ラブライブ!~忘れられた月の彼方~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
もう9月になりましたね・・・
さて今回で『心のメロディ』の回は
最後になります。
視点は海未ちゃんになります。

それではどうぞ。


第99話 退院、そして4人でお出かけ

おはようございます。

園田海未です。

今日は悠里君が退院する日

なので私は穂乃果、ことりの

3人で悠里君を迎えに病院に

向かっています。

 

「~♪」

「穂乃果ちゃん機嫌がいいね?」

「だって、今日から冬休みなんだよ」

 

そうなんです。

実は私達は今日から

冬休みなんです。

穂乃果が浮かれてる理由の1つでも

あります。

あ、もう1つはですね・・・

 

「穂乃果が寝坊をしないのが意外でした。」

「海未ちゃん酷いよ!?」

「まぁまぁ・・・」

 

いつも通りの

やり取りをしていたら

病院に着いてしまいました。

するとドアが開き・・・

 

「ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃん」

 

悠里君が出てきました。

 

「ゆうちゃん!」

「ゆーくん!」

 

穂乃果とことりが

悠里君に抱きつきました。

で、出遅れました・・・

私も悠里君に抱きつきたかったです・・・

 

「「海未ちゃん?」」

 

2人はいいですよね・・・

ふふふ・・・

私なんて私なんて・・・

 

「みーちゃん、あのさ・・・」

 

はっ!?

これはまさか・・・

 

「その、心配かけてゴメン・・・」

「もう危ない事はしないでくださいね?」

「・・・うん」

 

悠里君の表情は、

私が大好きな優しい表情

でした。

私が見惚れていると・・・

 

「・・・それで今から何処に行く?」

「ゆーくん、出かけるの?」

「・・・ことちゃん何か聞いてない?」

「えっ?」

 

悠里君が何かを言ってるようですが

話の内容が噛みあいません・・・

ことりに聞いてみても何の事かが

分からないといった表情です。

 

「ほのちゃん、2人に言ってないの?」

「悠里君、何をですか?」

「ほのちゃんが、お見舞いに来てくれた時にね?

退院したら4人で出かけようって・・・」

「穂~乃~果~!!」

「ちゃんと出かけるってメールしたじゃん!?」

 

確かに穂乃果が

悠里君のお見舞いに行った日の

夕方にメールが送られてきて、

悠里君が退院したら4人で出かけようって

言ってましたが、

まさか悠里君が退院する日に出かけるとは

思いませんでした・・・

 

「まぁ歩きながら考えようよ・・・」

「ことりも、ゆーくんと同じかな・・・」

「「は、はい・・・」」

 

なんか悠里君に

凄く気を遣ってもらってる気が・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー少年少女移動中ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達4人は、

これからどうしようか

話しながら移動してます。

 

「・・・3人は何処か行きたい所はないの?」

「穂乃果は映画館に行きたい!」

「ことりは、お洋服を見たいなぁ~」

 

バ、バラバラです・・・

 

「みーちゃんは?」

「私は何処でも・・・」

 

正直に言うとですね?

私は悠里君と一緒なら何処でもいいんです。

あ、あとは思い出の水族館とか・・・

 

「・・・じゃあショッピングモールでも行く?」

「ゆーくん、この辺にあるの?」

「・・・うん。あるよ」

「「「?」」」

「じゃあ行こうか・・・」

 

一瞬、ほんの僅かの一瞬なんですが

悠里君の歯切れが悪いなと私達は感じました。

その証拠に表情が暗かった気がしたからです。

 

(どうしたんでしょう・・・?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーショッピングモールーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・悠里君。こ、ここですか?」

「うん」

「「ほえ~・・・」」

 

私達は悠里君が言っていた

ショッピングモールに着いたのですが

とにかく敷地が広いんです・・・

駐車場だけでも何倍の広さもあったので

言葉が・・・

 

「じゃあ最初は映画館に行こうか・・・」

「「「は、はい・・・」」」

 

楽しめばいいですよね?

そうです!

ポジティブに、ポジティブに・・・

 

「ところで何の映画を観るの・・・?」

 

・・・あっ。

映画を観たいと言ったのは

穂乃果ですが一体何の映画を・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ、面白かった~」

「ことりも~」

 

結果、何の映画を観たかと

言うと・・・

 

「この年で恋愛映画を観るとは思ってなかったよ」

「うぅ・・・///」

 

悠里君が説明してくれた通り

私達は恋愛映画を観ました。

ただ・・・

 

「は、破廉恥です。あ、あんな・・・」

「みーちゃんは苦手?」

「に、苦手じゃないんです。ただ・・・」

「言わなくていいよ。分かったから」

「は、はぃ・・・」

 

恋愛映画の最後にある

キ、キスシーンで、その・・・///

 

「次は、ことちゃんが行きたい場所に行こうか」

 

悠里君が言うと

私達は、ことりが行きたいと

言っていた洋服屋に向かう事に

しました・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー洋服店ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この洋服可愛い~♡」

「ゆうちゃん、どっちがいいかな?」

「個人的には左の方が・・・」

「ゆーくん、ことりも~」

「ことちゃんのは右の方が・・・」

 

穂乃果とことりは

悠里君に、どっちの服がいいか

選んでもらっていました。

私はと言うと・・・

 

(私も悠里君に・・・)

 

洋服を見ながら

考えていました。

すると・・・

 

「みーちゃん、みーちゃん」

「えっ?」

「この洋服、試着してみて?」

 

悠里君が一着の

青を基調とした洋服を持ち

私に試着してみたらと言ってきました。

突然の事だったので驚きましたが

気になる洋服がなかったので

私は試着室に入り

試着してみる事にしました・・・

 

「あ、あの。どうでしょうか・・・?」

 

試着した服に、

着替え終わり悠里君に聞いてみると・・・

 

「可愛いし、凄く似合ってるよ」

「ふぇっ!?///」

「なんて言うか、みーちゃんらしさが

より引き立ってるっていうか・・・」

 

そ、そんな事言われてしまったら

わ、私・・・

 

「き、着替えてきます///」

 

この後、

私は穂乃果とことりに

からかわれましたが

反論ができませんでした・・・

 

「これ3人に・・・」

 

会計を終えた悠里君が

私達に袋を渡してきました。

中身が気になったので見てみると

そこには・・・

 

「あ、あの悠里君。これ・・・」

「・・・うん。見ての通り」

 

中身は悠里君が

選んでくれた洋服でした。

これには穂乃果とことりも

驚いて悠里君を見ていました。

 

「僕からのプレゼント。

着たい時に着てくれると嬉しいかな。

個人的には・・・」

 

悠里君はズルイです。

でも私は、そんな悠里君が・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大好き・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回で、2期第9話は終了です。
なんとも言えない終わり方になって
しまいましたが・・・
次回はオリジナルの話を
執筆しようかなと思ってます。
題して『冬休み編』です。
執筆したかった理由としては、
2期第10話の開始が年明けの話
だったので、冬休み中の話を
執筆したいと思ったからですね。
頑張りますのでよろしくお願いします。

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