今回は悠里達オリキャラが
ライブに向けての練習をしている
内容です。
視点は、海未ちゃんになります。
それではどうぞ。
こんにちは。園田海未です。
私達4人は今、午後の授業を受けて
いるのですが・・・
「じゃあこの問題を高坂・・・」
先生が穂乃果を指名したのですが
案の定、居眠りをしていました・・・
しかも・・・
「ゆうちゃ~ん、えへへ~・・・」
悠里君の名前を呟きながら
幸せそうな表情をしていました。
一体どんな夢を見てるんでしょう?
(うぅ~///、き、気になります・・・)
居眠りをするのは
私は良くないと分かってるのですが
悠里君の事になると、不謹慎な考えを
してしまうんです・・・
さて、どうやって穂乃果を起こしましょうか?
「水無月、高坂を起こせ。叩き起こしてもいいぞ」
「あの、叩き起こすのはちょっと・・・」
先生の言葉に苦笑いをしながらも
悠里君は穂乃果の席に向かい・・・
「・・・ことちゃん、どうやって起こせばいいかな?」
「甘い言葉をかけてあげればいいんじゃないかな~?」
「甘い言葉、か・・・」
ことりの言葉に考える仕草をしていた
悠里君は溜息を吐きながらも
意を決したのか・・・
「ほのちゃん、起きないと
「「っ!?」」
悠里君が穂乃果に対する起こし方の言葉に
私とことりは驚愕しました・・・
い、今、悠里君は何て言いました!?
すると・・・
「お、起きるから不意打ちはダメー!?///」
穂乃果が顔を真っ赤にし叫びながら
飛び起きました・・・
「あ、あれ?」
「穂乃果ちゃん~?。居眠りはダメだよ~?」
「こ、ことりちゃん?。何で怒ってるの?」
「怒ってないよ~♪」
ことりは黒い笑顔をしていました・・・
あれは怒ってますね・・・
理由は嫉妬でしょうか・・・
「何で僕、あんな事言ったんだろ・・・」
悠里君が自己嫌悪しながら
自分の席に戻ってきました。
「悠里君、だ、大丈夫ですか・・・?」
「・・・無理」
この後も悠里君は落ち込んだままでした。
正直、私は自分が居眠りをしてしまったら
ゆ、悠里君にああいう起こされ方をされたいなぁと
考えてました・・・
ーー放課後ーー
放課後になりハロウィンイベントに
向けての練習も含めて部室に行こうと
思ったのですが・・・
「あれ?。ゆうちゃんは?」
「さっきまでいたのに・・・」
悠里君の姿が見えないので
先に部室に行ったのかなと私は思い・・・
「先に部室に行ったのかもしれませんよ?」
「それもそうだね」
「穂乃果達も行こうよ!」
私達3人が部室に着くと
悠里君以外の全員が揃っていました。
あれ・・・?
「あら、悠里くんは一緒じゃないの?」
「先に来てたんじゃないんですか?」
絵里が私に聞きますが
てっきり私達は悠里君が先に来てるのかと
思ってました・・・
「ゆーくん、何処に行っちゃったんだろう・・・」
ことりが心配そうな顔をすると・・・
『悠里なら屋上で練習してるわよ~』
「「「「「「「「「えっ?」」」」」」」」」
そこには何時からいたのか、
ことりの隣に藍里さんがいました。
「藍里さん!?、いつからここに!?」
『迷子になっちゃって、何となく散策してたら
アイドル研究部っていう部室を見つけて、海未ちゃん達が
いるんじゃないかな~ってところかしら』
という事は、
少ない情報だけを頼りに来たって事ですか!?
しかも迷子って・・・
「お姉さん誰にゃ?」
凛が聞くと藍里さんは・・・
『水無月藍里です♪。息子の悠里がお世話になってます』
「「「「「「えええぇぇぇ!?」」」」」」
悠里君の両親を初めて見たのか
1年生と3年生は驚いていました・・・
「言われてみれば、悠里さんの面影が・・・」
『あら?、あなたもしかして真李ちゃんの娘さん?』
「ママの事、知ってるんですか!?」
『知ってるわよ~♪、だって同期だもの♪』
真姫が驚いてますが
藍里さんはニコニコと笑っていました。
すると今度は絵里を見るなり・・・
『賢い可愛い・・・?』
「エリーチカ!!って何で知ってるんですか!?」
『その反応、リリーにそっくりね・・・』
「母を知ってるんですか!?」
『ええ♪、もちろん♪』
藍里さんの交友関係が広いですね・・・
私のお母様とも仲が良いですし・・・
「ゆうちゃんは屋上で何してるんですか?」
『来れば分かるわ♪』
私達9人は、藍里さんの引率のもと
屋上に向かう事になりました・・・
ーー屋上ーー
屋上に着くと声が聞こえてきました。
「1、2、3、4、5、6、7、8・・・」
この声は未柚ちゃんでしょうか?
『あれを見て?』
藍里さんが指差す方を見ると
そこには・・・
「「「わぁ・・・」」」
私と穂乃果、ことりが
目にしたのは
花怜、瑠菜、ティア、
そして悠里君の4人がダンスの練習を
していた光景でした・・・
一通り終わったのを見計らったのか
藍里さんがドアを開け・・・
『悠里~♪、頑張ってる~?』
「母さん。それに、みーちゃん達も・・・」
すると藍里さんが・・・
『まさか私が昔やってた曲を練習してたなんてビックリよ』
「今の曲って藍里さんのなんですか!?」
『元々この曲は未花ちゃんが提案したんだけどね?』
花怜のお母様が?
『作詞をしたのはティナちゃんで、衣装は瑠花ちゃん、ダンスの振り付け
は美柚樹ちゃん、作曲は私って感じよ~♪』
「あの、ティナちゃんと美柚樹ちゃんって・・・?」
「ウミ、私のママの名前よ」
「美柚樹というのは未柚の母の名前です」
私の疑問にティアと未柚ちゃんが
補足説明をしてくれました・・・
『それじゃあ今からμ'sのみんなも一緒に練習するわよー!』
「・・・母さんの変なスイッチが入った」
「ゆうり君、諦めるしかないよ?」
「わ~い♪。お面白そ~♪」
「瑠菜お姉さまは、いつも通りですね・・・」
「ミユ、私も同意見よ・・・」
藍里さんは私を見ると・・・
『じゃあ悠里は海未ちゃんと柔軟運動やってね?』
「・・・ん。分かった」
「あ、あう///」
「・・・みーちゃん?」
藍里さんの表情を見てみると
「頑張ってね?」って言ってるように
見えました・・・
(悠里君の顔、見れるでしょうか・・・///)
そして案の定、
恥ずかしすぎて悠里君の顔が
見れなくなりました。
余談ですが、穂乃果とことりも
別の練習で悠里君とペアになった時に
悠里君と目が合った時に顔を赤らめていました。
なんか短くなってしまい
申し訳ありません・・・
次回もよろしくお願いします。