ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回から、2期第8話『私の望み』の回です。
悠里の心情をメインにした回ですので
アニメとは違う感じになってしまう回に
なってしまうかもしれません・・・
この回は穂乃果達2年生組の視点を
多く執筆しようと思ってますので、
悠里の視点は無いに近いです。
希ファンの皆様、本当に申し訳ありません・・・

それではどうぞ。



第86話 月の少年の異変

「なんで堂々と優勝宣言しちゃってるのよ!?」

「いや~、勢いで・・・」

 

穂乃果が、にこちゃんに

怒られてる理由はね?

最終予選のグループ紹介で

意気込みを聞かれたから、

思いきって優勝宣言みたいな事を

言っちゃったからなんだ・・・

 

「でも実際に優勝を目指してるだし問題

ないんじゃない?」

『実際に目指してるしね?』

 

真姫ちゃんと花怜ちゃんが

言ってくれたのでホッとした・・・

 

「じゃあ最終予選で歌う曲を決めましょう」

 

そう。

最終予選で歌える曲は

1曲だけだから、慎重に選ばなきゃ!

そう思った時、にこちゃんが・・・

 

「私は新曲がいいと思うわ」

「面白そうにゃ~!」

 

新曲かぁ~。

なんか良いかも!

 

「だからって新曲がいいとは限らないじゃない・・・」

「仮にどんな曲にするんですか?」

 

真姫ちゃんと海未ちゃんの

疑問の声に希ちゃんが・・・

 

「例えばやけど、ラブソングなんてどうやろうか?」

 

えっ・・・?

 

「「「「「「「ラブソング!?」」」」」」」

 

すると今度は

花陽ちゃんが・・・

 

「なるほど‼、アイドルに欠かせない恋の歌!

すなわちラブソング!。μ’sには、それが存在

していなかった!?」

 

花陽ちゃんの説明は分かりやすいなぁ。

あれ?、でも・・・

 

「なんで今までラブソングなんてなかったんだろ?」

「穂乃果ちゃん、それは・・・」

『μ’sの作詞担当がねぇ・・・?』

 

穂乃果の疑問に、

ことりちゃんと花怜ちゃんが

海未ちゃんの方を見ながら言った。

 

「なんで私を見るんですか!?」

「海未ちゃん恋愛経験とかあるん?」

「な、なんでそうなるんですか!?///」

 

すると凛ちゃん、花陽ちゃん、

にこちゃんの3人も海未ちゃんに詰め寄り・・・

 

「あるの!?」

「あるの!?」

「あるにゃ!?」

「なんで、あなた達まで食いついてくるんです!?」

 

だって海未ちゃん・・・

正確には穂乃果とことりちゃんの3人は

好きな人がいる・・・

 

「そ、それは・・・///」

『まあまあ、そんなに海未ちゃんに詰め寄らないの

海未ちゃんが困ってるよ?』

「何よ!、そう言う花怜はあるの?」

『え?、私?』

 

今度は花怜ちゃんに飛び火が・・・

にこちゃんの問いかけに・・・

 

『あるけど絶対教えない♪』

 

え?、あるの!?

 

「き、気になるにゃ!」

『ごめんね?、これだけは私の秘密なの♪』

「そこをなんとか‼、花陽も気になります!」

『ダーメ♪』

 

うーん、花怜ちゃんの初恋の人って

誰なんだろ・・・?

穂乃果が考えてると・・・

 

「そういえば悠里くんは好きな子とかおるん?」

「・・・そもそも何で僕に聞くんです?」

 

ゆうちゃんの様子が変・・・

なんて言うか言葉に棘があるっていうか・・・

 

「そうよ!、アンタ恋愛経験とかあるの?」

 

すると、ゆうちゃんは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・僕に恋愛する権利なんてあるわけないし。

そもそもさ?、こんな何も無い僕にできるわけが

ないしさ。所詮、僕なんて消えればいいんだ・・・

あぁそうだよ!、ゲロカス以下の僕なんてさ?

アハハハハハ・・・」

『やばっ!?』

 

花怜ちゃんが表情を変えると

ゆうちゃんはポケットから

カッターを取り出し自分の首に突きつけ

始めた・・・

穂乃果はすかさず・・・

 

「ゆうちゃんダメ‼」

「離せ!、離せ‼」

「ゆーくん暴れないで‼」

『海未ちゃん!、ゆうり君からカッター取り上げて』

「わ、分かりました」

 

穂乃果とことりちゃんの2人で

ゆうちゃんを押さえ、花怜ちゃんの指示で

海未ちゃんが、ゆうちゃんが持っていた

カッターを取り上げた・・・

ゆうちゃんの突然の行動に

私達3人以外のみんなは驚いていた・・・

 

(ゆうちゃん本当にどうしちゃったの・・・?)

 

昨日の放課後に

花怜ちゃんから聞いた、

12月に入ったら、ゆうちゃんが情緒不安定に

なって自殺未遂に近い行動をするって言ってた

けど、本当に実行してきた。

穂乃果と海未ちゃん、ことりちゃんも

あの場で聞いた、ゆうちゃんの本音・・・

 

『ことりちゃん、ゆうり君を保健室に

連れてってあげて?。』

「う、うん。ゆーくん大丈夫・・・?」

「・・・」

「私、ゆーくんを保健室に連れて行ってくるね?」

『お願いね。なんかあったら呼んでね?』

 

ことりちゃんは、

ゆうちゃんを保健室に連れて行った・・・

 

「悠里君、なんで・・・」

「そうだよ、ゆうちゃんが・・・」

 

私と海未ちゃんが言うと

花怜ちゃんは、部室のドアを

見ながら・・・

 

『去年まではね?、自分の手首とかをリストカット

する程度だったの・・・

だけど今年は穂乃果ちゃん達がいる前で

あんな行動をしたって事は、ゆうり君にとって

禁句となるワードが出たからだと思う・・・』

 

嘘だよね・・・!?

去年までの話だけでも酷いのに

どうして・・・

 

()()っていう単語に

ゆうり君、過剰に反応したでしょ?』

 

そういえば、ゆうちゃんは

希ちゃんが最終予選はラブソングではどうか?

という辺りから表情が変だった・・・

 

「悠里君が言ってた恋愛する権利なんてないって

意味はなんなんですか・・・?」

 

それは穂乃果も気になってた。

以前、ことりちゃんのバイトがバレた日に

花陽ちゃんが何気なく、ゆうちゃんに聞いたら

似たような事を言っていた気する・・・

 

『詳しい理由は、私でも分からないの・・・

でも強いてあるとしたら・・・』

 

花怜ちゃんは、

確信はないけど

思い当たるような表情をしながら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゆうり君の()()()()が関係してると

私は思う・・・』

 

ゆうちゃんの初恋の子?

一体誰なんだろう・・・

 

「それって誰なんですか?」

『ゆうり君本人しか知らないと思う・・・

でも、その事を聞くと、ゆうり君また情緒不安定に

なるから・・・』

 

(どうすればいいの・・・?)




今回は穂乃果ちゃん視点に
してみました。
内容が少し短くて申し訳ありません・・・
次回も、こんな感じで2年生組の視点を
執筆しようと思ってますので、
よろしくお願いします。

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