ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の予告通り
最後は穂乃果ちゃん視点です。

それではどうぞ。


第33話 『ほのちゃん』

ことちゃんが留学する日まで

今日を入れて残り2日・・・

 

(あとは、ほのちゃんだけ・・・)

 

僕は今日の放課後、

ほのちゃんに声をかけようと思った。

 

(・・・上手くいけばいいけど。)

 

 

 

 

 

 

 

side穂乃果

 

 

 

 

 

 

 

 

「帰ろうかな・・・」

 

あの日以来、海未ちゃんとも

話さなくなってしまった。

穂乃果、何がしたいんだろ・・・。

 

「・・・ほのかちゃん」

「え?」

 

席を立とうとしたら

ゆうちゃんに声をかけられた。

 

「今から2人で遊ぼ?」

「う、うん・・・。」

「わーい♪」

 

ゆうちゃん嬉しそう・・・

すると穂乃果の手を繋ぎ

 

()()()()()早く行こっ!」

「え?、えっ!?///。ゆうちゃん!?///」

 

今、穂乃果の事、()()()()()って・・・

ゆうちゃんに連れられるまま学校をあとにした。

 

 

(・・・ゆうちゃん一体どうしたんだろう?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今から何処に行くの?」

「・・・うーん。思い切り遊べる場所かな」

 

そう話してる内に目的地に着いたみたい。

 

「はい。着いたよー♪」

「アミューズメントパーク・・・?」

 

ゆうちゃんが連れてきてくれたのは

アミューズメントパークだった。

人が、あまりいないな・・・・

 

「ほのちゃん♪。今日は遊ぶよ♪」

「え?。う、うん。」

 

ゆうちゃんの口調が変わってる・・・

しかも明るくなった?

 

 

 

 

 

 

ーーアミューズメントパーク、内部ーー

 

 

 

 

 

 

 

「わあー。凄い!」

 

 

入ってみて思ったのが

普通のアミューズメントパークと違い

レーシングカートがあったり、スーパーもあったり

カプセルホテルみたいな物がありました。

もう1つ思った事が・・・

 

(穂乃果、この場所初めてじゃない気がする・・・)

 

「最初はどれで遊ぶ?」

「じゃあ穂乃果、あそこのボウリングやりたい!」

「オッケー♪。ほのちゃん行こっ!」

 

 

 

『ほのちゃんー。おいてくよー?』

『ゆうちゃん~。まって~。』

 

 

(い、今のは・・・)

 

 

突然、ちっちゃい頃の穂乃果が出てきて

戸惑ってしまった・・・

 

 

 

 

 

 

 

「やったー!。またストライクー!」

「4回連続ストライクって平気で出せるもんなの!?」

「次!。ゆうちゃんね?」

「・・・何だろう、ほのちゃんに勝てる気がしない」

「ファイトだよ!」

「・・・よし!。頑張る!」

 

ちなみに穂乃果と、ゆうちゃんの結果は・・・

 

「結局。ほのちゃんの勝ちだったねー」

「でも、ゆうちゃんだって連続でスペア出してたじゃん!」

「あははー。次どこに行く?」

「えっと・・・」

 

 

・・・ぐぅ~。

 

 

 

「・・・おやつ食べに行こうか?」

「う、うん・・・///」

 

 

ゆうちゃんの前で恥ずかしいよ///

 

 

 

 

 

 

 

「穂乃果、どれ食べようかな?」

「ほのちゃんが食べたいやつでいいんじゃない?」

「あーん!。迷うよー!」

「・・・どれと迷ってるの?」

 

ゆうちゃんが穂乃果の近くにきました。

ど、どうしよう///

ゆうちゃんと肩が密着してるよ・・・///

 

「・・・両方頼む?」

「えっ?///」

「注文してくるから待っててー。」

 

(()()()()()()()()()()()()()()()()()()()())

 

 

・・・あ、あれ?。

穂乃果、今何て言ったの・・・

 

「ほのちゃんー。お待たせー♪」

「あ、ありがと///。ゆうちゃん・・・///」

「気にしないでー♪」

 

ゆうちゃんが買ってきてくれたのは

イチゴのクレープとイチゴパフェだった。

 

「穂乃果が頼んどいてなんだけど、イチゴの量多いね・・・」

「それ言っちゃう?」

「だって両方食べたかったんだもん・・・。」

「ほのちゃんらしいねー。」

「もぅー///。笑わないでよー///」

「ごめんごめん。」

 

 

 

 

 

 

 

『ほのちゃんのデザート、イチゴがいっぱいあるー』

『えへへー♪。両方食べたかったんだー♪』

『あはは。ほのちゃんらしいなー』

『ゆうちゃん、笑わないでよー///』

『えへへ。ごめんごめん。』

 

 

 

(な、何でまた・・・)

 

 

 

「ほのちゃん、食べたらゲームコーナーに行こうよ!」

「うん!」

 

穂乃果達2人はゲームコーナーにやって来た。

急に、ゆうちゃんが・・・

 

「僕、ほのちゃんとダンスゲームで勝負したい!」

「え?。な、何で?」

「特に理由はないよー♪」

「わ、分かった・・・」

 

今は、あまりやりたくないけど

ゆうちゃんの頼みで勝負する事になった・・・。

 

 

 

 

 

「ま、負けちゃった・・・。流石アイドル・・・。」

「やったー!。穂乃果の勝ちー!」

 

(やっぱり穂乃果は・・・)

 

 

「・・・ねぇ。ほのちゃん。」

 

ゆうちゃんが真面目な顔になりながら・・・

 

「本当はスクールアイドル続けたいんでしょ?」

「ち、違っ・・・」

「今回のは、ほのちゃんは悪くないよ。」

「・・・え?」

 

どうして?

だって穂乃果のせいで

ことりちゃん、海未ちゃんが・・・

 

「みーちゃん、ほのちゃんに謝りたいって言ってたよ。」

 

・・・海未ちゃんが?

 

「ことちゃん、本当は留学したくないって。」

「・・・ことりちゃんが?」

 

ゆうちゃんは更に続けるように・・・

 

「僕が気づかないと思った?。3人共、分かりやすいよ。」

「で、でも穂乃果は・・・」

 

「謝るのが怖い」って言おうとした次の瞬間、

ゆうちゃんに抱きしめられた・・・

 

「ゆ、ゆうちゃん?」

「ほのちゃんの本当の気持ちはどっち?」

「・・・辞めたくない。」

 

知らず知らずの内に泣いていた。

 

「・・・大丈夫」

 

ゆうちゃんを見ると穂乃果を安心させるような笑顔で・・・

 

 

3()()()()()()()()()()()()()()()()()

「う、うわぁあああん!!」

 

その言葉を聞いた瞬間、穂乃果は嬉しくて

ゆうちゃんの胸の中で泣いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほのちゃん楽しかった?」

「うん!///」

「明日、大丈夫そう?」

 

ゆうちゃんが言っている意味は、

海未ちゃん、ことりちゃんの事だと思う。

だから穂乃果は・・・

 

「うん!。やるったらやる!」

「そっか。明日、頑張ってね。」

 

あ、ゆうちゃんが帰っちゃう・・・

 

「ゆ、ゆうちゃん!」

 

 

伝えなきゃ・・・

 

 

 

()()()()()()()。」

「えっ・・・///」

「ありがとね。ほのちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆうちゃんが帰ったあと

穂乃果は自分の部屋で海未ちゃんにメールを

送ったあと、明日の事、そして今日の事を考えていた

次の瞬間・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あぁ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

花怜ちゃんが以前、

穂乃果に言った事・・・

 

 

『ゆうり君の事。思い出してあげて?』

 

 

フラッシュバックした穂乃果の小さい頃の記憶。

・・・何で?

・・・どうして?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今頃になって思い出すの・・・!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ううっ、うぅ!!。」

 

 

 

 

 

 

・・・穂乃果。最低だっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ゆ、ゆうちゃん、今まで本当にゴメンね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日。穂乃果は、ゆうちゃんの事を

完全に思い出すと同時に

酷い後悔に襲われた・・・

穂乃果の涙は、ずっと止まらなかった・・・

 




穂乃果ちゃん回、終了です。
次回は1期13話、最終回です。
最後まで頑張りますので
よろしくお願いします。

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