ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きで翌日の話です。
今回は、サブタイ通り
海未ちゃん視点が多いです。
可愛く書けているか不安ですが
楽しんでください。

それではどうぞ。

・・・ん?
矢文があるぞ?
内容は何だろうか・・・




第53話 海未と悠里

こんにちは、園田海未です。

私は今、1人で出かけています。

本来だったら穂乃果とことりも

一緒に行く筈だったのですが・・・

 

「急用があっては仕方ないですよね・・・」

 

穂乃果は店の手伝い。

ことりは理事長に頼まれた買い物。

2人は謝りながら連絡してきた。

結果、私1人で出かける事になりました。

 

(1人で何処に行けばいいのでしょうか・・・)

 

憂鬱になりながら考えて歩いていると

誰かにぶつかってしまった・・・

 

「す、すみません!」

 

私が謝りながら顔を上げると

その相手は・・・

 

「・・・みーちゃん大丈夫?」

「ゆ、悠里君!?」

「・・・そんなに驚かなくても」

 

ぶつかった相手は悠里君でした。

悠里君は心配そうに声をかけてくれました。

で、でも何で喋れるのでしょう・・・・

私が疑問に思っていると・・・

 

「・・・喋り過ぎない程度なら大丈夫」

「そうなんですか?」

「・・・うん」

 

不安そうに聞くと

悠里君は安心させるような笑顔で

答えてくれた・・・

 

「・・・みーちゃん1人?」

「はい・・・」

「・・・ほのちゃん、ことちゃんは?」

「実は・・・」

 

私が今日1人で出かけていた理由を

悠里君に話しました。

 

「・・・これからどうする気だったの?」

「ま、まだ決めてません・・・///」

「・・・みーちゃん」

「悠里君?」

 

すると悠里君は私の顔を

見ながら・・・

 

「・・・今から一緒に出かけない?」

「えっ!?///」

「・・・みーちゃんが良ければだけど」

「い、行きたいです///」

 

う、嬉しいです・・・///

悠里君と2人で出かけられるなんて・・///

 

「・・・じゃあ行こっか?」

「はい!///」

 

急遽2人で出かける事になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーその辺を移動中にてーー

 

 

 

 

 

 

 

 

「悠里君。その袋の中身って何ですか?」

「・・・ラムネ♪」

 

悠里君と歩いていて気になったので

聞いてみたら楽しそうな声で答えてた。

 

「飲み物ですか?」

「・・・食べる方のラムネだよ」

 

すると悠里君は袋から1つ取り出し

私に渡してきました。

 

「私が想像していたのと違いますね・・・」

「・・・値段は1個30円」

「安いですね・・・」

 

見たところ、プラスチックで出来ており

小さい缶ジュースのような見た目をしていた・・・

 

「・・・それ1個あげる」

「で、ですが・・・」

「・・・たくさん買ったから大丈夫」

 

悠里君がドヤ顔で袋の中身を見せてくれました。

そこには何と・・・

 

「ず、ずいぶん買いましたね・・・」

「・・・自分でも反省してる」

 

私が見たところ、30個近くのラムネがありました。

しかも様々なフレーバーの味が・・・

 

「・・・ところで今から何処に行く?」

「そ、そうですね・・・」

 

正直なところ、私は悠里君と一緒なら

どこでもいいんですが・・・///

 

「・・・僕の行きつけの喫茶店でも行く?」

「悠里君の行きつけですか?」

「・・・うん」

「お、お願いします・・・///」

「・・・ん。任された。」

 

少々、気まずい空気になりながらも

目的地に向かいました・・・

 

「・・・着いた」

「ここがそうなんですか?」

「・・・そうだよ」

「全然気づきませんでした・・・」

「・・・隠れた場所にあるからね」

 

悠里君の行きつけの喫茶店に着いたのですが

ゲームセンターの路地裏に、お店がある事に

驚きです・・・。

しかも穂乃果達と行くゲームセンターの近くだった

なんて・・・

 

「・・・みーちゃん、初めて?」

「それ以前に喫茶店があった事に驚きです・・・」

「・・・まぁ入ろうか」

「は、はい・・・」

 

悠里君は苦笑いしながらも

とりあえず入る事にした・・・

 

 

ーーカランカランーー

 

 

 

 

「いらっしゃいませ。あれ?、悠里お兄様?」

「・・・こんにちは」

「お、お兄様!?」

 

出迎えてくれたのは

中学2年生くらいの女の子でした。

それ以前に・・・

 

「悠里君って妹がいたんですか!?」

「・・・妹のような子だよ」

「あ、初めまして。神無月未柚(かんなづきみゆ)です」

「あ、どうもご丁寧に。園田海未です・・・」

「では、お席にご案内します。」

 

未柚ちゃんに案内された席は

カウンター近くのテーブル席でした。

 

「ご注文が決まりましたら、お呼びください。」

「・・・分かった。」

「悠里お兄様、新メニューが入りましたので良ければご覧になって下さい」

「・・・うん。ありがと」

「では・・・」

 

そう言い残しカウンターに戻って

行った未柚ちゃん・・・

 

「凄くしっかりしてますね。」

「・・・普段は1人で経営してるの」

「じゃあ学校とかは?」

「・・・休日以外だと学校が終わってからの営業なんだ」

「す、凄いですね・・・」

 

悠里君に未柚ちゃんの事を聞くと

中学2年生とは思えない内容でした。

 

「・・・みーちゃんは何にする?」

「そ、うですね・・・」

 

メニューを見てみると

コーヒーだけでなく様々な軽食が書いてありました。

 

 

 

・抹茶ラテ      ¥333(税込)

・カプチーノ     ¥320(税込)

・オレンジジュース  ¥130(税込)

・ブレンドコーヒー  ¥350(税込)

・日替わりケーキ   ¥380(税込)

・ゆーふぉー     ¥680(税込)

・日替わりクレープ  ¥250(税込)

・紅茶        ¥150(税込)

・日替わりランチ   ¥560(税込)

・オムライス     ¥560(税込)

・プリンアラモード  ¥380(税込) New

・個人的な高級セット ¥15000(税込)

・あんみつ      ¥250(税込)

・クリームあんみつ  ¥350(税込) New

・ただのメニューには興味ありません ¥15000(税込)

・シナモンロール   ¥380(税込)

・はっう~、クッキーお持ちかぇりぃ~ ¥300(税込)

・『ベルンカステル』っていう名前のワイン ¥1200(税込)

・『超パー!』な魔女が作るお菓子   ¥つまり超パー!(税込)

・ 川´_ゝ`)         ¥なに、気にする事はない(税込)

・手作りシュークリームなのです☆   ¥はにゅ~ん(税込)

・Zなんとかさん         ¥監視してます(税込)

・梅干し紅茶     ¥350(税込) New

 

 

変わったメニューもありますが

普通の喫茶店にありそうな物ばかりですね。

 

「抹茶ラテと日替わりケーキで・・・///」

「・・・未柚ちゃーん」

 

悠里君が呼ぶと

未柚ちゃんがやって来た・・・

 

「お決まりですか?」

「私は抹茶ラテ1つと日替わりケーキ1つで・・・」

「悠里お兄様は何にしますか?」

「・・・梅干し紅茶とシナモンロールで」

「かしこまいりました」

「あ、未柚ちゃんは何がいい?」

「へっ?」

 

悠里君が未柚ちゃんに聞くと

未柚ちゃんはキョトンとした顔をしていました。

 

「・・・今日は僕が作るよ」

「で、でも・・・」

「・・・ここ最近、大変だったんでしょ?」

「うっ!?。何故それを・・・」

「・・・ティアちゃんから聞いた」

「未柚の負けです・・・」

「・・・素直でよろしい♪」

「じゃあ未柚は日替わりケーキと紅茶で・・・」

「・・・じゃあ厨房、借りるね?」

「あ、調味料とかの場所は変わってませんからね?」

「・・・りょーかい」

 

そう言うと悠里君は

厨房に行ってしまいました・・・

 

「あの、未柚ちゃん?」

「何でしょう?」

「未柚ちゃんは悠里君が声が出せない事って・・・」

「知ってますよ」

「えっ・・・」

 

どうして平然としていられるのでしょう・・・

 

「花怜お姉さまが思念体の事も知ってます」

「花怜の事も?」

「はい。ティアお姉さまと瑠菜お姉さまから聞いてます」

「辛くないんですか?」

「悠里お兄様が無茶をする事は今に始まった事ではありません」

 

確かにそうですが・・・

 

「ところで海未先輩?」

「は、はい。」

「悠里お兄様の事、好きなんですか?」

「そ、それは・・・///」

「頑張ってください」

「うぅ・・・///」

 

事実なので返す言葉もないです・・・///

 

「・・・お待たせしました」

「あ、悠里お兄様」

「・・・ご注文の品です」

「これ全部、悠里君が作ったんですか?」

「・・・そうだよ?」

「悠里お兄様のはクオリティが高過ぎです」

「・・・そう?」

「私、女として負けた気が・・・」

「・・・みーちゃん!?」

「未柚もです・・・」

「・・・未柚ちゃんまで!?」

 

そんな感じで悠里君が作ってくれた物を

3人で食べました・・・

味は凄く美味しかったです・・・///

 

「・・・未柚ちゃん。お会計いくらかな?」

「えっと全部で1973円になります」

「・・・2000円でお願いします」

「27円のお釣りです」

「・・・はあい」

「悠里お兄様。未柚の分まで、すみません」

「・・・こら。気にしちゃダメだぞ?」

「むぅ///」

 

悠里君は笑いながら

未柚ちゃんの頭を撫でていました。

なんか微笑ましいです♪

 

「また来てくださいね?」

「・・・うん。また来るねー」

「未柚ちゃん、また来ますね?」

「またのお越しを・・・」

 

私と悠里君は喫茶店を

あとにしました・・・

 

 

 

 

 

 

 

ーー帰り道にてーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悠里君は私の家まで

送ってくれました・・・

 

「すみません、わざわざ送っていただいて・・・」

「・・・みーちゃんとお出かけできて楽しかったよ」

「わ、私もです・・・///」

「・・・じゃあ僕帰るね?」

「あ、あの。悠里君///」

「・・・みーちゃん?」

「そ、その・・・///」

 

私は思い切って悠里君に・・・

 

「ま、また誘ってもいいですか?///」

 

すると悠里君は・・・

 

「うん。また2人で行こうね」

 

笑顔で私に言ってくれました・・・

 

 

 

 

 

 

 

(悠里君の事・・・///。大好きですよ///。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日は私にとって最高の

休日でした・・・///

 

 

 

 

 

 




ちゃっかり新キャラ出してしまいました。
このオリキャラは2期でも出そうかなぁって
思ってます。

新オリキャラの神無月未柚(かんなづきみゆ)プロフィール

誕生日:8月8日、しし座

血液型:A型

身長:142cm

容姿イメージ:『のんのんびより』の宮内れんげ

一人称:私、未柚

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