ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回は、にこ先輩の回です。
うまく表現できているか不安ですが
よろしくお願いします。

それではどうぞ。


第15話 アイドル研究部って何?

メンバーが6人になった次の日。

僕達は現在・・・

 

「それでは!新しくメンバーを加えた新生スクールアイドル。μ’sの練習を

始めたいと思います!」

「・・・それ。ここ最近言ってない?」

「だって嬉しいんだもん!」

 

このように、メンバーが増えた事が嬉しいのか

最近ほのちゃんはこんな感じだ。

ちなみにこの後の流れは・・・

 

「なので恒例の!。1」

「2!」

「3!」

「4!」

「5!」

「6!」

 

ってなるんだよね・・・

僕は言わないけど・・・

 

「もう!。ゆうちゃんも言ってよー」

「・・・僕も?」

「当たり前だよ!」

 

てっきり仲間外れかなと思ってた。

・・・ハブられるのは慣れてるからいいけどね。

 

「7・・・。」

 

僕が言うと、ほのちゃんは体をくねらせながら・・・

 

「くぅぅ!。7人だよ、7人!いつもより喜べるよ!!」

「ほのかちゃん。嬉しいのは分かるけど・・・」

「そうですよ!。でないと今朝みたいに・・・」

 

僕と、みーちゃんが言うのには理由がある。

実は朝練をしていたところ、黒髪のツインテールさんに

いきなり『解散しなさい!』って言われた。

 

「でもそれだけ人気になったって事だよね!」

 

凛ちゃんが言う。まぁそれもあるかもね・・・

 

「それより練習でしょ?どんどん時間なくなるわよ。」

「真姫ちゃん、やる気満々にゃー」

「べ、別に!私は、早くやって、早く帰りたいの!」

 

真姫ちゃんはそう言うが・・・

 

「またまた~、凛見たよ?真姫ちゃんが、お昼休みに1人でこっそり練習してたの」

「あ、あれはただ!この前のステップがかっこ悪いから変えようとしてたのよ!あまりにも酷すぎるから」

 

あ、みーちゃんが・・・

 

「そうですか、あのステップ、私が考えたのですが・・・」

 

半泣きになりながら真姫ちゃんに問いかけてた。

僕は真姫ちゃんに

 

「・・・真姫ちゃん?。あまりそんな事言っちゃダメだよ?」

「は、はい・・・」

「うみちゃん泣かないで。よしよし・・・」

 

みーちゃんの頭を撫で撫でしながら慰めてた。

すると、ほのちゃんとことちゃんが・・・

 

「「・・・むぅー。」」

 

頬を膨らませながら、こっちを見ていた。

どうしたんだろ・・・

 

「あ、雨だ・・・」

 

僕が呟くと外は雨がかなり降っていた・・・

 

「梅雨入りしたって言ってたもんね」

「それにしても降りすぎだよ、降水確率60%って言ってたのに~」

「・・・その確率だったら降ってもおかしくない?」

「でも、昨日も一昨日も、降水確率60%だったけど、雨降らなかったよ~?」

「あ、すこし雨、弱くなったかも。」

 

ことちゃんの呟きに、ほのちゃんは屋上のドアを開けながら・・・

 

「やっぱり確立だよ~、よかったー」

「このくらいなら練習できるよ~」

「ですが、床が濡れていて滑りやすいですし、それに、またいつ降り出すか・・・」

 

みーちゃんの説得も聞かず、ほのちゃんと凛ちゃんは「大丈夫、大丈夫!」と

言いながら、外に飛び出して行った。

 

「うー、テンション上がるにゃ~!」

 

え!?。凛ちゃん、アクロバットしてるよ・・・

そして凛ちゃんがポーズを決めた瞬間・・・

 

 

 

 

 

 

ーーザザーッ!!ーー

 

 

 

 

 

 

・・・また降ってきたよ。

とりあえず・・・

 

「・・・今日は帰ろうかな。」

「私も悠里先輩に賛成」

「わ、わたしも・・・」

「そうだね♪。明日にしようか。」

 

僕、真姫ちゃん、花陽ちゃん、ことちゃんが帰ろうとすると・・・

 

「えぇー!!。帰っちゃうのー!?」

「それじゃ凛達バカみたいじゃん!!」

「バカなんです!」

 

・・・練習場所どうしよう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーハンバーガー店ーー

 

 

 

 

「穂乃果ちゃんー。明日も雨だって」

「えー!。はぁ~」

 

残念そうにポテトを食べるほのちゃん。

・・・というか隣の人取ったよね?

 

「あれ?。無くなった・・・。海未ちゃん食べたでしょ!!」

「自分で食べた分も覚えてないんですか!?。って穂乃果こそ!」

「ほ、穂乃果は食べてないよ!」

 

・・・また取ったんだ。

 

「ほのかちゃん、うみちゃん、僕のあげるから食べて。」

「ありがとう!。ゆうちゃん!」

「ありがとうございます。悠里君」

「気にしないで。」

 

さて・・・。

 

「僕なんか大事な事忘れてる気が・・・」

「教室とか借りれないの?」

 

真姫ちゃんが疑問の声をあげる

すると、ほのちゃんが・・・

 

「うん、前に先生に頼んだんだけど、ちゃんとした部活じゃないと、許可できないって」

「・・・真姫ちゃん。」

「なんですか?」

「今、ここに僕を入れて人数何人?」

「・・・7人ですよねって、あ。」

 

するとみんなも気づいたのか・・・

 

「あ!忘れてた!部活申請すればいいんじゃん!」

「忘れてたんかーい!」

 

・・・なんか違う人の声が聞こえた。

すると真姫ちゃんが

 

「それより忘れてたって、どういう意味?」

「いや~。メンバー集まったら安心しちゃって」

「・・・ほのかちゃん」

「悠里先輩以外ダメかも・・・」

 

真姫ちゃんは、そう言いながらも嬉しそうだった。

するとほのちゃんは安心したのか

 

「よぉし!早速明日に部活申請しよう!そうしたら部室が貰えるよ~、はぁ、ホットしたらお腹空いてきちゃった~、さぁて・・・?」

 

ほのちゃんのハンバーガーを取ろうとした隣の人が、みんなに

目撃される。はい、確定だね・・・。

そして何事もなかったように去ろうとする。

 

「追いかけるよ!!」

「・・・ほのかちゃん待って」

「ゆうちゃん?」

「・・・僕が捕まえる。」

 

そう言い僕は、護身用として使ってるバトミントンラケットを

ケースから取り出す。

隣にいた、ことちゃんに・・・

 

「ことりちゃん、シャトル取ってくれない?」

「う、うん。ゆーくん何するの?」

「・・・こうするの。」

 

ことちゃんからシャトルを受け取り、僕はラケットを

逆手に持ち、逃げた人の足元に狙いを定め・・・

 

「・・・シュート」

 

ーースコンッ!!ーー

 

見事命中・・・

 

「す、すごいにゃ・・・」

「ゆーくんカッコイイ・・・///」

 

とりあえず行こうか・・・

 

 

 

 

・・・で捕まえたはいいが

 

「アンタ達、歌もダンスも全然なってない!プロ意識が足りないのよ!いい?アンタ達がやっていることはアイドルへの冒涜!恥よ!とっとと解散することね」

 

そう言い残し去ってしまった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、生徒会に部活申請書を出しに行ったところ

拒否されてしまった。理由を聞くと・・・

 

「アイドル研究部?」

「そう、すでにこの学校には『アイドル研究部』という、アイドルに関する部が存在します」

「まぁ、今は1人なんやけどね。」

 

じゃあなんで最初に言わなかったんだろう・・・

 

結果、アイドル研究部と話をつけてくれば?

と東條副会長に言われた・・・

 

 

 

ーーアイドル研究部部室前ーー

 

 

「・・・えっ!?」

 

僕達は今すごく驚いてる・・・

何故なら、昨日ハンバーガー店で遭遇した

人だったのだから・・・

 

「じゃあ、あなたが・・・、あなたが、アイドル研究部の部長!?」

 

ほのちゃんがそう言わずにはいられなかったのも無理はないと

思った・・・

 

 

「・・・で、何の用?」

 

あの後、部長さんに中に入れてもらった。

というか部室の中がアイドルグッズやら

DVDとかポスターとかたくさんあった。

・・・この人が解散しろって言う理由が分かったかも。

 

「・・・あのサインは?」

 

僕が気になったので棚の方を指さすと・・・

 

「あぁ~気ずいた?秋葉のカリスマメイド、ミナリンスキーさんのサインよ」

「・・・へぇ~。」

「ネットで買った物だから本人の姿は見たことないんだけどね。」

 

・・・ことちゃんが挙動不審になってるけど、どうしたんだろ?

すると、ほのちゃんが

 

「アイドル研究部さん」

「にこよ」

「にこ先輩!実は私達、スクールアイドルをやっておりまして・・・」

「知ってる、どうせ希に部にしたいなら話つけてこいとか言われたんでしょ?」

「ま、いずれこうなるんじゃないかって思ってたからね」

「なら・・・」

「お断りよ」

 

だと思った・・・

するとにこ先輩は

 

「あんた達、ちゃんとキャラ作りしてるの?」

 

・・・ほぇ?。キャラ?

 

「いい?例えば・・・」

 

すると先輩は後ろを向いた

そして・・・

 

「にっこにっこにー♪あなたのハートににこにこに~♪笑顔届ける矢澤にこにこ~♪にこに~って覚えてらぶにこっ♪♪」

 

 

・・・・・・・・・・・・・えっと。

 

「これは・・・」

「私無理」

「ちょっと寒くないかにゃ?」

「ふむふむ・・・」

 

反応は様々。花陽ちゃんなんかメモしてるし・・・

この後、にこ先輩に出て行ってと言われました。

帰ろうとした時、東條副会長が理由を教えてくれた。

 

「・・・うーん」

「ゆうちゃん、どうしたの?」

「どうすればいいのかなって・・・」

 

今考えてた事を、ほのちゃん達に伝えてみた。

すると、いい案を思いついたのか

ほのちゃんが・・・

 

「海未ちゃんと知り合った時の作戦を使えばいいんだ!」

「どうゆうこと?(本当は知っているけど・・・)」

 

まぁ後に話すが、みーちゃんと初めて友達になった時と

同じ作戦を使えばいいと、ほのちゃんは言った・・・

 

(まぁ、それなら上手くいきそうな気がする。)

 

 

 

 

 

 

 

ーー次の日『作戦当日』ーー

 

 

 

 

ーーガチャッーー

 

 

 

 

「「「「「「「お疲れ様でーす。」」」」」」」

 

急な展開に落ち着いてない、にこ先輩。

 

「お茶です。部長!」

「部長!?」

「今年の予算表になります、部長」

「部長ー、ここに置いてあったグッズ棚に移動しておきましたー」

「あ、こら!勝手に・・・」

 

とりあえず今の状況を理解したのか

 

「こんなことで押し切れると思ってるの?」

 

すると、ほのちゃんは・・・

 

「押し切る?私はただ相談しているだけです。音ノ木坂アイドル研究部、μ’sの8人で歌う、次の曲を!」

「・・・厳しいわよ」

「わかってます!アイドルへの道が厳しいことぐらい!」

「わかってない!あんたも、あんたも、あんた達も!いい?アイドルっていうのは、笑顔を見せる仕事じゃない、笑顔にさせる仕事なの!それをよーく自覚しなさい」

 

こうしてメンバーが7人になりました。

僕は入ってないけどね・・・。

 

「あんたもよ!。水無月!!」

「・・・えっ!?」

 

この後、にこ先輩の厳しい練習が始まった・・・

なんで僕まで・・・。




上手く表現できたかは
不安ですが、なんとかできました。
次回は、1期第6話の『センターは誰だ?』の回を
執筆しようと思ってます。
場合によっては、2話分に分けようかなと思ってます。
それではまた次回。

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