ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

80 / 187
ゆるポメラです。
今日、録画した『サンシャイン!』
を見てました。
みんな可愛いですね!
第2話が楽しみです。
さて、今回の話は前回の予告通り
悠里の母親が出てきます。

それではどうぞ。



第76話 水無月藍里

ハロウィンイベントの件で

僕が転入前の高校でライブをする

とμ'sのみんなに教えた数日後・・・

 

「うーん。インパクト、インパクト・・・」

「いきなり路線変更するのは無理がある気が・・・」

「でもそれって新しさって事だよね」

「・・・まぁ。難しいと思うよ?」

 

僕達4人は中庭で

昼食を食べている時の事。

なんかA-RISEよりも印象に残らないと

いけないとの事・・・

 

「・・・こんな時、母さんなら解決策を出してそうだし」

「「「えっ?」」」

 

僕がポツリと言った瞬間、

ほのちゃん達は僕の方を見てきた。

 

「母さん、昔から発想力が凄くてさ・・・」

「ことり、何となく分かるかも・・・」

「確かに悠里君のお母様だったら納得です・・・」

「ゆうちゃんのお母さん、色々凄いもんね・・・」

 

そう言えば小さい頃に、

ほのちゃん達は、母さんの発想力を

間近で見てたよね・・・

 

「結局、昨日も来なかったし・・・」

「家にも戻ってないんですか?」

「来るとは言ってたんだけどね・・・」

「ゆうちゃんの事が心配で学校まで来たりして」

 

ほのちゃんが、そう言った瞬間・・・

 

『悠里ぃ~!!』

 

聞き覚えがある声だなぁと思った時、

僕は何かに抱きつかれた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideことり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、ことり達3人は

ゆーくんが誰かに抱きつかれてる

光景を見て唖然としてました・・・

 

『すっかり大きくなって♪、()()()嬉しいわ♪』

「・・・苦しいから離れてよ」

『む、息子に拒否られた・・・』

 

その人は、ゆーくんの一言に

体育座りをしながら落ち込み始めました。

よく見ると特徴的なのが、腰まで伸びた

綺麗なロングヘアー、

そして髪の先端にリボンを

付けていました・・・

え!?。ちょ、ちょっと待って!?

こ、この人もしかして・・・

 

「「「あ、藍里さん!?」」」

『誰か私の事、呼んだ・・・?』

 

私と穂乃果ちゃん、海未ちゃんは

驚きを隠せなかった・・・

ゆーくんがハロウィンだから来るって

言ってたけど、まさか本当に会えるなんて

思わなかったから・・・

すると半泣きになってた藍里さんは、

ことり達を見るなり・・・

 

『ことりちゃんに穂乃果ちゃんに海未ちゃんじゃない♪』

 

笑顔になりながら、

ことり達3人を抱きしめてきた。

 

『あんなに小さかった3人が、こんなに可愛くなって♪』

「「「そ、そんな事ないです・・・///」」」

「・・・母さん、ことちゃん達が困ってるよ?」

『ええ~♪、いいじゃない~♪』

 

ゆーくんが藍里さんに言いますが

疑問に思った事があります。

藍里さんは思念体の筈なのに抱きしめられてる感覚が

あるんです・・・

 

『それは母親の愛ってやつよ?』

 

ことり達の考えてる事が分かったのか

藍里さんはニコニコしながら答えた。

 

「・・・母さん、南先生には会ったの?」

『みなみんには、まだ会ってないわよ~?』

「・・・僕、てっきり会ったのかと思った」

『さっきまで未花ちゃんと一緒だったのよ♪』

「・・・あれ?。じゃあ未花さんは?」

『花怜ちゃんと『穂むら』に行くって言ってたわよ』

「ほえ?。穂乃果の家に?」

『私も後で行くつもりよ♪』

 

今思い出したけど、

昔から藍里さんって、お母さんの事を『みなみん』って

呼ぶんだよね・・・

 

「・・・理事長室の場所、分かるの?」

『あ。忘れた』

「・・・もぅ。仮にも音ノ木坂の卒業生なんでしょ?」

『いやぁ、悠里に早く会いたかったから・・・』

「「「あっ・・・」」」

 

ことり達は藍里さんが言ってる意味を

理解してしまった。

ゆーくんと4年間も離れ離れに近い状況に

なってたから・・・

 

「・・・そう///」

『はう♪、悠里がデレた!!。もぅ可愛いんだから♪』

 

そう言うと

藍里さんは、ゆーくんを頬ずりしながら

抱きしめてた。

 

「ゆうちゃんの照れた顔・・・///」

「ふ、不意打ち過ぎます・・・///」

 

穂乃果ちゃんと海未ちゃんも

ゆーくんの照れた顔にやられてました。

こ、ことりもなんだけどね・・・///

 

「ゆうちゃん、今から理事長室に行こうよ!」

「そうしたいけど、時間大丈夫かな・・・?」

「悠里君、まだあと40分ありますから大丈夫かと」

「・・・この時間って、南先生は何してるだろ?」

「お母さんは多分・・・」

 

正直に言うと、

ことりも昼休みの時間に、お母さんが何をしているのか

イマイチ分かんない・・・

すると藍里さんが・・・

 

『みなみんなら多分、紅茶でも飲みながら休憩してると思うわよ?』

「母さん、そうなの・・・?」

『長年の付き合いだから分かるものよ?』

「「「「へ~・・・・」」」」

 

藍里さんの言葉には説得力が

かなりあって、何故か納得してしまうんです。

こうゆうの貫禄って言うのかな・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕達4人は、理事長室に向かってるんだけど

ほのちゃん達と母さんが・・・

 

『じゃあ穂乃果ちゃん達はスクールアイドルをやってるの?』

「はい。そうなんです!」

『もしかして作詞は、海未ちゃんかしら?』

「ど、どうして、それを!?」

『私は、海未ちゃんなら素敵な詞を書けると思ったのよ?』

「あ、ありがとうございます・・・///」

『じゃあ衣装は、ことりちゃんが作ってるの?』

「は、はい・・・」

 

会話に入りにくいな・・・

だけど僕は敢えて喋らない・・・

空気を読むのも大事なんだよ?、だよ?

 

『みなみんを、どうやってビックリさせようかしら?』

「・・・あまり南先生を困らせないでね?」

『悠里達が入った後に普通に入るから♪』

 

結論。やっぱり母さんは、

母さんだった・・・

そう考えてる内に理事長室に着いた・・・

僕はドアをノックをする。

 

 

 

 

ーーコンコンーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうぞ」

 

南先生の声がしたので

入ってみると・・・

 

「お母さん、何を飲んでるの?」

「あぁ。紅茶よ♪」

 

ことちゃんが聞くと

南先生は微笑みながら答えた。

 

「ゆうちゃん・・・」

「悠里君・・・」

 

ほのちゃん、みーちゃんが

苦笑いしながら僕を見てきた・・・

うん。言いたい事は分かるよ?

 

「どうしたの?。4人揃って・・・」

 

あ、用件っていうか

南先生に母さんの事を言わないと・・・

 

「南先生に会わせたい人を連れて来ました・・・」

「あら。私に?」

「はい・・・」

「その人は私を知ってる人なの?」

「南先生の知り合いです・・・」

「もしかしてルカが来たの?」

「瑠花さんじゃないんです・・・」

「じゃあ一体・・・」

 

誰なの?って

南先生が言おうとした瞬間・・・

 

『やっほー♪、みなみんー♪。』

 

母さんが平然とした表情を

しながら入って来た・・・

 

「あ、藍、里・・・?」

 

南先生が信じられない物でも

見たような表情をしていた。

その表情は、花怜ちゃんを見た時以上・・・

 

『そう♪。悠里の母親、水無月藍里(みなづきあいり)です♪』

 

母さんは某ラノベで出てくる、

『あなたの隣に這いよる混沌なんとかホテプです!』が

やってそうなポーズをしながら南先生に自己紹介的な事を

やり始めた・・・

 

『悠里、ちょっと2人にさせてくれないかしら?』

「・・・うん。分かった」

 

母さんは真面目な声で

僕に言ってきたので、

ほのちゃん達を連れて理事長室をあとにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side藍里

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悠里も大きくなったのね・・・

母さんは嬉しいわよ♪

 

「本当に藍里なの?」

『みなみん。私の事忘れたの?』

「忘れる訳ないでしょ・・・」

 

・・・あら?

溜息なんて吐いて、どうしたのかしら?

 

「藍里に聞きたい事があるわ・・・」

『何かしら?』

「悠里くんの中学時代の事、知ってたの?」

 

やっぱり

その質問ね・・・

予想はしてたけど・・・

 

『・・・ええ。知ってたわ』

「声が出せない事も・・・?」

『それは花怜ちゃんに聞いたわ。悠里が殺した事もね・・・』

 

と言っても悠里が声を

出せなくなってしまった事は花怜ちゃんが

一度、()()()()に来た時に聞いた。

あの子が辛い中学時代を過ごした事も全部・・・

 

『悠里は感情すらも出さなかったわ・・・』

「藍里から見ても?」

『あの子を1人にさせた私達が悪いんだけどね・・・』

「それ、悠里くんの前で言うんじゃないわよ」

『・・・分かってるわよ』

「悠里くんがライブをするらしいわよ?」

『・・・あら珍しい。ちなみに何処で?』

「ルカが理事長をしてる高校よ」

『そう・・・』

 

瑠花ちゃんの事だから

何か考えがあっての事だと思うけど・・・

私は悠里のライブは観に行くけどね♪

 

『みなみん、悠里が迷惑かけてないかしら?』

「そんな事ないわ♪、むしろ人気者よ?」

『ことりちゃん、穂乃果ちゃん、海未ちゃんはどうかしら?』

「その事については藍里はどうなの?」

『いっその事、3人で悠里の事を貰って欲しいくらいだわ♪』

「奇遇ね♪、私も悠里くんなら許しちゃうわ♪」

 

ことりちゃん達3人の悠里に対する反応を見れば

一目瞭然よねぇ・・・♪

 

『悠里が幸せなら私は文句ないわ』

「相変わらず親バカね♪」

 

当たり前じゃない♪

悠里は私にとって・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『自慢の子供なんだから♪』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後は悠里の母親視点で終わらせました。
次回も頑張りますので
よろしくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。