久しぶりの短編回になります。
尚、今回は本編とは全く関係ありません。
悠里達が高校3年生という点は変わってませんが……
あとサブタイでお気づきかもしれませんが某アレです。
気づいてくれると嬉しいです。
では暇つぶし短編第2弾をお楽しみください。
それではどうぞ。
水無月悠里です。
今日はちょっとした事をお話します。
「ねぇ、ことちゃん……」
「なあに~? ゆーくん?」
「いい加減、僕の頭の上でチーズケーキを食べるの止めてくれない?」
朝の登校中、
僕の頭の上でチーズケーキを食べてる女の子、
南ことりちゃんに言う。
「じゃあ今度からマフィンにする♪」
「そういう問題じゃないと思う……」
というかそんな事する以前に、
食べるのを止めてほしい……
「だって朝ご飯、食べてなかったんだもん!」
頬を膨らませながら理由を言うことちゃん。
それ……昨日も言ってたよね?
「うるさいちゅん!!、うるさいちゅん!!、うるさいちゅん!!」
頭の上で両手をじたばたさせながら、
ちゅんちゅんと駄々をこねる……
ーー教室ーー
学校に着き教室に入る。
「悠里君、おはようございます」
「みーちゃん、おはよ」
幼馴染みで同じクラスの園田海未ちゃんに挨拶をする。
「ことり……いい加減に悠里君の頭から降りたらどうなんですか?」
「嫌だよ♪ ことりの特等席だもん♡、ちゅんちゅん(・8・)」
ことちゃんはまたチーズケーキを食べ始めた。
それ食べるのいったい何個目なの?
「おっはよー」
「ほのちゃん、おはよ……」
そしてもう1人の幼馴染み、高坂穂乃果ちゃんが教室に入って来た。
「穂乃果……また寝坊ですか?」
「朝から酷いよ海未ちゃん!?」
「ほぅ……では何か弁明でもあるんですか?」
ほのちゃんが寝坊するのは、
みーちゃん曰くよくある事だそうだ……
あぁ……ことちゃん、まだチーズケーキ食べてるよぉ……
「今日はゆうちゃんにモーニングコールをしてもらったんだもん!」
それ……ドヤ顔をしながら言う事かな?
「ダメだよ? 穂乃果ちゃん、ゆーくんに迷惑かけちゃメッ!だよ」
「ことりちゃんが言っても説得力ないと思うのは穂乃果だけ?」
「奇遇ですね、私もそう思います」
すると先生が教室に入って来た。
「お前ら席につけー朝の
先生……そう思うならどかしてあげてくださいよ。
「ちゅんちゅん!!、先生どうしてダメなんですか!!!」
「園田、南を席に座らせろ」
「分かりました」
「ちゅん!? 海未ちゃん裏切るの!?」
ことちゃんの言う事を無視しながら、
みーちゃんは、ことちゃんを片手でつまみ出し席に座らせる。
何とも珍妙な光景だ……
「ちゅーん……」
しかも僕に助けを求めるかのように瞳をウルウルさせている。
「こら!、そうやって悠里君に助けを求めてはいけません!!」
「ふえ~ん……ゆーくん~」
そして朝の
ことちゃんはチーズケーキをやけ食いしていた。
さて……今日はどんな1日になるんだろう?
読んでいただきありがとうございます。
1度でいいから書いてみたかったんだよね←反省してない
気が向いたらまたやろうかなと思います。
本日は短編を読んでいただきありがとうございました。
次回も頑張りますのでよろしくお願いします。