ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きです。
上手くできているか不安ですが
よろしくお願いします。

それではどうぞ。


第26話 総勢13人の合宿 その3

あの後、無事に真姫ちゃんの

別荘に着いた・・・

しかし、別荘の中も広かった。

 

(迷子にならないようにしなきゃ・・・)

 

しばらくした後、玄関前に集合し

みーちゃんが合宿の練習メニューを説明する。

 

「それでは、練習のメニューを発表します。」

 

張り出された練習メニューを見た瞬間、僕は驚愕した・・・

だって練習内容が・・・

 

・ランニング10km

・筋力トレーニングetc・・・

 

ほのちゃんを見てみたら、いつの間にか水着に着替えてた

しかも凛ちゃん、にこさんまでである・・・

 

(遊ぶ気満々だね・・・)

 

僕は隣にいたティアちゃんに・・・

 

「・・・凄いメニュー内容だね」

「これ絶対、ウミの主観よね・・・」

『うわー・・・』

 

あのティアちゃんですら絶句している。

花怜ちゃんも唖然としていた・・・

 

「って海は!?」

「私ですが?」

「ほのかちゃんが言ってるのは海水浴の事だと思う・・・」

「あぁ!それならここに!」

 

みーちゃんが笑顔でメニューのある部分を指差す。

 

「・・・遠泳10km!?」

「最近、基礎体力をつける練習が減っています。せっかくの合宿ですしここでみっちりやっといた方がいいかと」

「ウミ。みんな持つと思う?」

「大丈夫です!熱いハートがあれば!」

『それは何か違うような気が・・・』

 

すると何かを思いついたのか、ほのちゃんと凛ちゃんが・・・

 

「「あ~!。海未ちゃん!。あれはなに~!」」

 

いや、みーちゃんが引っ掛かる訳・・・

 

「え?。どこです?」

「『えー!?』」

 

僕と花怜ちゃんは驚いた・・・

そしてなんだかんだで初日くらいは

大目に見ようという事になりこの日は遊ぶ事にした・・・

 

 

 

ーー夕方ーー

 

 

「・・・買い出し?」

「材料があまりないから買い出しに行こうってなったの~」

 

ルーちゃん曰く、夕飯を作ろうと思い冷蔵庫の中があまりないから

材料を買いに行こうという話になったらしい・・・。

 

「でもスーパーが結構遠いらしくて」

 

ことちゃんが言う。

すると真姫ちゃんが・・・

 

「・・・私が行くわ」

「ならウチも行くわ。たまにはええやろ?。こんな組み合わせも。」

 

希さんが申し出た。

何か考えがあるのかな?

 

「マキとノゾミだけじゃ大変だから私も行ってくるわ」

『ティアちゃんも?』

「ユーリ、後はお願いね」

 

ティアちゃんの意図が読めたので僕は・・・

 

「ん。行ってらっしゃい・・・」

 

そう言って3人を見送った。

 

 

 

 

sideティア

 

 

 

私達は今、スーパーに向かって海沿いを歩いている。

ノゾミにマキの事を任せても良かったけど

念には念かしら?

 

(それにしても夕日が綺麗ね・・・)

 

「・・・あの。」

「なにかしら?」

「どうして私に構うんですか?」

「私よりノゾミに聞いた方が早いわよ?」

 

私がノゾミに目線を向けると・・・

 

「真姫ちゃんは面倒なタイプやなぁって」

 

・・・それ、ノゾミが言える事かしら?

 

「本当はみんなと仲良くしたいのになかなか素直になれない」

「私は・・・」

 

昔のユーリに似てるわね。今のマキ・・・。

 

「マキ。」

「何ですか?」

「今のマキは昔のユーリに似てるわ」

「・・・昔の悠里先輩に?」

「え、そうなん?。今とは全然想像つかんわ」

「でもユーリは、それでもいいって言ってたわ。」

 

だからこそユーリは悲惨な中学時代を乗り越えられた。

例え世間から認められなくても

・・・私とルナ、カレンはユーリの本当の優しさを知っている。

 

「だから始めは、ゆっくりでもいいから素直になっても良いと思うわ」

「はい・・・」

「じゃあ、みんな待ってると思うし早く買いに行こか。」

「そうね。ルナとカレンが駄々をこねそうだわ」

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

ティアちゃん達3人が帰ってきたので

僕は夕飯を作る事にした。

ちなみに今晩はカレーライス。

ほのちゃん達も手伝うって言ってくれたけど

食器などの用意をしてもらった・・・

 

「みんなカレーできたよ。」

『わーい♪』

「ゆうくん~。運んでいいの~?」

「・・・あ、お願い。」

「手伝うわよ。ユーリ」

 

ちなみに花陽ちゃんのは、ご飯とカレーを

別々に用意した。

作っている時、お願いされたからである。

カレーの味は大好評だった。

これで美味しくないなんて言われた暁には

僕は隅っこで体育座りをしながら泣く自信がある。

 

(さて、後片付けやろうかな・・・)

 

そう思い、みんなの食器などを片付け始めようとすると・・・

 

「・・・あの。悠里君」

「どしたの?。うみちゃん」

「洗い物手伝います。」

「え、でも疲れてるでしょ?」

 

僕が聞くと、みーちゃんは・・・

 

「私がやりたいんです///。」

「あ、じゃあお願いします・・・」

 

みーちゃんの謎の気迫にやられて

2人でやる事になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

side海未

 

 

 

 

 

悠里君と一緒に食器を洗うことになり

私は気になったことがあったので・・・

 

「悠里君・・・。」

「・・・何?」

「悠里君はどうして無茶をしてまで頑張るんですか?」

 

穂乃果の家での期末試験の勉強の時も悠里君は

日付変更線の時間を過ぎても勉強していたので体を壊してないか

不安でした。

 

「・・・落ちこぼれだったからかな。今でもだけど」

「・・・えっ。」

「僕の場合どんなに頑張っても世間が認めてくれなかったから」

 

正直、なんて言ってあげればいいか私も分からなかった・・・

私の表情を察したのか悠里君は・・・

 

「そういえば、この後の予定はどうなったの?」

「私は練習がいいと言ったんですが、希が今日は寝て明日練習する事になりました」

「あれ?。明日になったの?」

「はい。明日の夜に花火もやるみたいですよ?」

「・・・花火?。なんで?」

「凛がやりたいと言って・・・」

「・・・だからさっき『花火』って単語が聞こえたんだ。」

 

悠里君は納得した感じで洗い物の作業に戻りました。

やっぱり私、悠里君とは何処かで・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




・・・真姫ちゃんの喋り方、難しいです。
なんとも言えない感じに
終わってしまいました。
次回は合宿編、最後になります。
主に穂乃果ちゃん視点を執筆しようと
思ってます。
サブタイも変わりますが
よろしくお願いします。

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