ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

143 / 187
ゆるポメラです。
今回から、2期第12話『ラストライブ』の回になります。
早くも3月ですね……
サンシャイン2期放送決定やったー♪。
そんな事を考えながら執筆しました。
それまでには何とか各小説を完結させないと……

それではどうぞ。


第121話 最後の練習日

本大会まで残すところ、あと1日。

ライブで歌う順番の抽選会でμ'sは一番最後に歌う事になった。

ちなみに抽選のくじを引いたのは、にこさんだ。

卒業するまではアイドル研究部部長という事でくじを引いてもらう事になった。

それで部室でなんやかんやあって現在、屋上で練習する事に……

 

「…今日は僕がリズムを取る役を担当するよ」

「「「「「「「「「えっ!?」」」」」」」」」

 

僕がそう言ったら驚かれた。

何故……?

 

「なんで、みんなして驚くの……僕、なんか変な事言った?」

「えっ…だって……、ゆうちゃんが自分からやるなんて初めてだったから……」

 

ほのちゃんが言う。

他のみんなも頷いていた……

確かに今まで、自発的にやるなんて言わなかった気がする。

()()()()なら今まであったけどね……

 

「あっ、もしかして嫌だった……?」

 

曲とかは一応、みーちゃんに見せてもらってるし、

音のテンポ等は真姫ちゃんから聴かせてもらってるから問題ない。

振り付け等は最近のみんなを見ているのでこっちの方も大丈夫。

…ただ、みんな意見が気になっただけ。1人でも嫌だと言う人がいれば僕は別な役割をすればいいだけだし。

 

「あの、お願いします!、花陽は悠里さんにやってもらいたいです」

 

そう思っていた矢先、花陽ちゃんにお願いされた……

よく見たら他のみんなも同じ目をしていた。

最初に自分で言った事だし応えなきゃダメだよね……?

 

「…ん、じゃ曲を流しながらやろっか。悪いところは指摘したりするから」

「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」

「…さて僕も頑張ルビィするか」

「ゆーくん、今何か言わなかった?」

「…さーて僕も頑張るよー」

 

ことちゃんに聞かれるところだったよ……

危ない、危ない……

と、まぁこんな感じで練習する事になった。

 

「1、2、3、4、1、2、3、4……」

 

いつも通りに手拍子でリズムを取りながら

みんなの動きを確認する……

 

「ほのちゃん、もうちょっとテンポよく!!」

「はい!」

「みーちゃん動きが若干早い!!、ちょうど凛ちゃんみたいに合わせて!!」

「はい!」

「ことちゃん肩に力が入ってる、慌てるのはよくないよ!!」

「うん!」

「そろそろ最後の決めポーズに入るよ!、全員最後まで気を抜かない!!」

「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」

 

そして最後のポーズを決める。

僕は音楽プレイヤーにセットしてあるスイッチを切る。

 

「お疲れ様、綺麗に出来てたよ。」

「つ、疲れたにゃー……」

 

凛ちゃんだけじゃなく周りを見ると

他のみんなも息切れをしていた……

絵里さん達3年生に至っては座り込んでしまってる。

 

「…それじゃ各自休憩。水分補給はこまめにとってね?」

「「「「「「「「「は、は~い……」」」」」」」」」

 

僕が言うのもなんだけど大丈夫かな?

こうして各自休憩に入る事になりました。

 

(昼寝したいなぁ……)

 

休憩中に思った事である。

こんなに気温が暖かいと昼寝とかしたいなぁって思う……

 

「ゆうちゃん、どうしたの?」

 

僕の隣に座っていた

ほのちゃんが不思議そうな表情で聞いてきた。

 

「こう気温が暖かいと昼寝したいと思って……」

「そうだね、穂乃果も同じ事思ってたよ」

「そういえば桜の開花が近いってお母さんが言ってたよ?」

 

ことちゃんが言う。

という事はそろそろ春が近いんだなぁ……

本当に時の流れというものは早い……

 

「悠里君どうかしたんですか?」

「…ん?、そろそろ僕の好きな季節の春が来るんだぁって思って」

「春が好きなんですか?」

「春夏秋冬の4つの季節の中では一番好きだよ」

「ゆーくんはどうして春が好きなの?」

「あ、穂乃果も聞きたい」

「私も聞きたいです」

 

ことちゃんが僕にそう聞くと、

ほのちゃん、みーちゃんも聞きたいと詰め寄って来た。

…てか3人共、顔が近いってば。

 

「…時間の流れが早く感じるのが好きだからかな、馬鹿らしい理由かもしれないけど」

「「「えっ?」」」

 

僕がそう言うと3人は不思議そうな表情をしていた。

まぁいきなり『時間の流れを早く感じるのが好き』と言えばそうだよね……

春が好きな主な理由とかだと桜が好きとかが多いけど……

 

「…"出会いと別れの季節"ってよく聞くけど、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()僕はそれでいいんだ。自分にとっての楽しい思い出は、あっという間に過ぎちゃうし気づけば春になってる、桜の花びらを見て毎回思うよ……()()()()()()()()()()()()()()()()()()いくんだなぁって……」

 

なんでこんな事、ほのちゃん達に言ってるんだろ……?

そんな理由は自分でも分かってるさ……

()()1()()()()()()にそうなってしまった事くらい……

だから僕は……

 

「ゆうちゃん?」

 

ほのちゃんに……

 

「悠里君?」

 

みーちゃんに……

 

「ゆーくん?」

 

ことちゃんに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    ()()()()()()()()()()()()()()()()……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃん。あのさ……いや、やっぱ何でもない……」

「えー!?、ゆうちゃん、もったいぶらないで教えてよー!」

「穂乃果ちゃんズルイよ!、ことりも抱きつくー!」

「わ、私は悠里君の右側に……///」

 

…全く。

言わないからってコレはどういう状況なのさ?

ほのちゃんは僕の背中、みーちゃんは右腕、ことちゃんは左腕に抱きついてきた……

まるで絶対に離さないぞとみたいな雰囲気があった……

 

(もしかして休憩中、ずっとこの状態のまま……?)

 

さっき言いかけた事を言おうかな?

いや、止めておこうかな……

今は明日の……μ'sが歌う本大会を見届けないとね……

僕が出来る事ってそれくらいしかないから……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし聞いてもいいならさ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心の中で聞いてもいいよね……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃん……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3()()()()()()()()()()……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なんか話が短くなってしまい申し訳ありません……
伏線の描写を執筆するのは難しいですけど楽しいです。
皆さんが読んでいただいてるだけで作者も頑張れます。
まだまだ未熟な作者ですが次回も頑張って執筆しますので、
よろしくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。