今回から、1期第7話に入ります。
絵里の表現、上手くできるかなぁ・・・?
それではどうぞ。
「大変です!!。ラブライブが開催されることになりました!!」
「・・・ほぇー。」
「ラブライブって何?」
ほのちゃんが疑問の声を上げると・・・
「簡単に言えば、スクールアイドルの甲子園。それがラブライブです!エントリーしたグループを、このランキング上位20組までがライブに出場。ナンバーワンを決める大会ですっ。噂には聞いてましたけど、ついに始まるなんて・・・」
花陽ちゃんの懇切丁寧な説明により、ほのちゃんは理解したみたい。
・・・僕でも分かりやすくて助かったよ。
それより部室にいるメンバーでパソコン1台見るのきついな。
左に、ことちゃん。右に、みーちゃん。
背中には、ほのちゃんだし・・・。
「スクールアイドルは全国的にも人気ですし」
「盛り上がること間違いなしにゃ~!」
「・・・全国的って言うのが凄いね。」
すると花陽ちゃんは・・・
「1位のA-RISEは当然出場として2位、3位は・・・。まさに夢のイベントチケット発売日はいつでしょうか♪初日特典はなんなのでしょう♪」
「花陽ちゃん観に行くつもり?」
ほのちゃんが言った瞬間・・・
「当たり前です!これはアイドル史に残る一大イベントですよ!?逃せません!!」
「花陽ってアイドルの事になるとキャラ変わるわよね~」
「凛はこっちのかよちんも好きだよ~。」
凛ちゃん曰く、いつもの事らしい。
人は見かけによらないって、この事かな?
「なんだ~、穂乃果はてっきりラブライブ出場に向けて頑張ろうって言うのかと思っちゃったー」
「そ、そん、そんな私達が出場なんて恐れ多いです・・・」
「「キャラ変わりすぎ」」
「凛はこっちのかよちんも好きにゃー」
僕と真姫ちゃんでつっこんだ。
・・・凛ちゃんブレないね。
「でも!スクールアイドルやってるんだし、目指してみるのもいいかも!」
「っていうか、目指さなきゃだめでしょ!」
「・・・でも難しいと思うよ?」
だって、上位20組だけ出場できるって言ったら、相当な競争率に
なると思うし、それにμ’sは結成してからまだ知名度が低いし・・・
そんな事を思いながら、僕は再びパソコンを覗いてみると・・・
「・・・あれ?」
「悠里君どうかしましたか?」
「順位上がってるよ・・・。」
「「「「「えっ!?」」」」」
みーちゃんの疑問に僕が答えたら、ほのちゃん達がパソコンを
一斉に見だした・・・
「急上昇ピックアップスクールアイドルにも選ばれているよ!」
そこには7人になったμ'sの動画のコメントがあったので僕は
読みあげた・・・。
「『新しい曲かっこよかったです!7人に増えたんですね。』他にも
好評なコメントたくさんあるねって・・・。ん・・・?」
「ゆーくん、どうしたの?」
ことちゃんが気になったのか僕に聞いてきた。
僕はつい、そのコメントを読み上げてしまった・・・
「『これ、ゆうくんが撮影したんだ~♪』って、ルーちゃんじゃん。
『流石ユーリね』って、ティアちゃん・・・。
『ゆうり君とμ’sファイトー♪』って。
・・・花怜ちゃん!?」
なんで3人がコメントしてるの!?
嬉しいけど。ルーちゃんとティアちゃんは分かるけど・・・
花怜ちゃん、どうやってコメントしてくれたの!?
・・・
「ゆーくん、今のって・・・?」
「・・・さて。それはさて置き。」
ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃんが疑問の視線を
向けてたので、なんとか話題を変えようとしたところ
真姫ちゃんが・・・
「そのせいね。」
「・・・何が?」
「実は最近・・・」
真姫ちゃん曰く、出待ちにあったみたいだ。校門からでたときに、中学生に呼び止められ、写真を一緒に撮ってほしいと言われたらしい。最初は反射的に断ったようだが、あまりにも落ち込んだ中学生が可哀想で、ツーショットを撮ったんだって。
「花陽ちゃん、この格差社会ってアイドルでは当たり前なの?」
疑問に思った僕が聞いてみると・・・
「はい。そういう事もあります!アイドルというのは残酷な格差社会でもありますから」
「・・・怖いね。」
ーーバンッ!!ーー
ドアが思い切り開いたので、振り返ると走って来たであろう
にこ先輩だった・・・。
「みんな!聞きなさい!重大ニュースよ!」
・・・にこ先輩もしかして
「ふっふっふ、聞いて驚くんじゃないわよ。今年の夏、ついに開かれることになったのよ!スクールアイドルの祭典!」
「・・・ラブライブとか言いませんよね?」
「あ、みんな知ってたのね・・・」
なんか、すみません・・・
「・・・学校の許可貰わないとダメだよね?」
僕の疑問の声に、みーちゃんが・・・
「はい、エントリーの条件にちゃんと学校の許可をとることって書いてあります。」
「・・・うみちゃん。部の要望とかは生徒会に通すの?。」
「原則としては・・・。」
みーちゃんが苦笑い気味に教えてくれた。
・・・念のため、みんなに確認してみる。
「・・・絢瀬会長。何て言うと思う?」
「学校の許可ぁ?認められないわぁ」
「凛ちゃん。そんな事やったら生徒会長に怒られちゃうよ~」
「・・・だよね。真姫ちゃんは?」
真姫ちゃんも僕と同じ考えだったらしく・・・
「悠里先輩と同じ考えですね・・・。」
「仕方ない・・・」
「ゆうちゃん?」
「・・・南先生に直接、話をつけよう。」
僕が言うとみんなは・・・
「「「「「「「南先生?」」」」」」」
あ、言っちゃった・・・
「悠里君、南先生というのは?」
「・・・とりあえず理事長室に行こう。」
てな訳で・・・
「後で説明してね?。ゆーくん?」
今、理事長室前にいるんだけど、ここに着くまでの間、
ことちゃんから、説明してオーラが凄かった。
「・・・気が向いたらね。じゃあ、開けるよ。」
すると先にドアが開いた・・・
そこには希先輩と絢瀬会長だった・・・
「あれ?。お揃いでどうしたん?」
「南先生・・・。じゃなくて理事長にお話しがあって。」
「タイミング悪っ」
後ろで、にこ先輩が呟くと・・・
「何の用ですか?」
「理事長に話があってきました」
真姫ちゃんが前に出て、絢瀬会長に
強気な発言をした・・・
「各部の申請は、生徒会を通す決まりよ」
「し、申請とは言ってないわ!」
真姫ちゃんが焦っていたので・・・
「・・・真姫ちゃん。気持ちは分かるけど、上級生だよ」
「うぅ。」
・・・この状況どうしようと考えていると
ーーコンコンーー
「どうしたの?」
南先生が微笑みながら立っていた。
・・・とりあえず助かったかな?
理事長室には、僕達2年生組と絢瀬会長と希先輩
が入った。1年生組は、にこ先輩に任せてもらった。
「へぇ~。ラブライブね~。」
南先生は、映像を観て驚いた表情だった。
「はい、ネットで全国的に中継されることになっています。」
「もし、出場できたらみんなに学校の名前を知ってもらえると思うの!」
みーちゃん、ことちゃんが南先生にアピールする。
すると・・・
「私は反対です」
やっぱり絢瀬会長、反対してくると思ったよ・・・
「理事長は学校のために、学校生活を犠牲にするようなことはすべきではないとおっしゃいました。であれば」
南先生は、遮るように・・・
「そうねぇ~、でもいいんじゃないかしら?エントリーするくらいなら。」
・・・あれ。あっさりですね?。南先生?
「ちょっと待って下さい!どうして彼女達の肩を持つんです!?」
「別に、そんなつもりはないけど?」
「なら、生徒会も学校を存続させるために活動させてください」
「それはダメ。」
「い、意味が分かりません!!」
「そう?。簡単な事よ?」
・・・なるほどね。
南先生が絢瀬会長に言った意味が分かった。
「・・・失礼します。」
「あ、えりち」
絢瀬会長は理事長室から去って行った。
「あの、理事ちょ・・・」
「呼びにくいなら、呼び直してもいいわよ♪」
「あ、はい。南先生も意地悪な質問しますね?」
「ふふ♪。その質問の仕方も、
「・・・そんなに似てますか?。」
南先生と話してると、ことちゃんが・・・
「えっと。お母さんと、ゆーくんって・・・」
「ことり。それは今度話すわね?。ただしエントリーには条件があります!」
・・・もしかして
「勉強が疎かになってはいけません。次の期末試験で1人でも赤点をとるような
事があれば、ラブライブのエントリーは許可しませんよ?。いいですね?」
「ま、まぁ!流石に赤点はないから、大丈夫かと~・・・。あれ?」
ことちゃんが呟いた瞬間・・・
ーーズーンーー
ほのちゃん、凛ちゃん、にこ先輩が床に突っ伏していた。
「そうそう、悠里くん。」
「なんですか?。南先生?」
「ルカから聞いたのだけれど、試験勉強期間中は相当な
無茶な事したって聞いてるわよ?」
・・・なんで知ってるの?
「・・・瑠花さんに教えた覚えないんですけど?」
「あら。じゃあルカの娘は誰?」
・・・あ。その事知ってるのは、あの
更に瑠花さんの娘って言ったら・・・
「ルーちゃん!?」
すると南先生は
「さすがに私も、その事を聞いて黙っている訳にもいかないから、
ことり達に見張らせるわね♪。ことり、お願いね?」
「う、うん。」
・・・期末試験どうしよう?
今回は赤点回避を宣告された回でした。
・・・自分もテストは嫌いです。
特に英語と数学が。
次回もよろしくお願いします。