ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
皆さん、メリークリスマスです。
今回の内容はワイワイ騒ぐ内容になってます。
時系列は2期10話が始まる前の話ですね。…多分。
楽しんでいただければ幸いです。
ちなみに視点は海未ちゃんになります。
今回のスクフェスのイベントの海未ちゃんと
穂乃果ちゃんの衣装可愛いですよね。
…自分も頑張って1枚だけでも取れるように頑張ルビィ!!

それではどうぞ。



特別編 μ'sのクリスマス

こんばんは。

園田海未です。

今日は12月24日、クリスマスです。

私達μ'sは未柚ちゃんが営む喫茶店『月見屋』に来ています。

それで今はみんなで店内の飾り付けをやっています。

 

「未柚ちゃん、急にすみません…」

「何がですか?」

「穂乃果が貸切にして欲しいと頼んでしまって…」

 

実はここに着いた瞬間、

穂乃果が未柚ちゃんに貸切にできないか?と

無理難題を言ったのが始まりでした。

私と絵里が注意したのですが穂乃果はどうしてもやりたいと

駄々をこね始めたので未柚ちゃんに何とかならないかと

お願いしたら、アッサリとOKしてくれたのです。

そして今に至ります。

 

「まぁ、毎年恒例なので大丈夫ですよ」

「そうなんですか?」

「あと30分くらいしたら原因が分かりますので」

「はぁ……」

 

一体どういう意味なんでしょうか……?

この後、私達2人も飾り付けの手伝いを

する事にしました。

 

 

 

 

 

ーー30分後ーー

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「終わった~…」」」」」」」」」

「皆さん、お疲れ様です。パーティー前ですが」

「穂乃果、疲れたよ~……」

「提案したアンタが何言ってんの!?」

 

店内の飾り付けが終わり

穂乃果が発言したのがコレです。

にこの言う通り提案したのはあなたでしょう?

 

 

 

ーーカランカランーー

 

 

 

誰かが来店したみたいです。

未柚ちゃんを見てみると私が言いたい事が

分かったのか……

 

「先程の話の方ですよ」

 

すると入ってきたのは……

 

『こんばんはー♪、ってあれ?』

「ふえ~、店内が凄いことになってる~」

「ミユ、これはどうゆう事?」

 

花怜、瑠菜、ティアの3人でした。

 

「穂乃果先輩が花怜お姉様と同じ事を言い出したので今に至るという訳です」

「ホノカ……、あなたもなのね。予想はしてたけど…」

 

未柚ちゃんが理由を説明すると

ティアは頭を抱えながら呆れていました。

あ、そうゆう事ですか…

つまり花怜が原因だったんですね……

 

『ほらー、穂乃果ちゃんだって私と同じ考えだって言ったでしょ(`・ω・´)』

「わーい!、花怜ちゃんが穂乃果の味方だー♪」

 

イエーイとハイタッチをしながら

喜ぶ花怜と穂乃果を見たティアは……

 

「この2人の相手をするのは疲れるわ……」

「ですね…、私とティアだけが苦労するだけです」

「『なんでー!?』」

 

なんでじゃありません!!

穂乃果と花怜は昔からそうです。

なんの突拍子もない事を突然言い出すじゃないですか!!

そのせいで私とティアの苦労が増えるんですよ!?

慣れたとはいえ何とかして欲しいものです……

 

「あれ?、ゆーくんは一緒じゃないの?」

「ゆうくん~?、遅れて来るって言ってたよ~?」

 

ことりが悠里君がいない事に気づきました。

すると瑠菜は遅れて来ると言いました。

 

「では悠里お兄様が来るまでの間、準備でもしましょうか」

 

未柚ちゃんが両手をパンと叩きながら言いました。

 

「ミユ、準備って料理の方?、それとも遊ぶ方?」

「愚問ですねティアお姉様?、遊ぶ方に決まってるじゃないですか」

 

未柚ちゃんはドヤ顔をしながら

ティアに言いました。

何して遊ぶのでしょうか……?

 

「っとその前にシャンパンの在庫の確認してきます」

「未柚ちゃん、それなら私が持って来たからコレ使って?」

「こんな高級な物をありがとうございます。真姫先輩」

 

真姫は持って来たクーラーボックスのような物を

未柚ちゃんに渡しました。

それを受け取った未柚ちゃんは中身を見ると目をキラキラしながら

真姫にお礼を言いました。

 

 

 

ーーカランカランーー

 

 

 

 

「…こんばんは…って店内がやけに豪華…」

 

そう言いながらやって来たのは悠里君でした。

店内の飾り付けが凄い事に驚いているようです。

 

「悠里さん来るの遅いにゃー!」

「ゆうちゃん遅い!」

『5分のロスタイムだよ、ゆうり君!』

 

凛、穂乃果、花怜が悠里君に来るのが遅いと

抗議の声を上げていました。

 

「悠里お兄様、今から()()()()()を皆さんでやるのですが…」

「…僕は良いけど、今からやるの?」

「はい。今回も未柚が仕切らせてもらってもいいですか?」

「…そうしてもらえると僕も助かる」

 

あの…()()()()()ってなんですか?

凄く気になったので私は悠里君の隣に行き……

 

「悠里君、()()()()()ってなんですか?」

「…すぐに分かるよ」

「皆さん、お待たせいたしました。」

 

すると未柚ちゃんが割り箸が13本入ったケースと

トランプの束のような物を持ってきました。

 

「では、第4回チキチキ『未柚ゲーム』を始めたいと思います」

『いえーい♪、パチパチパチパチ♪』

「いえ~い♪」

「今年もやるハメになるのね、ユーリ?」

「…何故か恒例行事になってるよね」

「「「「「「「「「未柚ゲーム?」」」」」」」」」

 

一体どうゆうゲームなのでしょう……

何故か未柚ちゃんの名前が入ってるのが気になりますが……

 

「ルールですが基本は王様ゲームと同じです」

「基本って事はもしかして指示する内容が違うん?」

 

未柚ちゃんのルール説明に気になった事があったのか希が聞く

 

「希先輩の仰る通り、通常は王様になった人が番号を指定して内容を言う物ですが、このゲームの特徴は王様になった人が番号を指定した後、その指定された人が未柚の書いた指令の束から1枚選んで書かれてある事を()()()以外の番号を指名して指名された人と一緒に行うという極めて公平なゲームです」

 

つまり言い方を変えると2()()が犠牲になるゲームですか……

確かに1人で恥ずかしい内容をやるよりは……

 

「未柚は指示書の内容が全て分かってますので今回はシャッフルする係をやらせて頂きます。なので今回のプレイヤーは13人ですね」

 

未柚ちゃんなら公平感がしますね……

 

「では皆さん、好きな割り箸を取ってください。♔マークが入ったのが王様です」

 

未柚ちゃんの掛け声に合わせて私達は一斉に

割り箸を引きました。

 

「1回目、王様はどなたですか?」

 

私が引いた番号は6番みたいですね。

 

「わ、私です……」

 

最初の王様は花陽みたいです。

すると未柚ちゃんは指令が書かれている束を

目にも止まらない速さでシャッフルし始めました。

は、速過ぎます……

 

「では花陽先輩、お好きなカードを引いてください」

「じゃ、じゃあ……これ!」

「では内容を……『チョコレートケーキを食べる』ですね」

 

あれ?

比較的に優しい内容ですね……

 

「花陽先輩、番号指定をお願いします。」

「えと……、9番の人」

「ハラショー!、私だわ」

「では絵里先輩は花陽先輩とチョコレートケーキを食べて一回休みです」

 

なるほど。

こうゆうゲームなんですね……

 

「2回目。王様はどなたですか?」

 

私のは……

あの、番号ではなく♔マークが書かれてるんですが……

も、もしかして私が王様ですか!?

 

「私です……」

「では海未先輩、お好きなカードを引いてください」

「は、はい……」

 

うぅ~……

一体どんな事が書かれたカードを引いてしまうか怖いです。

 

「このカードでお願いします!!」

「では内容を…………」

 

あの未柚ちゃんが黙ってしまったのですが……

はっ!?、まさか私良くないやつを引いてしまったのでは!?

 

「ティアお姉様と同じ内容ですね……」

「まさかミユ………」

「何ですか!?、早く教えてください!!」

「ウミ落ち着きなさい。()()()()ラッキーな指示よ」

 

ある意味ラッキーって何ですかティア!?

ティアも経験した事がある内容ぽいみたいですし……

 

「では発表を……、『悠里お兄様と1時間、手を繋ぐ』です」

 

ゆ、ゆゆゆ、悠里君と手を繋ぐ!?

しかも1時間もですか!?///

 

「ウミ、頑張りなさい。私も昔やったんだから」

「「海未ちゃんいいなぁ……」」

 

穂乃果、ことり。

確かに羨ましい気持ちも分かりますが

指名された側としては恥ずかしいのですよ!?

2人きりならまだしも、みんなの目の前でやるなんて……///

 

(ええい!、覚悟を決めるのです園田海未!!)

 

そう決めた私は

悠里君が座ってる場所まで行き

手を繋ぎました。

 

「では悠里お兄様と海未先輩は今から1時間、そのまま行動という事で」

「…ん。分かった。ルールだしね」

「それ以前にウミは大丈夫かしら?」

「うぅ……///」

『大丈夫なんじゃないかな?』

 

この後の1時間、

私は顔を赤くしながら無言だったと

穂乃果とことりから聞きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ様でした。ではパーティーを始めましょうか」

 

あの後、ゲームを続けたのですが

けっこう疲れる物だと実感しました。

主に精神的にですけど…

 

「本日のメニューはコレになります」

 

未柚ちゃんが持ってきたのは

海の幸の素材が鍋に沢山入った謎の料理でした。

な、何ですかコレは……

 

「…未柚ちゃん、これ()()()()だよね?」

「ご名答です。悠里お兄様」

「ミユ、今年も作ったのね……」

「運が良かったんです」

 

よく見たらアワビやら金目鯛、しかも熊の爪?

みたいな物まで鍋に入ってます。

口に入れても平気なのでしょうか………

 

「沢山作りましたので、おかわり自由ですよ?」

「ゆうくん~、早く食べよ~♪」

「…じゃ、いただきます」

「「「「「「「「「い、いただきます…」」」」」」」」」

 

少し不安でしたが

食べてみたら凄く美味しかったです。

今年のクリスマスは楽しい1日になりました。




今回『サンシャイン!!』で
出てきた例の料理を出してみました。
個人的見解なんですが、あの料理って
冬向きの料理な気がするんですよねぇ…
次回は本編を執筆したいと思います。
それでは皆さん、楽しいクリスマスを!です。

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