ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回は『センターは誰だ』の回です。
至らない点もありますが、よろしくお願いします。

それではどうぞ。


第16話 リーダー、どうするの?

「リーダーには誰が相応しいか。だいたい、私が部長についた時点で考え直すべきだったのよ」

 

にこ先輩が言う。

なんでこんな事になったんだっけ?

確か・・・

あ、思い出した。学校紹介の取材で希先輩が

 

『ところでリーダーって誰なん?』

 

って言ってたのが切っ掛けで今の状況に

なったんだっけ・・・

そんな事を考えていると、ことちゃんが

 

「私は穂乃果ちゃんでいいと思うけど~」

「だめよ!今回の取材ではっきりしたでしょ?この子はリーダーにまるで向いてない」

 

・・・僕は正直、今のままでも問題ないんじゃ?

 

「この際、はっきり決めましょ、PVの撮影だってあるし」

「あぁ・・・」

 

なんか、カメラを貸してくれるみたいなので撮影しておこう

って話になったんだっけ?

 

「リーダーが変われば、必然的にセンターも変わるでしょ?次のPVは新リーダーがセンター」

 

するとホワイトボードに手をかけ『リーダーとは?』について

にこ先輩は語り出した。

 

「リーダーとは!まず第一に、誰よりも熱い情熱をもってみんなを引っ張っていけること!。次に!。精神的支柱になるだけの懐の大きさをもった人間であること!そしてなにより!メンバーに尊敬される存在であること!この全ての条件を兼ね備えたメンバーとなると!。」

 

なんか私しかいない風に聞こえるけど・・・

さて、みんなの反応は・・・

 

「海未先輩かにゃ?」

「なんでやねーん!」

 

凛ちゃんが自信満々に、みーちゃんを推す。

それにつっこむ、にこ先輩。

 

「私ですか?」

「そうだよ海未ちゃん!向いてるかも、リーダー。」

「それでいいのですか?」

「なんで?」

「リーダーの座を奪われようとしているのですよ?」

「ふぇ?。それが?」

 

ほのちゃん分かってない・・・

僕は、みーちゃんに

 

「・・・うみちゃん。ほのかちゃんの事だから、みんなで歌えれば

いいって思ってるんじゃない?」

「ゆうちゃんエスパー!?」

 

思った事を言っただけなんだけど・・・

 

「でも!センターじゃなくなるかもですよ!?」

 

花陽ちゃんは言うが、ほのちゃんは・・・

 

「あ、そうか。ま、いっか!」

「「「「「「えええぇぇぇ!!」」」」」」

「・・・ほのかちゃんらしいねぇ」

「だってみんなで歌うことには変わりないでしょ?だから、リーダーは海未ちゃんということで」

「ま、待ってください!」

 

みーちゃん、どうしたんだろ?

 

「私は、無理です・・・///」

 

・・・あらら。

 

「面倒な人」

「じゃあ、ことり先輩?」

「ん?。私~?」

「なんか、緩くなるイメージが・・・」

 

いや、ことちゃんがリーダーになったら力が抜けそうなイメージ

がある。僕の推測だけど・・・

 

「でも~、1年生がリーダーってわけにもいかないし」

「仕方ないわね~」

「・・・やっぱり、ほのかちゃんがいいんじゃない?」

「仕方ないわね~」

「私は海未先輩を説得した方がいいと思いますけど?」

「仕方ないわね~」

「と、投票がいいんじゃないかな?」

「し~か~た~な~い~わ~ね~!」

 

・・・みんなわざとかな?

 

「で、どうするにゃ?」

「どうしよう?」

 

放課後に秋葉でリーダーを決めようって事になりました。

 

 

ーー放課後ーー

 

 

 

 

 

「・・・なんでカラオケ?」

 

えー。今僕達は、秋葉のカラオケ店に来ております。

何故かと言うと・・・

 

「歌とダンスで決着をつけようじゃない!」

「決着・・・?」

「みんなで点数を競うってことかにゃ?」

 

僕と凛ちゃんの疑問に、にこ先輩は・・・

 

「そうよ!歌とダンスがうまい者がセンター。どう?これなら文句ないでしょ?」

 

・・・にこ先輩はマイクを手にし、歌う気満々である。

一方、僕、みーちゃん、真姫ちゃんは

 

「でも私、カラオケは・・・」

「私も歌う気しないわ。」

「僕もあまり・・・」

 

すると、にこ先輩は・・・

「こんなこともあろうかと、高得点が出やすい曲は既にピックアップ済み。これでリーダーの座は確実に・・・」

「・・・聞こえてますよ?」

「さ、始めるわよ」

「・・・はぁ」

 

みんなは、カラオケに来るのは久しぶりだよね~とか、なに歌おうかな~とか話していた。

 

「あんたら緊張感無さ過ぎ!!」

 

にこ先輩は歌う曲を決めて予約する。程なくイントロが流れ始めた。

みんなは次々に歌う曲を予約し始めた。

結局、みーちゃんと真姫ちゃんも説得され歌う事になりました。

 

・・・みんな、なんで90点ラインいくんだろう。

正直、僕いらなくない?

 

「ねぇー。ゆうちゃんは何歌うの?」

「・・・僕はいいよ」

「え~。ことり聴きたい~」

「凛も聴きたいにゃー。」

「は、花陽も・・・」

 

・・・どうしよう?

逃げ場を無くすように、真姫ちゃんが

「悠里先輩の曲・・・聴きたいです。」

 

と言われ、みーちゃんにも・・・

 

「私も悠里君の歌、聴きたいです///。」

「・・・うぅ。分かったよ。」

 

最後に歌ったのって、ルーちゃんとティアちゃんで

行った時以来かな・・・

とりあえず曲、予約しよう。

 

「ゆうちゃん何歌うんだろう?」

「悠里君の歌、楽しみです。」

「ゆーくんが歌うの初めて見るかも♪」

 

・・・ハードル上げないで。

まぁ今日はこの曲歌いたい気分だし・・・

 

そして曲が始まる。

 

『そしてこの空~、赤く染~めて♪』

 

こんな感じで僕も歌う事になりました。

・・・引かれなきゃいいけど

 

「・・・ゆうちゃん凄い///」

「・・・素敵です///」

「・・・カッコイイ///」

 

なんか、ほのちゃん達が言ってた気がするんだけど。

曲が終わり点数を見てみると・・・

 

100点・・・

 

「・・・あれ?」

「す、すごいです。」

「悠里先輩、凄すぎ・・・」

「この中で1位だにゃー。」

「こいつらバケモノか!?」

 

・・・で

 

 

 

 

 

ゲームセンターに来ました。

 

「次はダンスよ!歌の時みたいに甘くはないわ!使用するのはこのマシーン!」

 

(よりによってこのマシーンか・・・)

 

「・・・僕もやらなきゃダメ?」

「悠里君?」

「どうかしたんですか?」

 

みーちゃんと花陽ちゃんが終わったらしいので

聞いてきた。

 

「実は・・・」

「水無月!!。あんたで最後よ!」

「あ、はい・・・」

 

結局やる羽目になるんだね・・・

 

「ゆうちゃん、どうしたんだろ?」

「・・・分かんない。」

 

ほのちゃんとことちゃんが心配するが

実は、このマシーン昔やった事あるんだ・・・

しかも・・・

 

「水無月なんなの?。その難しさは・・・」

「にこ先輩、知らないんですか?」

「見た事ないわ・・・」

 

・・・にこ先輩ですら見た事ないのか。

この『裏の難易度ランク』

()()()()()()()()()を。

 

「「「「「「・・・・えっ!?」」」」」」

 

僕は難なくフルコンボ出す・・・

実は、このマシーン中学1年の時、花怜ちゃんと

2人でやりまくった経験があるからだ。

 

「終わった・・・」

 

・・・まぁ結果はご想像にお任せします。

 

 

 

この後、チラシ配りで勝負したりなど

結局、勝負がつかなかったので今日は解散となった。

 

 

 

 

 

 

 

ーー翌日ーー

 

 

「で、どうするの?このままじゃいつまで経っても決まらわないわよ?」

「そ、そうだよね。で、でもやっぱりリーダーは上級生の方が・・・」

「仕方ないわね~」

 

・・・このままだと無限ループになりそう

すると、ほのちゃんが衝撃的な事を言った。

 

「いいんじゃないかな?なくても。」

「「「「「ええっ?」」」」」

「・・・。」

 

ほのちゃん、もしかして・・・

 

「家で、アイドルの動画とかみて、思ったの。なんかね、みんなで順番に歌えたら、素敵だなって思ったんだ!そんな曲、作れないかなって。無理かな?」

「・・・つまり、みんながセンターって事?」

「うん!!。ゆうちゃんそうだよ!!」

 

ほのちゃんらしいよ・・・

 

こうして屋上への階段を勢いよく駆け上って行く、ほのちゃんの

後ろをついて行きながら・・・

 

「やっぱりリーダーは・・・」

「不本意だけど」

「何事にも囚われないで、1番やりたいこと、1番面白そうなものに、怯まず真っ直ぐに突き進んでいく。それは、穂乃果にしかないものなのかもしれませんね!」

「そうだね・・・」

 

 

 

こうして新曲が完成した・・・

その曲名は

 

『これからのSomeday』

 

 

 

 

 

 

 

その後。部室で、ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃん

と喋っていたら・・・

 

「た、たすけて・・・」

「ど、どうしたの?」

「じゃなくて!。大変です!」

 

そこには真剣な表情をした花陽ちゃんだった。

 

 

 

・・・どうしたんだろ?

 




区切りがつかなかったので
結局、1話で纏めてしまいました。
次回からは、7話ですね・・・。
難しいですが自分なりに
頑張りますのでよろしくお願いします。

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