ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
花丸ちゃん、誕生日おめでとう。
今回は回想的な内容になっています。
なので少し短いかもしれません……
視点は未柚になります。

それではどうぞ。


特別編 花丸の誕生日

皆さん、にゃんぱs…

コホン!、こんにちは。

神無月未柚です。

相変わらず暇で困っています……

 

「本でも読んでいましょうかね……」

 

お客さんが来ない理由は喫茶店の場所が分かりにくいところにあるからです。

昨日なんか不良のお客様が来て大変でした。

まぁ……正当防衛で撃退しましたけど♪

 

「ごめんくださーい。宅配便でーす」

 

おや?

宅配便ですか……

さてと判子は……ありました!

 

「どうも!、宅配便です。神無月未柚さん宛てにお荷物です」

「未柚にですか、ご苦労様です」

「では、こちらに受け取りのサインか判子をお願いします」

「分かりました。」

 

受け取り欄のところに判子を押す。

 

「これでいいですか?」

「大丈夫です、お届け物の荷物は段ボール2箱になりますが……」

 

段ボール2箱ですか……

まぁとりあえず……

 

「お手数をおかけしますが、こちらまで運んでもらってもいいですか?」

「了解です」

 

宅配便の人にカウンター席の近くまで、

段ボール2箱……もとい、荷物を運んでもらいました。

 

「よっこいしょ……では失礼いたします!」

「ありがとうございます。宅配の仕事、頑張ってください」

「これはどうも。では!」

 

宅配便の人が去った後、

未柚は段ボール箱に書いてある送り主を探す。

 

「おや。荷物の送り主は花丸からですか」

 

荷物の送り主は内浦に住んでいる未柚の妹分の国木田花丸(くにきだはなまる)からでした。

実家がお寺でかなりの本好き。

彼女も月見屋の常連様なんです。

 

「おや。手紙が入ってますね……」

 

封筒が段ボールに貼り付いていたので、

それを取り封筒を開封すると手紙が入っていました。

しかも2枚。

とりあえず手紙を読んでみましょうか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『未柚お姉ちゃんへ

 

この手紙を読んでるという事は荷物が届いたよね?

 

もうすぐ春になるずらね。

 

誰かに手紙を書くなんて久しぶりだから昨日は徹夜をしちゃったよ~

 

あ、荷物の中身なんだけどマルが最近見つけた面白い本です。

 

未柚お姉ちゃんや瑠菜ちゃんが好きそうな本を選んでおきました。

 

ちょっと多いかもしれませんが読んでくれると嬉しいずら。

 

ハズレはないから安心してね?

 

そういえば前に未柚お姉ちゃんが貸してくれた本、面白かったよ~

 

今度そっちに遊びに行った時に借りてもいいずら?

 

どこの本屋に行っても続きの本が無かったよ……

 

心結お兄ちゃんとスズちゃんは元気ですか?

 

もし機会があったら、また内浦に遊びに来てね。

 

追伸、送った本の種類はもう1枚の紙に書いてあるから確認してね?

 

                     花丸より』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と書かれていました。

なるほど。わざわざ面白い本を選んで送ってくれたんですね……

お姉ちゃんは嬉しいですよ。

 

「料理系、昔話系、推理小説……随分ありますね」

 

他にも漫画や内浦のスポット集、未確認生命体特集等もありました。

 

「それにしても花丸は、この大量の本をどうやって運んだのでしょうか?」

 

嬉しい反面、

ちょっと疑問に思った未柚でした。

 

 

 

 

 




読んでいただいてありがとうございます。
早くも3月になりましたが頑張って執筆しますので
これからもよろしくお願いします。

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