ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回で『新しいわたし』の回は
最後になります。
少し短いかもしれませんが
よろしくお願いします。

それではどうぞ。




第74話 修学旅行 最終日

太陽の光が部屋に差し込み

自然と目が覚める・・・

 

「もう朝なのか・・・」

 

未だに頭がボーっとするので

眠気が覚めるまで思考を落ち着かせてると・・・

 

『ゆうり君、おっはよー♪』

「・・・うん。おはよ」

 

あれ・・・?

花怜ちゃん、朝は苦手なんじゃなかったっけ?

僕の言いたい事が顔に出ていたのか・・・

 

『今日は最終日だから、昨日は早めに寝てたの』

「だからなんだ・・・」

 

昨日の夜・・・

時間は確か、21時だったかな・・・

その時間になった途端、珍しく花怜ちゃんが

寝ちゃったんだよね・・・

みーちゃんですら驚いてた・・・

 

「・・・今日は晴れて良かったね」

『穂乃果ちゃんと2人で、てるてる坊主を作って正解だったよ♪』

「・・・作ってたんだね」

『ちなみに、あそこに吊るしてあるよ?』

 

花怜ちゃんが指差す方を見てみると

そこには、てるてる坊主が5体くらい

吊るしてあった・・・

 

「・・・今、何時?」

『そうだねー、だいたいねー・・・』

「・・・あ、7時30分みたいだね?」

『朝食の時間は、8時30分みたいだね』

「・・・そうだっけ?」

『修学旅行の最終日、"あるある"ってやつだよ』

「・・・それなら分かる」

 

ちなみに今日は、

修学旅行最終日だから

せめて今日くらいは

楽しもうかなぁと考えている・・・

 

『穂乃果ちゃん達まだ寝てるね・・・』

「・・・起こす?」

『海未ちゃんですら起きる気配がないしね・・・』

「・・・どんな夢見てるんだろうね?」

『表情を見る限り、幸せそうな夢なのは確かだね』

「・・・確かに」

 

花怜ちゃんの言う通り、

ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃんの表情は

凄く幸せそうだった・・・

3人共、「えへへ~」とか言ってるしね・・・

 

「とりあえず起こそうか・・・」

『誰から起こすの?』

「位置的な問題で、ことちゃんからかな・・・」

 

2つ設置してある2段ベットの内の片方・・・

つまり僕が寝ていた上の段では

ことちゃんが寝ているので起こす事にした・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideことり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ことりは今凄く幸せな夢を見てます。

それは・・・

 

『ただいまー・・・』

 

声が聞こえたので

ことりは玄関に向かってました。

ドアが開き帰ってきたのは

大人になった、ゆーくんでした。

こ、これってもしかして・・・

 

(ゆ、ゆーくんの、お、お嫁さんになってる!?)

 

夢とはいえ、

ことりのドキドキは止まりません・・・

 

『ことちゃん、どうしたの?』

『な、なんでもないよぉ・・・///』

 

大人になってる

ゆーくんは、前髪が少し伸びていて

より大人っぽくて凄くカッコイイ・・・///

 

『パパー♪、お帰りー♪』

『ただいま、ゆとり』

 

今度は、あの日に出会った

ゆとりちゃんが、駆け寄ってきた。

 

『ママね?、パパが早く帰って来ないか待ってたんだよ?』

『・・・そうなの?』

『う~///、だって寂しかったんだもん・・・』

 

ことり、何を言ってるんだろ・・・///

見てて恥ずかしいよぉ・・・///

 

『ことちゃん、目を閉じて?』

『う、うん///』

 

ちょ、ちょっと待って!?

こ、このパターンってもしかして・・・///

 

(あれ?、なんか急に眠く・・・)

 

夢の時間が終わりを告げ、

再び目を開けると・・・

 

「・・・あ、起きた?」

「ちゅん!?///」

 

ゆーくんが目の前にいました。

急だったのでビックリしちゃった・・・

 

「・・・起きたみたいだし、みーちゃんを起こしてくるね?」

「う、うん・・・///」

 

そう言うと

ゆーくんは海未ちゃんが寝てるベットに

向かいました・・・

 

(ま、また同じ夢が見れるといいな・・・///)

 

 

 

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side海未

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は今幸せな夢を見てます。

それは・・・

 

『この服でいいのでしょうか・・・』

 

どうやら鏡に映っていたのは、

大人になった自分でした・・・

これから何処かに出かけるのでしょうか?

 

『でも似合わないって言われたら・・・』

 

自分を褒めるのもどうかと思うのですけど

大人の私が今着ている服は

私らしさが凄く輝いてるように見えた・・・

 

(卑屈になってますね。大人の私・・・)

 

『お母様、入ってもいいですか?』

 

え?、この声って・・・

 

『は、はい。入っていいですよ、里海』

 

部屋に入ってきたのは

あの時に出会った里海ちゃんでした・・・

 

『お母様、綺麗・・・』

『あ、ありがとう///。里海も似合ってますよ?』

『そ、そんなことないですぅ・・・///』

 

やっぱり里海ちゃんの仕草は

可愛いです・・・

 

『2人共、似合ってるよ?』

『ゆ、悠里君!?///』

『お父様!』

 

里海ちゃんに続いて部屋に入ってきたのは

大人になった悠里君でした。

あ、あの。この夢はも、もしかして・・・

 

(ゆ、悠里君の、お嫁さんになってます!?)

 

『里海は玄関で待ってますね?』

『転ばないように気をつけるんだよ?』

『はい!』

 

里海ちゃんは笑顔で

部屋から出て行きました・・・

 

『あ、あの悠里君・・・///』

『みーちゃん、どうしたの?』

 

大人になった悠里君は

凄く凛々しくて素敵でした・・・///

 

『ちょっとだけ目を閉じててください・・・///』

『これでいい?』

『はい///。そのまま・・・///』

 

ま、待ってください!?

わ、私は一体、悠里君に何をする気なんですか!?///

 

(なんでしょう?。急に眠く・・・)

 

夢の時間が終わりを告げ、

私は再び目を開けると・・・

 

「・・・おはよ。みーちゃん」

「えっ!?///」

 

悠里君が目の前にいました。

いきなりだったので驚いてしまいました・・・

 

「・・・あ。ほのちゃんを起こしてくるから」

「は、はい・・・///」

 

そう言うと悠里君は

穂乃果が寝ているベットに向かいました・・・

 

(また同じ夢を見てみたいです・・・///)

 

 

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side穂乃果

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果は今凄く幸せな夢を見ている。

それは・・・

 

『あ。ゆうちゃん・・・』

『ほのちゃん、起きたんだ?』

 

夢の中だけど

まず最初に目が合ったのは

大人になった、ゆうちゃんだった。

 

『昨日まで、お店の手伝いをした疲労がきたんだよ』

『そっか、穂乃果それで・・・』

『全く、ほのちゃんは無理するんだから・・・』

『それは、ゆうちゃんもでしょ・・・』

 

穂乃果は、ゆうちゃんに

膝枕をされてたみたい・・・

あれ?。てことは・・・

 

『お母さんー!』

 

穂乃果の部屋に入ってきたのは、

あの日に出会った悠乃果ちゃんだった。

 

『もう!!。悠乃果、心配したんだよ!?』

『ほのちゃんが起きるまで一緒にいるって言ってたんだよ?』

『ご、ごめんなさい・・・』

 

でも穂乃果が見てる夢って

もしかして・・・

 

(ゆ、ゆうちゃんの、お、お嫁さんに!?///)

 

『お父さん、お母さん顔が真っ赤だよ?』

『ほのちゃん熱があるんじゃ・・・』

 

ゆうちゃんが心配そうな顔になりながら

穂乃果の額に手を当ててきた・・・

ち、近い・・・///

 

『悠乃果、体温計を下から持ってきてもらってもいい?』

『うん、分かったー』

 

悠乃果ちゃんは

トテトテと部屋から出て

下に降りて行った・・・

 

『ほのちゃん、何かして欲しい事ある?』

 

ど、どうしよう・・・///

夢とはいえ、大人になった

ゆうちゃんは凄くカッコイイ・・・///

 

『あ、あのね・・・///』

 

穂乃果は一体、な、何を・・・!?

 

『ゆうちゃん、目を閉じて?』

 

ちょっ!?、ちょっと待ってよ!?///

ほ、穂乃果、心の準備が・・・!?///

 

(あ、あれ?。また眠くなって・・・)

 

夢の時間が終わりを告げて、

再び目を開けると・・・

 

「・・・お目覚め?」

「ゆ、ゆうちゃん!?///」

 

ゆうちゃんが穂乃果の

目の前にいたから驚いちゃった・・・

 

「・・・みんな起きたみたいだし朝ご飯食べに行こ?」

「う、うん・・・///」

 

そう言うと、

ゆうちゃんは部屋から

出て行った・・・

 

(えへへ///、また同じ夢が見れると嬉しいな・・・///)

 

 

 

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして僕達は、

海に行ってバナナボートみたいのに

乗ったり、

沖縄の水族館に行ったりした。

 

「ゆうちゃん、早く早く!」

『置いてくよー?』

 

ほのちゃん、花怜ちゃんは

僕達3人に早く来るように

はしゃいでいた・・・

 

(楽しいって思えたの何年ぶりだろう・・・)

 

僕にとって修学旅行は

嫌な思い出しかなかったけど・・・

今は・・・

 

 

「悠里君、早く行きましょう♪」

「ゆーくん、時間は有限なんだから♪」

 

 

凄く・・・

 

 

 

「うん。行こうか・・・」

 

 

 

 

 

 

楽しい一生の思い出・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回で2期第5話は終了です。
ちょっと強引な終わり方になって
しまいました・・・
次回は、2期第6話『ハッピーハロウィーン』の回
を執筆したいと思います。

次回もよろしくお願いします。

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