ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回はバレンタインデー前日の話を
執筆しました。
視点は未柚になります。


特別編 3人の少女のバレンタイン 前日

皆さん、にゃんぱs…

コホン!、おはようございます。

神無月未柚です。

この挨拶も何度目になるんでしょうね?

まぁ…触れたら負けですが……

今日は喫茶店は貸切にしているんです。

なので実質、定休日扱いですね……

 

 

 

 

 

ーーカランカランーー

 

 

 

 

 

「「「こんにちはー」」」

「穂乃果先輩、海未先輩、ことり先輩。いらっしゃいませ」

 

貸切の理由を説明をしてませんでしたね?

今日は2月13日。

バレンタインデー前日なので穂乃果先輩達はバレンタインチョコを作りに

いらしたのです。乙女ですね……

…誰ですか?。お前何歳だよって思ったヤツは……

挽き肉になりたいんですか?

 

「未柚ちゃん、急にすみません。貸切にしてもらって……」

「いえ。海未先輩達にも色々あるのでしょう?」

「「「そ、それは……そのぅ……///」」」

 

未柚が含みを持たせた言い方をすると3人は

顔を赤くしながら俯いてしまいました。

 

「では早速、作業に取りかかりましょうか」

 

時間も惜しいですしね?

さて穂乃果先輩達は、どんなチョコを作るんでしょうか?

まずは穂乃果先輩から見ましょうかね……

 

 

 

 

 

side穂乃果

 

 

 

 

 

穂乃果だよー。

今日は未柚ちゃんの喫茶店の厨房を借りてるんだー。

 

「穂乃果先輩は、どんなチョコを作るんですか?」

「えっと……チョコ饅頭かな」

「和と洋のコラボ系ですか。穂乃果先輩らしくて良いと思いますよ」

「えへへ……」

「悠里お兄様に渡すんですか?」

「えっ!?、あ…うん……///」

 

明日は2月14日バレンタインデー。

友達や好きな人にチョコレートを渡す日。

穂乃果が作ってるのは好きな人に渡す『本命チョコ』。

海未ちゃん、ことりちゃんも同じのを作ってる。

 

「和菓子に使う道具は下の棚に置いてありますから好きに使ってください」

「うん!、未柚ちゃん、ありがとう」

「では未柚は海未先輩を見てきますね?」

 

そう言うと未柚ちゃんは海未ちゃんの方に向かって行った。

未柚ちゃんって本当に13歳なのかな?

 

(えへへ……///、ゆうちゃんに喜んでもらえるかな……?)

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

side海未

 

 

 

 

 

 

 

園田海未です。

私は今チョコレートを作っているんですが……

 

「海未先輩、調子はどうですか?」

 

隣でピョコっと現れたのは未柚ちゃんでした。

い、いつの間に……

 

「こういうの作るの初めてで……」

「意外ですね……海未先輩って何か作った事ないんですか?」

「ない事はないんですけど……」

「異性の人には作った事がないと」

「はい……」

 

未柚ちゃんの言う通り穂乃果達やティア達には

お菓子を作ってあげた事があるんです。

ただ異性には作った事がないんです……

私の人見知りする性格が招いたのですが……

 

「悠里お兄様に渡すんですよね?」

「は、はい……///」

「海未先輩、初々しいですね……あの子みたいです」

「あの子って誰ですか?」

「いえ。未柚の知り合いです。頑張ってくださいね?」

 

そう言うと未柚ちゃんは、

ことりの方に向かいました。

 

(悠里君、喜んでくれるでしょうか……///)

 

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

sideことり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南ことりです♪

今日はバレンタインデー前日。

気合いを入れて作っています!

 

「ことり先輩はチョコクッキーですか?」

「うん♪、あとシナモンクッキーも作ろうかな~って」

 

チョコレートを使ったクッキーはもちろん、

ゆーくんが小さい頃から好きだったシナモンを使った

ことり特製のクッキーを作ってあげるんだ~♪

 

「ハート型とは思い切りましたね……」

「えへへ♪、本命だもん♡」

「あ、クッキーに使う調味料は右側に置いてありますからね?」

 

た、確かにちょっと思い切り過ぎたかな…?

でも……

 

(それで、ゆーくんに……やんやんされたりして♡。キャー///)

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

一通り穂乃果先輩達の作業を

見ましたが問題ないようですね……

今はチョコレート作りが終わり片付けをしています。

作業中、ことり先輩が体をくねくねしてたのが気になりましたが……

あの動作は未柚も見た事があります。梨子がやっていた動作でしたから……

 

「先輩達が作った物は明日の朝7時頃に取りに来ていただけますか?こちらで保管しておきますので」

「すみません未柚ちゃん、何から何まで……」

「それは気にしてませんがそれよりも……」

「「「えっ?」」」

 

その様子だとまだ分かってないんですね……

 

「悠里お兄様にどうやって渡すんですか?」

「「「あっ……」」」

「考えてなかったんですね……」

 

未柚の考えてた通りになってしまいました……

しかも常にマイナス思考の悠里お兄様にバレンタインチョコを

渡すのは至難の業なんですよね。

まして明日は2月14日。悠里お兄様が学校を休む事はない筈ですが……

 

「こうしちゃいられないよ!、海未ちゃん、ことりちゃん。穂乃果の家で会議だよ!」

「ちょっ!?、穂乃果!?」

「ふ、2人共待ってよ~!?。あ、未柚ちゃん明日取りにまた来るね?」

「またのお越しを……」

 

ことり先輩はそう言うと、

穂乃果先輩と海未先輩を追って帰ってしまいました。

 

「はぁ……2月14日は『乙女の日』と言いますが大変なものですね……」

「にゃあ~♪」

「おや。スズもそう思いますか?」

「み~♪」

 

愛猫のスズが未柚の肩に乗る。

この子も気配を消しながら穂乃果先輩達のチョコレート作りを

見守ってましたからね。

さてと時刻は13時30分になりますね……

 

 

 

 

 

 

ーーカランカランーー

 

 

 

 

 

 

おや。未柚が思っていた時間よりも

早く来たみたいですね?

 

「未柚お姉ちゃん、こ、こんにちは……」

「み~♪」

「スズちゃん!?、く、くすぐったいてば……///」

 

しかしスズも今日は機嫌が良いですね……

困ってるみたいですし止めに入りますかね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「スズ。梨子が困ってますからそれくらいにしなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて。梨子はどんなチョコを作るんですかね……

全く、2月14日のバレンタインデー前日は面倒くさい日ですね……

未柚は退屈はしませんけど♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただいてありがとうございます。
次回はバレンタインデー当日の話になります。
14日には投稿できるように間に合わせますので
よろしくお願いします。

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