ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

90 / 187
ゆるポメラです。
録画して見た『サンシャイン!』の
第3話で思ったのですが、鞠莉の学校での
立場に驚きました・・・
だってねぇ・・・

それではどうぞ。


第83話 ダイエット期間中での出来事

おはよー・・・

悠里だよー・・・

って何言ってるんだろうね?

 

「・・・また、()()()の夢か」

 

毎年、12月が近づいてくると

同じ夢ばっかり見るんだよね・・・

 

「・・・学校、行こう」

 

今は考えても仕方ないしね・・・

僕は憂鬱な気分になりながらも

学校に行く事にした・・・

 

 

 

 

 

side海未

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも通り、学校が終わり

私達は神田明神で穂乃果と花陽の

ダイエットを手伝っていました。

今2人は神田明神の階段を登ってきて

いるところです。

 

「あれ?、この階段・・・」

「こ、こんなに、きつかったけ・・・?」

 

それは当たり前でしょう?

何故なら・・・

 

「ほのちゃん達2人は体に重りを付けながら

走ってるようなものだから・・・」

 

悠里君が、分かりやすい例えを

穂乃果と花陽に説明していました。

 

「はい。このままランニング5㎞スタート!」

「「えぇ~!?」」

 

全く、これも2人の為なんですよ!

なので私は・・・

 

「何してるんです!、ほら早く!」

「もぅ。海未ちゃんの鬼~!」

 

だ、誰が鬼なんですか!?

穂乃果と花陽はランニング5㎞を

するため階段を降りて行きました・・・

 

『大丈夫かな・・・?』

 

花怜は階段を降りて行く

穂乃果達を見ながら言いますが・・・

 

「・・・大丈夫だよ」

 

悠里君は、そう言いますが

何か違和感を感じます。

私の勘違いでしょうか・・・?

 

「ゆーくん、今朝から元気ないけど何かあった?」

「何もないよ。何も・・・」

『・・・』

 

ことりもやっぱり

そう思ってたんですね・・・

今日の悠里君は今朝から元気がありません・・・

私や穂乃果、ことりが悠里君に声をかけても

返事はしてくれるんですが、

悠里君は今も上の空でした・・・

すると花怜が悠里君の表情を見るなり・・・

 

『ゆうり君、昨日()()()飲んでたでしょ』

「「「「「「「えっ!?」」」」」」」

 

花怜の一言に私達7人は驚いていた・・・

え、でも悠里君って未成年ですよね・・・?

 

「僕の勝手でしょ・・・」

『まぁ、私は敢えて聞かないけど』

「・・・そうしてもらえると助かる」

『飲むのもいいけど程々にね?』

「・・・ん。」

 

悠里君のやり取りを見る限りだと

花怜は理由を知ってるみたいです・・・

 

「僕、その辺を散歩してくる・・・」

()()()だけ起こすのはやめてね?

私、すぐに分かるし力ずくでも止めるから』

「・・・そうなった時は、お願い」

 

悠里君は花怜にそれだけ言うと、

境内を散策しに向かいました・・・

 

「花怜ちゃん。ゆーくん、どうしちゃったの?」

『ことりちゃん、今は何月?』

「えっと、11月の後半・・・」

 

花怜の問いかけに

ことりが答える。

そろそろ12月が近い日付です・・・

え?、12月・・・?

私は嫌な予感しかしませんでした。

 

『あの様子だと今年は今日からか・・・

ゆうり君、何するか分からないし・・・』

 

花怜が心配そうな表情をしながら

呟いていました。

 

「花怜、そ、それって前に言ってた・・・」

『うん。ゆうり君が自殺未遂に近い行動ね』

「ゆーくん、何する気なの・・・?」

『それが読めないんだよ・・・』

 

更に花怜は捕捉説明を

するかのように・・・

 

『ゆうり君の()()とか()()に、ちょっとでも

違和感を感じたら危険信号だって思った方がいいよ』

 

じゃあ私が感じた違和感は・・・

花怜の言葉を聞いて、

いてもたってもいられず・・・

 

「私、悠里君を見てきます‼」

「ことりも‼」

『私も心配だから、一緒に行くね・・・』

 

私とことりは、

花怜と一緒に悠里君の

様子を見に行く事にしました・・・

 

 

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideことり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私と海未ちゃん、

花怜ちゃんは、

ゆーくんを捜していました。

数分前に離れた筈なのに

見つからない・・・

 

「花怜、聞いてもいいですか?」

『なに?』

「悠里君がワインを飲んだって本当なんですか?」

『あちゃ~、その事は説明してなかったよね・・・』

 

花怜ちゃんは、

説明し忘れたという表情を

しながら、海未ちゃんと

私に説明をし始めた・・・

 

『元々、ワイン自体は藍里さんのなの・・・』

 

藍里さんの・・・?

 

『ちょうど、ことりちゃんの治療費を払い終えた

年の12月に入るくらいだったかな・・・

ゆうり君がワインを飲んでたって聞いたの・・・』

「聞いたって、誰から聞いたんですか?」

『私とティアちゃんは瑠菜ちゃんから聞いたの』

 

瑠菜ちゃんが・・・?

でも、ゆーくんがワインを飲んだって

どうやって知ったんだろう?

 

『偶然、ゆうり君が飲んでるところを

目撃しちゃったみたい。』

「でも何で、ゆーくんはワインを飲んでたの?」

 

すると花怜ちゃんの

表情が暗くなり・・・

 

『ゆうり君、それくらい追いつめられて

たんだと思う・・・。

だって、あんな辛い目にあったんだから・・・』

「「あっ・・・」」

 

前に花怜ちゃん、瑠菜ちゃん、ティアちゃん

から聞いた話を思い返せば当たり前だった。

ゆーくんが辛くない筈がない。

 

『今でも思うの。()()()()()って

何なんだろうって・・・』

 

本当の友達・・・?

 

『あとで穂乃果ちゃんにも聞くつもりだけど、

ことりちゃん、海未ちゃんは・・・』

 

花怜ちゃんは、

私と海未ちゃんの目を

真っ直ぐに見ながら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()ってある・・・?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「花、怜・・・?」

「花、怜ちゃん・・・?」

 

今、花怜ちゃんは何て言ったの?

ゆーくんを・・・

()()・・・?

こ、ことり達が・・・?

 

「な、何でそんな事・・・」

 

海未ちゃんの言葉に

花怜ちゃんは・・・

 

『今はまだ分からなくていいよ。

だけど、ことりちゃん達3人で考えて?

例え夢でも、本当に現実になってしまった事

も含めてね・・・』

 

花怜ちゃんの言ってる事は、

まるで・・・

 

(嘘だとは思えない・・・)

 

ことりが迷いながらも考えると・・・

 

『あ!。ゆうり君いた!』

 

見てみると、

ゆーくんは木に寄りかかり

虚ろな表情をしながら黄昏ていた・・・

私と海未ちゃんが近くにいる

事にも気づいていない・・・

だから私達2人は・・・

 

「ゆーくん!」

「悠里君!」

「えっ・・・」

 

ゆーくんに抱きついていた。

何でか分からないけど

だって、ゆーくんが・・・

ことり達から離れてしまうのが怖い・・・

 

『捜したんだよ?』

「・・・ごめん。」

『まぁまぁ♪。早く戻ろう♪』

「・・・分かった。」

 

私と海未ちゃんは

花怜ちゃんが言ってた意味を

戻る最中も、ずっと考えていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




内容が短くなってしまい
申し訳ありません・・・
後半が暗くなってしまいました。
ちなみに花怜が言った言葉は
まだ先になりますが今後の重要な事です。
次回も、よろしくお願いします。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。