ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きです。
少し短いかもしれません。

それではどうぞ。


第59話 2度目の合宿先は山!? その2

あの後、無事に

電車に乗り目的地の駅まで辿り着いた。

僕と、ことちゃんが駅に着くと

みんな待っていてくれた。

 

「・・・待たせてゴメン」

「みんな~、ごめんね~」

 

僕達2人が謝ると・・・

 

「ゆうちゃん~!!」

「悠里君~!!」

 

ほのちゃん、みーちゃんが

泣きながら僕に抱きついてきた。

 

「・・・ど、どしたの?」

「だ、だって、ゆうちゃんが~・・・」

「し、死んじゃったのかと思いました~・・・」

「・・・えと、ゴメンね?」

「「ふえぇぇん!!」」

 

凛ちゃん達1年生からも心配され

絵里さん達3年生からは、お説教を受けました・・・

 

 

 

 

ーー別荘前ーー

 

 

 

 

 

 

「・・・真姫ちゃんの別荘、やっぱり凄いね」

「私は普通かと・・・」

 

そうだよね・・・

真姫ちゃんにとっては普通だよね・・・

現に、にこさんが・・・

 

「ぐぬぬ・・・」

 

悔しそうに唸っていた・・・

 

 

 

 

 

ーー別荘の中ーー

 

 

 

 

中に入ると凄く広かった。

ソファだけじゃなく暖炉もあった。

・・・暖炉、いいなぁ。

しかも僕が見た感じ、今僕達がいる

この部屋はリビングみたい・・・

 

「本物の暖炉にゃ~!」

「すごーい!」

 

凛ちゃん、ほのちゃんが

はしゃいでいた。

すると真姫ちゃんが・・・

 

「でも点けないわよ」

「「えー!?」」

 

不満そうに声を上げる2人をよそに

真姫ちゃんは理由を説明する。

 

「冬になる前に煙突を汚すとサンタさんが入りづらくなるって

パパが言ってたの」

「・・・僕も昔、似たような事言われたなぁ」

「え?、ゆうちゃんもなの?」

「・・・母さんが悪い事ばかりすると黒いサンタさんが来るって

言ってたのを思い出して」

 

懐かしいなぁと僕が思っていると

にこさんが・・・

 

「悠里と真姫が、サンタ・・・」

「にこ!、それ以上はダメよ!」

「そうだよ!、それを言うのは重罪だよ!」

 

ほのちゃんと絵里さんが

にこさんを慌てた様子で止めてるけど

どうしたんだろ・・・?

 

「だって悠里と真姫よ?、あの2人が・・・」

 

ーービシッ!!ーー

 

「にこ、それ以上は言わせませんよ・・・」

「・・・みーちゃん?」

「ゆーくん、気にしないで?」

「そうですよ悠里君、気にしないでください♪」

「・・・うん」

 

それより、にこさん大丈夫かな?

気絶しているけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side海未

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私とことりは真姫に作業する部屋に

案内されてます。

理由は新曲を作る為、絵里に練習する班と

別れて行動した方がいいという事になったからです。

 

「ゆーくん大丈夫かなぁ・・・」

「悠里君がどうかしたのですか?」

「うん、駅で待っている時なんだけどね・・・」

「私も、あの行動は驚いたわ・・・」

 

ことりが電車に乗り遅れた時に

悠里君が走行中の電車の窓から飛び降りた時は

心臓が飛び出るかと思いました・・・

 

「海未なんて大泣きしてたしね・・・」

「い、言わないでくださいよぅ・・・///」

 

だって悠里君が大怪我なんてしたら

私は不安で、不安で・・・

 

「それで2人で待ってた時にね、ゆーくんが怪我の

手当てをした時に、その・・・」

「ことり、一体何を見たのですか?」

 

ことりが言いづらそうにしていたので

私が問い詰めると・・・

 

「ゆーくんが中学の時に受けた傷・・・」

「どんな傷なの?」

 

真姫が聞くと

ことりは沈んだ顔をしながら・・・

 

「両手に無数の切り傷。生々しくて・・・」

「「えっ・・・?」」

 

私と真姫は驚くしかなかった・・・

 

「そ、そんな悠里君が・・・」

「・・・僕がどうかした?」

「「「ひゃあ!?」」」

 

突然、目の前に悠里君が現れたので

私達3人は驚いてしまいました・・・

 

「・・・ゴメン、驚かす気はなかった」

「あ、あの。悠里君・・・」

「・・・なに?」

「ことりから聞いたのですが両手の怪我・・・」

「・・・あぁ、これの事?」

 

すると悠里君は無表情のまま服の袖を捲った。

私と真姫が見たのは・・・

 

「な、何よ。これ・・・」

「ひ、酷い・・・」

 

悠里君の両手には無数の切り傷の痕が

生々しく残っていた・・・

とても人に説明できる程の傷ではない。

そのくらい酷かった・・・

 

「・・・ことちゃんには説明したんだけど、正確には全身なの」

「ゆーくん、痛覚もないみたいで・・・」

「いつからなんですか・・・」

「・・・僕の両親が亡くなった次の日から」

 

じゃあ悠里君は治療もしないで

ずっと・・・?

 

「・・・まぁ、そうなるかな」

 

私の表情を見て言いたい事が分かったのか

即答する悠里君・・・

 

「・・・邪魔しちゃ悪いから僕は戻るね」

「あっ・・・」

 

そう言うと

悠里君はリビングの方へ戻って

しまいました・・・

 

(声、かけられませんでした・・・)

 

それ以前に私は何て言ってあげたらいいか

分からなかった。

 

 

 

 

 

 

ーー作詞用の部屋ーー

 

 

 

 

 

「じゃあ何かあったら呼んでちょうだい」

「ありがとうございます。真姫。」

 

それにしても

作詞の参考書等がたくさん置いてありますね。

私は早速、作業に入ろうとした時・・・

 

「どうして・・・」

 

悠里君が戻った後に

ことりが言っていたのですが

悠里君は自分の事をどうでもいいと

言ってたみたいです。

 

「本当に無茶ばっかり・・・」

 

悠里君は自分の事を大事にしなさすぎです・・・

心配する私の身にもなってほしい・・・

本当に・・・

 

「悠里君のバカ・・・」

 

誰もいない部屋で

私は泣きながら

そう呟いた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 




なんか中途半端なところで
終わらせてしまいました・・・
次回も続きます。
これからもよろしくお願いします。

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