ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
ここ最近、穂乃果編でのサブタイに悩んでいます。
ストーリー構成は浮かんでいるのに肝心のサブタイが
浮かばない始末・・・(涙目)
息抜きにスクフェスを起動し、ストーリーを見ていたら
落ち込んだ穂乃果の表情エフェクトがあったので
「こ、これだ!」とサブタイが浮かんできました。
ちなみに前のスマホ(高校を卒業してから6年間)のスクフェスのデータは
ラブアローシュートされました(バックアップしなかった自分が悪い。)
今回は、そんな感じでサブタイが思いついた回です。
内容が短いかもしれません・・・

それではどうぞ。


第46話 沈む太陽の少女と三日月の少女

中学3年生・・・

この時期は受験やら何やらで忙しい時期

僕も一応、進学したいので勉強していた。

 

「・・・合格させてくれないよなぁ」

 

落ちこぼれの自分が頑張っても

権力か何かを使われてしまうのが目に見えた。

というか今日まで頑張ってこれたのが

逆に凄いと思う。

 

「・・・この先やっていけるかな?」

 

中学1年の時は、ことちゃんの治療費を払い、

更に中学2年の時は、みーちゃんを守る為に人殺しの実行・・・。

ここまでくると、散々な中学生活だった。

 

「修学旅行も楽しくなかったし・・・」

 

・・・そうそう。

京都に修学旅行に行ったのだが

僕だけハブられた。

何が「団体行動は乱すな!」だよ。

・・・バカバカしい。

帰りのバスには置き去りにされるし、

旅館での夕食は僕の分だけが無かった。

結局、何も食べれずに部屋で僕は1人で過ごした。

 

「無事に卒業できるか不安なんだけど・・・」

 

溜息をつきながら考えていると

家の電話が鳴ったので出る・・・

 

「・・・はい。水無月です。」

『ゆうり君ー、勉強教えてー(><)』

「・・・。」

 

受話器を出た瞬間に

泣いているような声を出すのは1人だけしかいない・・・

 

「・・・どうしたの花怜ちゃん?」

『私と穂乃果ちゃんに数学を教えて~』

 

・・・忘れてた。

ほのちゃんと花怜ちゃんは数学が壊滅的なくらい苦手だった。

僕は簡単な暗算くらいなら出来るけど、2人は違う。

分かりやすく例えると中学3年生になっても九九が言えないと

言えば分かりやすいかな?

 

「今どこで勉強してるの?」

『花怜の家ー・・・』

「・・・今から行くね?」

 

一人称が変わった花怜ちゃんは

凄く弱気になる。

・・・数学限定だけどね。

 

「・・・持ち物は、大丈夫だね」

 

僕は、必要な物だけを持って

家を出た・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー三日月家ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・2人共。大丈夫?」

「「・・・無理」」

 

花怜ちゃんの家に着き部屋に

お邪魔すると数学の教科書を睨みつけながら

百面相をしていた2人がいた。

なんともシュールな光景である。

 

「なんで僕を呼んだの?」

「最後の頼みが、ゆうり君だけなんだよ!」

「ゆうちゃん、お願い!」

 

2人は涙目になりながら

僕の手を握りはじめた。

・・・というか

 

「ティアちゃん達に教われば良かったんじゃないの?」

 

正直、僕なんかより

ティアちゃんとルーちゃんの方が数学に関しては適任な気が・・・

すると花怜ちゃんは・・・

 

「ティアちゃんに『自分でやりなさい!』って言われたんだよ!?」

「あれ?、ルーちゃんは?」

「『花怜ちゃん頑張って?』って言われた・・・」

 

多分、ティアちゃん達に頼らずに自分の力でやりなさいって意味

だと思う。ルーちゃんに関しては『ルナもカレンを甘やかさないの!!』

って言ったのが想像できる。

 

「・・・ほのちゃんは?」

「聞いてよ!、ゆうちゃん!」

 

頬をプクッと、ふくらませながら

ほのちゃんは・・・

 

「海未ちゃんに『自分でやってください!』って言われたんだよ!?」

「一応聞くけど、ことちゃんは?」

「『穂乃果ちゃん頑張って?』って言われちゃった・・・」

 

・・・あるぇ~(・3・)

同じ理由なのは気のせいかな?。かな?

あ、もしかして・・・

 

「それで?」

「花怜ちゃんと2人で海未ちゃん達に抗議したんだよ」

 

・・・え?。みーちゃん達?

 

「私と穂乃果ちゃんが『自分でやらないとダメなの!?』って聞いたの」

「そしたら?」

 

ほのちゃんと花怜ちゃんは声を揃えて・・・

 

「「海未ちゃんとティアちゃんに『当たり前です!!』って・・・」」

「・・・そりゃ言うよ」

 

それで今に至る訳なんだね・・・

このままじゃラチがあかないので

 

「・・・僕なんかでいいなら教えるよ。」

「「本当!?」」

「・・・うん」

 

そう言うと2人は僕に抱きついてきた。

 

「ゆうり君、ありがとう♪」

「ゆうちゃん///。穂乃果うれしい///。」

「・・・分かったから、早くやろうね?」

「「はあいー♪」」

 

こうして2人に数学の勉強を

僕なりに教えた・・・

 

 

(・・・こんな僕でも頼られると、やっぱり嬉しいな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だけど僕は気づかなかった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほのちゃん、花怜ちゃんと過ごす時間が・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日で最後だとは知らずに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

惨劇の歯車は回り始めていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は悠里が中学3年生なので
穂乃果と花怜の3人での受験勉強を執筆してみました。
次回は暗くなる要素が増えていく予定です。
余談ですがスクフェスで『ゆるポメラ』という名前が
あったら、それは自分です(Rankは8ですが・・・)
もし見かけたらよろしくです。
次回も応援よろしくお願いします。


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