ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回から2期になります。
では2期第1話の『もう一度ラブライブ!』
の回が始まります。

それではどうぞ。


2nd Season
第56話 新生徒会長・穂乃果


季節は秋・・・

それにしても秋になるのが早い。

夏服から冬服になり

僕は自分のこれからについて

考えてた・・・

 

「音ノ木坂学院は入学希望者が予想を上回る結果となった為、来年度も生徒を募集する事になりました。」

 

講堂で南先生が告げる。

そうそう、新学期に入ったから

始業式をやっている最中なんだ。

次は新生徒会長の挨拶なんだよ。

・・・え?

一体誰がなったのかって?

それはね・・・

 

「皆さん、こんにちは!」

 

そして自己紹介を始めた・・・

 

「この度、新生徒会長になりました!スクールアイドルでおなじみ・・・」

 

マイクを持ったと思ったら上に投げカッコよくキャッチした。

 

「高坂穂乃果と申します!」

 

新生徒会長は、

ほのちゃんなんだよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー生徒会室ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐわぁ・・・、疲れたー」

「穂乃果ちゃん、お疲れ様♪」

 

戻って机にぐてーっとなる

ほのちゃん・・・

それを労う、ことちゃん・・・

 

「生徒会長挨拶ってライブとは全然違うね・・・」

「・・・人前に立つという点は一緒だけどね」

「でも穂乃果ちゃんらしくて良かったと思うよ?」

 

僕が書類を整理していると・・・

 

「どこが良かったんですか!」

 

僕の隣で、みーちゃんが呆れ気味に言った。

 

「せっかく4人で挨拶文を考えたのに!。最終的に悠里君に任せてしまったでは

ないですか!」

 

実は挨拶の後の台詞を忘れてしまい

ほのちゃんが固まってしまい急遽、

僕が代わりにやったという訳。

 

「ゆうちゃん、ゴメンね・・・」

「・・・次に気をつければいいでしょ?」

「とにかく・・・!」

 

みーちゃんは大量の書類を

ほのちゃんの前に置いた・・・

 

「今日はこれを全て処理して帰ってください!」

「えぇー!、こんなにー!?」

「それにこれも!」

 

みーちゃんは一枚の紙を取り出し

ほのちゃんに突きつける。

 

「・・・?」

 

紙を受け取り、

ほのちゃんは内容を読み上げた・・・

 

「学食のカレーが不味い・・・」

 

この学校って学食あったの?

 

「アルパカが私に懐かない・・・」

 

愛情を持って接すれば大丈夫じゃない?

 

「文化祭に有名人を・・・」

 

僕もうお手上げだよ。

 

「って、これ何?」

「一般生徒からの要望です。」

 

ほのちゃんの疑問の問いに

みーちゃんが答える。

 

「もう!。少しくらい手伝ってくれたっていいんじゃない!?

海未ちゃん副会長なんだしぃー!。」

 

ぶぅーぶぅーと抗議しながら

みーちゃんに訴える。

 

「もちろん私は、もう目を通してあります!」

「じゃあやってよー!」

「・・・ほのちゃん。落ち着いて」

 

僕が宥めるが手をじたばたさせ

半泣きになりながら

駄々っ子になる、ほのちゃん・・・

 

「それに仕事はそれだけじゃないんです!」

「・・・って言うと?」

「あっちには校内で溜まりに溜まった忘れ傘が放置!各クラブの活動記録のまとめもほったらかし!そこのロッカーにも、3年生からの引き継ぎのファイルが丸ごと残っています!」

 

・・・みーちゃん。

まだ少ない方だよ・・・

僕が苦笑いしてると・・・

 

「ぐふ・・・」

 

あ、ほのちゃんがダウンした。

 

「生徒会長である以上、学校の事は誰よりも詳しくないといけません」

「でも手分けしてやればー・・・」

「・・・ことちゃん。流石にそれはダメだよ?」

「そうですよ!。ことりは穂乃果に甘過ぎます!」

「えへへ・・・」

 

ことちゃんは昔から

ほのちゃんに甘いところがあるからねぇ・・・

僕も人の事あまり言えないけどさ。

 

「生徒会長って大変なんだね・・・」

「「何を今更」」

 

ほのちゃんの呟きに

僕とみーちゃんの2人で言い切った。

 

「分かってくれた?」

「頑張ってるかね?、君達?」

 

絵里さんと希さんが入って来た。

 

「大丈夫?。挨拶、かなり拙い感じだったわよ?」

「ゴ、ゴメンなさい・・・」

「カードによれば、穂乃果ちゃん。生徒会長として大変だって出とるよ?」

「えぇー!?」

「だから3人共、フォローしたってね?」

 

そう言い残し、絵里さんと希さんは

生徒会室から出てってた・・・

 

「・・・さてと」

 

僕は、ほのちゃんの隣に座り

書類が入ったファイルを取る・・・

 

「・・・みーちゃん、今日の分はこれだけ?」

「はい。とりあえずは・・・」

「・・・じゃあ明日の分の書類、纏めてもらってもいい?」

「あ、はい。分かりました」

「・・・ことちゃん、みーちゃんの手伝いしてあげて?」

「う、うん。分かった」

 

流石にこの量を、ほのちゃんがこなすには厳しいと

思ったので・・・

 

「みーちゃん、ことちゃん。それが終わったら、あとは僕と

ほのちゃんの2人でやっておくから先に戻っていいよ」

「え!?、ゆうちゃん!?」

 

ほのちゃんだけでなく、みーちゃん、

ことちゃんの2人も驚いていた。

 

「で、ですが・・・」

「でも・・・」

「役割分担。キリがいいところまでやるだけだから」

 

僕がそう言うと2人は渋々だが納得してくれた。

こうして分担作業?が始まった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side穂乃果

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海未ちゃんとことりちゃんが

先に戻った後、穂乃果は

ゆうちゃんと2人で作業をしていた。

 

「これは、ここで・・・」

 

穂乃果の隣では

ゆうちゃんが真剣な表情で書類を

纏めていた。

 

「ねぇ、ゆうちゃん・・・」

「・・・なに?」

「どうして手伝ってくれたの?」

 

本当だったら穂乃果1人でやらないと

いけないのに・・・

始業式の挨拶だってそう。

せっかく海未ちゃん達が考えてくれた

挨拶文を代わりにやってくれた。

 

「ほのちゃん1人じゃ大変かなって思って・・・」

「じゃあ初めから・・・」

「手伝う気だったけど?」

「あ、ありがとう・・・///」

 

それからは無言になって作業を続けた・・・

 

「あとは、この書類だけだね・・・」

「でも穂乃果、もう集中できないよー!」

 

いくら何でも多過ぎだよ!

ぶうぅー・・・

 

「・・・教室に戻って作業する?」

「えっ?」

「その方が捗ると思うけど・・・」

「それならやる!」

「・・・じゃあ行こ?」

「うん!///」

 

ゆうちゃん、穂乃果に気を利かせて

くれたのかな・・・///

穂乃果達は教室に移動する事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー教室ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・場所が変わると作業が捗るね」

「そ、そうだね・・・///」

 

確かに作業は捗るけど

周りからの視線が・・・

 

「・・・ほのちゃん?」

「な、何でもないよ!。早く終わらせようよ!」

「それもそうだね・・・」

 

なんとか無事に今日の分は終わった。

 

「疲れたよー・・・」

「ん。お疲れ様。」

 

なんだか急に体を動かしたく

なってきたなぁー・・・

あ、そうだ!

 

「ゆうちゃん、屋上に行こうよ!」

「はいよー・・・」

 

2人で屋上に向かう事になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー屋上ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり体を動かすのはいいよね!」

「・・・ずっと座って作業だったしね」

「でも明日もあるんだよね・・・」

 

生徒会の仕事は

あくまで今日の分が終わっただけで

明日もやらなきゃいけない・・・

 

「みーちゃん達が明日の分を纏めてくれたから大丈夫だよ・・・」

「うっ!、それはそうだけど・・・」

「僕も手伝うから・・・、ね?」

 

ゆうちゃん、その笑顔は反則だよ・・・///

えへへ///、でも穂乃果なんか嬉しいな・・・///

 

「・・・それにしてもお腹空いたね」

「穂乃果も・・・」

「ほのちゃんの場合、体を動かしたからのもあるでしょ?」

「あはは。そうかも・・・」

「・・・今から購買でも行く?」

「うん!」

 

穂乃果達は購買に向かい

いつもの中庭の木陰で食べる事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー音ノ木坂学院・中庭ーー

 

 

 

 

 

 

 

「いやー、今日もパンがうまい!」

「ほのちゃんってパン食だっけ・・・?」

 

購買で穂乃果が買ったのは

新作のランチパック。

ゆうちゃんが買ったのはシナモンロールだった。

 

「ゆうちゃんってシナモンロール好きなの?」

「・・・購買に売ってたら真っ先に買うくらい好き」

 

確かに購買でシナモンロールが売ってたのを見た

ゆうちゃんの目は凄かったなぁ・・・

例えるなら海未ちゃんが怒った時の目かな?

 

「・・・食べてみる?」

「いいの?」

「うん。はい、あーん・・・」

 

う、嘘!?///

ゆうちゃんが穂乃果に・・・///

 

「あ、あーん///」

「・・・美味しい?」

「う、うん・・・///」

 

正直、味なんて分かんない・・・///

だ、だって。そ、その・・・///

 

(ゆうちゃんと間接キスしちゃったよぉ・・・///)

 

「・・・ほのちゃん?」

「え!?///、あ、なに?///」

「・・・顔、赤いけど大丈夫?」

「だ、大丈夫だよ!///」

「・・・なら良かった」

 

穂乃果の事を心配してくれた

ゆうちゃん・・・

穂乃果が大丈夫って言ったら

安心したのか微笑んでた。

 

「えへへ・・・///」

「ほのちゃん、どうしたの?」

「うぅん!、何でもないよ///」

「・・・そっか」

 

えへへ・・・///

これなら穂乃果、明日の生徒会の仕事も頑張れるよ///

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は凛ちゃん達1年生組、にこが穂乃果に
第2回ラブライブが開催される事を
伝えに穂乃果を探してる間に
穂乃果と悠里は何していたかを
執筆してみました。
中途半端な終わり方になってしまい
申し訳ないです・・・
次回は2期第1話の後半のラブライブ出場を
決意する回です。
次回もよろしくお願いします。

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