今日、録画しておいた『サンシャイン!!』
を観ていたのですが大詰めに
なりましたね……
2期、放送してくれないかなぁ…(期待の目)
とまぁ今回の話はサブタイに合わせて
瑠菜の視点になります。
それではどうぞ。
やっほ~
明美瑠菜だよ~
今日はね~?
暇だから1人で出かけてるの~
「アイスケーキ予約できるかな~?」
わたしが何で1人で出かけてるのかって
言うとね~?
ケーキ屋に行って期間限定のアイスケーキを
予約したいからなの~♪
その後の予定は考えてないよ~
「ふえ~!?」
わたし行きつけのケーキ屋に着いたのは
いいけど、お客さんが多いよ~……
よく見たら女の子とかが多いなぁ~
「むぅ~……」
この様子だと
2時間以上待つのは確実だね~
別の場所で予約しようかな~?
「どうしよう~?」
これから何処で目的の物を
予約しようか悩んでいたら
近くにいた女の子が
わたしを観察するように見ていた。
すると……
「やっぱり瑠菜お姉ちゃんずら!」
あれ~?
この子は何で、わたしの名前知ってるんだろう?
語尾に『ずら』っていう知り合いは……
あっ……!
「もしかして花丸ちゃん~?」
「良かった、間違えてたらどうしようかと思ったずら…」
この子は
わたし達が中学を卒業して、ゆうくん達5人で内浦に旅行に
行った時に会ったの~。
ちなみに実家がお寺なんだよ~。
「花丸ちゃんは~、今日は1人なの~?」
「この時期にしか発売してない本を買いに来たずら」
「そうなんだ~」
そういえば花丸ちゃんは、
本が好きで図書委員をやってるって
前に聞いたなぁ~
「でもマル、場所が分からなくて……」
「ふえ?、どこどこ~?」
花丸ちゃんに地図を見せてもらうと
その場所は最近できたばかりのデパートだった。
あ。そういえばティアちゃんが新しい本屋ができるって
言ってたのを思い出した。
「花丸ちゃんが良ければ、わたしと行かない~?」
「でも瑠菜お姉ちゃんに迷惑じゃ……」
「気にしないで~、わたしも行こうと思ってたし~」
「じゃあお願いするずら」
可愛い妹が困ってるんだもの~
ほっとけないよね~♪
わたしと花丸ちゃんはデパートに向かう事にした。
ーーデパート内ーー
「最近できたばかりなのに混んでるね~」
「る、瑠菜お姉ちゃん、あの機械はなんずら!?」
「最新の掃除機だよ~」
「か、勝手に動いてるずら!?」
わたし達はデパートの4階にいるの~
エスカレーターかエレベーターでもいいんじゃないかなって
思ったんだけど敢えて階段で行ったの~
それで今4階の電化製品コーナーを歩いてるんだけど
電化製品を見た花丸ちゃんの反応……
これには理由があって花丸ちゃんの家には電化製品が
ほとんどなくて、本で名前くらいは知ってても実物を見た事が
ないのが理由かな~。
現に今も……
「未来ずら~!」
と大はしゃぎ。
この反応には内浦で滞在していた時に慣れちゃった。
最初はびっくりしたけどね~
「ほ~ら、置いてくよ~?」
「あ、瑠菜お姉ちゃん待ってずら~」
そういえば
本屋は5階だったよね。
念の為、案内板を確認したら
案の定当たっていたよ~
ーー5階ーー
「ふあ~、本がいっぱいあるずら~♪」
「広~い」
5階に着いた途端
わたしは驚いた。
見渡す限り、本、本、本……
本屋なんだから当たり前かもしれないけど
問題はその広さとスペースだったの~
何せ5階のフロア全てが本だらけなんだもん。
ティアちゃんが行きたいと思うのも分かるなぁ~
「花丸ちゃん、これ渡しておくね~」
「これ、なんずら?」
「防犯ベルみたいな物だよ~。一応大丈夫だと思うけど、
もし不審者に襲われそうになったらボタンを押してね~?」
「分かったずら!、マルあそこにいるずら」
「転ばないようにね~」
花丸ちゃんは早速お目当ての本を探しに向かった。
わたしも何か探そうかな~♪
ーー1時間30分経過……ーー
「どれにしようかな~?」
わたしが悩んでいるのは、
1冊の漫画だった。
と言ってもただの漫画じゃないよ~?
通常版を買うか初回限定版を買うか悩んでるの~
初回限定盤の方は付録がラバーストラップなんだけど
そこまで欲しくないな~。
だったら通常版を買えばいいんじゃないかって思うかも
しれないけど、わたしが悩む大きな理由は
本全般に言えるか分からないけど通常版と初回限定版だと
内容は同じだけど表紙イラストが違う場合があるの~
わたしは悩んだ場合は表紙イラストで決めて買ってるから
そこまでこだわってないんだよ~
「よ~し、2冊共買おう~♪」
結局わたしは通常版と初回限定版を買う事にした。
自分の家に初回限定版を置く事にした。
通常版はどうするのかって~?
実は未柚ちゃんの喫茶店に寄付してるの~
あ、ちゃんと開封してない新品のままだよ?
近い内に渡しに行こうかな~♪
ゆうくんの誕生日も近いし♪
「目的の物は手に入れたし……」
わたしは、
ある場所に目がいく……
それは……
『18禁コーナー』
「何であるんだろ~?」
そういえば18歳未満は入れないって聞くけど
実際は
今度ことりちゃんを連れてこようかな?
ーーブー!、ブー!ーー
わたしの携帯電話が鳴った。
この音は花丸ちゃんに渡した防犯ベルの知らせ音。
つまり何かあったと推測する。
仮に間違えて押したとしたら画面に『誤報』と表示される。
すると今度は……
「おらぁ!、金を出せぇ!!」
まさか強盗?
わたしは気配を消しながら
レジの方に向かった。
ーーレジ付近ーー
「おらぁ早くしろ!、人質がどうなってもいいのか!!」
うるさい声を頼りにレジに着いた。
そこには2人の男が店員さんに銃を突き付けながら
お金を出せと要求していた……
わたしは人質にされた人達を見る。
人質にされた人はは10人……
その中には花丸ちゃんもいた……
(相手は2人、問題は銃の方……)
相手が2人だけなら何とかなる。
ただ問題は男が持ってる銃だった。
(ハンドガンが2丁、相手が2人だから合計4丁も想定して……)
耳を澄ますと下が騒がしかった。
多分、警察の人達が到着したけど人質がいるから
動けないのかな……
そもそも人質というのは2人以上で成立するもの。
この後の展開も読めるので早めに終わらせたい。
動けるのは、わたしだけ……
なら……
「だ~れだ~?」
わたしの声に1人の男が振り向く。
その僅かな隙を狙い気配を消しながら
男の背後に回り込み……
ーーバキッ!!ーー
「ごほっ!?」
背骨付近を思い切り蹴る。
男が痛さで悶えてる間に
わたしは護身用のチャクラムを取り出し
もう1人の男に向かって投げる……
「ぐはっ!?」
顎に直撃した為、
男は気絶した……
わたしは下にいた警察の人達に
取り押さえるように呼び掛けた……
「花丸ちゃん大丈夫!?」
「だ、大丈夫ずら。瑠菜お姉ちゃん、かっこよかったずら!」
「あ、あはは~……」
まあ怪我がないならいいか~
終わりよければ良しってね?
あれ?、意味違うの~?
ーー帰り道ーー
「なんかゴメンね~、怖い目に合わせて……」
「確かにマルも怖かったけど瑠菜お姉ちゃんが助けてくれたから平気ずら」
……花丸ちゃん、芯が強いな~
「あ、じゃあマルは帰るずら」
間もなく電車が来るので
わたしは花丸ちゃんに
「はい、花丸ちゃんにあげる~」
「これは?」
「帰ってからのお楽しみだよ~♪」
「じゃあ家に着いたら開けるずら!」
すると電車が到着した。
「花丸ちゃん、帰り気をつけてね~」
「瑠菜お姉ちゃん、ありがとうずら~」
電車が見えなくなったあと
わたしが花丸ちゃんに渡した物を思い出す。
実は、あの本は……
(スクールアイドルの本なんだよね~♪)
何であの本を渡したのかは
自分でも分からないけど昨日、
不思議な夢を見たからなの~♪
その夢は花丸ちゃんがスクールアイドルをしてる夢。
その中には内浦で会った他のみんなも一緒だった。
人数はμ'sと同じ9人だった……
更にその中には、
ふふ♪、なんか不思議だよね~?
ひょっとしたら実現しちゃったりするのかも~♪
そんな事を考えてたら……
「…あ。アイスケーキ予約するの忘れちゃった……」
肝心な事を忘れていた
わたしだった……
花丸ちゃんを出してみました。
上手く表現できたか不安ですが…
次回もオリキャラ視点になりますので
よろしくお願いします。