蒼明記 ~廻り巡る運命の輪~   作:雷電p

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第27話






機械も人も大切に扱いなさい!

【前回までのあらすじ】

 

 

 

・・・・うp主も印象に残らないほど何も無かった気がします。

 

 

 

(※つまり、真面目すぎということです)

 

 

 

 

蒼一「うおいぃ!!!!!!」

 

 

 

 

 

(※あと、今回は蒼一は出ません。)

 

 

 

 

 

 

蒼一「えええええええええ!!!!!!!!???」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――

――― 

―――― 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと・・・・どっからやるとしましょうか?」

 

 

ほっほっほ、いやぁ~こりゃあいい機材が揃ってるじゃあないかぁ~。お兄さんのテンションがグングン上がっちまうよ~~~↗↗↗

 

え~っと、これがミキサーで、こうするとこういう感じになるのか・・・。そして、これがプレーヤーか。むむっ、CD‐RW対応か!こいつはありがてぇ、使い捨てのCD‐Rを使わずに済むぞ~♪ そして、これが配電盤と照明盤か・・・・どれどれ・・・・・おお!きれいな色が出るじゃん!色や光量からして白熱灯をまだ使用しているんだな?LEDだったらもっときれいにできるのだが・・・・まいっか、今はこのままでもいいと思うし、どういう演出にするのかだってわかってきたしよ!あとは~~~・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのぉ~・・・滝さん?大丈夫ですか???」

 

 

あ!やべ、マジで忘れてたぜ。ここには俺以外にこの2人がいたんだっけ・・・・

 

 

「おおーっと!!すまんすまん、こっちに夢中になっちまった」

「もう、しっかりして下さいよ~。これじゃあ、私たちただのモブですよ~」

「いやいや、そりゃひどいでしょヒデコ・・・」

「そうそう、そんなメメタァ…な話しを出すもんじゃないよ。それにモブ扱いなんてもったいねぇ、かわいい顔をしてるんだからヒロインを目指しちゃってもいいんだぜ?」

「か、かわいいだなんて・・・・も、もう!からかわないでくださいよ~・・・え~っと・・・明弘・・・さんでしたっけ?」

「おう、そうだぜぇ~。これからよろしくな、ヒデコちゃん!そして、フミコちゃん!」

「「は、はい!」」

「そんじゃあ、ちゃちゃぁ~っとやっていきますか~」

 

 

 

 

 

さてと、まずはヒデコちゃんの腕を見せてもらいましょうかねぇ。

 

フミコちゃんをミキサーの前に座らせ、その実力とやらを見物させてもらったぜ。おぉ!音量調節から音質変化まで素早い手付きをしていやがらぁ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・ってあっ!!バーやつまみを激しく動かし過ぎぃ!!

 

 

 

 

「ちょっと!ちょっと!!いかんよ~そんなに乱暴に扱っちゃあ~。壊れちまうぜ?」

「えっ?!そ、そうなんですか?ドラマとかではこういう風に扱っていたのですが・・・」

「それはただの演出だぜぇ・・・本当はやっちゃあいけないやつなんだよ。・・・ちょっと触るぜ?」

 

 

 

 

 

俺は自分の手をバーを摘んでいるヒデコちゃんの手に合わせるように触れた。

 

 

 

 

 

 

「えっ?・・・・ひゃ?!」

「見本を見せてやらんといけないからな、ゆっくりやるぞ・・・・そらっ」

 

 

 

 

 

 

ゆっくり・・・ゆっくりと手を上下させていく。

 

 

 

 

 

「いいか、こういった機械はデリケートな奴なんだ。こういう風に人の肌に触れるように優し~くやるもんだ。後は自分でできるかい?」

「はっ、はいぃ!」

 

 

 

 

 

 

元気に返事をしてくれたが、少し力んでいるようにも聞こえたなぁ。う~ん、大丈夫かな~?

 

 

 

 

 

 

「明弘さ~ん、ヒデコといちゃついてないでこちらにも指示をお願いしますよ~♪」

「お~!わかっt「い、いちゃついてないわ!!!!!!!」・・・・た・・・・」

 

 

 

お、俺の言葉をさえぎって顔を真っ赤にしたヒデコちゃんの叫び声が放送室中に響き渡った。

あぁ^~鼓膜が破れるくらいギンギン響くんじゃあぁ^~

 

 

 

 

 

 

―― 

――― 

―――― 

 

 

 

 

「さ・て・と!これで終いかな~?」

 

 

 

 

 

 

音響よぉ~し! 照明よぉ~し! 舞台よぉ~し!! よし!準備完了だな!!これならいつでも本番は出来るかもしれねぇぜ!!

 

 

 

 

 

「滝さん、お疲れ様です!」

「お~!ヒデコちゃん、お疲れぇ~。機材の扱いは慣れたかい?」

「は、はい!言われたとおりに優しくできるようにしました!!」

「おぉ!そいつぁいいねぇ~♪これなら本番も大丈夫だねぇ~」

「えっ?本番は滝さんがやるんじゃないんですか?」

「ん~・・・それもそうなんだが、今回のライブは音ノ木坂学院のためのライブだと考えているわけで、俺みたいな流れ者が終始やるもんじゃあないと思っているわけさ。音ノ木坂をどうこうするのかは俺がやるんじゃあなくて、キミたち学院生たちなんだ。披露する穂乃果たちの想い、見てくれる人たちの想い、そして、それらを支えるキミたちの想いもあって初めてライブが成功するもんなのだよ。だから、頑張ってくれよ~」

「宗方さんはこのことを知っているんですか?」

「直接は伝えちゃぁいないが、アイツも俺と同じ気持ちだってのはわかる」

「信頼し合っているんですね」

「そうよ!俺とアイツは一心一体!!アイツの思考くらい読み解くなんて簡単なことさ」

 

 

 

そう言い切ると、ヒデコちゃんは笑い出しちまった!

あるぇ~(・3・)?そんなにおかしかったかなぁ~?

 

 

だが、それを見ていたらこっちもおかしくなってきたわ。笑いに答えるようにこちらも笑い飛ばした。

 

 

 

 

 

――

――― 

―――― 

 

 

 

「この後どうするんですか?」

「蒼一んとこに行って様子見かな?」

「わかりました・・・。それじゃあ、こっちの後処理は任せてください!」

「おっ!いいのかい?」

「任せてください!」

 

 

おお~頼もしいねぇ~。穂乃果はどうやってこういう友達を見つけたんだろうな~?不思議だぁ・・・

 

 

「それと・・・・いつでも連絡ができるようにメルアドを教えてもらってもいいですか?」

「それもそうだな・・・明日、ここに来てもすぐに会えるかどうか分からんし・・・まあ、念のためってことで渡しておくぞ?」

 

 

ポケットの中に入れていたメモ帳の切れ端に自分のメルアドを書いて、それを渡した。

 

 

「はい!ありがとうございます!!さっそく連絡させていただきますね!!」

「あはは、慌てなくてもいいんだぜ?・・・・そんじゃ、後は頼むわ・・・」

「はい!」

 

 

 

 

さて、蒼一はどこに行ったのやら・・・・

チラシとか配ってんのか?だとしたら正門近くってとこかな?

 

 

 

 

そんじゃあ、早く行って今日の仕事を終わらせますか~♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(bbbbbb・・・bbbbbb・・・)

 

 

 

 

 

 

ん?携帯のバイブ音か?どれどれ・・・・・

 

 

 

『英子です!先ほどはありがとうございました!!!明日もよろしくお願いいたします!!!』

 

 

 

 

おっ!早速、メールが届いたようだな。それじゃあ、『着信確認!!おう!明日もよろしくな!!』っと、送信!・・・これでよし!!

 

 

 

 

 

さぁ~て、正門へダッシュ!!!

 

 

 

 

 

(次回へ続く)

 

 

 





どうも、うp主です。

最近、仕事で雨に濡れられて辛うじて風邪にならずにいますが、疲労がやばいです・・・。
一瞬、更新が止まるんじゃないかと思いましたが、何とか出来ました。(セフセフ!


今回の話は、初めて明弘をメインとした話を書いてみました。オリキャラだからというのもあるけど、話し方や思考が蒼一と混ざってしまうのが嫌だなぁ~(笑)

明弘の思考リミッターを解除したら解りやすくなるんだろうけど、今はね?今は抑えとこうか?





今回の曲は、

堀江由衣/『スクランブル』

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