蒼明記 ~廻り巡る運命の輪~   作:雷電p

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第106話


花陽「夜這いってなんですか?(赤面)」

【前回までのあらすじィィィ!!!】

 

 

 夏合宿2日目。

 俺は新たなPV撮影を行うために内浦に行き、そのロケ地も確保した。 その際に、地元のヤンチャな女の子たちといろいろなことをしてしまったが、まあ問題は無いだろう。

 

 そして、悠々自適な時間を過ごしていた次の瞬間……現実が俺のもとに………

 

 

 そんなこんなで、俺はμ’sのみんなのところに(半ば)強制送還されることになるのであった………

 

 

 

 夜が……(物理的に)降ってくる………ッ!!!

 

 

 

 

―― 

――― 

―――― 

 

 

 

[ 西木野家・別荘 ]

 

 

「はぁぁ……今日は一段と疲れたような気がするなぁ………」

 

 

 風呂にのぼせる寸前まで浸かっていた俺は、凝り堅まった肩を叩きながら廊下を進んでいた。

 こうなった原因として、今日一日の出来事を並べてみるとしよう。

 

 まず、朝っぱらから内浦まで自転車でいきました。

  ↓

 千歌たちと出会いました。

  ↓

 果南とルビィちゃんが溺れかけていたので助けました。

  ↓

 お礼と称したダイヤちゃんと鞠莉ちゃんの2人に迫られる。

  ↓

 真姫が迎え(?)に来る。

  ↓

 帰った瞬間に穂乃果たちに折檻………

 

 

……って、おーい!! どう見ても最後のヤツがかなりヘビー過ぎない!? 今日一番とも言えるくらいに酷い仕打ちをされたよなぁ!!

 

 

 そう、俺が帰ってきた瞬間、穂乃果たちに襲われる事案が浮上した。 そして、そのまま綱で身体を縛られて身動きが取れないまま正座させられると言うね……俺は何の罪に問われたんだよ!? ってツッコミたくなるわ。

 

 んでだ、言い渡された罪状は……勝手にいなくなったこと。 まあ、これはいい。 わかっててやったからな。

 

 次に、地元の女子と仲よくしていたこと……おい、ちょっと待てや。 それくらいは大丈夫だろうが?……っと反論した矢先、全員の眼からハイライトが消えかかったのは一種のトラウマ………

 

 そして最後が、俺の成分が足りなくなったからというモノ………いや知らねぇよ………つうか、俺の成分って何ぞや? 意味がわからん、と一蹴りしたかったのだが、あの場では絶対に言えなかった……だってさ、俺が縛られて動けないでいるのに、俺の成分を不足している彼女たち(通称)にそんなことを言えばどうなることやら………

 あの時のみんなの目付きは異常だった…まるで、暴走してしまった時のような、飢えた狼のような状態だったのさ。 いくらなんでも、夕食前に夏の薄い本のような展開だけは勘弁願いたかった。 アレをガチでやられたら? ふん、3秒で轟沈する自信はある……!!

 何とも不甲斐無いことだが、周りを納得させてしまう自信はあったよ………

 

 

 けど、折檻とは言っても言い訳できる隙があったため何とか切り抜けられた。 そして、話題を一気に明後日の撮影のことに移行させたので、事無くを得ることが出来た。 ほぼ咄嗟のようないい訳であったが、それで切り抜けられたのなら上々と言っておくか。

 

 

 ちなみに、夕食は果南から貰った鯛を調理したのだが、その時初めて凛が魚嫌いであることが判明。 食べさせるのに一苦労したわ。 さすがにガチ目に泣かれそうになったのは焦ったし、また変な殺気も感じたような………いや、振り返らない方がいいな………まだ命は惜しいので………

 

 

 

 

 と言ったような感じで、朝から晩まで神経研ぎ澄まさなければならない1日であった。 それが祟ってからなのだろう、こうして身体の節々が痛くなるのだ。 あぁ、温泉がなければもっと酷かったんだろう……自宅だったら寝る前に湿布とかを貼り付けてそうだな。

 

 ともかく、明日も朝早く起きなきゃだから寝ないと………

 

 

 ん? 俺の部屋から声が………?

 

 

 

 

 俺の部屋に近付くにつれて、聞こえてくる賑やかな声。 これはまた、ことりやら真姫やらがやってきて俺の布団を占領しているのだろうな。 1つ屋根の下に恋人が8人もいるんだ、そんなハプニング確定案件が起こっても別におかしくは無いはずだ。

 けどだな……少しは自重をしてもらわないと………そう溜め息が出てきてしまいそうな状況で、俺は部屋の扉の隙間からなかを覗いてみる。

 

 

 すると、そこにいたのは、意外なことににこと花陽だった!

 

 

「これはまためずらしい……あの2人がやってくるだなんて………」

 

 

 そう思いながら俺は彼女たちの様子を見ていた。

 2人は揃ってパジャマ姿で俺のベッドの上に居座っていた。

 にこが着ているのは、全身がやさしいピンク色のパジャマで、しかもウサギの耳が付きパーカーというけものが大好きなフレンズには堪らないスタイルだ。 それを小柄なにこが着ることによって、その可愛さを倍増させているようにも思える。

 

 花陽はというと、黄色い生地にご飯を持ったお茶碗の小さなイラストが散りばめられた花陽らしいチョイス。 見た目は至ってシンプルな、ボタン留めタイプの上着。 ただ、布越しからでもハッキリと確認することが出来る胸のラインが見る者の視線を集めてしまう。 上に着るモノが少なくなるほど強調されてしまう……ちょっとした兵器ですよ、これ。

 

 そんな小動物のように可愛らしい2人が、俺の布団の上で何かをしている。 見た目はとても微笑ましく感じられるのだが………

 

 

 

 

 

「すんすん……んんんっ~~♪ やっぱり、蒼一の匂いを嗅いでいると落ち着いちゃうわぁ~♪ にこのメンタルケアには欠かせなくなってきちゃうにこ♪」

「にこちゃんの気持ち、分かります! 花陽も蒼一にぃの匂いを嗅いでいると、なんだかホワワァ~ンって空を飛んでいるような感じがして……ちょっと癖になりそうなんです」

 

 

 と口々に俺が寝ている布団に顔を突っ込ませたり、抱きしめて嗅いでいる恋人2人がいるのですが……

 ええぇ……何ウチの恋人たち……どんだけ匂い嗅いじゃうの? 犬なの? 最近の犬でもそんなに執拗に匂いを嗅いだりしないぞ!!

 

 そんな恋人たちの新たな一面を垣間見ることになる中で、引き続き様子を伺うことに………

 

 

 

「ねぇ、花陽。 ずっと見てて気になったんだけど……アンタは兄貴と蒼一、どっちが好きなの?」

「ふぇっ?!! に、にこちゃん!!? ど、どうしてそれを聞いちゃうのぉ!!?」

「いいじゃない別に。 アンタがよく自分の兄貴の話をするからどっちが本命なのか気になっただけよ」

 

 

 奇遇だな、俺も気になっていたんだ。 そこんところを今ここで聞けるとなるとそれはそれでありがたかったりするんだよね。

 

 

「え、えーっとね……どっちかを選べって言われたら、ちょっと分からないかな……だって、花陽はお兄ちゃんのことも蒼一にぃのことも大好きなんだもん。 お兄ちゃんは私が物心ついた時から好きだった。 もちろん、家族としてだよ。 でも、花陽が初めて本当に好きになって、勇気を振り絞って告白したのは蒼一にぃだけ……お兄ちゃんと比べたら時間は短いけど、でも、お兄ちゃんに負けないくらい蒼一にぃのことが大好きなの! だからごめんねにこちゃん、こうした答えしかできなくって……」

「花陽………」

 

 

 影ながらに聞いていた俺も思わず身体を震わせてしまう。 そうだったのか…花陽は俺のことをそんなに大切に思っていてくれたんだな。 実の兄である智成さんとでは、張り合えるほど花陽のことを愛でてあげられていない。 それでも、花陽は俺との恋人としての結びつきを大事にしてくれている。それを知れたことだけでもありがたかった。

 もっと応えてやりたい。 花陽が望んでいることを出来るだけ行っていきたいとそう思い続けるのだった。

 

 

 

「……ううん、いいわよそれで。 花陽がどれほどまでに蒼一のことを愛しているのかが、じんじん伝わってきたわ……」

「ほ、ほんとっ?!」

「ええ、嘘じゃないわよ。 胸を大きく張りなさい。 アンタも蒼一の心を支えてあげられるくらいの想いが詰まってるわよ♪」

「……うん! 私、がんばるね!!」

 

 

 花陽が俺のことを愛している気持ちか………ふっ、フライングかもしれないが、その気持ちちゃんと受け取ったからな。 そして、その分の愛情を注いであげるから……そう心に思い描くのだった。

 

 

 

 

「それじゃあ、花陽のために、にこがいいテクニックを教えてあげるわ!」

「て、テクニック? な、何だろう……とても気になります!」

「よし、いい返事ね。 それじゃあ、教えてあげるわ…それはね…………夜這いよ♪」

「よ、夜這い……!!?」

 

 

 な、何を言っとるんじゃぁぁぁ!!?

 さっきのとてもいい話だったなぁ~感があったのに、何故急にナイトでディープな話をしちゃってるんだよ?!

 

小さく飛び出た可愛らしい上唇をぺロリと舐めるにこ。 ああしてみせる時のにこは、かなり気持ちが高揚していると言うか、発情していると言うか………ともかく、正常ではない。

 そんなにこに対面する花陽は、にこの言葉に頬を赤らめさせて、今にも沸騰しかねない状態だ。 ん、花陽があんな反応するってことは……まさか、その意味を知っているのか……?……ちょっとその単語はどこで覚えてきたのかな? お義兄さん的には、とても気になってしまうぞ……?

 

 

「よ、夜這いって……に、にこちゃん…もしかして……」

「そうよ、花陽も立派な女なのだから、蒼一を満足させられるようにしないといけないわよ」

「そ、そう……なの……? う、うん…! 私も蒼一にぃのために頑張ります…!」

 

 

 いやいやいや、頑張らなくていいから! 花陽はそのままでいいから!! ピュアでいて、俺の純粋な天使でいてくれよ!!

 

 扉越しから見ているだけでは、埒が明かなくなくなってきている! まずいな、これは出ていかないと……!

 

 

 

「それじゃあ、まずは……蒼一のことを想いながらココを弄りだして………」

 

「アウトォォォォォォォォ!!!!!!!」

 

「蒼一ッ?!!」「蒼一にぃ!!?」

 

 

 さすがに、にこがその行為に走ろうとしたことには、ストップをかけざるを得なかった。 だってさ、弄るってお前……その…ある意味マズイので……この状況下においてそこまで行くとマズイのでェェェ!!!

 

 

「に、にこォ!! お前は何をしようとしているんじゃあァァァ!!!?」

「何って、見れば分かるでしょ…ナニをしようとしただけよ?」

「何でそこの文字表記を漢字からカタカナに変換させたの?! どう見ても、いかがわしさしか感じられんのだが!?」

「何を言ってるのよ! いかがわしくやってるからに決まってるじゃない!!」

「隠す気が微塵も存在しないんだなお前は!!!」

 

 

 何と言うことでしょう…にこヤツは、故意にそういうことをしようとしていやがったと言うのだ。 おいおい、俺の部屋に来てそんなことを仕出かそうとはどういうことだよ? それに、純粋な花陽に悪影響を及ぼそうだなんて断じて許さんぞ!!

 

 

「というか、お前たちはもう帰れよ。 さっさと寝て明日に備えろよ……」

「イヤよ! 今日は蒼一と一緒に寝るんだからね!」

「いつからそう言う約束が出来上がったんだ? 俺はまったく知らんのだが?」

「安心して、それは私たちの間でちゃんと取り決めをしているにこ♪ そして、今日はにこたちの番なのよ♪」

「いつの間にか、先発ローテーションを組まれているってどういうことよ!?俺はお前たちの管理下にあったと言うのか?!」

 

 

 今暴かれた衝撃の事実に愕然と仕掛けている中、にこは親指を突き立てる。 しかも、いい笑顔でな!! 満面のいいドヤ顔でハッキリと言われるとなると、怒ろうにも怒り難い………!!

 

 すると、服の袖を引っ張られるような感覚を抱いたので振り向いてみると、そこには切なそうに見つめる花陽の姿が……! クリッとした真ん丸とした瞳が、下の方から上目遣いで見上げてくるので、かなり心に来るモノがあった。

 

 

「蒼一にぃは……花陽といるのがイヤなんですか………?」

 

 

 うぐぐ……そ、そんなことを言われると……断りきれない!! その何も知らない純粋無垢な瞳が、俺の汚い心を洗い流すかのように引き込まれてしまいそうだ!

 

 

「そ、そんなことは……ないぞ……」

「それじゃあ、にこたちはここにいてもいいと言うことよね?」

「くっ……し、仕方ない………」

「「やったぁ~♪♪」」

 

 

……何だろう、この圧倒的な敗北感は……勝負事とか、賭けで大損したかのようなこの敗者の感じは……多分あれだ、またしても自我に負けてしまったと言うことなのだろう。 そうでもなければ、こうも安々と受け入れるようなことはしないはず………多分。

 

 

 

「はぁ……それで、お前たちは何するためにここに?」

「それは決まってるでしょ、夜這いをしに来たのよ。 夜這い♪」

「……普通、一般的な女子高生がそんな生き生きとした声で口にするような単語じゃねぇよ……」

「そんなのどうだっていいわよ! 問題なのは、私がシたいかシたくないかのことなんだから!」

「もっとそれ以上に大きな問題を抱えているようにしか見えねぇよ!」

 

 

 もうにこの口から出てくる言葉が、威厳とか風格とかそうしたモノが一切感じられなくなり、ちょっと危ない路線に片足を突っ込んだ感じになっていることに俺は何とも言えない気持ちになる。 ことりといい、真姫といい、俺の周りにはロクな女子高生がいない。 ましてや、これらすべてが俺の恋人なんだと言うことに、当事者でありながらも驚きを隠せない。 俺はこんな子に育てた覚えはねぇ!!

 

 

「それよりもさ、お前たちは夜這いのやり方って知っているのか?」

「……も、もちろんよ! に、にこを誰だと思っているのよ!!」

 

 

 明るさまにキョドってる……コイツ、言い出しっぺのくせしてまったく知らないと言うことなのだろうか? まるで、覚えたての新しい単語を使いたがる小学生みたいな感覚だなぁ。

 

 

「ちなみに、花陽は?」

「わ、わたしっ!? い、いえ…花陽はそれをまったく知らなくって……どういう意味なのかさっぱりだよぉ……」

 

 

 とまあ、こんな感じに可愛らしく無知を示してくれている。 けど、顔を逸らすことや顔を赤らめるその仕草を見る限りでは、まったくの無知ではなさそうだ。 何かしらの知識は身に付けているようにも考えられた。

 

 

……ちょっと弄ってみるか………

 

 

 

「なあ、にこ。 花陽がこう言ってるんだけどさ……その、夜這いってどうやるのかの手本をお願いしたいんだけど……?」

「ええっ?! に、にこがお手本を!!?」

 

 

 おーお、すごくビビっていやがる。 あの感じからだと、本当に知らなかったりするんだろうな……知ったかってよくないと思う。

 

 

「にこちゃん! よろしくお願いします!!」

「花陽まで!?」

 

 

 おや、これは意外だ。 まさか、花陽が追い打ちをかけてくるとは……この展開には驚いてしまったが、これによってにこに逃げ道が無くなったことを表していた。 さてどうするかな……?

 

 

「しょ、しょうがないわね~! 夜這いのプロである、このにこが手とり足とり教えてあげるわ……!」

「は、はいっ!!」

 

 

 フフッ、すごく声が上ずっていやがる。 無理してやろうとするからこうなるんだ。 まあ、御手並み拝見と行きますか……

 

 

「ま、まずはね……そ、蒼一、こっちにきなさい」

 

 

 動揺していることを隠そうと取り繕うとしながら、ベッドをポンと叩いて俺を呼ぶ。 俺は平静を装いつつにこの言うとおりに、にこの隣に座る。 そこから何が行われるのかを待つのだが、当の本人は赤面したまま俯いて硬直していた。 緊張しているのだろう。 何も言わなくても分かりやすいことだった。

 

 多分、あれだ。 言ってみたはいいものの、その後のことを考えていなかったというヤツなんだろう。 そうでなければ、いつも積極的に行動するにこを見てて違和感しか抱かない。 要はあれだ、花陽にいいとこを見せようと見栄を張ったのだろうな。 実ににこらしいが、問題点なんだよなぁ……

 

 

「なあ、にこ」

「……ッ! な、何よ……!?」

 

 

 それで俺は、にこに声をかけてしまう。 その声を耳にしたからか、思わずにこは上ずった声をあげてしまう。 決して、痺れを切らしたわけではない。 少し面白半分で突っついてみたくなったのだ。 そして、場合によっては………

 

 

「いつまで待たせるのかな? 俺はいつでも待っているのだけど?」

「えっ? い、いや……わ、わかってるわよ! 言われなくても、すぐににこの魅力でメロメロにしてあげちゃうんだからぁー!!」

 

 

 何か吹っ切れたように声を張り上げて気合いを入れて直しているようだ。 けど、俺から見ればそれはただの空元気のようなものだ。 戸惑っている気持ちを隠し切れていないのだ。 それなのに、にこは俺の膝の上に馬乗りして目線を合わせようとする。

 それをいよいよ始まるのかと考えているだろう花陽は、興味津津に目を輝かせていた。

 

 お互いに顔をジッと向かい合わせる。

 俺はこのまま見つめ続け逢うことに問題はないのだが、にこがな………花陽以上に赤面したままで何もしてこないのだ。 さすがに行動を示せよと、ツッコミたくなる。

 けど、俺の膝の上にちょこんと座るにこを見ていると、どうしてもそのままにしたくなってしまう。 まるで人形のような姿にも見えなくもないし、とても軽い。 何より愛くるしい。 小さい身体で無理に背伸びしようとするその健気な姿に見とれてしまいがちになる。 これが俺よりも1つ下なんだと言われても、未だに信じがたいことのように思える。

 俺はロリコンではないが、こうした小さい子を愛でることが好きなので、ついつい甘くしてしまう。 ちょっと、犯罪的なんだよな。

 

 そんなことを見つめ合いながらじっくり考えているのだが、当のにこからの反応は無い。 と言うか、フリーズしてるんじゃね? そんなことさえ考えてしまう。

 

 

 

 仕方が無いので、さっきから”受け”の立場にいたのを変えて、今度は”攻め”に転換させてもらうことにする。 これでどんな反応が見れるのかが楽しみだな♪

 

 とりあえず、体制を変えることから始めるとして……まずは、にこの身体を抱きしめてと………

 

 

「ひゃっ?! そ、蒼一何するのよ!!?」

「何をって……今から始めるんだよ……夜這いを……」

「ふえっ……!?」

 

 

 俺のその言葉に驚いたのか、にこは素っ頓狂な声をあげながら軽く持ちあげられる。 そして、にこをそのままベッドの上に押し倒させる。 仰向けになったにこはあまりにも突然過ぎたのだろうか、何の抵抗も反応も示すことなく、ただその無垢な身体を俺の前につきだすこととなった。

 

 

「いやっ……ちょ、ちょっとまって………! ま、まだ心の準備が………」

「さっきは俺のことを散々弄ったんだから、それなりに覚悟してもらわないとな………」

 

 

 にこの制止を振り切って、にこの身体を覆い被さるように四つん這いとなる。 その中で、にこは怯えるように身体を縮込ませてしまう。 まるで、狩る者に追い込まれる獲物のようだ。 そんな姿を見せられては襲わずにはいられない、そんな衝動に駆られてしまう。

 

 すぐに、身体が行動し始める。

 樫の木のような身体を倒して、紅葉のような細い身体に重ね合わせる。 逃げ場など無い、ただ狩る者に主導権を渡されるとても簡単なことだ。 それを呆然と見つめる彼女の肌に触れる。

 

 

「あっ――――んっ~~~~!!」

 

 

 伸びた指先が服の中に忍び込み、にこの太ももを捉える。 白く透き通った肌にこの手を添えると、口から愛らしい声が漏れは始める。 そのまま手を回すように動かし、肌をなめるように擦り出すと、声を出すことを我慢する甲高い唸りを上げる。

 

 すると、触れているところが徐々に熱くなり始める。 熱を帯びてきたことが容易に感じられたのだ。

 

 

「身体が熱くなってきたな……もしかして、気持ちがよかったかな………?」

「そ、そんなこと……んっ……! ひゃぁぁっ……!!」

 

 

 少し意地悪するように耳元で囁くと、それをすぐに否定するように声を被そうとする。 けど、口は嘘をついても身体は正直だ。 スルスルとこの手をお尻に近付けさせると、我慢していただろう声を一気に漏らしてしまう。 そして、漏らしてしまったことを恥と思ったのか、顔にさくらんぼのような赤いチークが掛かり出したのだ。

 

 

「もしかして……にこはお尻が好きなのかな……?」

「ちょっ…!! それはだめっ! さ、さわっちゃ……ひゃうん…!」

 

 

 お尻の一番やわらかい部分を鷲掴みすると、蕩けてしまいそうな甘い嬌声を吐く。 どうやらここが一番敏感だったらしく、触れた直後、にこの身体がビクンと痙攣するかのように震えだした。 俺はそのままお尻を集中的に攻め立てる。 触れては攻めの繰り返しを続けていくと、にこの強張った顔面は一気に崩れ出す。 つい先程まで、優勢を見せていた表情は、今では見る影もないほどに蕩け出していた。

 真っ赤に染め上がった顔から熱の籠った甘い吐息が逐一俺の顔に吹き掛かる。 にこがどのくらいまで興奮仕上がっているのかを肌でも感じられるようになっていた。

 

 完全に出来上がったことを見てとると、にこのお尻を掴んでいた手をパンツの中から抜き出す。 むわっと蒸れるような熱を帯びながら、この手をこれ見ようがしに言葉にして責め立てる。

 

 

「ほら、にこ。 分かるか? この熱い手を…? にこのお尻を触っただけでこんなに熱くなってしまったよ……」

「ひ…ひやっ……い、言わないで…! は、恥ずかしいわよぉ………/////」

 

 

 蒸れた手をにこに近付けると、それを見るのを嫌がるように顔をフードで隠してしまう。 とても恥ずかしそうにしている様子と、フードに付いたウサギの耳とのギャップが思った以上に面白く、またとても可愛らしかった。

 こうして見ると、本当にウサギのように見えてくる。 となると、さしずめ俺は野獣(ビースト)ということか。 狩られる寸前にまで追い込まれたウサギとそれを捉える獣。 抵抗する術すら忘れるほど怯えて、身体を委縮してしまう。 なのに、この身体は襲われることを悦んでいる。 今もじわじわと身体を擦り寄せていく行為やこちらに熱望する眼差しを送ってくるのがその証拠だ。

 

 

「嫌がっている割に、結構自分から求めてくるじゃないか……」

「そ、そうじゃなくて……! わ、私はただ………」

「いいんだよ、別に。 にこも結構溜まっていたんじゃないのか、俺とこうしたことが出来なくって……?」

「そ、それは……!」

「違わないだろう? いつも自分から誘ってくるにこなんだからそれくらいわかるさ……」

 

 

 誘惑をかけるような、甘く深い言葉でにこの心に触れていく。 すると、囁いたその言葉に反応するかのように、身体をビクつかせた。

 

 

「さあ、にこは何をしてほしいのかな………?」

 

 

「に、にこは………にこは蒼一にもっと構ってもらいたいの!! そして、もっともーっとにこのことを愛して欲しいのよ!!!」

「……わかった……」

 

 

 その言葉が来るのを待っていた――――

 俺はもう一度身体をにこに重ね合わせて密着し合わせる。 そして、そのままの勢いで、甘い吐息を漏らす唇に口付けをする。

 

 

『んっ! んんっ!! ちゅっ――――ちゅくっ―――ちゅる―――――んちゅっ―――――!』

 

 

 重ね合わさる2つの肉弁。 蕾のように小さな唇が執拗に突いてくると、そこから蛇のような舌を俺の口の中に滑り込ませる。

 舌が軽やかな動きをして舞っている。 まるで、舌同士が口の中でダンスをしているようだ。 2人の呼吸が合わさって初めて回り出し、思った通りに動くことで幾分もの快楽を得るのだ。 それが止められなく、何度も何度も舌を交じらせてしまうのだ。

 

 

『ちゅっ――――ちゅくっ―――――ぴちゃ――――ぴちゅっ―――――んんっ―――!!』

 

 

 口から透明の唾液が零れ落ち始める。 互いの口の中で生成される唾液が滝のように流れ出てくる。 そんな口同士を互いに何の問題もなく交じらせ、唾液を交換するようなことになる。

 唾液が跳ね上がり、イヤらしい音を出す。 もう、この行為だけでも頭が沸騰してしまいそうになる。 でも、止められない……こうした交わりが癖になってしまうのだ。 もはや、自制することさえままならない状態であるばかりか、それ以上にモノ足りなささえも感じだしていたのだ。

 

 

「にこっ……!」

「そ、そういちっ………ひゃん……!」

 

 

 俺はにこの上着の裾から手を入れ始め、スベスベの肌をなぞるように上へと昇っていく。 そして、中腹辺りにぶつかる頂に手が止まる。 少し小ぶりであるが、ちゃんとしたやわらかさを秘めた罪の果実がこの手の中に納まっている。

 控えめであるがふっくらとしたやわらかさを持つこの胸に、俺の手が執拗に触れ出す。

 

 

「んっ――――んあっ――――や、やさしくっ――――やさしく触ってよ―――ね―――――?」

 

 

 蕩けた表情を見せるにこは甘えた声で懇願してきた。 どうやらこの胸の辺りがとても敏感なようだ。 それがわかったとなると、俺はその言葉を無視して一気に激しく弄くり回す。

 

 

「んひゃあっ!? な、何するっ―――のよっ―――! ひゃんっ! そこはっ――――とっても―――弱いんだから――――!! そ、そんなに―――弄らない―――でぇぇ!!! ひやああああああんっ♡」

 

 

 小さな果実を撫で回し、喰らい付くように揉みしだくと、張り上げるような嬌声を上げて絶頂する。 これまで見てきた中でも1,2を争うくらいの絶頂ぷりで、身体中からたくさんの汗を滴らせていた。

 

 

「も、もう……らめぇ……にこ……からだがとろけちゃいしょう………」

 

 

 あまりにも蕩けすぎたため、呂律も回らなくなっている。 けど、それでもとても満足し切った表情を見せてくるので、問題なさそうにそのまま寝かせた。

 

 

 

 

 さて次は、と振り返ってみると、花陽が顔を火照らせてこちらを凝視していた。 さっきからずっと、俺たちの行為を見続けていたのだろう、少々アダルティな雰囲気を感じさせていた。

 

 

「そ、そういちにぃ………」

 

 

 とても切なさそうにこちらに声をかけてくるので、どうしたのかを尋ねだした。

 

 

「あ、あのね……蒼一にぃとにこちゃんがシているところを見てたら、ココがじんじん熱くなってきちゃって………それで、触っちゃったらとっても気持ち良くって………その……イっちゃいました………」

「………っ?!!」

 

 

 え……? イっちゃったって……もしかして………

 まさかと思いつつ花陽の下半身を見てみると、じんわりと濡らしているのが明らかだった。 俺たちが大人の行為をしている間に、花陽は大人の領域にまっしぐらしてしまったというわけなのだ!

 

 

 

「ご、ごめんなさい……花陽、蒼一にぃたちがやっているのがガマンできなくって……つい、ヤってしまいました……! 花陽は……花陽は………」

「花陽……」

「そ、蒼一にぃ……?!」

 

 

 花陽は申し訳なさそうに涙を滲ませていた。

 けど俺は、何事も無かったかのように彼女を抱きしめた。 怯える小鹿のようにしている彼女を落ち着かせるように、やさしく撫でてあげるのだ。

 

 

「いいんだよ、花陽。 花陽も1人でシたくなっちゃうくらいに寂しかったんだろう? 待たせちゃってすまなかったな………」

「そ、そんな……蒼一にぃが謝ることなんて………それに、私のせいでベッドをこんなに濡らしちゃって………」

「構わないさ、そんなのすぐに取り換えてしまえば……そんなことよりも、花陽の寂しい気持ちを慰めてあげないとな……」

「そ、蒼一にぃ……うん………」

 

 

 そうすると、花陽は俺のもとに寄ってきてはすぐに抱き締め始める。 とても我慢し続けていたのだろう、その反応からして見ても彼女がどれだけ俺のことを求めていたのかがよく分かる。

 俺は、彼女の頬を一撫ですると、囁くような声をかける。

 

 

「花陽……花陽が満足できるまで、たくさんさせてもらうよ………」

「……うん…! 来て、蒼一にぃ……私とたくさんシてください………!」

 

 

 それが口火となって互いの身体を繋ぎ合わせる。 互いの想いをこじ開けるように唇を交わし出す。

 

 

 

『んちゅっ―――――ちゅっ――――ちゅる―――――んんっ―――――』

 

 

 おちょぼ口のような小さい唇と重ね合わせる。 少し触れただけで、そのもっちりとした弾力が唇に感じさせる。 それに、口融けるような甘い味。 やさしく、包み込まれてしまいそうになるようなその口付けが癖になり掛かる。

 

 

『ちゅぅ――――んちゅっ、ちゅるるる――――ちゅぱっ―――――』

 

 

 液体が弾くようなイヤらしい音が反響する。 積極的な吸い付きが俺の口を呑みこもうとする。 控えめな花陽がこの時だけやけに積極的になろうとし、それだけでなく、抱きしめる俺すらも圧倒させてしまうような吸い付きを見せてくる。

 

 

「は、はなようっ……!!」

「そういちにぃ……そういちにぃ……そういちにぃ………ひゃぁん!! だめ……わたし、もう………!」

 

 

 とろんと垂れ下げた目で俺を見つめる花陽。 蕩ける口からは嬌声を上げ、身体中から甘く、大人びた匂いを醸し出す。 エロティックだ。 無垢な少女を覆っていた殻から飛び出す大人の姿。 それこそ、この行為をしている中で見せるもう1人の花陽。 列記とした1人の女性となり変わった花陽なのだ。

 そんな彼女に俺の心は騒ぎ立てる。 悦びが身体中を駆け巡った。 じんじんと湧き上がるこの気持ちを抑えるなどもはや不要。 義妹としてでなく俺の彼女としての振る舞いをさせてもらう。

 

 

「花陽……お前を……喰わせてもらうぞ………」

「……!! うん……! 食べて、蒼一にぃ! 私の全部を味わって………!!」

 

 

 

 その言葉が発せられると、花陽の着ている服のボタンを外し出す。 1つひとつを乱暴に外していくと、薄い布で覆われる2つの果実を曝け出す。 見るからにはち切れそうなその大きさに思わず息を呑む。

 

 

「開けるぞ………?」

「うん………//////」

 

 

 赤面させながら俺からの侵入を了承する花陽。 そしてこの手は、あどけない果実に手を伸ばし、そのベールを剥がした。

 

 

「おぉ………」

 

 

 剥がして現れたその純白な果実に思わず感嘆の声が漏れる。 たわわに実った桃のような胸。 綺麗に整われた丸は、少し揺れるだけでかなりの弾力で揺れ出す。 そして、その先端に付き出た桜色の突起物が全体の美貌を強調させていた。

 

 

「綺麗だよ、花陽………」

「そ、そう言われちゃうと、恥ずかしいよぉぉ………//////」

 

 

 顔を覆い隠したくなるほど恥ずかしそうにするが、何故か嬉しそうに表情をかなり緩ませているのだった。 かわいい。 まさに、その一言しか出てこなかった。

 そんな彼女の胸に手をかける。 すると、少し力を加えて握り出すと、指が胸の肉に埋もれてしまいそうになるのだ! さらに、崩れた形を元に戻そうと強い弾力を感じる。 明らかに今の俺では手に余るモノである。 だからと言って、諦めるようなことでもない。 花陽はすでに俺の彼女であるのだから、このくらいのことで躊躇することなどどこにもないのだ。 ダメならば、喰い破るほかないのだ……!

 

 

「ひゃぁん……!! そ、そういちにぃ……つ、つよい……!」

「ちょっと、我慢してくれよ……」

 

 

 今度は両手を使って2つの果実を強く掴み出す。 少し痛くなるかもしれないが、花陽には我慢してもらいたい。 そうでなければ、俺は一生コレをうまく扱うことが出来なくなるだろう。 そんな思いを秘めながら俺は、ひたすら大きな果実と対峙する。

 

 

「ひゃぁ……んっ! ひゃぁ、あぁん!! んんっ……! あっ、んっ! もっ……やぁぁ……♡」

 

 

 肉々しいほどの肉厚な胸を触れる。 揉んでは放し、揉んでは放しを繰り返し、掴んで上下左右へと弄くり回す。 その度に、花陽の口からは数々の艶めいた言葉が羅列する。 だが、まだ自分を解放しきれてないのか、やや声を抑え気味となっていた。 もっと、激しくやらねばならないのかと思うと、力を強めだす。

 

 

「あぁぁん!! だ、だめぇっ!! そ、そんなに揉んじゃっ……!! ひっ、ひゃあぁぁ!! わ、わたし、おかしくっ!!」

 

 

 指にかける力を強め出してから、花陽の声質が甘くイヤらしいモノへと変わり出していった。 揉んだらすぐに形が戻るのなら、戻るよりも早く揉みしだくようにして、神経を掻き立たさせた。 そして、今の形さえも崩してしまうような気持ちも込めて揉みしだくのだ。

 

 

「これならどうだ、花陽……この方がいいんじゃないのか……!」

「ひゃっ、ひゃぁい! こ、こにょほうがっ! わらひにとっても、しゅごくひいでしゅっ……ひやぁぁああん♡♡♡」

 

 

 力一杯、けど痛ませないという繊細なさじ加減を測りながら揉み続けると、今まで見たこともないほどに蕩け出した花陽が姿を露わにし出した。 ビクンビクンと身体を震わせているのに、声を高らかにあげて悦ぶ姿は、今までの面影とはまったくの別モノとなってしまった。

 それでも、花陽は俺のことを変わらず求めていて、寂しくなった口を俺の口付けで潤していた。

 

 

「それじゃあ……これでいくぞ……!」

「ひゃい! お願いします……! わらひを……はなよを……そういちにぃのかのじょとしてのあかしを……!!」

 

 

 お互いの気持ちが絶頂に達しようとしたこの瞬間、肉を揉みしだいていたこの指を桜色の突起物に据え変える。 そして、グイッと力一杯掴み上げた。

 

 

「ひゃっ、あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁん♡♡♡」

 

 

 

 花陽は、今までに見たこともないほどに、淫らで活き活きとした喘ぎ声を叫び上げたのだった――――――

 

 

 

 

 

 

――

――― 

―――― 

 

 

 

「んっ、そういちぃ~もっとしてほしいにこ~♪」

「いやですぅ、花陽もまだしてほしいんですぅ♪」

 

 

 2人に対して強い行為を押し進めた後、俺は寝ようとして身体を横にしていた。 だが、そこに2人が両隣りにやってきては、積極的にアプローチをかけてくるようになった。

 

 にこは、あまく蕩けちゃいそうな口付けと言葉で。 花陽は、罪な肉体と酔いつぶしてしまいそうな芳醇な香りで俺を誘惑しに来ているのだ。

 彼女たちをこうさせてしまったのは、何を言わそうこの俺なのだが、一体どうしたらよいのかまったく見当もつかなくなってきた………あぁ、頭が痛い………

 

 

「もぉ~恥ずかしがってないで、にこともっとイイことしましょうよぉ~♪」

「花陽の身体をもっと触ってくれてもいいんですよ? 私で蒼一にぃを満足させてみせます♪」

 

 

 あー……まったく埒が明かないことに頭が働かなくなってきた………仕方ない、いっそのこと………!

 

 

 

 

 

「にこ! 花陽!」

 

 

「えっ? んっ―――!?」

「ふえっ? んんっ――――?!」

 

 

 不意を突いて、2人に口付けを交わした。 それがあまりにも唐突だったみたいで、2人ともしばらく硬直したままだった。

 

 そして、そんな2人を前に俺は腹を決めた!

 

 

 

 

「それじゃあ……今から2人のその欲求を満たすまで、ずぅ~~~~っと弄ぼうか………?」

「「え゛っ?!!!」」

「いいかな? 拒否権はないぞ………?」

「「は、はい………♡♡」」

 

 

 

 

 そこからというもの、お互いがぶっ倒れるまで、行為を行い続けることとなる。 熱と汗が吹き出し、喘ぎ声と嬌声が混ざり合った夜は、熱帯夜よりも情熱的な夜だったと言う―――――――

 

 

(次回へ続く)




ドウモ、うp主です。


自分でも何を書いているのか途中で分からなくなった症候群に陥っています……()


次回もこんな感じらしいです……(なーげーやーりー


今回の曲は、

TVアニメ『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』より
神前美月、寿日和、桐谷雪那/『BINKAN♡あてんしょん』

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