ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
絵里ちゃん、誕生日おめでとう。
誕生日編を執筆するのも
9回目になりました。

それではどうぞ。


特別編 水色の少女の誕生日

「やっぱり暇です…」

 

皆さん、にゃんぱs…

コホン!、こんばんは。

神無月未柚です。

実は今日も暇なんです…

 

「クリスマスメニューでも考えますか…」

 

冬限定のメニューは

だいたいは毎年出しているのですが……

 

 

 

ーーカランカランーー

 

 

 

お客様が来店するベルが

鳴りました…

さて誰なんでしょうね…?

 

「おや、絵里先輩。いらっしゃいませ…」

「えっ!?、未柚ちゃん!?」

「お姉ちゃん?」

 

おや、隣にいるのは

絵里先輩の妹さんでしょうか?

雰囲気が似てますね。

 

「絵里先輩、カウンター席でいいですか?」

「え、えぇ…」

 

絵里先輩と妹さんを

カウンターに案内しメニュー表を渡す。

 

「そちらは妹さんですか?」

「初めまして、絢瀬亜里沙です」

「どうもご丁寧に。神無月未柚です」

「…あの、亜里沙でいいですよ?」

「いえ。未柚の方が年下なので…」

 

亜里沙先輩は未柚が同い年に見えたのか

呼び捨てでいいと言いました。

と言っても未柚の方が年下なので

そうゆう訳にもいきません。

すると絵里先輩が…

 

「未柚ちゃんって亜里沙より年下なの?」

「はい。未柚は13歳です」

「「じゅ、13歳!?」」

 

もう慣れましたよ?

今でも年齢の事を聞かれますが

未柚は別に気にしてません。

 

「「ハ、ハラショー……」」

 

今の言葉はロシア語でしょうか?

後でネットで調べてみましょうかね。

 

「ご注文が決まりましたら、お呼びください」

「「は、はい…」」

 

そういえばクリスマス限定メニューは

今年も『シャイ煮』にしましょうかね……

鞠莉が来てくれればの話ですが…

 

「ところでよくこの喫茶店を見つけましたね?」

「実は穂乃果から聞いたの」

 

なるほど。

ここ最近、音ノ木坂の生徒が

来るのが多いなと思いましたが

穂乃果先輩の口コミ情報で広まったんですね。

 

「…ねぇ、未柚ちゃん?」

「なんですか?」

「メニュー表に『特製ラーメン』があるのは…」

「凛先輩のご希望メニューです」

「じゃあ、この『特製おにぎり』って…」

「お察しの通り、花陽先輩のご希望メニューです」

「ハ、ハラショー……」

「経緯を話しますとね……」

 

まぁ絵里先輩が疑問に思うのも

無理ないですね…

実は以前、凛先輩と花陽先輩が2人で

いらした時に凛先輩が……

 

『未柚ちゃん、ラーメンってないのかにゃ?』

『作ろうと思えば作れますよ?』

『じゃあ凛はラーメン!!』

『かしこまいりました。700円ですがいいですか?』

『問題ないにゃ~♪』

『花陽先輩は何かご希望はありますか?』

『えっ、えっと何でもいいの…?』

『はい』

『じゃ、じゃあ、おにぎりを……』

『300円になりますがいいですか?』

『お、お願いします。』

 

とまぁ、こんな感じで

メニューが最近増えたって感じですかね。

その事を絵里先輩に話すと……

 

「1人で大変じゃないの?」

「小さい頃から手伝ってましたので苦じゃないです」

「そうなんだ……」

 

今では悠里お兄様達や心結も

時間さえあれば手伝いに来てもらってます。

未柚も色んな人に恵まれてますね……

 

「お姉ちゃん!、亜里沙、チョコレートケーキがいい」

「じゃあ私も。未柚ちゃん、チョコレートケーキ2つ」

「かしこまいりました。」

 

さて今日はチョコレートを

ふんだんに使いますかね……

厨房に向かう途中、外を見ると

雪景色に建物の街灯が幻想的な風景だった。

 

 




今回は、未柚の視点で
執筆してみました。
絵里と亜里沙の口調が未だに慣れない……
連載開始してから随分経ちますが…
次回は本編になります。
『冬休み編』はもう少し続きます。
これからもよろしくお願いします。

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