ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回はサブタイ通り
本編の続きです。

それではどうぞ。


第25話 総勢13人の合宿 その2

ーー合宿当日ーー

 

 

「集合場所の駅に向かう前に花怜ちゃんを迎えに行かないと・・・」

 

・・・そう。

神田明神に向かい、花怜ちゃんを迎えに行かなくちゃ

ならないんだ。理由は気が向いたら話すけど、思念体である

花怜ちゃんは行動範囲が制限されているんだ・・・

 

「・・・花怜ちゃん、いるかな?」

 

だが僕の心配はいらなかったみたい。

 

『ゆうり君おはよー♪』

「おはよ。準備早いね・・・」

『久しぶりの遠出だもん♪』

「・・・確かにね。そろそろ行こうか?」

『うん♪』

 

駅に向かう途中、花怜ちゃんが・・・

 

『瑠菜ちゃんとティアちゃんは?』

「2人なら先に行かせたよ。一応、連絡はしといたしね。」

『瑠菜ちゃん、寝坊したりして?』

「ティアちゃんもいるし大丈夫だと思うよ?。・・・多分。」

『・・・あはは。断言はしないんだね。』

 

そんな感じで集合場所の駅に着いた。

案の定、みんな揃ってた・・・

 

「・・・もしかして僕達2人遅刻?」

「ユーリ、私とルナも今着いたばかりだから大丈夫よ」

『あ、そうなの?』

「うん~。そうだよ~。」

 

そんなやりとりをしていると絵里先輩が・・・

 

「みんな揃ったみたいだから、これからみんなにやってもらいたい事があるの」

「・・・それは一体?」

「それはね、『先輩禁止』よ!」

 

これを聞いた僕も含めた3年生以外は驚いていた。

反応は様々だけど・・・

理由を説明するように絵里先輩が。

 

「前からちょっと気になってたの。先輩後輩はもちろん大事だけど、踊っている時にそういう事気にしちゃダメだと思ったの。」

 

確かに学校生活とかでは上下関係は大事だけど、踊っている時だと

『上級生とかに合わせてしまう』という気遣いが自然と出てしまうからかな?。

 

「そうですね、私も3年生に合わせてしまうことがありますし・・・」

 

・・・みーちゃんも思ってたみたい。

すると、にこ先輩が。

 

「そんな気遣い全く感じないんだけど」

「それは、にこ先輩は上級生って感じがしないからにゃ!」

 

凛ちゃんバッサリ言うね・・・

 

「上級生じゃないなら何よ!」

「後輩?」

「というか子供?」

「マスコットかと思った」

「どういう扱いよ!」

 

凛ちゃん、ほのちゃん、希先輩が言っていく

そしてそれに突っ込む、にこ先輩・・・

でもなんで絵里先輩、この提案出したんだろう?

さっきの理由だけじゃない気がする・・・

 

(もしかして花陽ちゃんと真姫ちゃんの為じゃないかな?)

 

僕が考えてる事が分かったのか花怜ちゃんが小声で

 

『多分そうだと思うよ』

「・・・やっぱり?」

 

そんなやりとりをしていると・・・

 

「じゃ早速始めるわよ穂乃果?」

「は、はい。・・・いいと思います。」

 

ほのちゃんも一応、上下関係気にするんだっけ・・・

 

「え、絵里ちゃん!」

「うん!」

 

笑顔で返されて安心したのか、ほのちゃんは。

 

「なんか緊張するね~。」

「じゃあ凛も!。えっと、ことりちゃん?」

「よろしくね!凛ちゃん!真姫ちゃんも!」

「えっ?うぅ・・・///」

 

まぁいきなりは難しいよね・・・

 

「べ、別にわざわざ呼んだりするもんじゃないでしょ?」

「それで悠里くん達4人なんだけど・・・」

 

・・・そうだなぁ

 

「じゃあ、僕は絵里さんで。」

『よろしくねー♪。絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃん♪』

「わたしも花怜ちゃんと同じ呼び方にする~」

「私は先輩禁止に則って普通に呼ぶ事にするわ」

 

こんな感じになりました・・・

あ、そうだ・・・

 

「凛ちゃん達も僕達の事、呼びやすいほうでいいからね?」

「わかったにゃ!」

「は、はい。」

「分かりました・・・」

 

そして絵里先輩が・・・

 

「それでは今から合宿に行きます。部長の矢澤さんから一言」

「しゅ、しゅっぱーつ!!」

「・・・それだけですか?」

「思いつかなかったのよ!」

 

ですよねー・・・

こんな感じで電車に乗り込んだ・・・

 

 

 

ーー電車内ーー

 

 

 

 

 

「あの、席順はどうするのですか?」

 

みーちゃんが言ったので花怜ちゃんが・・・

 

『私にいい案があるよー♪』

「カレンまさかと思うけど・・・」

『・・・ふっふふー♪、じゃーん♪』

「くじ引きだね・・・」

 

花怜ちゃんが何処から出したのか結局くじ引きで

決める事になった・・・

結果、席順はこうなった・・・

 

 

 

穂乃果 悠里   瑠菜 花陽

 

海未 ことり   にこ 希

 

ティア 真姫 

 

絵里  凛

 

 

こんな感じになった。

花怜ちゃんがいない?

・・・花怜ちゃんはね。

 

『ゆうり君、景色が綺麗だよー』

 

僕の頭上で浮遊しながら楽しそうにしていた。

 

「・・・落ちないように気をつけてね?」

「花怜ちゃん!。あそこ海が見えるよ!」

『え!?。どこどこ!?』

「穂乃果、花怜。あまりはしゃがないでください!」

「まあまあ海未ちゃん・・・」

 

この光景も久しぶりに見たな・・・

いまだに外の景色に夢中な花怜ちゃん、ほのちゃん。

僕は、みーちゃん、ことちゃんに・・・

 

「うみちゃん、ことりちゃん。クッキー焼いてきたんだけど食べる?」

「え!?。ゆーくんが作ったの!?」

「・・・昨日、一睡もできなかったから暇だったから作ってた。」

「え!?。悠里君、寝てないのですか?」

「まあね。食べて、食べて。」

「「い、いただきます・・・」」

 

2人は僕の作ったクッキーを食べると・・・

 

「「お、おいしい///。」」

「・・・それは良かったよ。」

 

(ゆーくん、お菓子作るの上手だなぁ///。)

(私も悠里君に作ってあげたいです///。)

 

すると匂いに誘われたのか

ほのちゃん達も・・・

 

「ゆうちゃん!。穂乃果も食べていい?」

「どうぞ。花怜ちゃんも食べて。」

『わーい♪』

 

ちなみに反応は・・・

 

「ゆうちゃん、おいしい///」

『クッキー作るの相変わらず上手だねー♪』

 

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他のみんなにもクッキーを渡しに行き自分の席に戻った。

ちなみに味の方は好評だったよ。

 

「思い出・・・。作れるといいな・・・」

「ゆうちゃん?」

「・・・何でもないよ。」

 

 

 

電車の音が一瞬だけ短く感じた

そんな感じが僕には寂しく聴こえた。




まだまだ続きます。
・・・合宿の回は難しいですね。
次回もよろしくお願いします。

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