今回から1期10話の『先輩禁止!』の回です。
少しオリジナル要素を入れてみようかなと
思っていますので、
よろしくお願いします。
それではどうぞ。
夏休みに入り、
僕は今ルーちゃん、ティアちゃんの
3人で夏休みの宿題を片付けていた。
いくら夏休みが長いとはいえ、その分
宿題も多い。
「ふえ~ん。まだあるの~?」
ルーちゃんが嘆き始めた・・・
「・・・僕は今やってるのが終われば、宿題全部終わりだけど。」
「私はもう終わったわよ。」
「ティアちゃん早いね・・・」
そう。ティアちゃんの宿題の進行速度は
かなり速い。その為、僕とルーちゃんに分からないところ
を教えてくれるのだ。
「ルナも、それが終われば宿題終わりじゃない」
「多すぎるよ~」
「・・・ルーちゃん頑張って?」
「むぅ~・・・」
拗ねながらも続けるルーちゃん。
そしてやっと・・・
「「終わった~・・・」」
「2人共、お疲れ様」
「そういえばさ・・・」
「ユーリどうしたの?」
宿題で思い出したが・・・
「・・・花怜ちゃんがいたら凄いことになってたね」
「確かにカレンはルナより問題ね・・・」
「2人共ひど~い!」
そんなこんなで3人で談笑していると
僕の携帯が鳴った・・・
「・・・みーちゃんから?」
「ゆうくん~、練習さぼったの~?」
「ルナ、そんな訳ないでしょ・・・」
「・・・今日は練習休むって言ったよ?」
そうも言ってられないので電話に出る・・・
「はい。もしもし。」
『あ、悠里君。今大丈夫ですか?』
「・・・3人でたった今夏休みの宿題終わったばかりだから大丈夫」
『えっ!?。もう終わらせたのですか!?』
「・・・だってだらけちゃうじゃない?。」
『穂乃果にも見習って欲しいです・・・。』
「・・・あはは。」
確かに、ほのちゃんならありえる。
ルーちゃんとティアちゃんを見ると苦笑いしていた。
「それで今日はどうしたの?」
『その事なんですが、瑠菜とティアもいます?』
「・・・え?。いるけど?」
『今から3人で神田明神に来てくれませんか?』
「・・・とりあえず分かった。今から行くね?」
『はい。それでは。』
ーーピッ!!ーー
「海未ちゃん何て~?」
「・・・今から3人で神田明神に来て欲しいってさ」
「ユーリ、今日μ'sは練習よね?」
「そのはずだけど・・・」
「とりあえず神田明神に行ってみよ~よ。」
・・・で。
ーー神田明神入口ーー
「・・・あれ?。花怜ちゃん?」
『あ♪。ゆうり君、瑠菜ちゃん、ティアちゃん♪』
「あ~。花怜ちゃん~♪」
「こんにちは。カレン」
・・・珍しい。
いつもは本殿の辺りを散策している花怜ちゃんが
入口にいるのは、かなりのレアケースだ。
「みーちゃん達、今日練習してるはずだよね?」
『うん。今も練習してるよ』
「じゃあなんで僕達3人に来るように電話したんだろ?」
『あー・・・。実は発端は穂乃果ちゃんなんだよねー。』
「ホノカが?」
「ふぇ?。何言ったの~?。花怜ちゃん~。」
『とりあえず行こっか』
こうして花怜ちゃんに案内されると
予想通り、みーちゃん達が練習していた。
「うみちゃん」
「あ。悠里君、瑠菜、ティア。」
『海未ちゃん。穂乃果ちゃん達呼んで来たら?』
「そうですね。」
花怜ちゃんの問いかけに、
みーちゃんはメンバーのみんなを呼びに行った。
しばらくして、みんなが来た。
「ゆうちゃん!。なんで練習来ないの!」
「・・・夏休みの宿題終わらせてたんだけど」
「え!?。穂乃果まだやってないよ!?」
「「『やっぱり・・・』」」
僕とティアちゃん、更には花怜ちゃんも溜息をついた。
「それより~。なんで、わたし達を呼んだの~?」
ルーちゃんが首を傾げながら尋ねると
ほのちゃんは・・・
「みんなで合宿に行くの!!」
「ウミ?。まさか私達も?」
「・・・はい。悠里君達を呼んだのはこの事なんです。」
「若干2名ほど、行きたいっていう人が・・・」
「ゆーくん?」
ことちゃんが疑問にあげる理由は
花怜ちゃんとルーちゃんが目をキラキラさせながら
僕を見ていたからだ。
・・・でもそれ以前に
「どこで合宿する気なの?」
「真姫ちゃんの別荘でだよ!!」
僕の疑問に、ほのちゃんが答えた。
・・・真姫ちゃん別荘あるんだ。
「・・・まさか僕も一緒に行けと?」
「当たり前だよ!!」
ほのちゃんが当然とばかり答えた・・・
なんでー・・・?
「でもユーリならまだ分かるけど、どうして私とルナまで?」
すると絵里先輩が・・・
「あなた達3人には以前、生徒会の仕事を任せてもらったから
そのお礼として、どうしても来てもらいたいの。」
「でも~。他のみんなは大丈夫なの~?」
「瑠菜ちゃん、その事は、ことり達も大丈夫だよ♪」
「ゆうくん~。どうする~?」
ルーちゃんが僕に聞くが、僕はもう1人連れて行きたい子がいる。
「・・・もう1人連れて行きたい子がいるんだけどいいかな?」
みーちゃん以外が疑問の声をあげたので説明する。
「その子は僕達にとって今でも大切な子だから、その子抜きは嫌なんだ。」
「私もユーリと同意見ね」
「わたしも、わたしも~。」
すると、ほのちゃんが
「ゆうちゃん、その子って・・・?」
「花怜ちゃん、出てこれる?」
「「・・・えっ!?」」
ほのちゃん、ことちゃんが驚きの声をあげた。
『もう。気を遣わなくてもいいのにー・・・』
「カレン、さっきまで目をキラキラさせてたじゃない・・・」
「・・・顔に出やすいよ。意外と」
『ゆうり君、ティアちゃんひどーい!(><)』
すると、ほのちゃん、ことちゃんが・・・
「う、嘘・・・」
「花怜ちゃん・・・。なんだよね?」
『うん?。そうだよー♪』
すると周りのみんなも・・・
「ゆ、幽霊と喋ってるにゃ・・・」
「す、すごいです。」
「悠里先輩達って・・・」
「・・・これ現実かしら」
「ハ、ハラショー・・・」
「ス、スピリチュアルやね・・・」
普通の人は、こんな反応なのかな?。かな?
『でも私も一緒に行っていいの?』
「・・・
『そ、それはそうだけど・・・』
「カレン、ユーリが一度言い出したら聞かないの知ってるでしょ?」
「そうだよ~。ゆうくんだもん~。」
『・・・もぅ。』
僕は、ほのちゃん達に・・・
「・・・だから花怜ちゃんも一緒に連れてっていいかな?」
『お、お願いします!』
すると、ほのちゃん達は笑顔で
「うん!!。穂乃果も花怜ちゃんと一緒に行きたい!!」
「ことりも!!」
「私も花怜と一緒に行きたいです。」
「・・・だってさ。」
すると花怜ちゃんは満面の笑顔で・・・
『うん!』
こうして総勢13人。μ'sメンバー9人と
僕達4人での夏の合宿に行く事になりました。
『ところで穂乃果ちゃん。合宿は、いつ行くの?』
「明日だよ!。花怜ちゃん!」
『わー♪。楽しみー♪』
・・・え?。明日?
「・・・何だろう不安だ。」
「・・・ユーリ、私も」
「奇遇ですね。私も悠里君とティアと同じです。」
「ことりちゃん~。楽しみだね~♪」
「そうだね。瑠菜ちゃん♪」
・・・本当に大丈夫かな?
合宿の回が難しいですね・・・
次回に続きます。
こんな感じですが
よろしくお願いします。