ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回で『ワンダーゾーン』の回
最後となります。
少し短いかもしれませんが
よろしくお願いします。

それではどうぞ。


第23話 君自身が紡いだ曲・・・

朝、神田明神に着いたら

すでに全員揃ってた・・・

もしかして僕、遅刻?

 

『ゆうり君おはよー♪』

「あ、花怜ちゃんおはよ。」

 

みんな気づいていないみたいなので

花怜ちゃんに挨拶する。

すると、ことちゃんが・・・

 

「・・・あのね。みんなに聞いて欲しいことがあるの。」

「ことりちゃんどうしたの?」

「今まで黙ってたけど・・・」

 

そして、ことちゃんは今までの事を話した。

ほのちゃん、みーちゃん。どう思うんだろ?

 

「ごめんね?今までこの事を隠してて・・・」

 

このくらいで2人は気にしないと思うけど・・・

すると、ことちゃんが僕の方を見て

 

「そういえば、ゆーくん。」

「・・・何?」

「瑠菜ちゃんと何してたの・・・?」

 

・・・あれ?

 

『ゆうり君、ことりちゃん怒ってるよ・・・』

 

花怜ちゃんが言うのも分かる。

ことちゃん、黒いオーラを出しながら怒ってる・・・

 

「しかも瑠菜ちゃんにアーンしてもらってたよね?」

「「ふーん・・・」」

 

何だろう。ほのちゃん、みーちゃんからも黒いオーラが

出てるのは気のせい?

 

『気のせいじゃないと思う』

 

花怜ちゃんが言うなら、そうなんだろうね。

 

「ゆうちゃん」

「悠里君」

「ゆーくん」

 

3人が僕に近づき声を揃えて・・・

 

「「「説明して・・・?」」」

「うん。いいよ?」

 

懇切丁寧に3人に説明しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー昼休みーー

 

 

 

 

「秋葉でライブよ!」

 

・・・絵里先輩、何故急に?

 

「秋葉って言ったらA-RISEの膝下よ!大丈夫なの?」

 

にこ先輩は言うが

でもメリットもあると思う・・・

 

「秋葉は言わば、アイドルの聖地よ。あそこで納得のいくパフォーマンスをすれば、大きなアピール材料になるわ。」

「・・・僕はいいと思いますけど?」

「それで、秋葉での路上ライブに当たって、作詞を秋葉に精通してることりさんに任せようと思うのだけれど、どうかしら?」

「私ですか?」

「あそこでバイトしてたんでしょ?。なら秋葉でやるに相応しい歌詞を考えてくれると思うの。」

「凛もことり先輩の甘々な歌詞で歌いたいにゃ~!」

「・・・分かりました。やってみます。」

 

・・・ことちゃん大丈夫かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー放課後ーー

 

 

 

 

「ねぇ。ことりちゃんのポエムとか2人は見た事ないの?」

「いや、ことりは・・・」

「・・・うみちゃん。『ある意味』ですごいの?」

「悠里君の言う通り、『ある意味』すごいです・・・。」

 

みーちゃんが、ここまで言うって事は相当なんだね

 

「よし!」

 

ことちゃんがペンを走らせた・・・

 

「チョコレートパフェ。・・・おいしい。」

 

・・・ん?

 

「生地がパリパリのクレープ。・・・食べたい。・・・ハチワレの猫。・・・可愛い。・・・五本指ソックス。・・・気持ちいい。」

 

・・・あるぇ~(・3・)

 

「ふえぇぇん~」

 

あ、壊れた・・・

 

「ほのかちゃん。どうする?」

「・・・そうだね。ことりちゃん!」

「ちゅん?」

 

まだ壊れてる・・・

大丈夫かな?。ことちゃん・・・

 

「こうなったら一緒に考えよう!」

「うんっ!!」

 

 

 

 

・・・てな訳で。

 

 

 

 

 

 

 

「お帰りなさいませ♡ご主人様♡」

「お帰りなさいませ♪ご主人様♪」

「お、お帰りなさいませ///。・・・ご主人様///。」

 

3人のメイド姿。可愛いな・・・

それに僕なんて・・・

 

「・・・ねぇ。ことりちゃん。」

「なあに?」

「・・・なんで執事服もあるの?」

「店長さんが持ってたの。」

「・・・はぁ。」

 

・・・まぁ。触れたら負けみたいなやつなパターンだね。

でも自分の執事姿を見て思った事がある。

 

「・・・僕みたいなゴミクズ以下なんて似合わないし。」

「「「そんなことない!!」」」

 

なんか怒鳴られた・・・

 

「にゃ~!遊びに来たよ」

「あれ?。ことり先輩、穂乃果先輩、海未先輩。顔赤いですけど

大丈夫ですか?」

「悠里先輩、何かあったんですか?」

 

真姫ちゃんが言うので、

3人を見たら顔が赤くなってた。

・・・大丈夫かな?

 

(うぅ~///。ゆーくんの執事服姿カッコよくて顔見れないよ~///。)

(いつもと違う姿の、ゆうちゃんカッコイイ///。)

(悠里君の顔、恥ずかしくて見れません・・・///。)

 

 

・・・あ、凛ちゃん達を接客しないと

・・・とりあえず

 

「お帰りなさいませ。お嬢様。席にご案内しますのでこちらにどうぞ。」

「にゃ、にゃあ~///。」

「は、はい~///。」

「・・・はい///。」

 

こんな感じであってるよね?

・・・多分。

 

 

 

 

そんな感じで、ことちゃんは生き生きしていた。

こうして、ことちゃんが作曲した曲の名前は・・・

 

 

 

『Wonder zone』

 

 

 

僕は、この曲を聞いて

ことちゃんらしさが出ていた・・・

 

 

 

 

・・・ことちゃん、良かったね。

 

 

 

 

 

 

 

sideことり

 

 

 

 

夕暮れの神田明神に私達4人はいた。

 

「ライブ上手くいって良かったねー」

「こうしてるとファーストライブを思いだします」

 

あの日は両手で数えられるくらいしか見てくれる人はいなかった・・・

 

「・・・私達って、いつまで一緒に居られるのかな?」

「決まってるよ!ず~っと!一緒だよ!!」

 

穂乃果ちゃんは迷わず答えた

 

「この先、みんなと一緒にいたい!ことりちゃんとも、海未ちゃんとも、ゆうちゃんも!」

 

すると、ゆーくんは・・・

 

「・・・。」

 

何も答えず、ことり達の事を見た後

 

「・・・()()()()()()()()()。」

 

これまで見た事ないくらい悲しそうな顔をしていました。

海未ちゃんも思うところがあるのか、ゆーくんの事を

見ていました・・・

 

 

 

そしてふとよぎったのは瑠菜ちゃんが言ってた事・・・

 

 

『ゆうくんの事、思い出したら教えてあげる』

 

 

 

ことりは、ずっと考えていました。

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

「ずっと一緒!!」

 

 

ほのちゃんが言ってくれた言葉・・・

そう言ってくれただけで僕は嬉しかった・・・

 

『ゆうり君?』

 

花怜ちゃんが隣に現れ、僕の心情を察したのか

こう言ってくれた・・・

 

『ゆうり君が、どんな決断しても私と瑠菜ちゃんとティアちゃんは

周りがなんて言おうと、ずっと味方だから・・・。ね?』

 

(・・・ありがと、花怜ちゃん。)

 

たとえ、高校を卒業できても僕は

ほのちゃん達と一緒にいられない・・・

 

()()()からずっと決めてたから・・・

 

 

だから・・・

 

 

 

ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃん・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんね・・・。




今回で、1期9話の終了です。
やっぱり9話は難しいです・・・
次回は、1期10話の『先輩禁止!』の回です。
上手く書けるかかなり不安ですが
自分なりに頑張りますので
これからもよろしくお願いします。

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