからな!私も胸には自信があるが、これには勝てぬ!」

 

 ラグナの逞しい大胸筋を恍惚とした表情で顔を摺り寄せる奏に当のラグナは心底、頭が痛そうに話す。しかし奏は一向にラグナの胸から離れようとしない。

 

「はぁ……。あぁそれと、ここは学校ではありませんから、普段通りで結構ですよ、希空」

「……では、そうします。ラグナさん」

 

 離れる様子のない奏にため息をつくと律儀に教職員として接してくる希空に苦笑しながら、今はプライベートの時間を過ごしているため、教師として希空達に接していないラグナはやんわりと彼女に気遣う必要なく楽にしていいと伝えると希空は静かに答え、呼称を変えるのみだ。

 

 ・・・

 

「コーヒーで構いませんか?」

 《手伝います。希空のコーヒーは私が用意しましょう》

 

 いつまでも立ち話もするわけにはいかず、希空達を室内に招き入れると彼女たちをソファーに案内しながら、ラグナは彼女達に提供するコーヒーを淹れに行き、その後をBluetoothによって室内のスピーカーから声を発しながらロボ助が手伝いを申し出る。

 

「久方ぶりの地上は楽しめましたか?」

「……ええ、それなりに。彩渡街にも立ち寄ったので、懐かしい人達に会えました」

「それは何よりです。あそこには善き人々が多くいる。僅かな交流であったとしても御身に多大な温もりを与えてくれるでしょう」

 

 ラグナが自身と奏のコーヒーを運んでくるなか、ロボ助は砂糖やミルクを希空の好みの量で入れたコーヒーを彼女の前のテーブルに置く。ゆっくりと自身も近くに腰掛けながら希空達にGB博物館を目当てに降りた地上での出来事を尋ねると、特に声を弾ませることはないが、希空は穏やかに微笑みながら答える。その表情を見て、言葉以上に彼女が満足しているのだろうと感じ取ったラグナもつられるようにして頷く。

 

「ラグナも来れば良かったのに。行きたがっていただろう?」

「そうしたかったんですが……。私は別件の用がありましたから」

 

 啜ったコーヒーが思ったほど苦く、プルプルと震えながらそれでも希空達にそれを悟られまいと必死に平静を保とうとしながら奏がラグナに話しかける。まあ既に全員にバレているのだが。奏の近くにミルクと砂糖を置きながら、困ったような様子で答えている。

 

「それは……ウイルス……ですか?」

「ええ。ここ最近、ガンプラやVR空間でのアバター並びにGPを盗難する事件が相次いでいるのはご存知でしょう。盗難されたアバターはウイルスをまき散らす存在として、今、警察も手を焼いている状況です。今回、ウイルスの発信元を特定したので、ウイルス対策の一つとして私に警察に協力の依頼があったのです」

 

 ラグナの用に心当たりがあるのか、慎重な姿勢で尋ねると、どうやら当たっていたらしくラグナの雰囲気が変わり、厄介な問題に対して頭を悩ませている様子だ。

 

「既に学園の生徒の中にも被害が出ている状況です。一人の教師として、何よりガンダムブレイカーの使い手として、これ以上の被害は食い止めてみせます」

 

 だが彼は決してこの問題に目を背けることなく厳然と立ち向かうつもりなのだろう。そのまま近くの棚の中に置かれているガンプラに目をやる。

 

 そこに置かれているのは数々のトロフィーや賞状であり、その中でひと際目を引くのが、中央に置かれている二つのトロフィーと、その間に置かれている一つのガンプラだろう。

 

 グランドカップと呼ばれる大会の優勝を称える文面が記されたトロフィーには去年、一昨年の年号が刻まれてあり、ラグナがその大会を二連覇した証明だろう。そして何よりその二連覇を共に制覇したのが間に置かれているガンプラだ。

 

 ガンダム試作三号機っをベースにしたそのガンプラはバックパックのユニバーサル・ブースター・ポットも併せてかなりの機動力を発揮するだろう。だがなによりはその身に纏う耐ビームコーティングマントと巨躯を誇るGNバスターソードによって、騎士を彷彿とさせる。

 

 その名はガンダムブレイカーブローディア。

 彼のガンプラをバトルフィールドで目にした者の多くはこう語る。憧れを抱くほどに美しく気高い獅子のような騎士と。

 

「私も手伝えないか? 私もガンダムブレイカーだ。力になれると思うのだが……」

「いえ、これはガンプラバトルと呼べるものではありません。君達には笑顔でガンプラを扱ってほしい。であれば汚れ仕事は私が引き受けましょう。それにガンプラを使ってのこととはいえ、私を正しく必要としてくれる人々がいるのであれば私はこの剣を振るいたい」

 

 かつての新星がそうであったように、ウイルス駆除はあまり良い気はせず、それこそ精神を消耗してしまう。奏もラグナに協力を申し出るのだが、ラグナはこれを受け付けはしなかった。

 

「それにアナタは希空達と共にコロニーカップを経て、地上とのグランドカップに臨む身。こちらにかまかけて、修練を疎かにするのは模型部の顧問としても、いえ、それこそガンダムブレイカーの使い手として許しません」

「むぅ……」

「気持ちだけだけで十分ですよ。ありがとう、奏」

 

 するとラグナはウイルスの件から話題をそらすように今、奏達に迫っている出来事について注意する。

 かつてガンプラバトルにはジャパンカップやワールドカップの大会があった。が、今は生活圏の拡大も伴い、その大会規模もそれに伴って拡大したのだ。しかしラグナを想っての申し出であったため、複雑そうに唸る奏に穏やかな笑顔で彼女の想いを無駄にしないように礼を言う。

 

「……」

 

 ……いかしそのやり取りを一人。希空だけが鋭い視線を向けながら見つめていた。その表情はどこか妬ましさや羨望が入り混じった複雑なものであった。

 

 ・・・

 

「ぶはーっ……良いお湯だったぁ」

 

 それから時間も経ち、夜の10時過ぎとなった。ゆったりとした時間が流れるなか、ラグナ達のもとに湯気と共に上気した頬を露わにした奏がやってくる。その口ぶりから風呂を借りたと見える。

 

「……ごめんなさい、ラグナさん。夕飯だけではなく、泊って良いだなんて。長居するつもりはなかったのですが……」

「こんな時間ですから。それに土産話は聞いていて楽しいものですから、全然構いませんよ」

 

 呑気な奏とは違い、希空はラグナに謝っていた。あれから地上での出来事に花を咲かせていたら、気が付けば夜遅くになり、ラグナが泊るように勧めたのだ。

 

「奏、こちらにいらっしゃい」

「んぅ?」

 

 するとラグナは冷蔵庫を漁っている奏に声をかける。呼ばれたことによって奏はトコトコとラグナのもとに歩み寄る。

 

「ここに座りなさい」

「うむ」

 

 するとラグナは自身の前を指すと言われた通り、奏はラグナの前に座る。するとラグナが取り出したのはトリートメントであった。適量を手にかけ、なじませると早速、奏の髪につけ始める。そこからドライヤーによって優しく、それでいて広範囲にあたるように温風を当てる。

 

「希空に迷惑をかけませんでしたか?」

「ん」

「ちゃんと好き嫌いなく食事はしましたか?」

「ん」

「夜更かしはしませんでしたか?」

「ん!」

「よろしい」

 

 奏の髪を乾かしている間に地上での出来事を簡単に尋ねる。まるで母親が今日の出来事を子供に聞いているかのようだ。最後にドライヤーを冷風に切り替えて、これで仕上にする。非常に手際が良く、慣れたものである。

 

 《奏、嬉しそうですね》

「普段、姉ぶってる奏からすれば、お兄ちゃんのような存在だからね。奏にはそういう存在はラグナさんくらいしかいないから」

 

 言葉は少ないものの、どういう原理か、それでも外はねになっている奏の髪がぴょこぴょこ動いている。その姿を見ながら、ロボ助が微笑ましそうに話すと、頷きながらその理由を話す。そんな希空達の視線の先には和やかに話す奏とラグナの姿があった。

 

 ・・・

 

「奏、寝てしまいましたね。本当にいきなり来て、申し訳ないです」

「構いませんよ。奏とはアナタ以上の付き合いですからね。これくらいは別に」

 

 それから時間がさらに立ち、眠たそうに首を揺らしていた奏はラグナの手引きで彼のベッドで眠ってしまっている。開かれた扉から遠巻きに見える奏の寝顔を見ながら、非礼を詫びるとラグナは首を横に振る。

 

「両親を早くに亡くした私を翔さんが面倒をみてくれた。時に偉大なる父のように、時に慈愛に満ちた母のように接してくれたあの方のように、私も奏に出来ていれば良いのですが」

「十分だと思いますよ」

「いえ……。それに奏は希空にも迷惑をかけたでしょう。申し訳ない」

 

 ラグナも奏の寝顔を見つめながら、遠い過去に想いを馳せる。かの英雄の下で世話になった彼からしてみれば、奏はまさに妹のような存在なのだ。自分がしてもらったことを奏に出来ているのか、不安げなラグナに希空は安心させるように頷くも、逆にラグナに奏のことで謝られてしまった。

 

「……あの、ラグナさんは奏にガンダムブレイカーとしてのバトンを渡したんですよね」

「ええ。正しくバトンは彼女に流れています」

 

 ロボ助が希空の後ろに控えるなか、希空とラグナだけの会話となり、静かに希空はラグナに尋ねる。それはガンダムブレイカーについてのことであった。ラグナはガンダムブレイカーの使い手。それも奏の前に現れた存在であり、言ってしまえば、奏にとっては一つ上の先輩だ。

 

「……何故でしょうか? 私も奏ほどではなくても、実力はあるつもりです。何故……奏を選んだのですか? やはり……私を認めない父の口添えがあったのでは──」

「奏を選んだのは私の意志です。御身の父君は関係ない」

 

 話すたびに希空の表情は険しくなっていく。それをすぐに感じ取ったラグナは希空の口から父の話題が出た瞬間、それをすぐに否定した。

 

「ガンダムブレイカーとしてのバトンを受け継ぐ者を選ぶ際、なにも実力だけで判断しているわけではありません。それこそ大病を患っていようと、実力が劣っていようと相応しいと判断された者には誰にだってバトンは渡される。もちろん、私もあなたのことも考えましたよ。これでも私は多くのファイター達を見てきましたから」

「……では、何故、私は……」

「少なくとも今の貴女を見ている限り、私の判断は間違いではなかったと確信できる」

 

 真剣な面持ちでこれまで出会った多くのファイター達を思い出しながら、ガンダムブレイカーのバトンを渡す基準を話始める。希空も候補にはあったという話にことさら何故自分は選ばれなかったのかを問うと、そんな焦りや劣等感が渦巻く負の雰囲気を見せる希空を一瞥しながら一息つく。

 

「少し肩の力を抜くことです。もし相応しいと判断された時は奏も貴女にバトンを渡すでしょう」

 

 そう、いくら希空に甘い奏でも彼女をガンダムブレイカーに認めることはしていないのだ。それはやはり今の彼女に理由があるからだ。少しでも彼女の身にまとう雰囲気を和らげるように優しくその両肩を触れる。

 

「さあ、貴女もおやすみなさい。ベッドは一つで奏と一緒に使っておらうことになりますが、お許しを」

 

 これはあくまで希空自身が気付き、答えを得るべき問題だ。ラグナはそのまま近くの毛布を手に取ると、ソファーに向かっていく。残された希空はラグナに言われた通り、奏が眠るベッドに向かうものの、その表情は暗いままだった。




ラグナ・ウェイン

【挿絵表示】


奏「諸先輩方の話が聞きたいだと!? 良いだろう、懇切丁寧に説明してやる!」
ラグナ「英雄、覇王、新星、希望…多くのガンダムブレイカーがいますね。ここはやはり英雄から──」
奏「まずは獅子ことガンダムブレイカーブローディアのラグナ・ウェインから説明しよう!!」
ラグナ「な、なにを話すつもりですか」そわそわ
奏「まず雄っぱいが凄い!!」
ラグナ「!?」

・・・

ガンプラ名 ガンダムブレイカーブローディア
元にしたガンプラ ガンダム試作3号機

WEAPON GNバスターソード(射撃と併用)
HEAD ガンダム試作一号機
BODY ガンダム試作三号機
ARMS ガンダムデュナメス
LEGS ガンダム試作三号機
BACKPACK ガンダム試作一号機フルバーニアン
SHIELD 耐ビームコーティングマント
拡張装備 スラスターユニット×2(両脚部)
     U字型ブレードアンテナ(額)

例によって活動報告にURLがあります。

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