ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回は、学校のいいところを
見つける回です。
実際、学校のいいところを
見つけるのって難しいですよね・・・

自分も高校の時は、今年で最後の入学生って形でした。
先輩が卒業した後、後輩もいない
2クラスしかないクラスで残りの高校生活を楽しみました。
今では、いい思い出です。

それではどうぞ。


第6話 学校のいいところを探そう!! その1

ほのちゃんを保健室に

運び終えた後、僕とことちゃんは

教室に戻り授業を受けた。

 

・・・と言っても途中参加だけどね。

 

授業が終わり、みーちゃんが来て

「穂乃果は大丈夫でしょうか・・・」

「大丈夫だよ。一応ほのかちゃんが起きた時に

分かるように、書き置きも残しておいたから」

「そうですか。ありがとうございます。」

「うぅん。うみちゃんも先生に伝えてくれて

ありがとね。」

「い、いぇ。そんな・・・///」

 

顔・・・赤いけど、

みーちゃん大丈夫かな?

 

「ことりちゃんも案内してくれて

ありがとね?」

「え?。うぅん!!

気にしないで。もし怪我とかしたら、

ことりに言ってね?」

「あはは・・・。その時はお願いね?」

 

僕が苦笑い気味に言うと・・・

 

『あああぁぁぁー』

 

叫び声が聞こえた。

・・・な、何事?

 

悠里達が叫び声を聞く数分前・・・

 

 

side穂乃果

 

「ここは・・・保健室?」

 

穂乃果が目を覚ますと、そこは保健室だった。

なんで保健室にいるんだろうと辺りを見回してると

穂乃果の隣にメモ用紙が置いてありました。

それを取ると、そこには。

 

『ほのかちゃんへ。

この手紙を読んでるということは起きたのかな?

気絶してしまったので、僕とことりちゃんで

保健室に運びました。戻ってくる時は気をつけてね。

追伸、授業は遅れるって伝えてあるからね。

悠里より。』

 

と書いてあった。

ゆうちゃん、穂乃果の為に書き置きしてくれたんだ///

ゆうちゃんのさりげない優しさが嬉しかった・・・

 

「それにしてもさっきのは夢かー!!」

 

とりあえず穂乃果は教室に戻る。

 

「あ、ヒデコ、フミコ、ミカ!。おっはよー♪」

「穂乃果・・・」

「とうとう、おかしくなっちゃったのかな?」

「絶対なんか勘違いしてるよね・・・」

 

3人がなんて言ったか聞こえなかったけど

まぁいいや♪

そうだよ。急に廃校になるなんて・・・

 

「あああぁぁぁー」

 

 

sideout

 

 

僕は一瞬、何事かと思いドアを見ると・・・

 

ーーガラガラーー

 

「あ、穂乃果・・・ちゃん?」

「・・・・・・。」

 

ことちゃんが声をかけても返事が無い。

それどころか、自分の机に座るなり・・・

 

「学校が無くなる・・・、学校が無くなる・・・」

 

と、落ち込みながら呟き始めた。

でも、なんか違う理由で落ち込んでる気がする・・・

すると、ことちゃんが

 

「穂乃果ちゃん・・・そんなに学校が好きなんだね。」

「でも僕は違う理由で落ち込んでるように見えるけど・・・」

「えぇ。悠里君の言う通り、どちらかと言うより穂乃果は

勘違いしていると思います。」

 

みーちゃんがそう言うと・・・

 

「どぉーしよー!。

穂乃果、全然勉強してないよー!」

「・・・え?」

 

・・・そう言う事ね。

みーちゃんが言ってた『勘違い』って。

隣で、みーちゃんがやっぱりと言うばかり

溜息をついていた。

 

「学校が無くなるなら勉強しなきゃいけないじゃん!!。

編入試験とか~!」

「穂乃果、一回落ち・・・」

「海未ちゃんとことりちゃんはいいよー!!勉強できるしぃ・・・」

「ほのかちゃん、落ち着いて・・・」

 

とりあえず話を聞かせるため、僕も声をかけるが

なかなか落ち着かない、ほのちゃん。

 

「でも穂乃果は~」

「落ち着きなさい!。穂乃果!!」

 

みーちゃんの声でなんとか落ち着いた

ほのちゃんだった・・・

 

ーー昼休みーー

 

「なぁんだ。そういうこと。」

 

そう言いながらランチパックなる物を頬張る

ほのちゃん。

現在、僕達は中庭のベンチの木の下で昼食を食べてます。

 

「・・・中庭でお昼ご飯って風情があっていいよね。」

 

と食べながら呟くと、みーちゃんが・・・

 

「ふふ♪。そうですね♪」

 

笑いながら僕に言った。

 

「ゆーくんってロマンチストだね♪」

「・・・いや、そんな事ないけど。」

 

しまいには、ことちゃんにも言われる始末。

なんか恥ずかしい・・・

 

「ちょっといいかしら?」

 

声がしたので振り返るとそこには。

金髪の人がいた。見た感じハーフかクォーターかな?

更にその隣には、紫髪の人がいた。

一言で言うなら『神秘的で謎が多い』って感じだった。

・・・説明下手でごめんなさい。

 

「・・・うみちゃん、あの人達って?」

「金髪の人が生徒会長で、その隣の人が副会長ですよ。」

 

と小声で聞くと、みーちゃんはそう教えてくれた。

すると生徒会長は、ことちゃんのほうを向き・・・

 

「あなた、理事長の娘さんよね?」

「は、はい!!」

 

ことちゃんはびっくりしていた。

 

「理事長、なにか言ってなかった?」

「いえ、私も今日知ったので・・・」

「そう、ならいいわ。」

「ほな~」

 

なんか厳しい人だなぁ・・・

そう思っていると、ほのちゃんが、

 

「あ、あの!」

「その、本当に学校無くなっちゃうんですか?」

「・・・あなた達には関係ないわ」

 

そう言って去ってしまった。

 

「「「・・・。」」」

 

ほのちゃん達は落ち込んでいた。

そりゃそうだ。『あなた達には関係ない』って

言われたら普通の人はショックを受けるだろう。

でも・・・

 

(・・・普通の人なら・・・ね。)

 

僕は生徒会長の言った事が違う意味に

聞こえたので黙っていた。

 

春なのに、少し寒いなと思ってしまう

そんな転入初日の昼休みだった・・・。




すみません。
上手く纏められなかったので
その2に続きます。

絵里と希の表現が難しい・・・

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