ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
最近暑いですね・・・
今回は少し短いかもしれません。
早起きした悠里と花怜達オリキャラの
話になっています。

それではどうぞ。


第70話 修学旅行 2日目の朝

修学旅行2日目。

朝、起きてみたら・・・

 

「うわー・・・」

 

ほのちゃん達を起こさないように

外を見てみると、天気は見事なくらいの

雨だった・・・

 

「朝方の5時近くなのに雨か・・・」

 

それ以前に何で僕が

こんなに早起きかっていうと・・・

 

(自分でも分かんないんだよねぇ・・・)

 

どういう訳なのかも

分かんないんだよねぇ・・・

何でだろ?

昼間に寝すぎたのが原因なのかな・・・

 

『ゆうり君、おはよ~・・・』

 

そんな事を考えていると

花怜ちゃんが起きたようだ。

 

「おはよ。やっぱり朝は弱いの?」

『うん。まだ眠いよ・・・』

 

花怜ちゃんは昔から朝が弱い。

何せ小学校の頃、寝ながら登校するという

衝撃的な行動を僕は何度も目撃しているからだ。

 

「僕、その辺を歩いてくるけど一緒に行く?」

『うん』

 

僕と花怜ちゃんは

ほのちゃん達を起こさないように

部屋から出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――2階のフロア内――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんな時間に起きてるのって僕だけ?」

『普通は寝てる人が多いからねぇ』

 

フロア内を歩いていると

広い休憩スペースがあったので

そこで過ごす事にした。

 

「そういえば天気見た?」

『うん。風も強かったよね』

「ほのちゃん、起きたらガッカリするだろうね」

『確かに・・・』

 

まぁ、そうならないように

みーちゃん達が宥めるんだと思うけど・・・

 

『ねぇ、ゆうり君・・・』

「・・・どうしたの?」

 

花怜ちゃんが深刻な顔をしながら

何か言いたそうに僕を見た。

 

『昨日、襲ってきた殺し屋に依頼した人って・・・』

 

花怜ちゃんも気づいたみたい。

何せ、昨日の夜に僕を抹殺しに来た殺し屋・・・

その依頼主について僕は心当たりがあった。

 

()()()しか、いないと思う・・・」

『でも中学2年の時に死んだ筈でしょ?』

「あの時の死体はフェイクだったんだよ・・・」

『つまり情報操作されたって事?』

「だとしたら辻褄が合うよ・・・」

 

まさか、

アイツが生きてるとは

思わなかった・・・

 

僕は携帯電話を取り出した。

電話をかける相手はティアちゃんだ。

 

『ユーリ、どうしたの?』

「朝早くにゴメンね、めんどくさい事になった」

『何があったの?』

 

ティアちゃんは僕の深刻な声に気づいたのか

用件を言って欲しいという声を出してた。

 

「実は昨日の夜・・・」

 

僕は昨日の夜に起きた事を

ティアちゃんに全部話した・・・

 

『話は分かったわ、ウミの両親の事は私に任せて』

「ありがと、ティアちゃん」

『ユーリ、そこにカレンがいるのよね?』

「え?。隣にいるけど・・・」

『ちょっと代わってくれないかしら?』

「う、うん。」

 

ティ、ティアちゃんが怒ってる。

電話の向こうで、きっと表情が、

みーちゃんと同じ笑顔なんだろうなぁ・・・

なので僕は・・・

 

「ティアちゃんが代わってだってさ・・・」

『えっ・・・!?』

 

あ、花怜ちゃんが冷や汗をかいてる・・・

花怜ちゃんは僕の隣に来たので

僕は携帯電話を花怜ちゃんの耳に当てた。

 

『も、もしもし・・・』

『おはよう、カレン。早速だけど聞きたい事があるのだけれど?』

 

あのさ、一緒に聞いてる僕も

怖くなってきたんだけど・・・

 

『ゆ、ゆうり君~・・・』

 

花怜ちゃんが半泣きになりながら

僕を見てきた。

すると電話の向こうから・・・

 

『ユーリに助けを求めないの‼』

 

ティアちゃんの怒号が聞こえた。

そりゃ、誰だって朝から説教は聞きたくないよね。

 

『はぁ。今日はこのくらいにしてあげる』

『よ、良かった~・・・』

『カレン?、何か言ったかしら?』

『な、何でもないよ!?』

 

流石にフォローしようかな・・・

 

「ティアちゃんは、お土産何がいい?」

『ユーリが選んでくれた物なら何でもいいわよ』

「そんな無責任な・・・」

『ふふ♪、期待してるわ♪』

「あはは、じゃあまたね?」

『ええ。』

 

携帯電話の通話終了のボタンを押すと

隣で花怜ちゃんが・・・

 

『帰ったら、お説教かなぁ・・・(´Д`|||)』

「その時は僕も一緒だから。ね?」

『うぅ、ありがとう・・・』

 

花怜ちゃんを宥めてると

時間が7時近くになっていた・・・

 

「・・・そろそろ部屋に戻ろうか?」

『そ、そうだね。戻ろう♪』

 

修学旅行の2日目が始まる

朝方での出来事だった・・・

 

 

 




今回は悠里の事を恨んだ人間が
復讐を企んでいる事が発覚した回でした。
『過去の真相編』を読んでいただければ
その人物が誰なのかは明らかになります。
次回もよろしくお願いします。

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