ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

54 / 187
ゆるポメラです。
今回で『悠里の過去の真相編』は完結です。
上手く纏められたかは不安ですが
自分なりに頑張ってみました。

それではどうぞ。


悠里への想い
第51話 大切な人だから・・・


僕は1人で歩いていた・・・

今は、そんな気分だったから。

何故なら・・・

 

(・・・()()()()()()()()()()()()())

 

高校1年生の時は、

首に付けているチョーカー型のペンダントを

媒介にして今日までやってこれたけど

そろそろ限界が近いみたい・・・

 

「あぅぅ。ぅぁぁ・・・」

 

試しに喋ってみたが

予想通り声は出せなかった・・・

 

(・・・どうしようかな?)

 

今のところ分かってるのは

余り喋り過ぎなければ会話はできる。

だけど声が出せなくなっている事は

中学の卒業式以来、変わって無い・・・

 

(とりあえずルーちゃん達にメールしよう・・・)

 

僕は携帯を取り出し

ルーちゃん、ティアちゃんにメールを送り

花怜ちゃんには()()で伝えた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideことり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ことりは気づいたら近くの公園に来ていた・・・

 

「もぅ、イヤ・・・」

 

泣いている理由は、

ゆーくんの中学時代の過去を知ってしまったから。

花怜ちゃんの話を聞き終わって堪えられなくなり

家から飛び出してしまった・・・

 

「どうして今まで・・・」

 

ゆーくんに会った時に気づかなかったんだろう・・・

怪我の事だってそう・・・

何より・・・

 

「声が出ないなんて信じたくないっ・・・」

 

嘘だと思いたい・・・

だって・・・

 

「ことりちゃん・・・」

「る、瑠、菜ちゃん・・・?」

 

どうしてここに・・・?

 

「心配だから追いかけてきたの」

「ご、ごめんね・・・」

「・・・やっぱり信じたくない?」

「うん・・・」

 

瑠菜ちゃんは隣に来て

溜息をつきながら・・・

 

「ゆうくんの怪我、どの程度か分かる?」

「分からない・・・」

「痛覚が無くなるくらいの怪我って言えば分かる?」

「そんな、なんで・・・」

「ゆうくんの事だから言いたくなかったんだと思う」

 

そんな事も気づいてあげれなかったなんて・・・

 

「・・・うぅ!!、ひっく!!」

 

ことりは泣きじゃくっていた・・・

 

「ゆうくんからメール・・・?」

「え・・・?」

「なんかあったのかな?」

「瑠菜ちゃん、どういう意味?」

「ゆうくんがメールをする時って大抵は辛い内容なの」

「そ、それって・・・」

 

瑠菜ちゃんは、ゆーくんからのメールの内容を

何も言わず真剣な表情で読みあげ、

辛い表情をしながらメールを返していた・・・

 

「なんで、ゆうくんばっかり・・・」

「る、瑠菜ちゃん・・・?」

 

瑠菜ちゃんが泣いていた。

ことりが理由を聞こうとすると・・・

 

「ことりちゃん。ゆうくんと話す覚悟ある?」

「な、なんで・・・」

「いいから答えて」

 

目が涙目になりながらも真剣な表情で

ことりに問う瑠菜ちゃん・・・

 

「今から、こっちに来るって言ってたよ」

「ゆ、ゆーくんが?」

「うん・・・」

 

ことりは向き合えるかな・・・

それでも・・・

 

「うん。ゆーくんと話したい」

「わたしも一緒だから大丈夫だよ?」

「瑠菜ちゃん、ありがとう・・・」

 

なんとか泣きやみ

ゆーくんが来るまで待った・・・

ことりは瑠菜ちゃんに聞いた。

 

「ゆーくん、なんて?」

「症状が悪化したらしいの・・・」

「えっ。そ、それって一体・・・」

「ゆうくんが来た時に説明するね?」

 

10分くらいした後

ゆーくんが来た・・・

 

「・・・。」

「ゆうくん大丈夫?」

 

瑠菜ちゃんが問いかけると

ゆーくんは首を横に振るだけだった・・・

 

「中学の事、ことりちゃん達に話したから」

 

ゆーくんは溜息をついたあと

寂しそうな目で、ことりを見た・・・

 

「あ、あのね。ゆーくん・・・」

 

ことりが近づき話しかけると

ゆーくんは・・・

 

「あぅぁ。ぅぁぅ・・・」

「えっ・・・?」

 

・・・ゆー、くん?

 

「うぅぁ。ぁあぅ・・・」

「そ、そんな・・・」

 

ゆーくんは本当に喋れなくなっていた・・・

瑠菜ちゃんが目を瞑りながら・・・

 

「ことりちゃん、これが現実なんだよ・・・」

「イ、イヤッ・・・」

 

信じたくない事を直視してしまい

ことりは口を押さえながら泣いていた・・・

 

(こ、こんなこと・・・)

 

すると、ゆーくんが

ことりの手を取った・・・

瑠菜ちゃんが、ことりに・・・

 

「ことりちゃん。ゆうくんの書いた事、読み上げてみて?」

「う、うん・・・」

 

泣きながらも読み上げると・・・

 

「ことちゃんが気にしなくても僕は平気だからね?」

「で、でも!!」

「それに、これは僕が選んだ事だから・・・」

「ゆ、ゆーくん・・・」

「だから。ことちゃん泣かないで?」

 

ゆーくんは責めるどころか

ことりを慰めてくれた・・・

本当は、ことりが悪い筈なのに

なんで責めないの?

 

「・・・あーぅう」

「ゆうくん、どうしたの?」

 

ゆーくんは瑠菜ちゃんに

何かを伝え始めた・・・

 

「今からティアちゃんがいる場所に行くけど行く?、だって。」

「え、どうして?」

「海未ちゃんも一緒だからだって・・・」

 

海未ちゃん、今のゆーくんの事どう思うのかな・・・

正直ことりも心の整理がつかないよ・・・

 

「あぅぅ?」

「ゆーくん?」

 

なんとなくだけど

「一緒に行く?」って言ってる気がする・・・

だから・・・

 

「うん。ことりも一緒に行く・・・」

「あーぅうぁ?」

「わたしも一緒に行くから大丈夫だよ~」

 

瑠菜ちゃんは笑顔で

ゆーくんに答えてた・・・

 

(ことりは・・・)

 

3人で海未ちゃんとティアちゃんが待っている場所に

向かいながらも、これからどうすればいいか

考えていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side海未

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私とティアは散歩をしていた。

理由は・・・

 

「ねぇ、ウミ」

「は、はい・・・」

「ユーリの事、嫌いになったの?」

「そ、それは・・・」

「正確には違うわね。どう向き合えばいいか分からないんでしょ?」

 

ティアの言う通り、私は悠里君に知らなかったとはいえ

『人殺し』という罪を着せてしまった・・・

 

「ティアは何で平気なんですか?」

「・・・なんの事で?」

「悠里君が、その・・・」

「人殺しをした事?」

「はい・・・」

 

ティアは考えることなく・・・

 

「それは多分、ユーリが一番辛い事よ?」

「え・・・?」

「ユーリは、ウミが大切だからこそ敢えて選んだのよ」

「ど、どうして・・・」

「それはユーリのみぞ知るってところね」

 

それからもう1つ・・・

 

「悠里君が喋れないというのが信じられないです・・・」

「それが普通の人の反応ね」

「だって悠里君は・・・」

「・・・全く。ユーリどう説明する気よ」

 

ティアは溜息をつきながら

頭を抱えていた・・・

 

「あら?、ユーリからメール・・・?」

「悠里君から・・・?」

「・・・嫌な予感しかしないわ」

「それってどういう・・・」

 

ティアは悠里君からのメールを

目線で読み終わった後、

暗い表情をしながら返していました・・・

 

「・・・ウミ」

「は、はい」

「今からユーリと話せそう?」

 

ティアは悲しい表情をしながらも

私に聞いてきた・・・

 

「あの、それって・・・」

「結果的にはウミに追い打ちをかけちゃうけど・・・」

「ゆ、悠里君は何て・・・」

「それはウミ次第よ」

 

正直、今でも辛いです。

悠里君に何て言えばいいか分かりません・・・

でも・・・

 

「会います、悠里君に・・・」

「・・・辛かったら言いなさいよ?」

「ありがとうティア・・・」

 

するとティアは・・・

 

「ユーリ今からこっちに来るみたいよ」

「そうなんですか?」

「コトリとルナも一緒みたい」

 

そういえば

ことりは花怜の話を聞いたあとに

堪えられなくなって家から飛び出して・・・

 

「海未ちゃん、ティアちゃん・・・」

 

声がする方を見ると

ことりと瑠菜が来ました・・・

 

「ことり、大丈夫ですか?」

「そういう海未ちゃんこそ・・・」

 

ことりは辛そうな顔をしながらも

私に聞いてきました・・・

 

「ゆーくんと話せそう?」

「ことりは話せたんですか・・・?」

 

ですが返ってきた答えは・・・

 

「・・・なんて言えばいいか分からない」

 

すると瑠菜と話していたティアが

戻って来た・・・

 

「コトリ、その反応だと()()()()()?」

「うん・・・」

「ティア、それって・・・」

「今、ルナがユーリを呼びに行ってるわ」

「は、はい・・・」

 

5分くらいしてから

瑠菜が悠里君を連れて来た。

ティアは悠里君に・・・

 

「大丈夫よ、私とルナがついてるから・・・」

「・・・。」

 

悠里君は頷いて

私に近づいて来た・・・

 

「あ、あの。悠里君・・・」

 

悠里君に話しかけようと

私は声をかけると・・・

 

「ぅあぅ。あぅぁぅ・・・」

「ゆ、悠、里君?」

 

う、嘘ですよね?

しかし私の考えを否定するかのように

悠里君は・・・

 

「ぁぁう。ぁあぁぅ・・・」

 

必死に私に話しかけようと

届かない声を出していた・・・

 

「い、ぃゃぁ・・・」

「ウミ、これが今のユーリよ・・・」

 

ティアは片手で顔を塞ぎながら

沈んだ声で私に伝えた・・・

 

「し、信じたくないです、こ、こんな・・・」

「ひっく!!。海未ちゃん!!」

 

私が泣きながら呆然としていると

ことりも泣きだした・・・。

 

「・・・これを受け入れろって言うのが酷だよね」

「ウミ達にはキツ過ぎよ。いくらなんでも・・・」

 

私が泣いていると

悠里君は私の手を取り・・・

 

「ウミ。ユーリが書いた事、読み上げて?」

 

ティアに言われながらも

悠里君が私に伝えたい事を読み上げた・・・

 

「みーちゃん。今までゴメンね?」

「ち、違います!!。私が・・・」

「・・・うぅん。言わなかった僕が悪いから」

「悠、里君・・・」

「みーちゃん、泣かないで・・・」

 

私は最低です!

いっその事、怨んでくれた方が・・・

そんな事を考えていたら・・・

 

「ぁーぅう・・・」

「ゆ、悠里君・・・?」

 

悠里君が私の頭を撫でてくれた・・・

まるで私に・・・

 

「僕は、そんな事気にしてないから・・・」

 

と言っているように

優しい笑顔で微笑んでいました。

 

「あーぅう、あぅう・・・」

「ゆうくん、どうしたの?」

「ユーリ?」

 

すると悠里君は瑠菜とティアに

何かを伝えていました。

私とことりを見て・・・

 

「・・・あぅうぅ?」

「ホノカならコトリの家にいるわよ?」

「・・・あうう?」

「ゆうくん、μ'sのみんなもいたよ~」

「・・・あぅ」

「カレンが説明してくれるわよ・・・」

 

3人の話の内容を聞くと

どうやら悠里君は穂乃果の事が心配みたいです。

花怜がついているみたいですが・・・

 

「・・・ぁうぅ?」

「ゆーくん?」

 

悠里君は、ことりに何かを伝えていました。

 

「ゆーくんは良いの・・・?」

「コトリ、ユーリは一度決めたら聞かないわよ?」

「ぁうぅ。あぅ?」

 

な、何でしょう・・・

悠里君が捨てられた子犬のような目をしてます。

 

「久しぶりに見るわね『ユーリのお願い』・・・」

「そうだね~・・・」

 

ティアと瑠菜が苦笑い気味に言いますが

ことりは・・・

 

「う///、うん・・・///」

 

顔を赤らめながら頷きました。

何でしょう、ことりにお願いされる位の

破壊力でした・・・///

 

「じゃあコトリの家に戻りましょ?」

「お母さんも心配してるしね~」

「・・・(コクコク)。」

 

私は、ことりに近づき・・・

 

「ことり、私・・・」

「うん。ことりもかな・・・」

 

穂乃果は、今の悠里君をどう思うのでしょう・・・

私達は、ことりの家に向かった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side穂乃果

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「穂乃果ちゃん大丈夫かにゃ?」

「うん・・・」

 

凛ちゃんが気を遣ってくれるが

正直なところ大丈夫じゃない・・・

 

『うん。分かった・・・』

 

すると花怜ちゃんは

穂乃果に・・・

 

『ゆうり君がこっちに来るって』

「ゆうちゃんが・・・?」

『ことりちゃん達も一緒だよ』

「穂乃果、どんな顔すれば・・・」

 

ゆうちゃんが今まで辛い目に遭ったのを

聞いた後なんて・・・

 

『本当に辛いのは、ゆうり君なんだよ?』

「・・・花怜ちゃん?」

『普通の人は、ここまでの事しないもの・・・』

「それってどういう・・・」

 

花怜ちゃんに理由を聞こうとした時・・・

 

「ただいま・・・」

「お帰りなさい、ことり。」

「「「お邪魔します・・・」」」

「いらっしゃい、あら?。悠里くんは?」

『南先生、あそこにいますよ?』

 

花怜ちゃんが指差す方を見ると

ゆうちゃんは海未ちゃんの後ろに隠れていた。

 

「悠里くん、いらっしゃい♪」

「・・・(ペコッ)」

 

ゆうちゃんは理事長に「お邪魔します」という

動作をしていた。

それを見た花怜ちゃんは・・・

 

『ゆうり君、やっぱり・・・』

「・・・(コクコク)」

 

花怜ちゃんの問いかけに

ゆうちゃんは首を縦に振るだけだった。

穂乃果は、ゆうちゃんに話しかけてみた・・・

 

「あ、あの・・・」

 

ゆうちゃんは穂乃果の顔を

見ながら言葉を待っていた・・・

 

「ゆ、ゆうちゃん。あのね、穂乃果・・・」

「・・・あぅぅ。ぁぅ」

「ゆ、ゆ、うちゃん・・・?」

 

う、嘘っ、だよ、ね・・・?

 

『穂乃果ちゃん、ゆうり君の今の状態がコレなの・・・』

「い、いやだよっ・・・。こ、こんなっ!!」

 

目の前の状況が夢であって欲しかった。

だけど海未ちゃんが・・・

 

「穂乃果、本当なんです・・・」

「こ、ことりちゃん・・・?」

 

穂乃果の問いかけに、

ことりちゃんは泣きながら首を横に振っていた。

 

「穂乃果ちゃん、信じたくないけど本当なの・・・」

「ゆ、ゆうちゃん、な、何か言ってよ・・・」

 

泣きながら懇願するも

返って来た言葉は・・・

 

「あぅぅ、ぅうぁぁぅ・・・」

「「「「「「「そ、そんな・・・」」」」」」」

 

穂乃果だけじゃなく

凛ちゃん達1年生や絵里ちゃん達3年生も

何も言えなかった・・・

 

「な、治らないんですか!?」

『真姫ちゃん、治る確率は0.0001%くらいの低さなの・・・』

「い、医者に診せへんの!?」

 

希ちゃんの問いかけに花怜ちゃんは・・・

 

『ゆうり君が、それを望んでないから・・・』

「な、なんで・・・!?」

 

絵里ちゃんが言うと

ティアちゃんが理由を述べた・・・

 

「治る確率が低いなら、むしろこのままでいいってユーリがね・・・」

「ゆーくん!!。なんで!?」

 

ことりちゃんが、ゆうちゃんに怒鳴った。

すると瑠菜ちゃんが・・・

 

「治療代が無駄に高いんだよ・・・」

「えっ・・・?」

「しかも治るかも分からないという確証付き・・・」

『・・・ふざけてるよね』

 

瑠菜ちゃんの言い分に同意する花怜ちゃん。

すると、ゆうちゃんが穂乃果の手を

取りながら・・・

 

『穂乃果ちゃん、ゆうり君のメッセージ読み上げて?』

 

花怜ちゃんに言われて

穂乃果は読み上げた・・・

 

「ほのちゃん、ゴメン・・・」

「な、何で、ゆうちゃんが謝るの?」

「花怜ちゃんを殺してしまったから・・・」

『ゆ、ゆうり君、それは・・・』

「僕のせいで、ほのちゃん達に迷惑・・・」

 

ゆうちゃんの想いが痛々しくて

穂乃果は泣いていた・・・

 

『これが、ゆうり君の気持ちだよ・・・』

「ゆうくんの残酷な真実を聞いても・・・」

「ユーリの事、友達だって言える覚悟あるの?」

 

花怜ちゃん達の目は真剣そのものだった・・・

生半可な答えじゃ容赦しないと言う目。

 

「穂乃果ちゃん・・・」

「穂乃果・・・」

 

ことりちゃんと海未ちゃんは

穂乃果と同じ目をしていた。

だから・・・

 

「ゆうちゃん・・・」

「悠里君・・・」

「ゆーくん・・・」

 

 

 

穂乃果達にとって・・・

 

 

 

 

 

 

大切な幼馴染みで・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

大好きな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「これからも一緒に居てね!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆうちゃんは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・あぃ、うぁ、おぅ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉を聞いた瞬間

ゆうちゃんに泣きながら抱きついた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゆ、うちゃん・・・!!」

「悠、里君・・・!!」

「ゆー、くん・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果達は、もう失いたくない・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大好きな、ゆうちゃん・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆうちゃんを支えてあげようと

決めた瞬間だった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回で、『悠里の過去の真相編』は完結です。
ここまで長かったです・・・
次回はまだ未定です。
番外編みたいなのを執筆してから
2期を執筆するか悩んでいます。
今回の事を活動報告を書こうと
思いますので、見ていただければ嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。