ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
最近、天気が安定したり不安定だったりと
不安な作者です。
今回は穂乃果ちゃん視点になります。
少し短いかもしれません……(土下座)

それではどうぞ。



第127話 新入生に校舎案内

「…ねぇ何で僕もやらなきゃダメなの?」

「だって穂乃果だけじゃできないんだもん!」

 

あ、穂乃果だよー。

新入生の入学式が終わった後、

私とゆうちゃんは新入生に校舎案内をする為に

1年生の教室に向かってるの。

 

「それで僕達はどのクラスの子達を担当するの?」

「えっと……雪穂と亜里沙ちゃんのクラスだよ」

「知り合いの子がいるだけマシか……はぁ……」

 

ゆうちゃんが溜息を吐く理由は、

入学式での挨拶で穂乃果がまた失敗しちゃって

一緒に読んでくれたからなんだ……

それで新入生の子達のゆうちゃんへの反応が気になって仕方がないからだと思う。

あの後、海未ちゃんに怒られちゃったけどね?

 

「みーちゃん、ことちゃんは他の1年生の担当かぁ……」

 

海未ちゃんとことりちゃんは、

今も1年生に校舎を案内中だから私達とは別行動なんだ。

そうこうしてる内に1年生の教室に着いた。

廊下では既に新入生達が並んでいた。

…うわぁ、緊張してきちゃったよぅ……

 

「あ、えーと……」

 

こ、この後ってなんて言えばいいのかな?

雪穂と亜里沙ちゃんが心配そうに見てるし……

 

「新入生の皆さんこんにちは。僕は生徒会の手伝いをしてる3年の水無月悠里です」

 

ゆうちゃんが新入生に自己紹介を始める。

そうだよ!、穂乃果も自己紹介をしなきゃ!

 

「えっと……知ってる方もいると思うけど生徒会長の高坂穂乃果です。今日は皆さんに音ノ木坂の校舎を案内したいと思います。じゃあ最初に……ゆうちゃん何処を案内すればいいかな?」

「…僕に振るの?、じゃあ1年生のみんなはついてきてー」

 

とりあえず穂乃果もゆうちゃんに任せきりにしないで

私も頑張らなきゃ。ファイトだよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は2階付近を案内する事に。

 

「ここが2年生がいる教室で、少し先に行くと音楽室です。」

 

ゆうちゃん、あれだけ嫌そうだったのに

1年生に分かりやすく説明してる……

 

「お姉ちゃん、ゆうり兄に任せきりでいいの?」

 

私の近くにいた雪穂が小声で話しかけてきた。

 

「えっと……自分でも分かってるんだけど説明するタイミングが……」

「生徒会長なんだからしっかりしなよ……もぅ……」

 

うぅ……それは分かってるよ……

 

「ちなみに音楽室には特定の時間になると綺麗なピアノの音色が聴こえる時があるので興味がある子は寄ってみてね」

 

ゆうちゃん?

それってもしかして真姫ちゃんの事だよね……

特定の時間っていうと昼休みとか放課後かな?

むぅー……なんか面白くない……

 

「ほのちゃんー、次に案内する場所どこー?」

「あっ、ちょっと待っててー」

 

いけない、いけない!

次に1年生を案内してあげる場所は……

あれ?、これ何て読むんだろ?

海未ちゃんのバカー!、あんまり難しい漢字を書かないでって言ったのにー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後も図書室や理科室等を案内し終えたので

最後に学食や購買部がある場所を案内する事になった。

 

「最後に、ここが学食や購買部がある食堂になります。時間も昼休み近くになるし校舎案内を終わりにしたいと思います。」

「「「ありがとうございました」」」

 

1年生が各自解散した後、

残ったのは穂乃果とゆうちゃんだけだった。

 

「つ、疲れた~」

「それは僕もだよ……ほのちゃんがフォローしてくれなかったら無理だったよ」

「でも穂乃果、殆ど何もしてないよ……?」

「そんな事ないよ、もう終わったんだしあんまり気にしないで?」

「うぅー……///」

 

頭を撫でながら、

そんな事を言うなんて

ゆうちゃんはズルイよ……

 

「さて。みーちゃん達が来たらお昼ご飯でも食べよっか?」

「うん!」

 

あっ!

海未ちゃん達はまだ来てないって事は、

ゆうちゃんと2人きりって事だよね?

この際だから思いきって甘えちゃおー♪

穂乃果の役得だもんって言えば海未ちゃん、ことりちゃんも何も言えないし♪

 

「ゆうちゃん、ゆうちゃん。先に2人で座る席を確保しとこ?」

「はいはい……」

 

ゆうちゃんに何お願いしちゃおうかな~?

また頭撫でてもらおうかな?

それとも膝枕にしよっかな~?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(えへ……えへへ……やっぱりさり気なく肩に寄り添っちゃおう♪)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆうちゃんにバレないように実行しようと決めた私だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます。
話は変わりますが明日は真姫ちゃんの誕生日ですね……
次回もよろしくお願いします。

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