【前回までのあらすじぃぃぃぃ!!!】
「ふっふっふっふ・・・・・」
「何笑ってんだ、お前?」
「兄弟ィィィ・・・よくぞやってくれた・・・」
「はい???」
「凛ちゃん、真姫ちゃん、花陽ちゃんをよくぞ勧誘してくれたぁぁぁ・・・URYYYYYYYYYYYYY!!!」
「おいおいおい!何、発狂してんだてめぇは!!」
「やべぇよ・・・やべぇよ・・・何がやばいって??そりゃあさぁ、美少女やぞ!美少女3人って、おまっ、やっべぇだろぉぉぉ!!!!」
「(あっ・・・変態スイッチが入った・・・)」
「しかも、それぞれの性格はッ!!元気ハツラツ体育会系女子!クール&ツンデレビューティー!恥ずかしがり屋のお兄ちゃん子!あぁ^~やべぇ!!テンション上がってきたああああ!!」
「外野から見れば、今のお前ほど危ないヤツはいないぞ・・・」
「さ・ら・に!!3人を並べた時のあの姿をぉぉぉ!!見えるか・・・小から大へと続くあの道を!あの道こそ俺の求めたオーバーロード(ver.1年生)!!!!・・・いい!実にいいNA☆GA☆ME!!!」
「(・・・あっ、後ろから殺気が・・・・・)」
「ふふふふ・・・それはまるで、平野から御山になるという過程を表しているかのようではないか!!2年生と比べて見てその差は歴然!スンバアアアアアアアラスィイイイイイイイイイ!!!!!」
「(アワレ、明弘。お前の背後にはすでに・・・・)」
(ポンッ)
「おいおい、兄弟、俺が熱弁しているのに邪魔をするだぁ~???
・・・・あっ」
「ドーモ、明弘=サン。園田 海未デス」
「あ、あ、あ・・・・アイエエエエエエエエエエエエエエ!!?な、な、ウンミチャー!?ナンデェー!??」
「もう一度聞きます・・・今、私の胸のことを何て言いました?」
「す、スンバアラシイィ御山デース、ハイ・・・」
「そうですか・・・・そうですか・・・・・・・
・・・・・ハイクを詠め!!!!!!!!!!」
「あぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
「(今日の練習は止めよう・・・)」
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前略、みなさまへ
ウチのバカが大変お見苦しい姿をお見せしてしまって、大変申し訳ございません。
現在、音ノ木坂(特に屋上)が折檻場と化っしてしまったため、本日のμ’sの練習は中止させていただきます。次回、練習を再開させるつもりなのでご了承ください。
では、次回を楽しみに待っていてください。
うp主より
・・・・・・何、終わらせとるんじゃあああああああああああああ!!!!!!!!
終わってないから、これから始まるから!!900文字も使っておいて、この前置き長いから!!はよ、始めろ!!!
『神(うp主)は言っている、これが運命だと・・・』
うるさい!!!!
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秋葉原。
なんやかんやで、今日の練習は無くなってしまった・・・いや、強制終了なんだけどね・・・
突如発生してしまった、この無駄な時間をどう過ごそうかと悩んでいたところ・・・
そう言えば、あの時食べることができなかったカレーのことを思い出した。
あぁ、花陽ちゃんたちを助けるためにその代価とされてしまったあのカレー。まだ、一度も食したことのない俺にとっては、まさに、数多の海賊たちが求めるワンピースか。いやそれとも、UMAといった未知との遭遇のような胸の高まりを感じている。この数年間の内に身に付けてしまった調理魂がくすぐられるような気分だ。
よし!食べに行くか!!
夕方の時間になると平日でもかなりにぎわうのがこの繁華街のいいところだ。表には、ビシッとしたスーツを着こなすビジネスマンやリュックサックを背負っていたり、紙袋を手に下げる若者たちの姿がこの群衆の大半を占めている。
たくさん買い物をしているんだなぁ~、おっ!あれはいいフィギュアだ!!
・・・いかんいかん、この場の空気に流されるな。自分の欲しいものがちょうど目の前に存在しても無暗やたらに買ってしまっては、自らの財布を痛めてしまうことになりかねん。
今は、食欲のことだけを考えろ・・・物欲などは二の次にしておかなければいけない。
この通りを真っ直ぐに行ったところだったな・・・・
おっ!ここだ、ここだ。
[ キュアメイドカフェ ]
大通りに面した場所ではなく、少し小さめな通りにあるメイドカフェだ。
ガチャポン屋の上の階にあるこの店は、アキバにある他のメイドカフェと比べれば、少し小さめな感じもする。だが、その小ささに負けない内部構造は目を見張るところがある。白い壁に合わせたレンガと木の支柱、こだわりがありそうな木製のテーブルとイス、そして、店の至る所に植えられている緑の植物が良質な癒しの空間を形作っている。今ではもうめずらしいレトロな喫茶店の雰囲気を壊さずにいるのは、すばらしいことだ。こうした場所で飲むコーヒーや紅茶は、また格別なのだろう。
「「「「いらっしゃいませ、ご主人様♡」」」」
エレベーターのドアが開くと同時に聞こえるこの暖かい言葉は男の俺にとっては何とも言えない喜びを感じさせる。いい!
「ご主人様、こちらへどうぞ」
そして案内されたのが、ベランダ近くの席。
窓から見える植物たちは、ここのメイドさんたちによって毎日手入れが施されているという。ううん、なんとも癒される眺めだ・・・・。今日はついている気がする。
「ご注文はいかがなさいますか?」
「それじゃあ、ハーブティーとチャンピオンカツカレーで」
「はい、ご注文承りました♡」
黒の長そでとロングスカートに黒いブーツ、カチューシャも身に付けて、もはや非の打ちどころのない完璧なメイドさん。いいねぇ、こういうのがいいんだよ!
ハヤテに出てくるマリアさんみたいなのがいいんだよ!
ミニスカートにしたり、色をピンクや水色みたいな派手なものよりも、こうしたシンプルな服装と言うのが俺の趣味に合い、心をくすぐられる。色気よりもおもてなしの心を大事にするこの店の姿勢というのは、学ばなければいけない点だと感じている。メイドカフェに限らずに、こうしたおもてなしの心をもっと広く伝えたいものだ。
「お待たせいたしました、ハーブティーです。お入れになる際はこのように茶漉しを御使いください」
マグカップ一式と共に出されたのはティーポットと茶漉し。
メイドさんが入れる手本を見せてくれた。
(コポコポコポ・・・・・)
ん~~~♪カップの中に注ぎ込まれるお茶の流れる音色と共に、すぅーっと透き通るような芳しいハーブ香りが広がっていく。透き通った色と共に俺の心を穏やかにしてくれる。
どれどれ・・・・・・・・・おっ!
ピリッとしたすがすがしいこの感じ、まるでレモンのような味だな。だが、レモンのように口の中を強く痛めつけるような感じではなく、優しく包み込んでくれるようだ。それにお茶がのどを通りぬけると、スッキリとした気分になる。これはちょっとした殺菌効果があるのかな?風邪をひいたときやのどが痛い時にはこうしたお茶は良薬として重宝されるだろうな、歌を歌う俺にとっては必要不可欠になるかも。
ふぅ・・・・いいお茶だ。
ポットの大きさからすると、あともう一杯分は飲めそうだな。これはカレーのあとに飲むとするか。
「お待たせしました。チャンピオンカツカレーでございます」
おお!きたきた!!
これがチャンピオンカツカレーか!
ご飯にカレールーを先に乗せた上に、細かく切ってくれたトンカツに千切りキャベツをトッピングさせ、さらにその上にトンカツソースをかけると言う大胆かつ豪快な盛り付け。
うむむ、メイドカフェなのになんとも男らしい料理なんだ。
おっと、見とれてしまった。早く食べなくては、俺の胃袋が騒ぎ立ててストライキでも起こしそうな勢いで暴れそうだ。
さて、まずはルーからだ・・・・・
・・・・うお!何だこれは!?
濃厚!舌から離れられないほどのこの濃厚なルー!それなのに、しつこくもない!!これは決して、インスタントでは味わえるような品物ではないぞ、正真正銘の自家製カレーだ!!
スプーンでルーの中を詮索させても具が一切見えない、これはつまり、溶けてなくなるまで煮込み続けたということ。味から考えると、玉ねぎ、人参、豚肉かなぁ・・・?そんな、味がするがその他にも隠し味で何かを入れているかもしれない。う~~~ん、これは何なのだろうか???
では、メインのトンカツは・・・・・
・・・・サクッ!?うおおおお!!!サクウマっ!!
カツが!・・・やわらかい!!それに、ソースがかかっているのにサクサク感がまったく無くなっていない!おお、いいぞぉ~これは!!噛めば噛むほど、肉から出てくる旨味が口の中に溶けて広がっていくぞ!肉のウマさが十分に引き立てられている証拠だ!
それをカレーに付けると・・・・・
・・・・おおお!!!なんというハーモニー!!
カツのためのカレー、カレーのためのカツというべきか、どちらのウマさが劣ることが無いばかりか、逆に引き立てられている!敵対視されるかと思ったこの両者は、実は仲良しだったという意外な結末。それは、戦国時代の武田信玄と上杉謙信の関係か、それとも、Zガンダムでのアムロとシャアの関係だろうか?最強と最強が手を握り合っているこの味に敵無と言えるだろう。
しかし、気になるのがこの千切りキャベツだ。
トンカツにはこのキャベツは無くてはならないものであるが、カレーを食べる時には別の皿に入れて、主菜のサラダとして食すのが定番なのだが・・・・カレーと混ぜて食べてみるか・・・・・
・・・・・・な、なにぃ!?
キャベツのシャキシャキ感とカレーの旨味!おお!!今度はシャキウマか!!おお、いいぞ♪なるほどぉ、千切りキャベツにカレーライス・・・そういうのもありか・・・!!また、俺の胃袋に新しい可能性を刻みかけてくれた。これは忘れられん体験になりそうだ。
うぉん!!カツを刺すフォークとカレーをすくうスプーンのスピードが止まらないぞ!!これが人間蒸気機関と言うヤツか!俺の中にある食欲が目の前にある料理を吸いこんでいく!!おおお!!?止まらないぞぉ!!!?
・・・・・ふぅ~・・・完食!うん、ごちそうさまでした。
さて、どうするか・・・・
カレーだけで満足するかと思ったら少し物足りなさを感じる・・・メニューの中に何かないか?
・・・おっ!今日の日替わりケーキは『メイドさんお手製のチーズケーキ』か!うん、それはいいな!!
「すみませーん!」
「はい、お呼びですかご主人様?」
「この日替わりケーキを1つお願いします」
「はい!かしこまりましたご主人様♡」
チーズケーキか・・・そういえば、最近、食べていないなぁ・・・
最後に食べたのはいつだったっけな?
確か、最後に食べたのは・・・・・・
・・・・・ことりの・・・・・
「お待たせしましたご主人様♡ こちら、本日の日替わりケーキのチーズケーキになります!私が愛情たっぷり込めて作りましたので、残さずに食べてください・・・・・・・・ね?」
「あっ・・・・」
噂をすればなんとやら。
そこに立っていたのは他の誰でもない、ことりだった。
「「あっ・・・・」」
少しの間、俺とことりは目と目を合わせていた。
そして、その均衡を先に破ったのは・・・・
「でっ、でっ、でわっ!し、し、失礼いたしましたごゆっくりぃぃぃぃぃぃ!!!」
ことりはそのまま、スタッフルーム(?)の中に入って行ってしまい姿を隠してしまった。
間違いないな・・・あれは、ことりだわ・・・。しかし、何故こんな場所で働いているんだ?
そんなことを考えながら、ことりが作ったであろうチーズケーキを頬張る。
・・・おっ!やっぱり、ことりのチーズケーキは最高だな。
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―――
――――
「「「いってらっしゃいませ、ご主人様♡」」」
会計を済ませて、エレベーターに乗ると店内のメイドさんから暖かい言葉をもらう。最初から最後まで元気をもらえるいい店だなぁ・・・・
入店した時より、声の数が少ないのは、きっとことりのせいだろう・・・・
・・・・さて、いい思いもしたし、帰ろうかな?
あっ!ちょうどいいから、ガチャでもやるか。
何かあるかな・・・・・おっ!これは!!
[ うーぱ ]
おお!!ここにこんなかわいいものがあるとは!!メタルうーぱが出ないかなぁ~♪
(ガチャ!ガタンッ!!)
出てきたのは・・・・・・
・・・・・ブルーうーぱでしたぁ~・・・・残念。
そんなに甘くは無いものね。
でも、かわいいからいっか☆
さて、早く帰らないと・・・・・・
そして、俺は帰路に向かって行くのだった。
(次回へ続く)
どーも、うp主です。
ちょいと忙しかったんで更新が遅くなりやした、サーセン。。。
一度は、食レポみたいなことを書いてみたいなぁという軽い気持ちでやってみたのですが・・・むぅ、言葉にして伝えるのは難しいですねぇ・・・
ゴローちゃん(松重ver)のようにやってみたけど、こんな感じかなぁ?
ふぅ、この文章を書いていたら、お腹が減ってきてしまったようだ・・・
また、チャンカレ食べに行きたいなぁ・・・
食べに行ったのが、TV版が放映される前だったから・・・・高校時代くらいか?俺妹がフィーバーしていたころだから、多分そんくらいだろうな。
なるほど、そんくらい行ってないのかぁ。今度行ってみるか。
今回の曲は
題名にちなんで、TVドラマ『孤独のグルメ』より
久住昌之/『五郎の12PM』
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