俺ガイル短編SS集in炊飯器   作:EX=ZERO

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いっそのこと登場人物全部八幡にしてみた。
書いてて頭おかしくなりそうでした。


八幡「どうせみんな八幡」

 

 

【生徒指導室】

 

八幡「で、比企谷このふざけたレポートはなんなんですかね?」

 

八幡「やっぱりこの内容ダメですか」

 

八幡「これが悪いとは言わない、社会が悪い 当然だ

   ただそれを表沙汰にするなって事だよ」ガシガシッ

 

八幡「はぁ……」

 

八幡「……まあ、俺としては書き直すだけでいいんだけどね

   一応俺も教師なわけで、よってお前には奉仕活動を命じる」

 

八幡「あ、あの比企谷先生、それ拒否権は」

 

八幡「すまんがそんなもんはない」

 

八幡「ですよねー」

 

八幡「ただ気持ちはわかるそ比企谷

   俺だって働きたくない、主夫になりたい、結婚したい……」

 

八幡「あんた教師だろなに言ってんだ」

 

 

―・・・―

 

八幡「よしここだ」

 

八幡「ここって特別棟……ですよね?ここになにが?」

 

八幡「すぐにわかる、比企谷ー入るぞ」ガラッ

 

八幡「っ、比企谷先生できればノックを」ビクッ

 

八幡「なんだ?美少女ラノベでも見てた口か?それよりも、だ」チラッ

 

八幡「後ろにいる目の腐った奴となにか関係が?依頼者ですか?」

 

八幡(それ鏡見て言ってくれませんかね……ん、依頼者?)

 

八幡「腐ってんのはお前もだろ、俺もだけど

   ああ、こいつは比企谷八幡、少し問題があってな

   ここでの奉仕活動と共にこいつの更生を頼みたいところなんだが……」

 

八幡「お断りします、ここはベストプレイス、ぼっちの聖域なんです」

 

八幡「本音は?」

 

八幡「働きたくない」

 

八幡「却下だ、俺だって働きたくないのに

   こうして教師やってんだ我慢してくれ」

 

八幡「あの腐った目の奴とここを共有するんですか……?」

 

八幡(あの、だからそれ鏡見て言ってくれませんかね)

 

八幡「心配ない、彼もまた訓練されたエリートぼっちだ、無論俺もだが」フフン

 

八幡「「・・・。」」

 

八幡「さて、俺もそろそろ別件で失礼させてもらう

   なんたってぼっちだからな、誰も俺の代わりに働いてくれない」グスッ

 

八幡((比企谷先生……))

 

 

―・・・―

 

 

八幡「……ま、座ったらどうだ?」

 

八幡「おっ、おう……」ドサッ

 

八幡「・・・。」

 

八幡「・・・・。」

 

八幡「そういえば、ここって何部なんだ?」

 

八幡「文芸部にでも見えるか?」ペラッ

 

八幡(それ以外に何があるって言うんですかね)

 

八幡「あー、一応ここは奉仕部って名前になってる

   まあ実質やってることはお悩み相談も兼ねた文芸部みたいなもんだが」

 

八幡「奉仕部……」

 

八幡「一応お前を更生させろって事になってるんだが……」ジー

 

八幡「必要あると思うか?」

 

八幡「ないな、ぼっち卒業に導く事ができるなら

   俺は既にトップカーストの仲間入りだ」ペラッ

 

八幡「俺も自分が問題あるとは思ってない

   ぼっちなのが悪いことだと思ってないからな」

 

八幡「というかこの学校にグループなんてあったか?ないよな」ペラッ

 

八幡「そりゃまあ……俺のクラスも朝みたら

   みんなイヤホンつけて寝てたしな」

 

八幡「こっちは昼飯の時は教室が空だったな

   みんなお気に入りのベストプレイスでおひとり様ランチだ」ペラッ

 

八幡(それほんとにおひとり様ランチって言えるんですかね)

 

八幡「・・・。」ニタァ..

 

八幡(うわ、こいつは一体何を読んでんだ、気持ちわ……

   え、あれ?まさかラノベ読んでる俺もあんな顔してんのかもしかして)

 

―トントン

 

八幡(ん?もしかしてさっき言ってた依頼者って奴か?)

 

八幡(ちっ、いいところだったのに)「どうぞ」

 

八幡「し、失礼しまー……げ、比企谷っ、なんでここにっ……」

 

八幡「……誰だ?」

 

八幡「あーはいはい、俺は忘れ去られる存在ですかそうですか

   同じクラスの比企谷八幡だよ、比企谷」

 

八幡「ああ、あの……いやどの比企谷だったか思い出せねえ」

 

八幡「奇遇だな、俺もお前がどの比企谷だったかやっぱり思い出せねえわ」

 

八幡「あーその、比企谷といったか?

   用事があって来たんだろ?」

 

八幡「っとそうだった悪い、ここに来れば

   生徒の要望を聞いてくれるって聞いてな」

 

八幡「聞くだけだがな、聞いたら回れ右して帰れ

   見ての通り俺は忙しいんだ」

 

八幡(どう見ても本読んでるだけだよな

   俺の存在価値はその本以下って事ですかそうですか)

 

八幡「それで相談内容だがどうやったら主夫になれるか、だ」

 

八幡「知ってたらまず俺が試してる、よってこの相談は終了だ」

 

八幡「だよな、スマン邪魔したな」ガラガラ

 

八幡「・・・・。」

 

八幡「とりあえず1件目が終了したな

   今日はもう働きたくない」

 

八幡「あれで終了なのかよ

   でもまあ相談っつったってぼっちの俺達には答えられねえしなあ」

 

八幡「そういうことだ、それにこんなところに依頼するような奴は

   どうせぼっちなんだ、断られたり適当に流されたら大体諦める」ニヤッ

 

八幡「(ニヤケ顔キモッ..)この部活なんか意味あるんですかね?」

 

八幡「比企谷先生に聞いてくれ、俺にはわからん」

 

 

こうして比企谷八幡と比企谷八幡の奉仕部の一日が何事もなく終わった。

 

その後依頼に来た比企谷八幡は実は入学式の頃

比企谷八幡が助けた車にひかれそうになった犬の比企谷八幡の飼い主だったり

その時轢いた車に乗っていたのが実は部長の比企谷八幡だった

その時にお世話になった弁護士の息子が同じクラスの比企谷八幡であったりと

実にさまざまなひと悶着があったとさ。

 

―・・・―

 

雪乃「……で、結局今の話はなんなの?」

 

結衣「昨日見た夢だよ、なんかねーヒッキーがいっぱいいた」ニコニコ

 

雪乃「そう、楽しそうでなによりだわ」ハァ..

 

 

END


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