ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
2日続けての早番のバイトが終わった・・・
開店前の準備は、やっぱり大変です。
今回は、前回の続きです。

それではどうぞ。


第82話 問題は山積みです。

僕達は屋上に

来てるんだけど・・・

 

「「う、うぅ・・・」」

 

ほのちゃん、花陽ちゃんの

2人は落ちこんでいた・・・

 

「まさか、こんな事になってたなんて・・・」

「まぁ2人共、育ち盛りやし・・・」

「でも、ほっとけないレベルなんでしょ?」

 

絵里さん達3年生も

みーちゃんから内容を聞いた時は驚いてた。

 

「これが今日のメニューです!」

 

ズビシ‼っていう効果音が

似合うくらい、みーちゃん特製の

『ダイエットプラン』があった。

 

「えぇ!?、夕飯これだけ!?」

「お、お米がぁ・・・」

 

本当に夕飯のメニューが

気になるよ・・・

花陽ちゃんの反応を見る限りだと

お米は少ないか、最悪ないんだろうなぁ・・・

 

「その代わり、朝ご飯はしっかり食べても

大丈夫ですので、ご心配なく♪」

 

みーちゃんが笑顔で、

ほのちゃんと花陽ちゃんの2人に言った。

 

「うぅ・・・」

「やるしかないよ、穂乃果ちゃん・・・」

「うん・・・。でも良かった!」

「ん・・・?」

 

ほのちゃんは花陽ちゃんの

手を握りながら・・・

 

「私と同じ境遇の仲間がいてくれて!」

「仲、間・・・?」

「目、逸らした・・・?」

 

女の子って色々あるんだね・・・

 

「あの~、すみません・・・」

 

屋上のドアが開き、

入ってきたのは3人の1年生だった。

あ、色紙を持ってる・・・

 

「あなた達は?」

 

ほのちゃんが聞くと・・・

 

「あ、すみません。

私達この前のライブに感動して・・・」

「サインいいですか・・・?」

 

あぁ~。ハロウィンイベントでやった

ライブを、この子達は観に来てくれて

それでか・・・

 

「ありがとう嬉しいわ。穂乃果いいわよね?」

「うん!、もちろん!」

 

絵里さんの問いかけに

ほのちゃんは笑顔で答えた。

 

サインを書き終えると

1年生の子達は嬉しそうだった。

すると1人の子が・・・

 

「私、園田先輩のスタイルに憧れてて・・・」

「そ、そんなスタイルだなんて・・・///」

 

みーちゃんは

自分のスタイルの事を

言われて頬を赤らめてた。

 

「私は、ことり先輩のスラッとしたところが!」

「全然スラッとしてないよ・・・///」

 

ことちゃんも、

そんな事ないよと言う・・・

 

「私は穂乃果先輩の・・・」

「の!?」

「・・・元気なとこが大好きです」

「あ、ありがと・・・」

 

僕、思うんだ・・・

どうして女の子は、

観察力に長けてるんだろうね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり、みんな思ってたんだね・・・」

「今のは、たまたまそう見えただけだよ?」

「これで、よりやらねばと思ったでしょう?」

 

僕達4人は、生徒会に向かってます。

ほのちゃん、大丈夫かな・・・?

 

「人間、そんな簡単に出来てないよ・・・」

「・・・ほのちゃん、本当に大丈夫?」

 

生徒会室に着き、

扉を開けると大量の書類があった。

 

「何これ!?」

「そろそろ予算会議の時期ですからね・・・」

 

ほのちゃんの驚きの声に、

みーちゃんが説明した。

 

「・・・僕は、この書類から片づけるね?」

「お願いします。私とことりは、そっちを

やりますので、穂乃果はこの書類をお願いします」

「うぅ・・・」

 

ほのちゃんの場合、ダイエットだけじゃなく

生徒会の仕事もあるからなぁ・・・

 

「あのー・・・」

 

すると違うクラスの2年生の子が

一枚の紙を持って来た。

 

「美術部なんですけど、予算案の紙を

直接持って来ました・・・」

「あ、ありがとう」

 

みーちゃんが予算案の確認をすると・・・

 

「はい。確かに受け取りました。」

「じゃあ、お願いします」

 

その子は生徒会室をあとにした。

 

「はい。ことり」

「うん。」

 

みーちゃんが予算案の紙を

ことちゃんに渡した。

 

(問題は山積みだなぁ・・・)

 

そう思いながらも

作業に取りかかる僕だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side海未

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達は神田明神で

ハロウィンイベントのライブの映像を

見ています。

 

『再生数が凄いね!』

 

花怜の一言に

私も喜んでいます。

やはり今までの自分達の姿で

ライブをして良かったです。

 

「この調子で最終予選も突破してやるにゃー」

「そうね。その為に穂乃果と花陽には頑張って

もらわないとね!」

 

凛の言葉に絵里が答えました。

ダイエットという単語を聞いて

思い出したのですが、私は花怜に

聞きたかった事があったので・・・

 

「あの、花怜?」

『どうしたの?』

「今日、悠里君に身体測定の結果を見せて

もらったんですが・・・」

『・・・ゆうり君の体重の事?』

「正直、心配です・・・」

『こればっかりはねぇ・・・』

 

学校での悠里君の

お昼ご飯は、日によって変わってました。

ある時は穂乃果と同じパンを食べたり、

自分で作った、お弁当を食べたりしてました。

身体測定の結果を見せてもらうまでは・・・

すると希が・・・

 

「え?、そんなに深刻なん?」

『ゆうり君自身は気にしてないけどね・・・』

「悠里が体重が増えてるようには見えないけど?」

『にこちゃん。その逆なんだよ・・・』

「悠里くんって何㎏あるの?」

 

絵里達3年生は知りませんよね・・・

私が悠里君の身体測定の結果の紙を

絵里に渡しました。

にこと希も見ると・・・

 

「「「さ、33㎏!?」」」

『絵里ちゃん達から見て、どう?』

 

驚いている絵里達に

花怜が聞きました。

 

「か、軽すぎや・・・」

「全然見えない・・・」

「悠里くん、食べても太らないのかしら・・・」

 

絵里達の反応は

私達と同じでした・・・

 

『酷い時だと、何も食べないから・・・』

「悠里君、大丈夫なんでしょうか・・・」

「花怜ちゃん。ゆーくんって、いつから・・・」

『ゆうり君が中学1年の時からかな』

 

それって・・・

 

『多分、藍里さんが亡くなって、精神的ショック

で食べる気が失せちゃたんだと思うよ・・・』

「じゃあ、その次の日からずっと・・・」

『もっと危ないのは、

12月に入ってからなんだよねぇ・・・』

 

花怜も未柚ちゃんと同じ事を

言ってました・・・

 

『ゆうり君、12月になると()()()()に近い

行動をするから目が離せないんだよ・・・』

 

か、花怜・・・?

今なんて言いました・・・?

ゆ、悠里君が・・・

 

「ゆ、ゆーくんが・・・?」

『12月に入ったら教えてあげるから、

今は気づかれないようにして?。ゆうり君、

表情には凄く敏感だから・・・』

 

花怜から衝撃的な事実を聞いたあと

私は穂乃果達2人と走ってる悠里君を見た。

 

(私、どうすれば・・・)

 

自分が悠里君にできる事が

段々分からなくなってきた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




短くなってしまい申し訳ありません。
今回は悠里の体重が軽い理由と
12月になったら、悠里が危ない事を
する事実を明らかにしました。
次回もよろしくお願いします。

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