ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回で『ラストライブ』の回は最後になります。
ちょっとだけオリジナルが入ってます。
割と重要だったりします。
上手く纏められたか不安なところもありますが
最後まで読んでいただければ嬉しいです。

それではどうぞ。


第123話 最後のライブ

朝……外を見ると快晴だった。

今日は本大会当日。

 

「ほのちゃん達は……ってまだ寝てる」

 

早起きした僕が言うのもなんだけど、

みんな熟睡中である。

…さてどうやって起こそうかな?

普通に部室のカーテンを開けて起こすのも面白くないし……

 

(あ、そうだ♪)

 

みんなが確実に起きる方法を思いついた為、

僕は昨夜、夕飯を作る時に使った中華鍋とお玉を隣の部屋から

持って来た。

そして、その2つを使い……

 

 

 

 

ーーカンカンカンカン!!!ーー

 

 

 

 

 

「みんな起きてー。朝だよー♪」

 

そう言いながら中華鍋とお玉を使い盛大な騒音を鳴らす。

これを聴いたみんなは当然……

 

「「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」」

 

わー凄い……

みんな同時に起きたよ。

うんうん、この2つの調理器具を使った起こし方に勝るものなしだね。

そう感心していると……

 

「ちょっと悠里!!、アンタまともな起こし方とかないわけ!?」

 

にこさんに文句を言われた。

 

「普通の起こし方だと、みんな二度寝しそうで……つい♪」

「つい♪、じゃないわよ!!」

「…さて部長が目覚めたところで他のみんなも準備とかしてねー」

「「「「「「「「はーい」」」」」」」」

「聞きなさいよ!!」

 

他のみんなも、にこさんの扱いに慣れてきたなぁと思った朝だった。

余談だけど僕の様子がおかしかったのか、ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃんに何か変な物でも食べた?って心配そうに聞いてきた。

……いつも通りなんだけどなぁ?

 

 

 

 

 

 

 

ーー本大会・会場ーー

 

 

 

 

 

本大会が行われる会場に着いた僕達。

それにしても……

 

「これが会場……」

 

余りの大きさに驚く真姫ちゃん。

正直に言うと内心、僕も驚いてる……

 

「流石、本戦はスケールが違うわね」

「こんなところで歌えるなんて……」

 

絵里さん、凛ちゃん、他のみんなも驚いていた。

正直、夢でも見てるんじゃないか……そんな表情をしていた。

 

「ステージの近くにでも行ってみる?」

 

僕が何気なく提案してみたところ……

 

「うん!、ゆうちゃん早く行こっ!」

 

ほのちゃんに手を引っ張られた。

 

「そんな慌てなくてもステージは逃げないってば!、てか引っ張らないでー!?」

「みんなも早く早くー♪」

 

あぁ……みーちゃん達の姿が小さく見えるよ……

ほのちゃん、それだけ楽しみなんだなぁ……

そう思った僕だった。

 

 

 

 

 

 

 

ステージの近くに着くと、

照明がたくさん設置されており光ったり消えたりしていた。

調整か何かやってるのかな?

 

「凄い照明ですね…」

「眩しいくらいだね~」

 

みーちゃん、ことちゃんの意見には同感だ。

本番までの調整中とはいえ、ライトアップを見てる気分だ。

みんなの前では言わないけどね……?

 

「たくさんのチームが出場するわけやから設備とかも豪華やね~」

「本戦だから、これだけ豪華にすれば出場するチームとかもやる気が俄然おきますから……って、花陽ちゃんは?」

 

希さんと話してると花陽ちゃんの姿が見当たらなかった。

もしかして迷子になっちゃったのかな?

 

「あれぇ?、みんなは!?」

 

すると遠くの方から花陽ちゃんの声が聞こえた。

 

「かよちーん!、こっちにゃー!」

「迷子にならないでよ~!」

 

凛ちゃんが花陽ちゃんに声をかけ、

絵里さんが迷子にならないように注意した。

何気に広いからね、この会場……

 

「ここで歌うんだ…ここで歌えるんだ!私達!」

「そうね」

 

ほのちゃんの言葉に同意する絵里さん。

 

「みんな、あのスクリーンに凄いのが流れてるよ?」

 

僕が指をさしながら言うと、

みんなはスクリーンの方を見る。

そこに流れていたのは……

 

「「「「「「「「「わぁ~!」」」」」」」」」

 

『Love Live!』という文字が浮き上がり、そこから『ラブライブ!』という文字に切り変わり、更にラブライブ!の文字の下から小さく『School idol project』という文字が浮かび上がるという非常に凝った映像だった……

それを見た、みんなは感激していた。

ちょうどそんな時だった……

 

「ちょっと失礼」

 

声をかけてきたのは年配のお婆さんだった。

突然の事だったので、ほのちゃん達も驚いていた。

すると、お婆さんは僕を見て……

 

「坊や、ワシを覚えているかね?」

「えっ?、ゆうちゃんの知ってる人?」

「知ってるよ、()()お久しぶりですね?」

「「「「「「「「「えええぇぇぇ!!?」」」」」」」」」

 

僕が発した言葉に、

μ'sのみんなは驚いていた……

 

「ほっほ。会うのは12年振りじゃのう悠里?」

「…そうですね、というかよく僕だって分かりましたね?」

「忘れる訳がないじゃろう?、『スクールアイドル』という存在を作ってくれた、お前をの……」

「いや、僕は何もしてないですよ……」

「謙遜するでない。()()()2()()が築いてくれたから、こうして大規模な大会ができたんじゃ。」

 

全く……僕は本当に何もしてないっていうのに、

この人は相変わらずだ……

 

「時に悠里、後ろの子達が噂のμ'sじゃろ?」

「ほのちゃん達の事、知ってるんですか?」

「音ノ木坂学院にはワシも思い出深い場所でな?、そこのスクールアイドルの子達を資料で見たら何と、あの子達の娘だと一発で分かってのう」

 

そう言いながら会長は、

μ'sのみんなを懐かしむような目で見る。

ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃんの3人を特に見ながら……

 

「話は変わるが悠里、お前を探してる子達と会ったぞ?」

「…誰だかは検討がつきますが、何処にいました?」

「はて……入口付近だった気がするのう」

「ありがとうございます。後で迎えに行きます」

「ほっほ♪、ワシは今から仕事があるのでな。μ'sのみんなも楽しんでライブをするのじゃぞ?」

「「「「「「「「「は、はい。ありがとうございます」」」」」」」」」

「では、またのぅ悠里。12年振りに会えて嬉しかったぞ」

 

それだけを言い残すと会長は行ってしまった。

…やれやれ、まさかこんなところで会うとは思ってなかったよ。

 

「あ、あの悠里さん。あのお婆さんは……」

「凄い貫禄がありましたけど、どんな方なんですか?」

 

花陽ちゃん、みーちゃんが会長の事が気になったのか

僕に聞いてきた。他のみんなも同じだった。

 

「あの人は、ラブライブの大会を創設した人。終身名誉会長で詳しくは省くけど昔、僕がアイドルをしていた時に色々とお世話になった人。ここの運営とかの最高責任者でもあるから普段は見かけない事が多いけどね?」

「ハ、ハラショー……そんな凄い人だったなんて……」

「…僕もまさか会うとは思ってませんでしたけど」

 

すると、ことちゃんが……

 

「でもどうして私達がお母さんの娘だって分かったの?」

「その辺は南先生に聞くしかないんじゃない?」

 

正直に言うと、

μ'sのみんなを知っていたというのは驚いていた。

多分、何か縁みたいのがあったんだと思う。

機会があったら今度、南先生に聞いてみようかな?

 

「じゃあ僕はちょっと迎えに行ってくるから、ほのちゃん達は控え室に行ってて?」

「うん!、ゆうちゃんも穂乃果達のライブは観てよ?」

「分かった分かった。なるべく近くで観るから」

 

ライブが始まる前に戻らないと、

ほのちゃんが拗ねそうだし……

そう思った僕は一旦その場から別れる事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会長が言っていた入口付近に着くと

そこには……

 

『あ!、ゆうり君ー♪』

「ゆうくん~、こっちだよ~」

「2人共あんまり大声出さないの」

「そうですよ、周りに迷惑をかけてしまいますよ?」

 

花怜ちゃん、ルーちゃん、ティアちゃん、未柚ちゃんがいた。

 

「4人共、どうしたの?」

『穂乃果ちゃん達のライブを観に来たんだけど場所が何処だか分からなくって』

「それでさっき、近くにいたお婆さんに聞いたの~」

「ルナが直球で聞いたんだけどね……」

 

なるほど。

花怜ちゃん曰く、ほのちゃん達のライブを観に来たのはいいが場所が分からず困っていたところ、ルーちゃんが近くにいたお婆さん(会長)に聞いたとの事……

ティアちゃんは直球で聞いたって言ってたけど、ルーちゃんは何て聞いたのさ?

 

「悠里お兄様、知らぬが仏です」

「未柚ちゃんがそう言うなら、ルーちゃんはとんでもない聞き方をしたんだね」

「え~?、ゆうくんを知りませんか~って聞いただけだよ~?」

 

確かに直球だ。

というか直球過ぎて苦笑いしかできない……

会長もよくルーちゃんの言葉が分かったなぁ……

 

「…ライブの開始時間まで、まだあるけどどうする?」

『お腹空いた!!』

「「「おい!」」」

 

花怜ちゃんの一言に、

僕とティアちゃん、未柚ちゃんの3人で突っ込んでしまった。

 

「ゆうくん~、わたしも何か食べたい~」

 

便乗するかのように、

ルーちゃんが言った。

あれ?、これって僕が奢る流れ?

 

「花怜お姉様、瑠菜お姉様。食べ過ぎると太りますよ?」

「そうよ、食べ過ぎはよくないわ」

『大丈夫、大丈夫♪、ねぇ~瑠菜ちゃん?』

「ね~♪」

「「はぁ……」」

 

ティアちゃんと未柚ちゃんが溜息を吐く。

あっそうだ……♪

 

「そっかー、2人共、みーちゃんが作るダイエットプランをやりたいと……」

「『やっぱ食べるの止める!!』」

 

2人共、息がピッタリだね……

まぁ花怜ちゃんは、みーちゃんが作ったダイエットプランは知ってるみたいだし。

こんな感じでライブ開始の夜まで5人で会場を周る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー夜、ライブ開始前30分前ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライブ開始30分前になったので、

僕達5人は、ほのちゃん達がいる控え室に向かう事にした。

関係者以外立ち入り禁止だけど僕は例外で入れるので

特権を利用して花怜ちゃん達4人も入れるようにした。

…まぁ花怜ちゃんだけは思念体だから許可とかも関係ないけどね?

それに多分、そろそろμ'sの出番が近いと思うし。

 

「あっ!、ゆうちゃん。花怜ちゃんに瑠菜ちゃん、ティアちゃん、未柚ちゃんも!」

 

そう思っていた矢先、

ほのちゃん達が控え室から出てきた。

時間的にもちょうどよかったのかな?

 

『わぁ~♪、みんな可愛い~♪』

「似合ってるよ~♪」

「素敵ね。」

「皆さん、とてもお似合いですよ」

 

花怜ちゃん、ルーちゃん、ティアちゃん、未柚ちゃんが

μ'sの衣装を見て言った。

 

「「「じー……」」」

「な、なに……?」

 

ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃんが僕の顔を見てきた。

ちょっと3人共、あんまり詰め寄らないでよ。

顔が近いってば……

 

「えっ……と、凄く可愛いし似合ってるよ?」

 

なんで疑問形で答えてるんだろうか僕は……

詰め寄られた状態だからかな?

それ以前に、この答えでいいのかな……?

 

「「「ありがとう!///」」」

 

どうやら今の答えで合ってたらしい。

いつ振りだったかな……3人がこんな感じで

本当に楽しく笑ってるのを見たのは……

 

「それじゃ僕達はステージの近くで観てるから……頑張ってね」

『みんな頑張ってね!』

「わたし達も近くで応援してるから~」

「頑張りなさい、きっとできるわ」

「未柚も応援してますので頑張ってください」

 

ほのちゃん達に応援の言葉を残した僕達5人は、

ステージの近くに移動する事にした……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてμ'sの出番が来た。

この日の為に練習した曲……

その曲名は『KiRa-KiRa Sensation!』

 

(ここまで来るの長かった気がする……)

 

最初は、ほのちゃん達2年生の3人だけだった。

そして色々あって今ではメンバーも9人になって……

一度は辞退した事もあったけど、

それでもみんなで力を合わせながら頑張ってきた……

今日のこの日まで……

 

「ありがとうございました!」

 

ほのちゃんが観客にお礼の言葉を行った後、

μ'sのみんなは横一列に並び……

 

「東條希!」

「西木野真姫!」

「園田海未!」

「星空凛!」

「矢澤にこ!」

「小泉花陽!」

「絢瀬絵里!」

「南ことり!」

「高坂穂乃果!、音ノ木坂学院スクールアイドル…μ's」

 

ほのちゃんの合図で手を繋いで礼をしてそして手をあげ……

 

「「「「「「「「「ありがとうございました!!」」」」」」」」」

 

ほのちゃん達のライブ、これで終わりなんて少し寂しいなぁと

思ったそんな時だった……

 

「私達がここまで頑張れたのは、ある人のおかげです!!」

 

ほのちゃんがいきなりそんな事を言い出した。

突然の事なので僕達は驚いた……

 

『穂乃果ちゃん一体どうしたんだろ?』

「悠里お兄様、サプライズか何かですか?」

「僕も分かんない……」

「なるほどね。ホノカが今から何をするのか私、読めてきたわ」

「ティアちゃん、それってどういう……」

 

どういう事なの?と聞こうとした時、

ルーちゃんが……

 

「あれ~?、ことりちゃんと海未ちゃんがこっちに来るよ~?」

 

ルーちゃんの言葉に耳を疑った僕はステージを見る。

すると、みーちゃんとことちゃんが僕達5人がいる方に来た。

正確には僕の方に来た。

そして……

 

「ゆーくん、早く来て♪」

「ちょっと……どういう事?」

「いいから早く一緒に来てください、ちなみに悠里君に拒否権はありません♪」

「えっ……えっ……?」

 

ことちゃん、みーちゃんに、

手を繋がれるまま僕はステージに上がる事になってしまった。

状況整理が出来ず呆然とする僕。

 

「私が迷った時、彼はいつも励ましてくれました!!」

 

ことちゃん、いきなり何を言って……

 

「辛くて悩んだ時も助けてくれました!!」

 

みーちゃんまで……

 

「そして何より、私達の事を第一に考えてくれました!!」

 

ほのちゃんが言った。

3人が言った意味を考える……

それはスクールアイドルを始めたばかりの頃……

そして今まで事だった……

けど僕は、これといった事は何もしてない……

ただ3人が笑ってくれればいいと思ったから。

そして僕の考えてる事が分かったのか遮るように……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「私達μ'sが頑張れたのは、水無月悠里君がいてくれたからです!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言い切った……

同時に大きな歓声と盛大な拍手が沸き起こった。

後ろからも拍手がなっているのが聴こえた……

誰だろうと思い振り返ると、

凛ちゃん、花陽ちゃん、真姫ちゃん、絵里さん、希さん、にこさんだった……

 

「はい、ゆうちゃん♪」

 

ほのちゃんが僕にマイクを渡してきた。

 

「ゆうちゃんも何か言ってあげてよ」

「…僕、何て言えばいいの?」

「そこはまぁ……ファイトだよ!」

 

何て言う無茶振りを……

ライブでもあるが特別ゲストが来た際に

観客に何か言う状態である。

でも何か言わなくちゃいけないんだよね……

何を言えばいいのかな?

こういう事はスクールアイドル界の後世に残る事だし……

 

(そうだ……)

 

()()()を伝えよう。

そう決めた僕は一度深呼吸をしながら観客に思った事を話す……

 

「皆さん。初めまして水無月悠里です……」

 

ステージの最前列にいる花怜ちゃん達に目を向けると、

頑張ってという声が聞こえた。

それを聞いて落ち着いた僕は観客全体に向け話し始めた……

 

「信じられないかもしれませんが僕は1()2()()()にアイドルをしていました。」

 

この事を聞いた人の反応は様々だった。

初めて聞いた人もいれば僕の事を知ってる人もいた……

正直に言うと意外だった……

普通は知らない人が多い筈なのに……

周りを見渡すと見知った人達を何人か発見した。

亜里沙ちゃんと雪穂ちゃん、ほのちゃんママにほのちゃんパパ、南先生に真姫ちゃんママ、A-RISE、音ノ木坂の生徒のみんな、更に言うなら意外にも月ノ丘高の生徒も来ていた……

あぁこれは聞かれちゃったなと思いながらも話を続ける事に集中する。

 

「僕は当時、ある()()()と一緒にアイドル活動をしていました。その子は当時、家の家系に縛られて自分のやりたい事ができませんでした。けど条件付きでアイドル活動をする事を許されました。その条件が……僕です」

 

会場が静かになる……

そりゃそうなるよね、そう思った僕は……

 

「それにしても日常生活とアイドル活動の両立は大変だと実感しました。

けど、その子は難なくと両立していきました。それに引き換え僕は子供だったせいもあって器用な事はできませんでした。不思議ですよね?、同じ同年代の子なのに両立とかが出来るんですよ?、ここで僕は原動力……というか目標を失いました」

 

原動力という単語を聞いた途端、

みーちゃんとことちゃんが反応した。

2人には前に話したからね……

 

「けど彼女も完璧じゃなかった。周りが期待するせいで弱音を吐く事ができなかったんです……、そんな姿を見て僕は目標を見つけました。」

 

そう……

完璧と言われ続けられた彼女は、

徐々に壊れていった。外面ではなく内側から……

周囲が期待するせいで弱音を見せないと決めてた彼女は、

表面上は笑顔でも心の奥底は泣いていたから…

 

「その僕の原動力が()()()()()()です。理由は、その子の負担が僕の歌で和らげばいいと思ったからです。」

 

本当に些細な理由だった。

それがあったから僕は頑張れたのだから……

 

「だから皆さん……」

 

もう1度、観客席を見渡した僕は

深呼吸をしたあと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どんな些細な理由でも、それを信じ続ければ輝けると僕は思ってます!。僕が言いたい事は以上です。」

 

 

何様だよと思ってると盛大な拍手が沸き起こった。

流石にこの空気は耐えられなかったので……

 

「話は変わりますが、μ'sの歌をもう1度聴きたい人はアンコールをお願いします!」

「ちょっ!?、ゆうちゃん!?」

 

ほのちゃんが何か言ってるけど気にしない気にしない♪

そう言ってる間に観客席からアンコールが……

 

「ほら、こんなに言われたら応えなきゃダメでしょ?」

「えへへ……そうだよね!!」

 

そしてμ'sが観客のアンコールに応えた曲は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『僕らは今のなかで』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(本当に良かったね……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕もμ'sに何か貢献できたかなと

思えた大切な日になった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます。
今回で、2期第12話は終了です。
つ、疲れた……(HP1)
次回は海未ちゃんの誕生日回になります。
気合い入れて執筆しますので、よろしくお願いします。

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