ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回から、2期第11話『私たちが決めたこと』の回になります。
この回なんですが少し違った感じにしようかなと思います。
なので『あれ?、なんか違くね?』と思う方もいらっしゃるかと
思いますが生温かい目で読んでいただけると嬉しいです。
…2期11話の話の構成、難しかった(遠い目)

それではどうぞ。



第118話 これからについて・・・

僕は現在、理事長室にいます。

何をしているのかって?

それは……

 

「南先生、この書類どこに置けばいいですか?」

「それは隣に置いてもらってもいいかしら」

「はーい……」

 

南先生に頼まれた書類整理を手伝ってるんです。

朝の7時頃に、ことちゃんから連絡があり何気なく電話に

出たら、ことちゃんじゃなく母親である南先生だったので

色んな意味で驚いてしまった。

それで南先生直々のお願いで手伝って欲しいと言われたので

今に至る……

 

「南先生、人が多いですけど何か行事でもあるんですか?」

 

実は作業を手伝っている時に窓から

見たのだが、校門前に人がズラリと集まっていたのだ。

 

「ああ…、音ノ木坂に入学受験した子達よ」

「…つまり合格発表なんですか?。あの掲示板……」

「そうよ~。悠里くんにも可愛い後輩が出来るわよ~♪」

「…むしろ、僕は浮いちゃいそうで不安です」

 

…だってさ、仮に3年生に進級したとする。

女子高である音ノ木坂に男子である僕1人だけが在籍している。

新入生の子達に疑問に思われる事、間違いナシ。

そして僕の居場所が無くなる。

 

「…南先生、僕は残り1年間の高校生活どう過ごせばいいんでしょうか?」

「普通に過ごしていいのよ?」

「…そう出来るように願いたいです」

 

幸先が不安になってきたよ。

ほんとに……

 

「そういえばラブライブの本大会まで残り1ヶ月を切りそうなんでしょ?」

「そうですね。ことちゃんの様子どうですか?」

「いつもと変わりはなかったけど、溜息を吐く事はあったわね…」

 

南先生の言い方から察するに、

3年生が卒業しちゃう事を気にしてるんだろうな…

ことちゃんだけじゃなく、ほのちゃん、みーちゃん、

1年生のみんなも……

 

(本大会が終わるまでは話さないってなってるけど……)

 

正直に言うと、

この難題はいずれはやって来るんじゃないかと

僕は考えていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー翌日、放課後・部室ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ラブライブの本大会まで残り1ヶ月を切りました。ここからは負荷のかかる練習は避けようと思います。」

 

みーちゃんから渡されたのは、

本大会に向けての予定表だった。

いや、それにしても……

 

「練習が随分少ないにゃー」

「ほんとだ。完全にお休みの日もある……」

 

凛ちゃんと花陽ちゃんの言う通り、

練習時間が少なかった日もあれば完全に休日の

日も設定してあった。

 

「はい。A-RISEの方たちにも聞いて、そういう日も設定してみました」

「いつの間に……」

 

聞けばA-RISEにもどんな練習をした方がいいかを

参考に聞いてみたらしい。

隣に座ってる、ほのちゃんを横目で見ると元気がなかった。

表情もここにあらずという感じだ。

すると真姫ちゃんが……

 

「そういえば亜里沙ちゃんと雪穂ちゃん、音ノ木坂に合格したんでしょ?」

「…確か昨日が合格発表だって僕は南先生から聞いたけど……」

「うん、春から音ノ木坂の生徒だよ」

 

なんと亜里沙ちゃんと雪穂ちゃんは

音ノ木坂の入学受験に合格したとの事。

つまり春から高校1年生という事になる。

 

「亜里沙ちゃん、μ'sに入りたいって言ってたもんね」

 

ことちゃんの言葉にピクッと反応する、ほのちゃん。

すると凛ちゃんと花陽ちゃんが……

 

「もしかして…新メンバー!?」

「μ'sに10人目が誕生!?」

「ちょっと…凛、花陽!その話は…」

 

2人が言ってる意味が分かったのか真姫ちゃんは

それ以上はストップをかけた。

2人も自分が言った事に気づいたのか俯いてしまった……

 

「卒業…しちゃうんだよね……」

 

花陽ちゃんの言葉に周りの空気が静かになってしまった。

すると希さんがにこさんを見ながら……

 

「どうやろ?、にこっちは卒業出来るんかね~」

「するわよ!」

 

そんなやりとりがあったが

また元の雰囲気になってしまった。

そんな様子を見かねた絵里さんが椅子から立ち上がり、パンッパンッ!と手を叩く。

 

「ラブライブが終わるまでは、その話はしない約束でしょ。」

「…今は練習。ほら、グラウンドに移動するよ」

「「「「「「「「はい」」」」」」」」

 

この雰囲気を何とかしたかった為、

僕は今やるべき事を言った。

みんなが部室から出ていった後、

僕は少し考えていた……

 

(下手な事は言えないしなぁ……)

 

まさかこんな早くに決めなきゃいけない事に

なるとは思わなかった。

いや、その()()が早くきてしまっただけ……

 

(…僕にできる事ってなんだろ)

 

みんなが待つグラウンドに向かう際も

そんな事を考えていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




話の都合上、
なんか少し短くなってしまい
誠に申し訳ありません……
次回は本編を投稿するのが遅れるかもです(2月に記念日投稿とかがある為)
こんな作者ですがよろしくお願いします(土下座)

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