ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回から、2期第3話『ユメノトビラ』の回です。
話の構成に悩みましたが、
なんとか執筆できました・・・

それではどうぞ。


第62話 地区予選と目新しさ

練習の休憩中、

僕と花陽ちゃん、ほのちゃん、絵里さんで

ラブライブのサイトを見ていた。

僕は気になった項目を見つけた。

それは・・・

 

「・・・花陽ちゃん、このステージの画面は?」

「予選が行われるステージです。今回は参加人数が多いので会場以外での

場所で歌う事も認められているんです。」

「・・・運営側も予想してなかったのかな?」

「はい。恐らく・・・」

 

すると、ほのちゃんが・・・

 

「へぇ~・・・」

「ルールブックに載ってる事よ?、何で穂乃果が知らないの?」

「いやぁ、文字を読むのは苦手で・・・」

 

ほのちゃんの答えに絵里さんは

若干だが呆れ気味だった・・・

 

「もし自分達で場所を決めた場合、ネット配信でライブを生中継。

全国の人にライブを見てもらうんです」

「・・・豪華だね」

 

花陽ちゃんの説明に

僕は素直に凄いと思った。

・・・だって全国だよ?

 

「全国・・・、すごいや!」

 

ほのちゃんの目はキラキラしていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー部室ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「各グループの持ち時間は5分。エントリーしたチームは時間が来たら

パフォーマンスを披露。」

「・・・しかも4組だけなんでしょ?」

「はい、そうなんです・・・」

 

みーちゃん曰く、最終予選に進めるのは

上位4組までだけらしい。

しかもA-RISEとぶつかるときたものだ。

 

「特に、この東京地区は激戦区・・・」

「・・・にこさん、A-RISEは確定みたいなものですか?」

「そうね、間違いなく入るわよ。」

 

そうなると・・・

 

「・・・3組に入れるだけマシだと考えた方がいいかな」

「ゆうちゃん、それって?」

「・・・極端な話、頂点と言われてるA-RISEっていう考えは、この際

置いて今は残りの3枠に入ればいいって事」

「ゆうちゃん凄い!」

「悠里、本当に極端ね・・・」

「・・・自分でも分かってますよ」

 

すると、ほのちゃんが

みーちゃんに・・・

 

「今回って会場の外でも歌う事が認められているんでしょ?」

「えぇ。」

「だったら、この学校でライブをしない?。緊張もしないし自分達らしい

ライブができると思うの」

 

ほのちゃんが言うのは分かるけど

それだとなぁ・・・

僕が考えていると・・・

 

「甘いわ!」

「へっ・・・?」

「にこちゃんの言う通り!」

 

にこさんと花陽ちゃんが

ほのちゃんに待ったをかけた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side海未

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達は中庭に来ていますが、

花陽曰く、ライブ中継は失敗したら

そのまま配信されてしまうという

一回勝負だと言うのです。

 

「それに目新しさも必要になってくるのよ?」

 

にこ曰く、画面の中で目立たないと

いけないというので目新しさも必要になってくる

との事・・・

 

「・・・目新しさって言うと」

 

悠里君が考えながら呟くと

凛が・・・

 

「奇抜な歌とか?」

 

続けて、ことりも・・・

 

「衣装とか?」

「・・・例えば、どんな衣装?」

 

悠里君の疑問に答えたのは

希でした。

 

「例えばセクシーな衣装とか?」

 

それを聞いた私は・・・

 

「む、無理です・・・」

 

体育座りで落ち込むしかなかった・・・

せ、セクシードレスなんて・・・

 

「セクシー、ドレス・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『みんなのハート打ち抜くぞぉ~♡ばぁ~ん♡』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャイナ服を着た自分を

想像していた・・・

 

「う、うぅ・・・///」

 

私が恥ずかしがっていると

悠里君が近づいて来て・・・

 

 

 

 

 

ーーヒョイーー

 

 

 

 

 

膝枕をしてくれました・・・

えっ?、えっ・・・?

 

「・・・みーちゃん大丈夫?」

「は、はいぃ・・・///」

 

悠里君が心配そうな顔で

聞きますが、そ、その・・・///

 

(ゆ、悠里君の顔が近いですぅ///)

 

「・・・にこさんは希さんの提案どう思います?」

 

悠里君が私の頭を撫でながら

にこに聞いています。

私が膝枕をされた状態のまま・・・

 

「私もやんないわよ!」

「・・・ですよねー」

「それ以前に部長にはお願いしてないにゃ」

「つねるわよ?」

「もうつねってまひゅ・・・」

「・・・何かないかな?」

 

にこと凛のやり取りを

無視しながらも何かないかと考える

仕草をする悠里君は凛々しく見えました・・・

 

「「海未ちゃん、いいなぁ・・・」」

 

穂乃果とことりが羨ましそうに

こっちを見ていました・・・

わ、私だって悠里君に膝枕される

されるなんて思ってなかったんですよ!?///

 

(嬉しくて死にそうですぅ・・・///)

 

流石に恥ずかしくなってきたので

私は悠里君に・・・

 

「あ、あの。悠里君・・・///」

「・・・どしたの?」

「私は大丈夫ですから、その・・・」

 

自分で起きようと体を起こそうした

その時・・・

 

「・・・ダメ」

「へっ!?///」

「みーちゃんは、そう言って無理するところがあるから

そのまま休んでて・・・」

「で、でも・・・///」

「・・・もぅ、頑固なんだから」

 

悠里君が私の体を起こしてくれました。

そこまではいいんです。

いいんですが・・・

 

「・・・これなら大丈夫でしょ?」

「あ、あうぅ・・・///」

 

悠里君に抱き寄せられる感じになって

しまいました・・・

 

「・・・それにしても目新しさって見つけるの大変」

 

ど、どど、どうしましょう!?///

悠里君との距離が近すぎます///

肩は密着してるし、あとほんの数センチで

悠里君の顔に触れられる距離・・・

 

(なんか幸せですぅ・・・///)

 

私にとって悠里君は

今でも初恋の人なんです///

私と穂乃果、ことりが悠里君の事を

思い出せなかった時から、私は彼の事が好きでした。

いえ、違いますね・・・

正確には私が幼い時に悠里君と初めて出会った時から

好きだったのかもしれません・・・///

 

「「じー・・・」」

 

はっ・・・!

穂乃果とことりから視線を感じます・・・

2人も悠里君の事が好きなのは分かってました。

だって・・・

 

(小さい頃に悠里君の、()()()()になるって3人で言ってたくらいですし)

 

だけど私達は悠里君の知らないところがある・・・

気になったのは、以前3人で未柚ちゃんから聞いた事・・・

 

『12月になったら、悠里お兄様を見てあげて下さいね?』

 

あれは一体どういう意味なんでしょう・・・?

私が考えていると真姫が・・・

 

「というか、こんなところで話し合うよりもする事があるでしょ?」

 

正直、真姫が言っている意味は

この際、私は敢えて無視します♪

穂乃果とことりには何か言われそうですが

今は悠里君に甘えちゃいます♡

 

(えへへ~♡、悠里君~♡)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕達は真姫ちゃんの提案で

放送室に来ている・・・

 

「はい。お昼の放送でよろしければ構いませんよ」

「・・・納得。中継の練習も出来て一石二鳥だね。」

 

じゃあ、さっそく・・・

 

「・・・ほのちゃん、やってみて?」

「うん!、分かった!」

 

ちょっと不安はあるけど・・・

 

「あー、あー、みなさん、こんにちは。・・・うが!」

「・・・うわ、痛そう」

 

お辞儀をする動作を癖でやってしまったせいか

頭を強打してしまった、ほのちゃん・・・

 

「いったーい!」

「何やってんのよ!」

 

すると慌ててマイクに向かい・・・

 

「みなさんこんにちは。私、生徒会長の・・・じゃなかった、μ'sのリーダーをやってます。高坂穂乃果です。って、それはもうみんな知ってますよね」

 

ほのちゃん、頑張れ・・・

 

「実は私達、またライブをやるんです。今度こそラブライブに出場して、優勝を目指します!みんなの力が、私達には必要なんです!ライブ、みなさんぜひ、見てください。一生懸命頑張りますので!応援よろしくお願いします!高坂穂乃果でした!そして、他のメンバーも紹介!あれ?」

 

僕、思ったんだけど・・・

 

「あ、あ・・・」

「ダレカタスケテダレカタスケテ・・・」

 

なんで、この2人にしたんだろ・・・

 

「そ、園田海未役をやってます、園田海未と申します・・・」

 

あ、みーちゃん。何とか落ち着いてる・・・

僕は絵里さんに・・・

 

「・・・なんで、この2人にしたんですか?」

「1番緊張しそうで練習が必要な2人」

 

なるほど・・・

あ、次は花陽ちゃんか・・・

大丈夫かな・・・?

 

「あの、μ'sのメンバーの小泉花陽です。えっと、好きな食べ物はご飯です・・・」

 

真姫ちゃんが見かねたのか・・・

 

「ボリューム上げて」

 

これなら何とか大丈夫かな。

 

「ラ、ライブ頑張りますので、ぜひ見に来てください」

 

すると、凛ちゃんが・・・

 

「声、もっと出して、こーえー」

 

小声で花陽ちゃんに合図を送る。

と思ったら、ほのちゃんが前に出てきた・・・

 

「イエーイ!そんなわけで、みなさんμ'sをヨロシク!」

 

マイクから変な音が鳴ったよ・・・

ほのちゃんは悪気がないみたいだけどさ・・・

他のみんなは耳を押さえてた・・・

 

「・・・あはは」

 

僕は苦笑いするしかなかった・・・

 

 

 

 

 

 




次回はA-RISEとの対面です。
不安ですが頑張りたいと思いますので
よろしくお願いします。
『サンシャイン!!』の方も放送したら
執筆してみたいなぁ・・・(割と本気(マジ)で)
この作品が完結してからですが・・・(苦笑い)

ところで皆さんは『サンシャイン!!』では誰が好きですか?
放送楽しみですね。

自分は、高海千歌(たかみちか)ちゃんが好きです。(キリッ!!)

作者の本音の後書きに
なってしまいましたが
次回もよろしくお願いします。


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