蒼明記 ~廻り巡る運命の輪~   作:雷電p

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第150話





言わなくても繋がっているんだよ。

 

 

――明弘がヒデコと遭遇したその日の夜のことだ

 

 

 

 TLLLLLL―――

 

 

 俺のスマホがめずらしく鳴りだした。

 ここ最近、スマホ自体を手にする機会を減らしていたこともあり、こうして鳴りだしているのは何日ぶりの気分だ。俺にコールするスマホに、はいはい、と少しだけ待ってほしいと思いつつ取りに出る。

 

 

「もしもし―――?」

 

 

 ちょいと急ぎで出てしまったから相手が誰なのか分からん。癖と言うかなんとやら、つい確認もせずに出てしまうところが俺にはある。まあそれでも、電話に出たことだけは評価してもらいたいものだ。この数日間、外部からの情報をほぼシャットアウトさせていた俺だからな。

 そして、スマホを耳に当てて相手さんが誰なのか聞こうとすると、

 

 

 

「――もしもし、明弘さんですか?」

 

 

 聞き慣れた声が耳に入り込み、反射的に口を動かしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――洋子?」

 

 

 

 

 

 

 

 

―― 

――― 

―――― 

 

 

 

「もぉ~!! どうして明弘さんは私のメールに返信しないのですか?! あれだけたくさん送ったと言うのに、何の返事も無いだなんて……信じられません!!!」

 

 翌日の明朝。まだ、太陽が昇り始め出した頃の神田明神男坂。俺がここに来て、まず第一声に掛かってきたのがこの怒声だ。まるで、俺が来るのを待っていたかのような仁王立ち――というより、ガイナ立ちを見せつける洋子からとんでもねぇくらいの覇気が……。どうやら、かなり根に持っているようだな、こりゃあ……。

 

 

「わ、悪かったって……ちょっとナイーブな気持ちになっちまってたからつい……」

「ついじゃないでしょー! あなたはどれだけ人を心配させたと思ってるんですかぁ!? それに、あなたみたいなポジティブの塊が急にナイーブになるって何なんです? いつからそんな悲観的な人間になったんですか、あ・な・た・は!!」

「うぉい!! 俺の人としての尊厳をそのままごっそり否定されるような言い方は無いだろ!? 俺にだっておセンチなところがあるんだぜ!?」

「嘘ですね。そんな人が昨日、ヒデコちゃんと2人っきりで喫茶店にいるなんてありえませんよ」

「ひ、ヒデコはたまたま偶然会っただけだし……って、なんでそれを知ってる……?」

「さあ? 多分、明弘さんの行動をずっと見張っていたからじゃないですかねぇ? ここ数日間は家で引き籠っていたようですけど……」

「いやいやいや! なんでそんなところまで見てんの?! やめろよ、それただのストーカーじゃん!!」

「私はただ、明弘さんのことが心配で心配で見ていたんですよ? 逆に感謝して欲しいくらいです!」

「どこをどう感謝すりゃあいいのか、まったく見当がつかんのだが……」

「はぁ……こんなことなら数時間おきにメールなんてする必要はありませんでしたね……」

「本当にストーカーじゃんかぁぁぁぁ!!」

 

 瞳からハイライトが消えかかっているような笑顔がどことなく恐ろしく感じちまった。いま、俺のメール覧を見ようかと考えたが、真実を突き付けられると思うと身が竦んじまうわ。

 何が悲しくって、こんなに監視されんといかんのだ……。まあ、返事をしなかったところは俺に落ち度はあるが、ただそれ以前に問題が山積しているようにも思えるのは気のせいだろうか……?

……ん、この感じどっかで覚えているような……確か、夏に入る前の梅雨の………うっ! あ、頭が……! だめだ、思い出せない…思い出したくない……。

 

 

「というか、なんでこんな朝早くに俺を呼んだんだ? だいたい、この時間にこの場所って……まさか……?」

「ふふんっ♪ どうやらお気付きのようですね」

「いや、待て。洋子は言ったはずだ、事実上解散状態にあるって……。それがどうして……?」

「どうしてもこうしてもじゃありません。そんなに知りたければ、直接聞けばいいじゃないですか、みなさんから―――」

 

 “みなさん”だとっ……!?

 

 瞬間、肌に何かが触れたような感触に身体が震える。それに、よく知っているこの感じ……足音……。それだけでわかっちまうんだよ……!

 

 

「…………!」

 

 びゅん、と風がすり抜ける音がした。と同時に、地面を蹴り上げて迫ってくる何かを捉えると、避ける間もなくそれを受け止めた。

 やわらかく、熱がこもっていて、どこか甘い香りがする―――小さな顔が俺を見上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「弘くん! 弘くん弘くん弘くん、弘くぅ~ん!! 逢いたかったにゃぁー!!」

「おわわっ! り、凛っ?!」

 

 正面から飛び掛かるようにして抱き付いてきた凛。まさか、大胆不敵にもそうした行為に走るとは思ってもみなかったし、そもそもどうしてここに凛がいるのか疑問に感じた。

 

 

「凛ちゃぁ~ん、待ってよぉ~」

「凛! 先に行くんじゃないわよ!」

 

 凛に遅れて数秒後、またしても聞き慣れたその声に反応を示してしまう。見ると、駆け足で近付く花陽とにこの姿が。

 

「花陽! にこ!?」

「あ、明弘さん! 来てくれたんですね!」

「明弘……! 来たのね」

 

 花陽とにこは俺を見るなり、目を丸くさせて声をあげた。凛と花陽は嬉しそうにする一方、にこはやや難しそうに眉をひそめる表情をしていた。

 

「しかし、なんでお前たちがここに……」

 

 そう言い掛けた矢先だった―――

 

 

 

 

 

「――あら、私が先じゃないのね」

 

 階段下からコツコツと足音を立てて昇ってくる。ツンと鋭く自信の籠った声の持ち主は、少し目を細めて嬉しそうに見上げていた。

 

「真姫!」

『真姫ちゃん!』

「―――! 驚いたわね……にこちゃんたちならわかるけど、まさか、明弘もいるなんてね……」

「……それは、どういう意味だよ……?」

「言葉通りよ」

 

 俺の前に腕組んで立つ真姫は、俺を不思議そうな目で見ていた。それに、意味ありげな言葉も……。その真意が何なのか確かめるよりも先に、真姫は境内の方に目をやって声をあげる。

 

 

 

「それより、いつまで隠れているつもりなの―――絵里、希?」

 

 

 すると、建物の影からひょっこりと顔を出す2人が見えたのだ。

 

 

「あらら、バレちゃってたようね」

「むぅ~、バレんように隠れとったのにぃ……やるようなったなぁ、真姫ちゃん♪」

「絵里! 希!?」

「明弘……! やっぱり、来たのね」

「ふふっ、そろそろ来る頃やと思っとったんよ」

 

 絵里は俺を見ると花陽たちと同様の反応をしたが、逆に希は、動揺することは無かった。加えて、俺の行動を読んでいたみたいな笑みをこぼすんだ。いつもと変わらない、掴みどころのないヤツだ。

 

「俺が来るのを待ってた? それは、どういう意味なんだ?」

「くすっ、カードがウチに告げるんよ。“今日ここで明弘に逢える”ってね」

「そんな確証もないのに来たって言うのか?」

「カードの言うことは絶対や。それに、現にここに来とるやん?」

「…………」

 

 そう言われると、返す言葉もない。希がただの気まぐれで言ったとしても、否定なんて出来ない。不本意ではあるが、洋子に呼ばれて来ちまったんだからしょうがない。

 

 ん、いや待て。だとしたら、洋子はこの事を知って……

 脳裏に過った予感を確かめようと、洋子に向きを変えた。

 

 

「なあ、洋子。もしかして、このために俺を呼んだのか?」

「はい、その通りです」

 

 洋子はこの問いにハッキリと答えた。知っていたんだ、彼女たちがここに集まるってことを……! μ’sは事実上解散したはず……だが、ここに集まったってことはつまり……!

 

 

「お前たち、まさかライブを……!?」

 

 一瞬、過ったこと。それは、彼女たちが学校説明会でのライブを行おうとしていると言うことだ。

 そんなバカな!? 彼女たちは、あの時バラバラになったはず……。それでもやるって言うのかよ……!

 

 すると、ここにいる彼女たちは全員が頷いた。自信に満ちた表情で、だ。

 

 

 

「お前たち……。洋子が集めたのか……もう一度集まるように言ったっていうのか?」

 

 そう彼女に問いかけた。ここにいる全員が動くには、誰かの声かけが必要だ。だから俺は、洋子がその役を買って出たのだと思いこんだのだ。だが―――

 

 

 

「いいえ、私は何も言ってませんよ」

「なに?」

 

 洋子は否定したのだ。

 そんなはずはない。彼女たちを動かすには必要になるはずだ、みんなをまとめさせる存在が……。それでつい、絵里の方を向いた。絵里ならば、彼女たちを集結させることは容易いだろうと踏んだからだ。

 けれど、絵里は首を横に振った。

 

 

「違うわ、明弘。私は、私の意志でここに来たのよ」

 

 そして、続けて話した。

 

「私はあの時、穂乃果にこれからどうしたいのかって聞いた時、逃げていたのよ……私。壊れるのが嫌だった……答えを見つけようとしたけど見つからないし、私がやってもまた失敗するんじゃないかって怖かったのよ。だから、穂乃果にならできるんだと思いこんで投げだしていた。けど、穂乃果を追い詰めることになって、辞めてみんなバラバラになってからようやくわかったの。答えは、自分で見つけなくちゃ何も始まらないんだって。だから、私はここに来たの。少し時間が経っちゃったけど、やっと私の答えが出たのよ……。諦めたくない……こんなところで、中途半端のまま終わりたくないの。ライブも、廃校阻止も、μ’sも! 何もかも全部、諦めたくなかったの! 取り戻せるか分からない、うまくできるか分からない、でも! やりのけてみたいのよ!」

 

 目を輝かせ、力の籠った声で言い放った。その言葉から強い意志が感じられる。負けたくない、自分自身に対してそう言い聞かせるような言葉だ。それが、絵里がここに来た理由――いつか見た、頑固な生徒会長の面影は形を変えて表れたかのようにも思えたのだ。

 

 

「ウチもそうやで。誰かに頼られっぱなしも嫌やし、それに、ウチはμ’sが好きなんやで。みんなで同じことに向かって行ける、そんな強いモンが魅力的なんよ。せやから、ウチはここにいる。もう一度、みんなと一緒に同じことをしたいからね」

 

 絵里の隣で微笑み、やさしく告げる希。気持ちを隠さないハッキリとした言葉が彼女の真剣さを滲ませていた。

 

 

「私もね、こんな中途半端なところで終わりたくなかった。この数日間、ずっとココをモヤモヤさせていてね、これでいいのかって悩んでた。それでね、わかったの。私はずっとμ’sでいたい。もっとたくさんのことをしたいって思ってね、居ても立ってもいられなくなったのよ。それに、たったひとりでピアノを弾くのもなんだか寂しくってね」

 

 胸を押さえ、滑らかな言葉で語る真姫は、どこか嬉しそうに見えた。それに、内から燃える闘志のようなものがひしひしと感じられるのだ。

 

 

「にこだって、こんなところで諦められるわけがないじゃない! せっかく、ラブライブに出場できるくらいになったのに、それを諦めるだなんて私が許さないわ! やるなら全力で、最後の最後までやり遂げてみせるの! にこはあきらめが悪い子なんだからね!」

 

 両手を腰に当て、厳とした様子のにこ。誰よりもアイドルが好きで、これまでずっとμ’sのために頑張ってきたにこの強い意志があるようだった。

 

 

「わ、私も、諦めたくなんかありません……! μ’sに入ってからの時間はとっても楽しかったです。ずっと続けられればいいなって思っています。そして、私にとってμ’sはかけがえのないものなんです! だから……だから、諦めたくないんです!!」

 

 弱気な花陽もこの時ばかりはしっかりとした意志を持って答えた。これが自分の答えなんだと、堂々と話す姿は勇ましくさえ見えるのだ。

 

 

「弘くんはどうするの?」

「えっ、何をだ?」

「弘くんはどうしたいのか知りたいにゃぁ」

「お、俺のか……?」

「うん。凛もね、諦めたくないんだよ。せっかく、みんなと楽しい時間を過ごせるのに、それを手放すなんてもったいないにゃあ。凛はね、μ’sのみんなのことが大好きにゃ! かよちんも真姫ちゃんも、それに、弘くんのこともだよ。みんなみんな凛の大切な仲間、友達なんだよ。バラバラなんてなりたくないよ!」

「り、凛……」

 

 

 いまにも泣き崩れそうな、ぐずった声で訴えてきていた。

 ここにいる6人は、みんな自分の意志で来ている。目的や考えはそれぞれ違っていたりするが、その本質はまったく同じ方向にあるんだ。誰も諦めようとは思っちゃいない。抗えるのであれば、抗い続けようとする、そんな意志を感じさせられるんだ。

 失敗もあった。大きな間違いもあった。それでも、すべてをひっくるめて乗り越えていこうとするその意志の強さは本物だ。いつか見せてくれたステージ上の姿のように………

 

 

 

 

「俺は……」

 

 悩む。みんなの気持ちとは裏腹な自分がそこにある。諦めたくない、その意志は俺にはある。けど、それを俺が言ってもいいのだろうか? 大体、こうしてバラバラになった原因を作ったのは俺だ。今更、この意志を示したところでみんなに受け入れてくれるだろうか? それが不安で仕方なかった。

 

 

 そんな時だ。

 

 

 

「なぁ~に、しょぼくれた顔してんのよ」

「に、にこ……!」

 

 俯き様な顔を覗き込むようにして、にこが言ってきたのだ。

 

「アンタまさか、すべて自分のせいだとか思ってるんじゃないでしょうね?」

「そ、それは……」

「バッカじゃないの? そんなのただの自惚れよ、傲慢よ! というか、穂乃果と同じことをやってるのよ、アンタは!」

「ほ、穂乃果と……?」

「そうよ。あの子も自分を追い詰めていたじゃない。結果的にああなったけど、いまのアンタとそう変わらないわよ」

 

 にこに初めて指摘されて我に返った。よくよく考えてみればそうだ。どうしてこうなってしまったのかを改めて振り返ってみればわかることだ。俺たちは目の前で失敗を見ている。なのに、同じことを繰り返してもいいのだろうか……?

 

 

 答えは、NOだ。

 

 

「しっかりしなさいよ、明弘! いまの私たちには、アンタの力が必要なのよ!」

「俺の……?」

「そうよ! アンタがいなかったら他に誰が私たちをまとめるって言うの? 蒼一がいないいま、その相方であるアンタが、RISERの一角であるアンタしかいないのよ!!」

「!!」

 

 にこにどやされ、気付かされる。

 そうだ……そうだったな。つい忘れていたな、俺が何者であるのかを……。

 いままで多くの困難にブチ当たってきたじゃないか。それなのに、“このくらいのこと”で怖気付いちまうなんて俺らしくもないじゃないか。

 

 胸中から湧き上がるものが表れる。なんだ、この胸の高鳴りは……!

 

 

「弘くんっ!」

 

 耳元に直接飛び込んでくるような声を捉えた。見下ろすと、凛が俺の胸元をギュッと掴みながら切ない表情で見上げていたのだ。

 

「凛ね、弘くんにいてもらいたいの! 弘くんがμ’sにいてくれないといやだよ! いっしょに、もう一度いっしょにやろうよ!!」

 

 震わせた声が突き刺さった。触れれば崩れてしまいそうな繊細な様子が、俺に強烈な印象を与えるんだ。なんだ、この気持ちは……? 胸の鼓動が速くなって、強く響かせるんだ。苦しい……こんな気持ちは、初めてかもしれない……。

 

 ふと、顔を見上げて全体を見渡した。誰しもが、覚悟を決めた姿をしている。迷いも、悩む様子もない姿がそこにはあったんだ。もしかしたら……いや、もしかしなくてもこれは、みんなの意志の表れなのだろう。

 

 

『明弘(さん)!!』

 

 みんなの意志が、俺に臨んだ。

 これが、みんなの総意。みんなの覚悟だと言うのであれば、俺は……腹を決めないとだな……。

 

 

 掴む凛の手を離させると、彼女たち全員を見渡し、背筋を伸ばした。必要なのは、覚悟じゃない―――

 

 

 

 

 

「わかった……これがお前たちの総意なんだというのであれば、俺はとことん付き合ってやるさ。てめぇらが最後の最後まで諦めねぇっていうのなら、俺だって最後の終点まで抗ってやろうじゃないか!」

 

 

 

――俺の、意志だ。

 

 

『明弘(さん)……!』

 

 明るい眼差しが降り注がれているようだな。期待と希望に満ちた眼差しが。それを受け止めると、これでよかったんだと、安堵に襲われてしまう。この数日間の内で、一番安心しているのは、多分この一瞬なのだろう。そう思えるようになるのだった。

 

 

「それじゃあ……俺たちがやることは、もうわかってるよな?」

 

 自信で固めた言葉で尋ねると、彼女たちは申し分のない顔を縦に頷かせるのだった。

 

 

 ここからが、俺たちの再スタートだ……!

 

 

 そう自分に言い聞かせ、始め出すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

――

――― 

―――― 

 

 

 

「洋子。ちなみに、海未たちは……」

「ダメです。まったく反応がありません」

「そうか……。なら、無理にでも起こさせるしかないようだな……」

「どうするおつもりで?」

「決まってるだろ。こうなっちまったんだ、もう隠す必要なはないよな?」

「……! ま、まさか……!」

「ああ、全部話すぞ。洋子もついてきてくれ」

「は、はい……!」

 

 

 

 

 

 

 

 ことりの留学まで、あと2日と迫った。

 

 

 

(次回へ続く)

 





どうも、うp主です。

先週の金曜辺りから頭痛が激しくって、ろくに執筆が進まない状態になってました。今回は、何とか、という感じで創り上げました。

アニメ本編とは違った世界線を走っていますが、以前から言うように、今回の話はかなりざっくりとさせるつもりです。長くはやらず、オリジナル展開で終わらせていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。

P.S.
今日はラブライブ三昧おもしろかったです。

さらに、

Aqours4thライブ2日目が当選しました。ドームに行ってきます!

更新速度は早い方が助かりますか?

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  • 遅くても問題ない

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