今回は悠里の視点になります。
前回が穂乃果ちゃん視点だったので……(苦笑い)
少し短いかもしれませんが、
読んでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ。
ほのちゃんとゲームをした僕は、
外に出る事にした。
それにしても……
(ほのちゃん、やけに甘えてたような気が……)
甘えてたというよりも、
独占欲が強くなってたような……そんな感じだった。
ほのちゃんが楽しんでくれてたら僕はそれでいいんだけどね?
(…涼香も楽しんでるみたいだし)
ちなみに涼香は凛ちゃんと花陽ちゃん、真姫ちゃんに遊んでもらってる。
僕を見つけると無邪気に笑いながら手を振ってきたので僕も軽く手を振る……
特にする事もなかったのでその辺に座る。
(お日様ポカポカだなぁ……)
なんか昼寝をしたくなるよ。
こんなに天気と気温が良いと余計にさ……
そういえば……
(みーちゃんとことちゃん……どこに行ったんだろ?)
別荘に着いた時はいたんだけど、
その後は見てない。
ほのちゃんと2人でゲームをしてた時もいなかったし……
もしかして部屋にいるのかな?
そんな事を思っていると……
「あ、あの…悠里君///」
後ろから声をかけられたので振り返ると、
みーちゃんがいた。
「あ、隣…座る?」
「は、はい///」
そう言うと彼女はパアッとした笑顔で僕の隣に座った。
今の表情を見たのも何年振りなんだろうね……
2人で海(みーちゃんじゃないよ!?)を眺めていると……
「……悠里君」
「どうしたの?、みーちゃ……」
みーちゃんに呼ばれたので、
どうしたのかなと思い返事をすると目にハイライトがない表情で僕を見ていた。
そして低い声で……
「さっき穂乃果と……ナニヲシテイタンデスカ?」
「何って……」
「ワタシにイエナイコトでもアルンデスカ?……ネェ…オシエテクダサイヨ……」
僕の左腕に腕を絡ませながら聞いてきた。
色々と当たってる点についてはこの際無視して質問に答えてあげないと……
「ほのちゃんとはテレビゲームをして遊んでたんだよ?」
うん。別に嘘は言ってない。
「そうですか♪、すみません疑ったりして♪」
「別に気にしてないけど……」
さっきの表情からコロリ。
いつもの優しい表情に戻った……
何だったんだろう?
「あ♪、ゆーくん~♪」
反対側から聞き覚えのある声がしたので振り向く。
ことちゃんがこっちにやって来た。
「チッ……」
僕の隣で、
みーちゃんが舌打ちをしたような気がするが気のせいだと思う。
あと心なしか僕の左腕に絡めてる腕に力がこもってるような……?
「ねぇ~ゆーくん、隣に座ってもいいかなぁ?」
「うん、いいよ」
別に断る理由もないからね……
ことちゃんは僕の右側に座った。
「ゆーくん……さっき穂乃果ちゃんとナニシテタノ?」
あれ?
その質問、みーちゃんにもされた気が……
ことちゃんを見ると、みーちゃんと同じ表情をしていた。
目にハイライトがない……
「みーちゃんにも言ったけど、ほのちゃんとはテレビゲームで遊んでたんだよ?」
「ホント?、コトリにウソトカツイテナイヨネ……?」
「ことちゃんに嘘を吐くわけないでしょ……」
「えへへ~♡」
最近ことちゃんが疑り深いような気がするなぁ……
しかもいつの間にか僕の右腕を絡めてるし。
「………………」
あの…みーちゃん?
無言になりながら僕の左腕を抓ってない……?
(2人共……どうしたんだろ?)
別に喧嘩してる雰囲気ではなさそうだし。
みーちゃん、ことちゃんは何故か互いに笑いながら睨みあっていた……
「「フフフフフフフフフ………♪」」
本当に……どうしたんだろ?
読んでいただきありがとうございます。
最近、この作品のR-18小説を連載しましたので
まだちょっとしかできてませんが良ければ興味のある方はご覧になってください。
次回は誰の視点でイチャイチャさせようかな?(黒い笑み)
今後もよろしくお願いします。