ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
執筆できる時間ができたので
投稿したいと思います。
内容に合うサブタイが浮かばないです・・・
暑さでやられたんでしょうか・・・
今回も内容が少し短いかもしれません。

それではどうぞ。



第88話 その日の放課後 その1

園田海未です。

あの後、ことりと悠里君が

戻ってきたのですが・・・

 

「ことりちゃん、どうしたの?」

「ちょっとね・・・」

 

穂乃果が聞くと、

ことりは今は何も聞かないでほしいと

いう雰囲気を出していたので

私も穂乃果も聞かない事にしました。

 

『ゆうり君、大丈夫・・・?』

「・・・っ」

 

花怜が悠里君に聞きますが

悠里君は私達が聞き取れないくらいの

声で何かを呟いたまま・・・

花怜の表情を見てみると、

辛い顔をしたままでした。

 

『で、希ちゃん?、ラブソングって具体的にどんな?』

「そうやね・・・」

 

花怜の問いかけに

希は・・・

 

 

 

 

 

 

ーー廊下にてーー

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あの。受け取ってください!」

「おお。ええ感じやん」

 

希がビデオカメラを片手に持ちながら

花陽を撮影していました。

見てて思ったのですが・・・

 

「これでイメージが浮かぶのですか?」

「まぁ、大事なのは想像力とかイメージなんよ?」

「でもなんでカメラが必要なの?」

 

穂乃果の疑問には

私も同意見です。

カメラ、必要なんですかね・・・?

 

「そっちの方が緊張感でるやろ?

それに、後で楽しんで見れるし・・・」

「明らかに後者ね・・・」

 

希なら、ありえますね・・・

 

「まあまあ。じゃ今度は真姫ちゃん、いってみよー」

「な、なんで私が!?」

『真姫ちゃん頑張って・・・』

 

油断してると

私もやるはめになるのでは?

と思ってしまいました・・・

 

 

 

 

 

 

 

ーー中庭ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、コレ!。いいから受け取んなさいよ!」

 

なんか真姫らしさが出てますね・・・

 

「べ、別にアンタのためじゃないんだからね!」

「おお~!」

「パーフェクトです!」

「漫画で見た事あるにゃ!」

「どう?。これで満足?」

『充分だと思うよ。私は・・・』

 

花怜の言う通り、

私も凄いなと思いました。

私もあれくらい言えたら・・・

 

「ふん!。なに調子に乗ってんだか!」

「別にのってなんかないわよ!」

「じゃあ、にこっちもやってみる?」

 

希の問いかけに

にこは・・・

 

「全く、しょうがないわね~」

 

なんか私、オチが

見えてきました・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結局、なんにも浮かばなかったねえ・・・」

「難しいものですね」

 

あれから、みんなで色々考えて

みたのですがラブソングに沿った案が

なかなか浮かびませんでした。

 

「やっぱり無理しない方がいいんじゃない?」

 

真姫の言う事にも

一理あります。

何せ私達が挑むのは最終予選。

今までの集大成なのですから・・・

結局、絵里の提案で次の日曜日に

みんなで考えようと持ち越しになりました。

 

「・・・僕、帰る」

 

校門前を出た瞬間、

悠里君は私達から避けるかのように

帰ってしまいました・・・

 

『それで?。3人はどうするの?』

「「「えっ・・・?」」」

 

花怜が真剣な目で

私と穂乃果、ことりの3人に

問いかけてきました。

 

『この時期になると、

ゆうり君は、私が声をかけない限りは

聞く耳も持たないし、何をやらかすか分からない。

私や瑠菜ちゃん。それにティアちゃん、

未柚ちゃんだって予想も出来ない。

・・・ゆうり君にとって12月は地獄のような

辛さなのは私でも分かるよ。

いや一番辛いのは、ゆうり君か・・・』

 

花怜の言葉には重みがあった・・・

現に私達3人は見てしまったのだから。

悠里君が自殺未遂をする光景を

私達の目の前で・・・

信じたくなかった。

嘘だと思いたかった。

だけど現実は甘くなかった・・・

 

「・・・ことりは行く」

「「えっ?」」

『ことりちゃん。理由、聞いてもいい?』

「今は言えないけど、これだけは信じて。

これは()()()()()()だから・・・」

 

ことり・・・?

私は、ことりが何を言ってるかが分からなかった。

だけど花怜は・・・

 

『深くは聞かないよ。だけど辛いよ?』

「えっ・・・?」

『瑠菜ちゃんも中学1年の時に同じ経験をしたから・・・』

 

瑠菜が?

一体なにを・・・

 

『ことりちゃんが()()3()()になったら、ね・・・』

「夢にも出てくるのかな・・・」

『それは、ことりちゃん自身が解決しなきゃダメ』

「そうだよね・・・」

 

今度は穂乃果が・・・

 

「穂乃果も行く」

『私は何となく理由が分かるから聞かないよ』

「えっ、でも穂乃果まだ何も言ってないよ?」

『昔の私と同じ理由だと思うから・・・』

 

確かに花怜は

穂乃果と考える事が一緒の時が

あります・・・

 

『海未ちゃんは?』

「私は・・・」

 

ここ最近、変わった夢を

見る事があります。

それも1日だけじゃない・・・

()()()()()()()()()()()()()

同じ夢を見るんです。

ティアに相談したら、ティアも中学2年の時に

同じ経験をしたと言ってました。

私は今日まで悩んでた。

だから私は・・・

 

「私も行きます」

『・・・分かった。海未ちゃんも決めたんだね』

 

私の意思が伝わったのか

花怜は深くは聞かなかった。

 

『ゆうり君を捜そうか。まだ遠くは行ってないと思うけど・・・』

 

穂乃果、ことり。

あなた達2人にも言えない理由があるように

私もティアに相談した夢の事は、

2人には言わない事にします。

だってこれは・・・

 

(()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()())

 

私は近いうちに

この夢に関係する何かを

見つけなければいけないと思う。

それはきっと簡単じゃない・・・

その夢に関係する何かを見つける時期は

きっと・・・

 

(12月の終わりまでの気がします)

 

だから少しでも

悠里君には楽しい12月を、思い出を

プレゼントできればいいなと

私は考えていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 




前回が穂乃果の誕生日記念の
回想でしたので、
今回は海未ちゃん視点にしました。
次回は、オリジナルにしてみようと
思ってます。

次回は誰の視点に
しようかな・・・(謎の使命感)
こんな感じの作者ですが、
よろしくお願いします。


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